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愛と時効。神様〜私をお許しください。
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1:
ひとみ
2月22日。火曜日。ゆうちゃんに「別れて」って言われた。
2006-03-02 17:38:00 -
258:
ひとみ
《すごい…こんなキレイな場所見たことない…。》ついに光の前まで来た。光の先には虹色に輝く海が広がっていた。
《あれ…?ここ――?》2006-03-04 02:47:00 -
259:
ひとみ
目の前には虹色に輝く海。太陽に照らされて輝く砂―。ここは―。ゆうちゃんとの思い出の場所―。そして私の手から消えていく温もり。
2006-03-04 02:50:00 -
260:
ひとみ
《嫌や!一人にせんといて。》
私の手からさっきまでの温もりが消えていく。私を何度も暗やみから救い出してくれた。暗くて誰か分からなかったその人の顔が一瞬光に照らされた―。2006-03-04 02:53:00 -
261:
ひとみ
《ゆうちゃん…?》
確かにそれはゆうちゃんだった―。
どこを探してももう姿は無い―。
そして消える直前
“早く行き”そう言ったのが聞こえた。2006-03-04 02:59:00 -
262:
ひとみ
私は真っすぐ前を見て光の中へと走った。
《ゆうちゃん。ゆうちゃん。ゆうちゃん。逢いたい。ゆうちゃん――。》2006-03-04 03:01:00 -
263:
ひとみ
「…っとみ!ひとみ!」
わたしの名前を呼ぶ声で目を覚ました――――。2006-03-04 03:03:00 -
264:
ひとみ
私は夢を見ているのかと思った。
私を心配そうに覗きこむその人…。
ゆうちゃんだった―。2006-03-04 03:06:00 -
265:
ひとみ
私は病院のベットで寝かされていた。
「ゆうちゃん…逢いたかったよ。」
2006-03-04 03:07:00 -
266:
ひとみ
「俺も…俺も逢いたかった。」
初めてゆうちゃんが泣いているのを見た。
「あたし生きてるねんで。泣かんといてよ。」2006-03-04 03:09:00 -
267:
ひとみ
本当はあたしも泣きたかった―。必死で笑顔を作るけどひきつってうまく笑えんかった。ゆうちゃんの顔を見たら今にも涙がこぼれ落ちそうやった―。優しいゆうちゃん。大好きなゆうちゃん―。
2006-03-04 03:12:00