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愛と時効。神様〜私をお許しください。
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1:
ひとみ
2月22日。火曜日。ゆうちゃんに「別れて」って言われた。
2006-03-02 17:38:00 -
168:
ひとみ
さっそくケーキの材料を近くのスーパーまで買いに行った。飾りも買ったりして一人でワクワクしていた。
《ゆうちゃんパパ喜んでくれるかなぁ♪いちごもいっぱい乗せよっ♪♪》2006-03-03 15:51:00 -
169:
ひとみ
そんな事を考えながら一人買い物を楽しんだ。本間に幸せやった。そしてゆうちゃんにもらったお金で晩ご飯の材料を買い、スーパーを出た。
2006-03-03 15:54:00 -
170:
ひとみ
《ケーキなんか初めて焼くわぁ。うまくできるかな?》
足早にスーパーを後にした。私は目の前の光景に一瞬心臓が止まったかと思った―。2006-03-03 15:57:00 -
171:
ひとみ
母が目の前にいる―。しかもすごい険悪で私を睨み付けている―。顔はやつれ、目の下はクマで黒く染まっていた。ほんの二週間程前の母とは思えない。私は凍り付いた。
2006-03-03 16:00:00 -
172:
ひとみ
私は逃げ出そうとした。母は私をすばやく捕まえて駐車場までひきずった。
「嫌や!嫌や!嫌や!あんな家死んでも戻らん!」
周りの人達は何があったのかとゆう顔でこっちを見ている。2006-03-03 16:06:00 -
173:
ひとみ
でも世間の目は冷たかった。何度も〔助けて〕と叫んでいるのに誰も助けてくれない。むしろまるで変なモノでも見るように冷めた目で私を見た。今までの幸せがまるで嘘のように思えた。
2006-03-03 16:18:00 -
174:
ひとみ
そう―。まるで夢でも見ていたかのように―。
2006-03-03 16:19:00 -
175:
ひとみ
いっきに夢から現実へと引き戻される事になった。
私は抵抗するのをやめた。無駄だと思ったから。私には〔幸せ〕なんて似合わない。私には〔本当の愛〕なんて似合わない。もうどうでも良くなった。2006-03-03 16:24:00 -
176:
ひとみ
車に乗った。あいつがいる。あいつが私を見て言う。「ガキが色気づいてんちゃうぞコラ」
バシンッ
頬を思い切り殴られた。2006-03-03 16:29:00 -
177:
ひとみ
私には痛みなど、もうなにも感じない―。別にどうでも良かった。殺すんならはやく殺して。そう思った。それよりも《あっ。この人今初めてあたしの事見た。》そう思った―。
2006-03-03 16:32:00