-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
愛と時効。神様〜私をお許しください。
-
1:
ひとみ
2月22日。火曜日。ゆうちゃんに「別れて」って言われた。
2006-03-02 17:38:00 -
118:
ひとみ
私は母の男関係に呆れていた。私だけは絶対こんな大人にはなりたくない。絶対にならん。
―どうでも良かった―。2006-03-03 06:59:00 -
119:
ひとみ
「勝手にしたら?」
私は母に感情など無くなっていた。本当にどうでも良かった。そして母はその男と再婚した。私には妹ができた。2006-03-03 07:02:00 -
120:
ひとみ
私にその男を紹介した時、既にもう母のお腹には私の妹、桜がいた。つまりできちゃった婚。きっと桜ができていなかったら母は一生あんな生活を続けていただろう。
2006-03-03 07:06:00 -
121:
ひとみ
私は母が再婚して父親になった男をお父さんと呼ぶ事はなかった。
あいつも私の事を名前で呼ぶ事はない。というより完全に存在を消されていた。私の事を見もしなかった。2006-03-03 07:09:00 -
122:
ひとみ
まるで私が透明人間みたいに。あいつには私が見えてなかった―。あいつは桜しか見ていなかったから。目も合わさなければ言葉も交わさない。
2006-03-03 07:11:00 -
123:
ひとみ
あいつが何をしてても別にどうでも良かった。あの日までは―。
2006-03-03 07:13:00 -
124:
ひとみ
その日、私は学校から寄り道せずに早く家へ帰った。桜の2才の誕生日だったから―。あんな親から生まれたとはいえ、桜はあたしの妹。すごく可愛かった。
2006-03-03 07:17:00 -
125:
ひとみ
普段4人揃ってご飯を食べる事なんて絶対になかった。でも今日は大事な妹、桜の誕生日。今日ぐらいは桜を喜ばせてあげたい。そう思っていたから。
2006-03-03 07:19:00 -
126:
ひとみ
家に帰ると母と桜が待っていた。
「おかえりー」
母はいつもより手の込んだ料理を机に並べている。【さくちゃんお誕生日おめでとう】とチョコレートでトッピングされたケーキ。2006-03-03 07:22:00 -
127:
ひとみ
それを桜はうれしそうに眺めている。午後8時をまわろうとしていた。あいつがまだ帰ってこない。今日は桜の誕生日だから早く帰ってくると言っていたのに。
2006-03-03 07:24:00