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愛と時効。神様〜私をお許しください。

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  • 1:

    ひとみ

    2月22日。火曜日。ゆうちゃんに「別れて」って言われた。

    2006-03-02 17:38:00
  • 108:

    ひとみ

    夏になればよく来ていたが悠斗が連れてきてくれた所はちょっとした隠れスポットみたいな所やった。

    2006-03-03 06:23:00
  • 109:

    ひとみ

    「ここはな、俺も誰にも教えてない場所やねん。一人でな、悩んでるときとか辛い事あった時とか、ようここ来ててんで。」悠斗は真っすぐ前に広がる海を見ながら話を続けた。

    2006-03-03 06:26:00
  • 110:

    ひとみ

    「ここで見る夕日が沈む瞬間と、朝日が昇る瞬間、俺一番好きやねん。ここに来たら嫌な事全部忘れて綺麗な気持ちでおれる気がすんねん。」

    2006-03-03 06:30:00
  • 111:

    名無しさん

    2006-03-03 06:32:00
  • 112:

    ひとみ

    悠斗の言っていることがすごく分かる気がした。目の前に広がる大きな海を見ていたら私の抱えている悩み事などほんのちっぽけな事に思えた。私は悠斗に聞いた。

    2006-03-03 06:36:00
  • 113:

    ひとみ

    「なぁ。なんで何も聞かへんの?家出の事。」

    私は何も聞いてこない悠斗に不思議に思った。

    2006-03-03 06:39:00
  • 114:

    ひとみ

    悠斗がゆっくり答えた。
    「誰でもな、聞いてほしくない事だってあるねん。無理に聞くよりひとみが俺に話してもいいって思えた時、話してもいい相手やって認めてくれるまで俺は何も聞かんつもりやで。」

    2006-03-03 06:45:00
  • 115:

    ひとみ

    私は悠斗の顔を見ていると泣きそうになった。
    喧嘩の原因は母親の男関係。父と母は私が幼稚園の時離婚した。離婚してから母はすぐスナックに勤めた。

    2006-03-03 06:50:00
  • 116:

    ひとみ

    スナックに勤めてから母はしょっちゅう私の知らない男を家に連れてきていた。ひどい時には週に4、5回。しかも毎回違う男だった時期もあった。当時小さかった私はなにも分からなかった。

    2006-03-03 06:54:00
  • 117:

    ひとみ

    私が中学生になる頃、母はスナックをやめた。そしてある日、見たことの無い男を連れてきた。
    「お母さんこの人の事真剣に好きやねん。ひとみ、認めてくれる?」

    2006-03-03 06:58:00
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