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NO1
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1:
777
「いらっしゃいませ」2005-06-14 11:40:00 -
100:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「・・・?!・・・」思い切り唇を重ねた。警察官が怪しんで見ている。紫苑はソラの首に腕を回してキスをし続けた。ソラは驚き突き放した。警察官が「ん?」と言いかけた時、紫苑はソラに抱きついた。そしてソラの胸元で、「ごめんって言って」と小さな声で言った。ソラ「はぁ?」紫苑「いいから!」ソラ「ご・・・ごめん」警察官は走って行った。
2005-06-29 01:57:00 -
101:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラの携帯電話が何度も鳴り続けている。ソラは紫苑を突き放して、少し怒った。ソラ「あんた何なんだよ?!」紫苑「あの人達が今そこに居たのよ・・・ありがとう助かったわ」紫苑は携帯電話を持ってため息ついた。ソラ「俺、店戻らないと・・・」
2005-06-29 02:01:00 -
102:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑「店?」ソラは立ち上がってズボンについた埃を払いのけた。ソラ「一応ホストしてんだ。じゃあな」そう言って立ち去ろうとした時、紫苑が手を握った。紫苑「ちょっちょっ待って!困る!」ソラ「俺が困るっつうの!あんた警察に探されてるだろ?巻き込まれたくないしね、じゃあな」紫苑「あれが?警察?!あんた何言ってんの?」ソラは疑いの目で見た後、黙って歩いて行った。
2005-06-29 02:07:00 -
103:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑「・・・」それ以上言葉は出なかった。
ソラは店に戻ると店は相変わらず賑やかで、すぐあきらが寄って来た。あきら「ソラ!遅かったな!お前の客全員に事故に巻き込まれたからって言っておいたから」ソラ「ありがとう・・・助かった」2005-06-29 02:14:00 -
104:
777 ◆5O.MmWydQc
「ったくぅ・・・紫苑は何してんだ?!ちっとも電話出やしねぇ」ジュリはタバコの煙をふぅっと出した。ジュリ「もういっこの地球は今の時間テレビしてねぇんだぁ・・・」ジュリはリモコンでテレビチャンネルをかちかち変えた。ジュリ「はぁ・・・行ってみたいなぁ・・・」そして煙をゆっくり吐き出した。
フゥ・・・2005-06-29 11:05:00 -
105:
777 ◆5O.MmWydQc
「ソラ!大丈夫?怪我は?!病院行かなくていいの?!」真奈美がトイレから戻るとソラは真奈美の席にいた。ソラ「うん?ありがとう。大丈夫だから」真奈美「よかったぁ?気付けてよねぇ?」ソラはフロアーを見渡していた。桜は―
「初めてホストに来たの」何もしらないあきらが着いていた。あきら「指名さっそく決めたんだね?ソラ人気だから忙しくてあんまり付けないかもだけどソラが来るまで俺で我慢してね?」2005-06-29 11:13:00 -
106:
777 ◆5O.MmWydQc
桜はあきらと色々他愛もない会話を楽しんだ。桜「あのお手洗いどこですか?」あきら「案内するよ?」あきらと桜はトイレに向かって歩き出した。トイレは男子と女子に別れてあり、女子トイレには使い捨て歯ブラシや紙コップ、あと化粧直しできるように、お洒落なチェアが置いてあり、個室が二つある。
2005-06-30 02:22:00 -
107:
777 ◆5O.MmWydQc
店の出入口の自動ドア近くにトイレがあり、あきらと桜がその近くに来た。
ソラは桜に目がいった。真奈美はそれに気付かず仕事の愚痴をこぼしていた。2005-06-30 02:25:00 -
108:
名無しさん
書いて〜
2005-07-05 14:56:00 -
109:
名無しさん
おもろい!書いて?
2005-07-05 17:53:00 -
110:
777 ◆5O.MmWydQc
桜がトイレのドアを開けると同時に、自動ドアが開いた。それに気付いたあきらがドアを見て、「いらっしゃいませぇ!」と言うとホール中から「いらっしゃいませぇ!」と聞こえた。ソラが入口を見るなりグラスを落としてしまった真奈美が驚いて立ち上がった。すぐボーイが片付けにきた。
2005-07-05 19:07:00 -
111:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「あっ、ごめん!真奈美ごめん大丈夫?」真奈美「大丈夫だよ・・・ソラこそ大丈夫?!」ボーイが二人位来てすぐさま割れたグラスやこぼれた水割りをふいた。ソラは入口をもう一度見て焦った。紫苑がチーフに案内されながらホールを歩いているからだ
2005-07-05 19:14:00 -
112:
777 ◆5O.MmWydQc
桜はトイレに入っていて紫苑を見ていなかった。紫苑はチーフに案内され席に座った。しかも桜のすぐ隣だ。ソラは席を移動するとき、それに気付き更に焦った。
2005-07-05 19:17:00 -
113:
さくら
この?小説?本当に大好きなんで?頑張って下さい??
2005-07-12 06:54:00 -
114:
名無しさん
???
2005-07-12 07:56:00 -
115:
?なちゅ?
ぉもろぃ?しぉり?
2005-07-12 10:10:00 -
116:
#0807
さ
2005-07-12 11:40:00 -
117:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑は、席に座ると渡されたおしぼりで手をふき、店内を見渡した。
ホール内のホスト達は、美しすぎる紫苑に目がいって、新規だと分かり次々に紫苑の席に付きだした。2005-07-12 11:46:00 -
118:
777 ◆5O.MmWydQc
一体ここはどこなんだ?
紫苑の頭にはその言葉しか思いうかばなかった。代わる代わる席に群がるホストのくだらない話に紫苑は聞く耳さえもたず、ただソラの姿を探した。2005-07-12 14:13:00 -
119:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑は隣に座っている桜に目がいった。楽しそうに笑っている。紫苑は、自分が一体どこに来たのかは分からないままで不安だったがとりあえず、ソラを呼んで聞いてみる事にした。
ソラは次々に来店してくる口座客の接客で忙しくしていた。2005-07-12 14:20:00 -
120:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラがマスターにお願いして、桜を帰らせる事にした。ソラからしたら訳の分からない人間の隣に桜を座らせたくないのだ。
事情は分からないがチーフを通してマスターは、桜を帰らせるように聞いてソラ忙しいし先に帰っていてくれとソラから聞いたと桜に伝えた
「じゃあマスター失礼します」店を出てマスターにタクシーまで送ってもらうと桜は笑顔でそういって、去っていった。2005-07-12 15:14:00 -
121:
777 ◆5O.MmWydQc
マスターは、桜を見送った後すごい人だかりとパトカーに気付いた。
「なんだ…あれ…」そこに、違う店のNO1がマスターに気付き近寄ってきた。彼の名前は、誠二。2005-07-12 18:07:00 -
122:
777 ◆5O.MmWydQc
「おつかれさまです」後ろから声をかけられマスターはおどろきながら誠二を見た。誠二は一度頭を下げて笑顔を見せた。
「誠二じゃないか!久々だなぁ!というかこの騒ぎは何があったんだ?」マスターは誠二に問い掛けた。2005-07-12 19:29:00 -
123:
777 ◆5O.MmWydQc
「お久しぶりです。相変わらず忙しいらしいですね。 …あれは事故か何かでしょう。驚く事ではないですよ。しょっちゅうあるじゃないですか」誠二は冷静に答えた。その姿を見てマスターも冷静になった。
2005-07-12 19:33:00 -
124:
777 ◆5O.MmWydQc
「誠二も頑張ってるみたいだな。うちのソラがお前に憧れていてなぁ。なんせ、お前とソラは正反対の魅力があるからなぁ。」誠二「ソラに憧れられてるんすか?びっくりだなぁ。一度ゆっくり飲みたいとお伝えください。では失礼します」誠二は頭を下げて去っていった。
2005-07-12 19:40:00 -
125:
777 ◆5O.MmWydQc
マスターはズボンのポケットに両手を入れて空を見上げた。空を見上げたのはいつだろうかと思い返す程見てなくて、少し自分の世界に入った後歩きだした。
アフターを終えたホステスに何人かすれ違いきゃあきゃあ騒がれながら店の前に立った。2005-07-12 21:12:00 -
126:
777 ◆5O.MmWydQc
周りに反対ばかりされなが始めたのは小さなパブだった。それから今にいたるまで言葉では言い表わせない程の努力と忍耐があった。大切なものを捨て築き上げたこの道。この店の名前の意味…この町で。この国で一番になるためにマスターは前だけを見て頑張ってきた。
まぁそれは後程ゆっくりと話すとしましょう。2005-07-12 21:17:00 -
127:
777 ◆5O.MmWydQc
「あの人を呼んで」紫苑は足を組み替えて、席移動してる最中のソラを指差した。新人がその方向を見て、「ソラさん指名でよろしいですか?」そう言うと紫苑はうなずき、席を立ち新人にトイレまで案内してもらった。 紫苑はホストは初めてで、指名の意味や値段すら知らないでいた。ホールをゆっくり歩きながらホール内を見回した。客もホストも色気漂うその姿に見とれていた。2005-07-12 21:24:00 -
128:
777 ◆5O.MmWydQc
すれ違う客も振り替える程美しく、歩く姿は色気があり圧倒的な存在感は、ソラに負けず劣らずだった。トイレのドアを開けると、何人か客が髪を直したりメイクしたりしていたが紫苑の姿を見てすぐトイレから出ていった。
2005-07-12 21:29:00 -
129:
777 ◆5O.MmWydQc
個室が二つあるトイレの入り口の鍵を閉めてメイク直しの貯めのソファに腰掛けて紫苑は鏡に映る自分の顔を見た。そしてため息を付いた。 ポーチから口紅をだし唇にゆっくりぬり、香水を振り、髪を整えて手を洗い濡れた手でポーチから指輪のようなものをつけて指輪にキスをしてトイレから出た。
2005-07-12 21:36:00 -
130:
777 ◆5O.MmWydQc
トイレの前には何人か客が並んでいて間近で見る紫苑の美しさにびっくりしていた。そしておしぼりを広げて待っていたのはソラだった。お互いにっこりほほ笑み目を合わせた。
「ご指名ありがとうございます」トイレに入ろうとしていた客はあまりにも絵になる二人から目が離せないでいた。「席に戻るわ」そう言って紫苑は歩きだした。2005-07-12 21:41:00 -
131:
777 ◆5O.MmWydQc
フロアーを歩く二人の姿にソラの口座客は嫉妬した。似合いすぎているからだ。 紫苑は席に座ると一口酒をこくりと飲みソラは隣に座った。口座の客からは見えない席でよかったとソラはホッとしていた。
2005-07-13 12:12:00 -
132:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑は急に真顔になり、ソラの目を見た。「ホストなんて生まれて初めて来たわ。さぁ本題にはいりましょう。あぁ…あなたソラという名前だそうね。私は紫苑。よろしく」ソラ「よろしく…あんた何で来たんだ?」紫苑「他に聞ける人がいなかったからここに来たわ。私はどうやら私の知らない所に落ちたらしいのよ。ここはどこ?」
2005-07-13 12:19:00 -
133:
777 ◆5O.MmWydQc
「東京」 ソラがそう言った瞬間紫苑が驚いて勢いよく立ち上がってまた座った。ソラは驚いた顔で紫苑を見た。紫苑は口元に手を当てて少し動揺していた。 ソラ「ちょっ…どうした?大丈夫?」紫苑「東京…?でも・・どうやって…」
2005-07-13 13:13:00 -
134:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラは全く意味が分からずただ紫苑を見ていた。紫苑の態度を見て嘘ではなく紫苑が本当に違うとこから来てしまった事だけは分かった。ソラ「大丈夫?顔が真っ青だ…」紫苑「…落ちた時…そうだわ・・落ちていく時ものすごい光に一瞬包まれて・・そして景色が変わった…」紫苑はソラの顔を見た。紫苑「ここが東京?」ソラはうなずいた。
2005-07-13 13:31:00 -
135:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑「ソラ聞いて…あなたにだけ言うから決して誰にも言ってはだめ。」ソラはうなずいた。紫苑は周りを見てソラの顔の近くで話しだした。
2005-07-13 13:36:00 -
136:
777 ◆5O.MmWydQc
「私が居た場所はここからずっと遠く…そうねこのテーブル全体が宇宙だとして、私の星はここ。ソラ・・今私がいるのはここ」紫苑はテーブルの両端にラムネを置いて例えた。
「私がいた星はこの地球と全く同じで時間も同じ流れで、多分何かのはずみで私がこっちに来ちゃったんだわ」2005-07-13 18:23:00 -
137:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「何故そう言い切れるんだ?もう一つの地球なんてあるはずがない」紫苑はソラの目を見た。
紫苑「ソラ…この宇宙はね、限りなく広いの。そうだ空飛ぶ物体を信じる?」ソラ「UFO?」紫苑「そう。それはまた違う星から。うーん観光しにきたようなものね。実際に存在するの」2005-07-13 18:32:00 -
138:
777 ◆5O.MmWydQc
その時チーフがソラを呼びにきた。二人は慌ててテーブルのラムネを隠した。
そしてソラがチーフにすぐ行くと合図するとチーフはまたホールの真ん中にゆっくり歩いて行った。 ソラは仕事している事をすっかり忘れて紫苑の話を聞いていたのだ。2005-07-13 19:30:00 -
139:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑「あの人は?」ソラ「チーフ。ホール内を見てホストの席移動を指示したりする人だ…俺そろそろ席移動しなきゃだめみたいだけど、紫苑どうする?って聞いてもどうしようもないか…あんた金とか持ってきてるの?」紫苑はポーチの52ら札束を見せた。ソラは驚いた顔しながら
2005-07-13 19:36:00 -
140:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「お金はこっちでも使えるから良かった。とりあえずホテルにでも泊まる…あぁ駄目だ警察が探してるからあんたホテルは無理だな。。そうだ俺の隠れ家がある・・戻り方分かるまでそこにしばらく寝泊りしていいからとりあえず閉店まで待ってて。あと二時間程度だから」紫苑はうなずいた。
2005-07-13 19:41:00 -
141:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラは立ち上がろうとした時紫苑がソラに「何で助けてくれるの?見ず知らずのあたしを」と問い掛けた。ソラは、真顔で「誰でも助けるわけじゃないけど、あんた何かほっておけない・・変な意味じゃなくて俺に似てるとこあるなぁと思ってさ。じゃあ待ってて」そういってソラは去っていった。
2005-07-13 19:48:00 -
142:
777 ◆5O.MmWydQc
あきらは紫苑の顔をじっと見て。「あれ?どっかで見た事あるような…」紫苑は焦ってポーチのチャックを開けて何かを出そうとした。「けど…こんな美人さん一度見たら忘れないか!ごめんごめん!俺の勘違いかな」あきらは笑った。紫苑はホッとしてポーチから出そうとした物を直してチャックを閉めた。
2005-07-13 23:22:00 -
143:
777 ◆5O.MmWydQc
「お名前聞いていいですか?」あきらは紫苑のグラスに付いた水滴をグラス用のタオルで拭きながら尋ねた。「紫苑です」笑顔で答えた。あきら「紫苑ちゃんの事みんな綺麗綺麗って絶賛してるよ!従業員もお客さんも!お客さんってあんま他のお客さんの事誉めないもんなんだけど、すごい注目だよ」
2005-07-13 23:28:00 -
144:
777 ◆5O.MmWydQc
「えっ…ありがとう…」紫苑は、あきらの顔を見ながらそういった。
あきら「仕事何してんの?芸能人の卵っぽい!当たり?」紫苑「違うよ(笑)仕事は…まぁ適当かなっていうか私こんなにたくさんの人のいる場所にこうやって楽しく居るの初めてだなぁ…」紫苑はついつい言いそうになったが途中で気付き口を止めた。2005-07-14 00:38:00 -
145:
777 ◆5O.MmWydQc
あきらは不思議におもったが気にならなく違う質問を楽しみながらしていた。やっぱりどれだけ見ても綺麗すぎる紫苑の顔、綺麗な痛みのない綺麗な栗色の巻き髪、細いのにきれいで自然な谷間の胸くびれた腰、そして透き通る程白くきめ細かな肌。甘い色気のある声。
2005-07-14 00:44:00 -
146:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑は、不思議な魅力がある。綺麗なだけじゃない何か人とは違う雰囲気だと、あきらは思いながら酒を飲みながら会話をし続けていた。
2005-07-14 00:47:00 -
147:
名無しさん
?
2005-07-14 04:23:00 -
148:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラは口座客から紫苑の事をさんざん聞かされてうんざりしていた。 仲がよさそうだとか、彼女とか、ソラのタイプだとか、着く席着く席で聞かされた。
ひどい客なんて大泣きしながらシャンパンを一気に五本おろして、それでも戻ってこないソラにイライラして、ヘルプに八つ当り。2005-07-14 16:03:00 -
149:
777 ◆5O.MmWydQc
それでも何とか店の営業は終わり、客が次々と帰っていく、広いホールの中に紫苑を含めて客が三組だけになった。紫苑の席には五人ホストが楽しく会話していた。
2005-07-14 16:10:00 -
150:
777 ◆5O.MmWydQc
みんな紫苑にホレボレしているのだ。ホール内のライトが明るくなっても変わらない美しさには見とれてしまう。
「紫苑ちゃん!手品するから見ていてね」そう言ったのは普段口座以外は絶対接客する事のない連だ。2005-07-14 16:13:00 -
151:
777 ◆5O.MmWydQc
みんな連に注目した。なんせ蓮のマジックはプロ顔負けの凄さ。めったに見せてくれないマジックなのでホールにいた席についていないホストがみんな見にきた。
2005-07-14 16:16:00 -
152:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑も興味を持ち蓮のマジックを見だした。蓮「じゃあこの水が一瞬にして凍っちゃう手品をします!」グラスに水を入れて蓮は自分の手のひらにグラスの水全部をたらして、手のひらをとじた。みんな注目した。
2005-07-14 16:20:00 -
153:
777 ◆5O.MmWydQc
蓮「紫苑ちゃん手だして」紫苑は蓮のまえに手のひらを差し出した。蓮は手のひらの上で閉じていた手を開いた。『おぉぉぉっっ!!』紫苑は喜んだ。なんと粉じょうの氷が手のひらに乗っているのだから。
2005-07-14 16:23:00 -
154:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラが店に戻ってきた。ホール内の紫苑のいる席に群がるホストを見てびっくりしていた。チーフがソラに気付き近づいてきた。「ソラ、早くあと二組送り出せよ」ソラはうなずいて、口座客の元へ行った。
2005-07-15 05:26:00 -
155:
777 ◆5O.MmWydQc
桜は朝ご飯の支度をしていた。ソラの大好きなお味噌汁の具を切っている。テレビから朝のニュースが忙しそうに流れる。お風呂掃除もすませた。今日はいい天気だ。桜は幸せいっぱいの時間をかみしめていた。2005-07-15 05:31:00 -
156:
名無しさん
あ
2005-07-15 07:14:00 -
157:
777 ◆5O.MmWydQc
桜とソラは一緒に店を出た。警察がまだうろうろしていたが、気付かれないで二人で歩いて近くのコンビニへ行った。歩いてる道で、違う店のホストにたくさん会った。みんな紫苑を見てびっくりしていた。コンビニに入るとソラがかごを持った。「家、電化製品全部あるからさぁ、とりあえず朝ご飯とか飲み物とかメイク落としとか買ったほうがいいと思うよ」紫苑「化粧落としとかはカプセルで入ってるからいらないよ。ご飯だけ買っておこうかな」2005-07-15 07:22:00 -
158:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「カプセル?」紫苑「こっちにはないの?後で見せたげるよ。便利だよ」紫苑は、話ながらおにぎりとかヨーグルトとか飲み物など適当にかごに入れた。めずらしそうに雑誌をぺらぺらめくって興味あるものが載ってる雑誌も二冊かごに入れた。
2005-07-15 07:27:00 -
159:
紫乃
スゴク楽しみながら読んでます??頑張って下さい??
2005-07-15 16:04:00 -
160:
777 ◆5O.MmWydQc
コンビニから出て歩いて五分のところに綺麗なマンションがありその最上階にソラの隠れ家はあった。酔っ払いすぎた時とかに寝たりする時の為にわざわざ借りたのだ。
2005-07-15 17:45:00 -
161:
名無しさん
あ
2005-07-16 01:25:00 -
162:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「俺、ここには住んでなくてたまにしか来ないけど、あんたが居る間はまぁたまに来るけど電話してから来るし、好きに使っていいから。あっ、部屋にあるもの教えておくから」紫苑は日用品の置き場所や、タオルの場所を教えてもらった。紫苑「ありがとう。感謝する」 ソラ「とりあえず俺帰るわ。眠いから。これ合い鍵」紫苑「ありがとう。あっ、下着とか服とか買いたいんだけど」
2005-07-16 02:33:00 -
163:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「あぁ、そうか。化粧品とかもない?」紫苑はポーチから小さいケースを三つ出してテーブルに置いてケースを一つ開けた。ケースの中には3センチほどのカプセルが五個はいっていて、一つを取り出した。
2005-07-16 02:42:00 -
164:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑「このケースのカプセルは、化粧品とかが入ってあるの。カプセルを二回押すと出てくるんだぁ。…ちなみにこれは、メイク道具一式」紫苑はカプセルを押してテーブルの上に置いた。するとすごい勢いで煙が出て、たちまちテーブルいっぱいにたくさんの化粧品が並んだ。ソラは驚きながら感動した。
2005-07-16 02:47:00 -
165:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑「私の星ではめずらしくないんだよ。けどまぁ、私とジュリだけ特別な力があるんだけど…」ソラはソファに座った。
ソラ「特別な力?」紫苑「私の体を流れる血には、何かよくは分からないんだけど人とはちがうらしく、シールドをはったり気泡を出したり、あと訓練すれば人の命を再生できるらしいよその代わり殺す事もできてしまうらしいけど…私の血とジュリの血を狙う人がいるらしくて親元から引き離されてね施設みたいなところにずっといれられていたの…」2005-07-16 09:36:00 -
166:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑は少し暗い顔をしていた。
紫苑「毎日訓練の日々で、二人で逃げ出したの。そしてやっと外の世界に逃げた時に博士に出会ってそれからは博士の作った特別な家に二人で住んでるの。それで博士が、いざって時の為に逃げたり戦ったりする為に道具を作ってくれた」ソラ「すごいなぁ。俺信じない方なんだけど、あんなの見たし…協力するから。とりあえず俺帰るわ」2005-07-16 09:52:00 -
167:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラが部屋を出ていって紫苑は、すぐお風呂にお湯をためてお風呂に入った。そして色々な事がありすぎて疲れ果ててお風呂からあがってすぐ裸のままベットに入って眠りについた。
2005-07-16 13:13:00 -
168:
777 ◆5O.MmWydQc
「おかえりぃ」家のドアをあけると味噌汁のいい匂いがして、桜が笑顔で駆け寄ってきた。「ただいま」ソラは笑顔で桜を抱き締めた。「タバコくさぁい」桜は、顔を離してソラを見るとソラが微笑み桜にキスをした。2005-07-16 13:25:00 -
169:
777 ◆5O.MmWydQc
お風呂に入ってる間、桜はソラのスーツにファブリーズをして外に干した。テレビからは昨日の夜中の紫苑の落ちた現場からのニュースが流れていて桜はテーブルに朝食を並べながら見ていた。ソラの携帯は耐えずメール着信音が流れていた。
2005-07-16 13:30:00 -
170:
777 ◆5O.MmWydQc
風呂からあがると、テーブルにおいてある携帯を開いてメールを一件ずつチェックしてから、返信せずにマナーモードにしてソラは桜の作った朝食の前に座った。「いただきまぁす」手を合わせてソラはおいしそうに食べた。桜「昨日さぁ事故があったみたいだねぇ」ソラ「えっ?あぁ…あのさぁ」桜「何か空から人が落ちてきた時の映像があって、通りすがりの人がたまたま撮影したみたいでよく見えないんだけど何か黒い羽が生えてたよ!で途中でものすごい光ったところで映像が終わっちゃうの」
2005-07-16 13:39:00 -
171:
名無しさん
しおり
2005-07-16 14:55:00 -
172:
777 ◆5O.MmWydQc
桜「みんな天使が降ってきたとか言ってるんだけど、そういうのってヤッパあるのかなぁ…何か陥没した穴から女の人がでてきた時焦った警察が発砲した玉が当たらず地面におちたらしいし本間びっくり…」ソラ「あのさぁ、その事で話が」桜「話?どうしたの?」ソラは紫苑から誰にも言わないでと言われた事を思い出した。
2005-07-16 15:53:00 -
173:
777 ◆5O.MmWydQc
ソラ「…ごめん何でもない」桜「?…そう…けど、どんな人なんだろう。見てみたいなぁ」桜は席を立って冷蔵庫からお茶を出して、空になったソラのグラスにお茶を入れた。ソラは流れるニュースを見ながら朝食を食べた。
2005-07-16 15:57:00 -
174:
777 ◆5O.MmWydQc
食事を終えたソラは歯磨きをして、桜におやすみのキスをすると携帯を持って寝室に行きベットに横になりながら、客にメールをしてそのまま眠りについた。桜は後片付けをして昼まで寝る事にした。
2005-07-16 16:00:00 -
175:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑は三時くらいに目が覚めた。起きて、自分が違う星に来た事を思い出した。 冷蔵庫から水を出しグラスに入れると一気に飲み干した。そしてテレビを付けてトイレに行ってまたリビングに戻ってテレビに自分の映像が映っていてびっくりした。
2005-07-16 16:04:00 -
176:
777 ◆5O.MmWydQc
「よかったぁ。顔が映ってない。…あたしこうやって落ちたんだぁ…」紫苑は、ポーチからケースを出してカプセルを二回押してベットの上に投げた。煙が吹き出し、ベットの上全体に下着と色々な服が出てきた。「どれ着ようかしら・・服何着か買わないとダメね」
2005-07-16 16:09:00 -
177:
777 ◆5O.MmWydQc
雑誌を見ながら流行の形のジーンズと白いTシャツにした。「流行ってるブランドとか服も全く一緒なんだなぁ…」雑誌を見ながら化粧をして、髪を乾かしてストレートにして、サングラスをして、紫苑は外に出た。
2005-07-16 19:44:00 -
178:
777 ◆5O.MmWydQc
外はかなり温度が上がっていて、熱くなっていた。紫苑は外を歩いていてかなり振り替えられてうざったく感じていた。それでも仕方なかった。それだけ綺麗すぎるのだから。サングラスをしていてもスタイルのよさ、髪の綺麗さ、整った輪郭に綺麗な鼻に色気のある唇。まるで芸能人。
2005-07-17 00:45:00 -
180:
777 ◆5O.MmWydQc
かなりすごい人の数で紫苑は休憩しようと歩いて少しした所にあった喫茶店に入った。 古い感じの店で、小さく紫苑は一番奥の席に座ってサングラスをはずしてメニューを見た。カウンターの奥から30代半ばくらいの女の人が出てきて、紫苑の座っているテーブルにおしぼりと水の入ったグラスを置いた。
2005-07-17 03:28:00 -
181:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑「アイスミルクティ」「かしこまりましたぁ」女の人はカウンターに入って行った。常連らしきお客さんがカウンターに三人程座っていて仲良く会話していた。仲良くと言っても40代のおばさん達だ。
2005-07-17 03:55:00 -
182:
777 ◆5O.MmWydQc
おばさん達の会話は狭い喫茶店では少し声が大きいのか、紫苑にも聞こえた。芸能人の不倫話や自分達の家庭の不満など笑いながらおもしろおかしく話していた。
一人のおばさんが、紫苑に話し掛けてきた。「綺麗な髪してるねぇ!お人形さんみたいだわァ!」2005-07-17 11:44:00 -
183:
名無しさん
??
2005-07-18 04:09:00 -
184:
777 ◆5O.MmWydQc
一人が話し掛けてくると後の二人も紫苑の顔を見て騒ぎだした。店員さんは伯母さん達とながいいみたいで、迷惑になるがやめなさいって止めていた。紫苑は少し愛想笑いした後、うざったく感じたので喫茶店にあった新聞を取りに行って、席で開いて新聞を見た。
2005-07-18 08:17:00 -
185:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑はびっくりした。一面に大きく写った自分の立っている全身写真が載っていたから。ただ画像が悪くて顔までは見えない。真剣に記事を読んでるとおばさんが話しだした。「それすごいよねぇ。まるで映画みたいじゃない」紫苑「映画?」
2005-07-18 08:22:00 -
186:
名無しさん
???
2005-07-18 12:18:00 -
187:
名無しさん
あげ。珍しいタイプの読物ですねー期待してます
2005-07-18 13:29:00 -
188:
777 ◆5O.MmWydQc
話し掛けてきたおばさんが紫苑の座っている向かいに座って微笑み、「そう…現実には…ありえない」そう言った。すると店員さんが入り口まで行き鍵を締めた。紫苑「?!」紫苑が変に思い立ち上がろうとした時、向かいに座っていたおばさんが微笑んだ。「よそ者は削除」おばさんの声があきらかに若くなった。そして、カウンターに座っていた一人のおばさんが立ち上がって、
2005-07-19 00:10:00 -
189:
777 ◆5O.MmWydQc
パーン!!
いきなりピストルを構えて発砲した。シールドをはる事さえできず銃弾は、紫苑の胸に当り紫苑は倒れた。 床に倒れた紫苑を見下ろしオバサン達は首の辺りを触り、ベロッ。マスクのような物を一気にぬいだ。2005-07-19 00:16:00 -
190:
777 ◆5O.MmWydQc
一人は女。後の二人は男。「協力ありがとうございます」男がまだとまどっている女の店員さんにお礼と分厚い封筒を渡した。もう一人の男がピストルを直し、紫苑の向かいに座っていた女は、携帯を出し電話をかけだした
2005-07-19 00:22:00 -
191:
777 ◆5O.MmWydQc
みんな紫苑から目を離した瞬間。
ドゥオオォォォ!!床が揺れだした。「キャアァ!」店員が叫びながら指差した。男二人が店員が指差した方を慌てて見た。椅子に座っていた女はびっくりして携帯を落とした。2005-07-19 00:27:00 -
192:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑が体の周りにシールドをはって立ち上がった。男二人が何発も紫苑に向かって発砲したが紫苑の前で銃弾がはじかれた。女は立ち上がり入り口近くまで逃げた。女「当たったはずなのに何で?!」男1「俺が外すわけない」紫苑「よかったぁ防弾下着つけてて…あんた達何者?」
2005-07-19 07:11:00 -
193:
777 ◆5O.MmWydQc
外では通りすがりの人が喫茶店から聞こえてきた発砲する音にびっくりして警察を呼んでいた。
警察官はすぐ五人くらい来て通報した人に聞いている。するといつのまにかすごい人数が見物しだした。2005-07-19 13:50:00 -
194:
777 ◆5O.MmWydQc
「紫苑。あなたの削除を依頼されてね、悪いけど正体は証せないの。死んでもらうわ」女は達は何かを投げて、外へ行った。コロンコロン。紫苑の足元に投げた物がころがった。「…これは」
2005-07-19 16:30:00 -
195:
名無しさん
しおり?
2005-07-20 02:54:00 -
196:
777 ◆5O.MmWydQc
女と店員と男二人は外に出た。警察が銃を構えながら静止を命令した。
「お巡りさん、道を通していただけるかしら」男1が警察に向かって銃を構えた次の瞬間、爆風と爆音が街を響かせた2005-07-20 06:42:00 -
197:
777 ◆5O.MmWydQc
「何だこれ…何で紫苑が地球にいるんだ…?」ジュリが地球のテレビに映ってる紫苑の姿を見て驚いていた。つけたばかりのタバコを消して電話をかけながら部屋を出た。「もしもし?!博士??!紫苑がっ・・紫苑が地球にいる!」2005-07-20 06:48:00 -
198:
777 ◆5O.MmWydQc
吹き飛ばされた人達、警察官が動けないで倒れていた。店員は男1が爆発と同時に発砲して即死。女は立っていた。「…人間なんて脆い生きものね…あら店員さん殺しちゃったの?」男1「ばらし兼ないから、ヤッタ。紫苑は死んだ?」女「シールドでも意味ない特殊な爆弾だから死ぬでしょここにいる人達も削除しましょ見られたからにはね」2005-07-20 08:23:00 -
199:
777 ◆5O.MmWydQc
「むやみやたらに殺すもんじゃないんじゃない?」男1「…??!おっおまえ!」女「っ…」紫苑が爆発で壊れた扉を蹴って出てきた。
男2「何で死んでないんだ…」紫苑「死ぬ?…たかがあんな爆弾で?ばかじゃないの?…効かないよ」2005-07-20 08:29:00 -
200:
777 ◆5O.MmWydQc
紫苑は、女のすぐ目の前に立ち、しゃがみこんだ女を見下ろして、女の顔の前に手のひらを向けた。「店員さん殺したんだ…っていうかここに倒れて動けない人達を殺す?……あたしそういう事する奴嫌いなの」
2005-07-20 08:34:00