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NO1

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  • 1:

    777


    「いらっしゃいませ」

    2005-06-14 11:40:00
  • 201:

    777 ◆5O.MmWydQc

    男たちがガムシャラに発砲する。銃だんはシールドに弾かれていく。女は逃げようとしたその時

    「ふざけんなっつうの」

    2005-07-20 13:50:00
  • 202:

    紫乃

    主サン?頑張って下さい??いつも楽しみにしてます???

    2005-07-20 23:12:00
  • 203:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「何で博士死んでんだよ…どうなってんだ…?」ジュリは倒れたまま死んでる博士のムナグラを両手で持ち上げて、うつむいたまましばらく呆然としていた。鳥かごで鳴く白い小鳥の声が響く

    2005-07-21 00:11:00
  • 204:

    777 ◆5O.MmWydQc

    博士の一番のお気に入りの観葉植物がずらりと並ぶ部屋は博士の秘密の部屋で博士が仲良くない人は入れないようになっていた。部屋は荒れた様子もなくただ博士だけが死んでいた。ジュリは博士のむなぐらをそっと離し博士の見開いたままのまぶたをゆっくり閉じた。

    2005-07-21 00:16:00
  • 205:

    777 ◆5O.MmWydQc



    ソラは夢を見ていた。記憶に残っていない父と母の顔から下だけが映る夢。楽しそうに見たこともないような花畑ではしゃぐ夢。

    2005-07-21 00:23:00
  • 206:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラはゆっくり目覚めた。目覚めたくない気持ちで目覚めて少し天井を見ていた。携帯の着信とメールの受信の件数だけ見て、内容に目を通さず、携帯を枕の下に入れて隣を見た。

    2005-07-21 00:27:00
  • 207:

    777 ◆5O.MmWydQc

    桜の姿がなく、ソラは焦って上半身だけ起こして桜の名を呼んだが返事がなくベットから出て、リビングに行き、時間を見た。
    夕方だった。ソラは、静まり返った空間に取り残された気分になった。

    2005-07-21 00:32:00
  • 208:

    777 ◆5O.MmWydQc

    カラカラ
    ベランダの窓が開いて白いカーテンが風に揺れて桜が乾いた洗濯物をかかえて部屋に入ってきた。「あれ?起きちゃった?」桜がソラの姿に気が付き声をかけた時、「??!」ソラが桜の前に行き思い切り抱き締めた。洗濯物が床に落ちた

    2005-07-21 00:37:00
  • 209:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「ソラ?どうしたの?恐い夢見た?」ソラは頭を左右に振って、ぎゅううっと強く桜を抱き締めた。桜はソラの背中をさすった。「ソラ、もうちょっと寝ないと体しんどくなっちゃうから、ソラが眠るまで隣にいるから、寝よ?」桜はソラのほっぺにキスをした。

    2005-07-21 00:42:00
  • 210:

    777 ◆5O.MmWydQc

    あの・・初めてコメント書きます。
    えっと、読んでくれてる人いるだけでまじ感動しました(*^_^*)ありがとうございます!

    2005-07-21 00:51:00
  • 211:

    名無しさん

    2005-07-21 00:58:00
  • 212:

    ?

    ?

    2005-07-21 06:14:00
  • 213:

    初カキコ?邪魔したらぁかんと思ったけど毎日みるのが日課です?頑張ってくださぃ?

    2005-07-21 06:30:00
  • 214:

    紫乃

    私も日課にしてるょ?頑張って下さい??何か現実味ナイのに想像出来るから読んでて楽しいデス???

    2005-07-21 10:34:00
  • 215:

    777 ◆5O.MmWydQc



    すごい数の野次馬と救急車と警察官が喫茶店の周りを囲んでいた。一人の警察官が喫茶店の女を見付け救急隊員が死亡確認。違う警察官が女をみつけ救急隊員をよんだ「…死んでる…死亡確認…ったく昨日からどうなってんだ…おぃ!そっちの男性二人は?!」 「こっちもダメだ!二人とも死亡してる!」

    2005-07-21 12:42:00
  • 216:

    777 ◆5O.MmWydQc

    警察官が現場近くで目撃した人と会話していた。?「君、目撃したのか?」?「はい。見ました…」?「見た事を全部教えてくれ」?「はい…えっと、僕はこの喫茶店の斜め向かいのビルの三階にあるカフェでバイトしてるんですが丁度客さんもいなかったんでまかないをベランダで食べていた時」

    2005-07-21 12:49:00
  • 217:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ?「下が騒がしかったんで見下ろしたらなんか警察官が銃を構えて喫茶店にむかって叫んでました。周りにすごい数の人がいたので何か事件でもあったんだろうかと思い、見続けていると喫茶店から店員さんと男二人と女一人が出てきて男がピストルを出して構えた時、喫茶店が爆発したんです。けど、爆発と同時に男に店員さんは発砲されて、倒れた。周りに居た人や警察官も吹き飛ばされていたのに何故か男二人と女は吹き飛ばされずに立っていた」

    2005-07-21 13:05:00
  • 218:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ?「立っていた…?人が吹き飛ばされる程の爆発で?」?「はい。確かに立っていました。僕もびっくりしたんですが…そのあと爆発してつぶれた喫茶店の中から若い女が出てきて、男が発砲したんですがバリアみたいなものが女をおおっていて、一発も当たらなくて…説明しにくいんですが、とにかく現実では考えれない事が視界にはいってきました。そして若い女が男と出てきた女の前に行ったらいきなりものすごい勢いで女が吹っ飛んで」

    2005-07-21 16:10:00
  • 219:

    777 ◆5O.MmWydQc

    警察官は理解不可能な表情をしていた。?「ちょっちょっ…落ち着いて考えよう…実際にそんなことあるわけないじゃないか…」?「でも見たんです!」警察官は、とりあえず他に目撃者がいるか探すことにした。

    2005-07-21 16:14:00
  • 220:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「ありがとうございましたぁ」紫苑は歩いてる途中で見つけたビルの中の服屋でワンピースを買った。服屋を出て、靴屋に入ってとりあえず歩きやすくて脱げにくいサンダルとスニーカーを買った。

    2005-07-21 16:18:00
  • 221:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ビルの外はパトカーと救急車がサイレンをめいいっぱい響かせながら走っていた。

    2005-07-21 16:20:00
  • 222:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ビルのトイレに入り、個室に入った。紫苑は便座に座りため息をついた。一体どうやったら戻れるんだろう。喫茶店の三人はこの星の奴等ではない。それだけはわかった。外をむやみやたらとは歩けないなぁ…。紫苑はたった一人取り残された気がして、胸がしめつけられた。

    2005-07-21 20:11:00
  • 223:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑は、トイレの個室から出ようとした時
    ガチャ。コツンコツン。トイレに誰かが入ってきた。「はぁぁ。いっぱい買い物したねぇ!」「あっつぅ!うわぁ顔あぶら浮いてる。ガチャガチャ音がする。声からして若そうな二人。紫苑はトイレに水を流し、個室から出た。

    2005-07-21 21:18:00
  • 224:

    777 ◆5O.MmWydQc

    鏡ごしで女の子と目が合った瞬間二人とも黙った。紫苑は気にせず手を洗って、髪を軽く整えていた。すると女の子が声をかけてきた。「あの…昨日水に飲みに行ってませんか?」紫苑「水?」「あのホストクラブで、あっ!ソラ君がいる」紫苑はソラの名前ですぐ分かった。

    2005-07-21 21:23:00
  • 225:

    紫乃

    ?あげときます?NO1ダイスキ??

    2005-07-22 03:35:00
  • 226:

    名無しさん

    2005-07-22 05:18:00
  • 227:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「行ったけど…」「わぁぁ!やっぱそうだ!あたしも昨日行っててすごい綺麗な人だなぁと思ったから話したかったんです」うれしそうにはしゃぐ女の子を見て紫苑は微笑んだ。

    2005-07-22 05:39:00
  • 228:

    777 ◆5O.MmWydQc

    その時紫苑のポーチの中に入れていた携帯がブルブル振動して紫苑は携帯を取出し画面を見た。ジュリの名前が出ているが今はソラだと理解して女の子にさようならと会釈してトイレから出てすぐ電話に出た。

    2005-07-22 05:46:00
  • 229:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「はい」『もしもし…ソラだけど』「今起きたっぽいね」『正解。今起きた。うるさいけど、今外?』ビルの中は色々なショップがたくさんあって有線がかかっていたり流行の歌手の曲がかかってたりでやかましかった。

    2005-07-22 05:51:00
  • 230:

    名無しさん

    正直紫苑とジュリとかの異次元は出て来てほしくなかったなぁ...内容はおもしろみがあるんだけどやっぱり現実味がないので少し理解するのに抵抗があります。後、場面、場面入れ変わりが激しいのでそれがさらに現実味がない物語なので余計に解りづらぃと思います。ぜひ次回作には現実的な物語を書いて頂きたいですねっ☆勿論拝借させて頂きます。期待してますっ。逆に桜とソラの方は頭で物語が自然と描いてしまうし、とても2人ともが醸し出す雰囲気がグットです。物語の流れはベリーグットです。
    現在フラワーコミックスさんの方で〇〇先生のお手伝いさしてもらってる者より。まだ助手になって3ヶ月の新米です。

    2005-07-22 06:41:00
  • 231:

    777 ◆5O.MmWydQc

    感想ありがとうございます。すごく為になりました。最後までお付き合いお願いいたします。感想が編集部の人っぽくて有り難いです。あといつもあげてくれたりしてる人、ありがとう!

    2005-07-22 07:02:00
  • 232:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「外。何かショップがたくさん入ってるビルで買い物してるよ?」紫苑は話ながら歩いていた。『あぁ…買い物する場所分かったんだ。よかった…テレビ見た?あんた映ってたけど』「見た。あっ、あのさぁ話があるんだけど』「話?…じゃあ夜家行くから12時くらいに家にいて』「分かった」

    2005-07-22 15:05:00
  • 233:

    777 ◆5O.MmWydQc

    歩いてると、何人かに声をかけられたりして紫苑はうざったく感じた。
    大きい通りは、ややこしいので路地に入って歩いていると、煮物の匂いがしたり、野良猫があくびをしたりしていた。

    2005-07-22 17:33:00
  • 234:

    777 ◆5O.MmWydQc

    小さなスーパーで適当に材料を買って家に帰った。紫苑は知らない土地で色々疲れていたので、スーパーで買った材料を冷蔵庫に適当に入れて、水を飲みソファに座りテレビを付けてそのまますぐ眠ってしまった。

    2005-07-22 17:37:00
  • 235:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑は夢を見た。そこには母親と父親がいて、幼い紫苑の体を両腕で持ち上げ抱き締めて「大きくなったなぁ」と笑う父とそれを笑顔で見つめる母親。紫苑は父親に抱かれとても幸せで、夢だと分かっていても起きたくなかった。

    2005-07-22 17:41:00
  • 236:

    777 ◆5O.MmWydQc

    夢の中から現実に引き戻す声が遠くから聞こえる。 そして、その声をたどって、紫苑はゆっくり目覚めた。「あんた、爆睡しすぎ」目の前にソラがいた。紫苑はソファに横にしていた体を慌てて起こした。

    2005-07-22 17:46:00
  • 237:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「びっくりしたぁ…今何時…?」ソラは呆れた顔をして「12時すぎっていうかさぁ、ちゃんとベットで寝ろよ…」「…寝るつもりなかったんだけど…寝ちゃった」ソラはテレビのチャンネルを代えて、ニュースをつけて、紫苑の隣に座った。

    2005-07-22 17:50:00
  • 238:

    777 ◆5O.MmWydQc

    テレビから流れる映像と死亡者の名前と負傷者の名前にレポーターの険しい表情。そこには喫茶店が映っていた。

    2005-07-22 17:53:00
  • 239:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「あんた簡単に人殺せるの?これ、あんた絡んでるだろ?」ソラは冷めた声で言った。「何も知らないくせに」紫苑は少し怒りながら言った。「何も知らない?知るわけねぇよ。けどな人殺すなんてあんた最低っていうか犯罪…」「あたしがいなかったらみんな死んでたよ。っていうか私が殺されかけたんだ!」「あんたが殺されかけるわけねえだろ」

    2005-07-22 18:38:00
  • 240:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑はソラの言葉に少し傷ついた。まるで自分が人間じゃないみたいに言われた気分になった。「じゃあ見なよ!」紫苑はTシャツを脱いだ。ソラはびっくりして目をそらした。
    「ふざけんなよ…服きろって」紫苑はソラの頭を持って紫苑の下着を見せて胸辺りを指差した。

    2005-07-22 18:43:00
  • 241:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラは紫苑の胸辺りを見てびっくりした。「これ何か分かる?銃弾」 「…けどあんたには当たらないはずじゃ」紫苑はめりこんだ銃弾を抜き取ってテーブルに置いた。「当たるよ。近すぎていきなり射たれたらそりゃシールドだって張れない」

    2005-07-22 19:44:00
  • 242:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「あたしを探すために私と同じ星から来た奴等がたまたま行った喫茶店にいたの…あいつらは私が来るのが分かってたのよ。この銃弾も爆弾も私の星のものだから」

    2005-07-22 19:47:00
  • 243:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラはいまいち理解出来ずにいたが考えれば考える程頭が痛くなった。現実味のない現実を叩きつけられ、とんでもない奴に住む場所を与えてる気分。
     けれど何故か紫苑をほおってはおけない。自分とどこか似ていて、寂しげで時々見せる表情が痛い程似ている。

    2005-07-23 01:36:00
  • 244:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「あのさぁ…いつ帰れるかも分からないし帰り方すら分からないから私バイトしたいんだけど何かないかな」「バイト?…それもそうだよな…けどあんた身分証明持ってないしな…」ソラの携帯がさっきから鳴っては止み鳴っては止みの繰り替えしでソラはメールを見ながら話た
    「ソラの仕事ってさぁ月いくらくらい稼げる?」「さぁ、人によるっていうかさぁ売り上げで変わってくる」「ふーん…そうなんだぁ。それって大変だよね…」ソラは携帯を閉じて立ち上がった。「仕事の件は一応探しとくからさぁ、安心しろよ。身分証明なくても働けるとこないか客に聞いてみるからさ…それよりあんたは目立つから行動する時は控えめに…っていうか行動するなよ」

    2005-07-23 16:16:00
  • 245:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑はソラを見上げた。ソラは少し困った表情を見せて玄関に行き靴を履いた「仕事行くの?」紫苑はソラの背中を見ながら玄関につったった。

    2005-07-23 16:21:00
  • 246:

    名無しさん

    ?あげ?読んでるょ??

    2005-07-25 02:37:00
  • 247:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラはコクリとうなずき家を出て店へと向かった。それにしても、本当にどうしたらいいのか分からない。 「ソラ!」店の前で声をかけてきたのは愛。ソラはびっくりした様子で愛を見た。 「おっおはよう。どうしたの?仕事は?」「えっ?ソラ何言ってるの?一緒に店入ろうってメールしたじゃん!」

    2005-07-25 11:01:00
  • 248:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラは愛と約束したのを思い出した。「ごめんごめん。じゃあ入ろうか」愛は少しほっぺをふくらましてソラを見上げた。ソラは微笑みながら愛の頭を撫でると愛は嬉しそうに笑いながらソラと一緒に店に入った。

    2005-07-25 11:57:00
  • 249:

    777 ◆5O.MmWydQc

    『いらっしゃいませぇぇ!!!』たくさんのホスト達が席から声をあげる。愛は、この瞬間が大好きだ。日本一男前のホストのソラと同伴なんだから。ソラは先にオフィスに行き、用意してる間ホストが席を案内した。店は少し空席があるくらいでとてもにぎわっていた。

    2005-07-25 12:02:00
  • 250:

    777 ◆5O.MmWydQc

    オフィスには指名グラフが大きく張られてあり、ソラは二位の蓮と大きく差があいてあった。二位の蓮と三位の誠もものすごい差だ。出勤してきたホストは毎回グラフを見てはソラと蓮に憧れ、目標としているのだ。

    2005-07-25 12:35:00
  • 251:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラはグラフにまったく興味がなく、とりあえず来る予定の客全員に電話してからオフィスを出た。チーフがソラに気付き近くまで来て、「新規客ソラ指名で今四組来てるから愛ちゃんの席少し着いたら、すぐ1番に行って次8番で30番で21番。その後、10番にゆうこちゃん来てるから」ソラは言われた席を見ていく。みんなソラをちらちら見ていたようで目が合った。

    2005-07-25 12:48:00
  • 252:

    777 ◆5O.MmWydQc

    新規の客は大抵友達と二人で来る。クラブ水は新規が毎日最低10組は来る。ソラ指名が必ず一日6組新規ではいるのだ。ソラにはショボ客とでかい客すべて含めて200は軽くいた。名前かぶる客も何人も何人もいる。営業メールはとにかく時間がかかる。だから10日にたいがい分けて全員にメールを送る。もちろん毎日来てる客にはマメに連絡もする。

    2005-07-25 12:55:00
  • 253:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「何か照れるなぁ…ホスト初めて?」「はい!初めてで愛さんの席が初めての席です」「そっかぁ。愛優しいから話しやすいと思うから善かったなぁ。」ソラにそう言われて愛は少し照れた。けんたは売れるだろうとソラは密かに思いながら三人で少し話した。

    2005-07-25 17:21:00
  • 254:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「愛、ちょっと違う席行ってくるけどけんたと仲良く話てて」ぽんぽんっ。そう言って愛の頭を軽く叩いて席を立った。愛も笑顔で「頑張って!」そう言った。 ソラは歩きだし新規の1番テーブルへと向かう。視界に入ってきたのは二人。二人とも太く、髪が金髪に近い。蓮も指名らしく一人のほうの隣に座っていた。「失礼します」その声に気付き二人がソラを見てはしゃぎだした。

    2005-07-25 17:29:00
  • 255:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「本物やぁ!!めっちゃかっこええやん!」蓮指名の子がそう言った。「ソラ、二人共神戸から来てくれたんだって!」席に座ると蓮が笑顔でそう言った。ソラは驚いた顔をして二人を見た。蓮指名の子が「さとみがソラ君に一目惚れしたねんなぁ!」すると隣にいたこの顔が真っ赤になった

    2005-07-25 17:35:00
  • 256:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「指名ありがとう。あっあとわざわざ遠くからありがとう。ソラですよろしく」「さとみって言います。テレビによく出てますよね!あたし一目惚れしちゃって…あっ、ボトルおろしていいですか?」さとみは自らそう言った。ソラはテーブルのボトルに目が行った。すると蓮の指名の子が「これは私がおろしたの!」

    2005-07-25 22:18:00
  • 257:

    777 ◆5O.MmWydQc

    そう言った。蓮は優しくその子にほほ笑み、その子もメロメロという感じだった。ソラは驚いた。一緒に飲めばいいのに。と思ったのだ。さとみはボトルメニューを太く手入れのされていない白いがさがさな指で開いて少し考えていた。

    2005-07-25 22:27:00
  • 258:

    777 ◆5O.MmWydQc

    肌を見てソラは、さとみがソープで働いてると確信した。ピルと寝不足と日頃からホストに毎日行ってるのだろう、むくみ太りに顔はすこし吹き出物が出来ていた。髪は自分で脱色したのだろうか、プリンになっているし色にむらがありすぎる。服はミニスカートに無理して着てる胸を強調するTシャツ。カバンはカゴバックにキティちゃんのマスコットキーホルダー。

    2005-07-25 22:34:00
  • 259:

    777 ◆5O.MmWydQc

    さとみはブルーをおろした。蓮は席移動してヘルプがついた。ソラは次の席に行かなくてはだめなので一杯だけ付き合い、ヘルプが来たところで席を立った。「さとみちゃん、ちょっと待っててね。」さとみは笑顔でうなずいた。

    2005-07-25 22:39:00
  • 260:

    777 ◆5O.MmWydQc



    「博士、あんたが言ってたろ?もし死んだらここに埋めてくれって…まぁ海の底なんだけどな」ジュリは海底20メートルの所にいた。そして博士を砂に埋めてライトを消し、しばらく泳いだ。ジュリは海水に体をつけると下半身が魚になる。つまり人魚なのだ。海の中でも息が出来るしイルカのように泳ぎも早い。信じがたいが、事実。

    2005-07-25 22:49:00
  • 261:

    777 ◆5O.MmWydQc

    深夜の海はぶきみな程暗やみ。ジュリはしばらく泳いでから陸にあがった。そして満点の星空を眺めながら紫苑の事を考えた。「地球に行く方法を考えないと…」

    2005-07-25 22:52:00
  • 262:

    777 ◆5O.MmWydQc

    博士が買い取った小さな島は白い砂浜に囲まれて、この時期たくさんの花々が色を染める。博士は自然が大好きでまだ幼いまま逃げ出したジュリと紫苑を保護してからよくここに連れてきた。当時は二人とも気が荒く暴れやすく、博士は手をやいた。それでもこの島に何度も連れて来ては二人を自由にした。誰にも見つからない場所はこの島しかなかったのだ。

    2005-07-26 01:15:00
  • 263:

    777 ◆5O.MmWydQc

    三日月からこぼれる光のしずくは海を七色にゆっくり静かに輝かせる。無人島にたった一人きりでその景色を見つめながら博士との思い出を思い出しながら静かにジュリは泣き、少し泳いだ。  静かな波の音を聞きながら背泳ぎしたり魚のようにゆっくり泳いだり。

    2005-07-26 01:28:00
  • 264:

    777 ◆5O.MmWydQc

    そして少し深くもぐり泳いだ。

    パチ。紫苑が目を覚ました。どれくらい眠ったのだろう太陽の光の糸が白いレースのカーテンから部屋を明るくした。

    2005-07-26 01:36:00
  • 265:

    777 ◆5O.MmWydQc

    目覚めて現実を叩きつけられた。「はぁ…」ため息がでる。髪をかきあげながら体を起こした。 時計を見ると朝の10時だった。ベッドからでて、テレビを付けて冷蔵庫から牛乳を出して注ぎ口を直接唇に当てそのまま飲んだ。

    2005-07-26 02:28:00
  • 266:

    777 ◆5O.MmWydQc

    お腹がすいたので、冷蔵庫から適当に材料を取って朝ご飯を作ってテレビの前のテーブルの上にならべてソファに座った。

    2005-07-26 11:24:00
  • 267:

    777 ◆5O.MmWydQc

    アニメを見ながら朝食をゆっくり食べる。紫苑はアニメをえらく気に入った。女の子が変身して悪い悪魔を退治する話。 ついつい集中してしまった。「おもしろかったぁ!」ピーンポーン。家のベルが鳴った。

    2005-07-26 11:46:00
  • 268:

    777 ◆5O.MmWydQc

    モニターを見るとソラが映っていたのでドアをあけるとソラがふらつきながらリビングのソファにどさりと座った。

    2005-07-26 12:13:00
  • 269:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑はグラスに水を入れてソラに渡してもう一つのソファに座った。水を全部飲みグラスをテーブルの上に置いてまたソファにもたれた。

    2005-07-26 12:54:00
  • 270:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「俺さぁ施設で育ったんだぁ…」ソラがうつろな目で話しだした。かなり酔っているように見える。紫苑は黙って聞く事にした。
    「親の顔は全く覚えてない…たまに夢で両親との思い出を見るが顔は見えないんだ…」紫苑はうなずいた。「この業界で成り上がっていつかでかい会社の社長になって」

    2005-07-26 13:01:00
  • 271:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「あんたにだけ言うけど…仕事上秘密だけど今、彼女がいて一緒にすんでるんだ…その子と…結婚して幸せな家庭を築く」ソラは紫苑の目を見ながらそう言った。「そう…あなたも親の顔知らないの?あたしも知らない」

    2005-07-26 13:08:00
  • 272:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラはそのまま寝息をたてて眠ってしまった。紫苑は、立ち上がりベットから枕とタオルケットをもってきて、枕をソラの頭の下に置いてタオルケットを体にかけてテレビを消してシャワーを浴びにお風呂場に行った。

    2005-07-26 13:14:00
  • 273:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ザーッ。勢い良くでるお湯に湯気がシャワー室を包む。シャワー室と浴槽のある浴室は別でガラス張りのシャワー室は湯気で白く曇る。紫苑は裸になり、バスローブに香水を軽くふりシャワーを浴びる。紫苑のお尻には蛇のタトゥが彫られてあり、白い肌に妖艶に蛇が渦を巻にらみつけている。

    2005-07-26 17:34:00
  • 274:

    777 ◆5O.MmWydQc

    コンコン。びっくりして振り替えるとソラがお尻を指差して「それ、あんたの趣味?」真顔でそういった。紫苑は驚きすぎて動けないでいた。裸の紫苑とソラの間には薄いガラス一枚だけで、二人は目があったままとまっていた。「俺も風呂はいろ」そう言ってソラは浴室に行きボタンを押した。浴槽にお湯が少しずつ入る。そのまま 素通りして風呂場から出た。

    2005-07-26 17:42:00
  • 275:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑はお風呂からあがるとタオルを頭に巻き下着も付けずにバスローブだけをまとい、リビングに行きソファに横になってるソラの前に行きいきなりまたがった。ソラはあおむけのままびっくりした。「あんたいきなり何なの?!一発お見舞いしようか?!」怒り興奮した紫苑がソラにむかって手のひらを向けて怒鳴った。「ごめん・・けど何度もノックした。…声もかけたしっていうか俺彼女以外興味ない」

    2005-07-26 17:48:00
  • 276:

    777 ◆5O.MmWydQc

    その瞬間。紫苑の頭のなかに記憶の映像がモノクロでとぎれとぎれで流れた。《…っ紫苑…一緒にあそ…》誰かが紫苑に向かってそう言っている

    2005-07-26 17:53:00
  • 277:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「ごめんってば…っていうかどいて」ソラが紫苑の体を持とうとした時紫苑は我に戻りいきなり泣きだした。タオルから髪についている水滴がソラの胸に落ちる。

    2005-07-26 20:28:00
  • 278:

    777 ◆5O.MmWydQc

    両手を顔にあてながら紫苑は泣きだし、とまどいながらソラは体を起こして「まじごめんっっ…紫苑?」紫苑は肩を震わしながら泣いた。ソラは何故だかわからないけど抱き締めながら紫苑の背中をトントン叩いた。

    2005-07-26 21:48:00
  • 279:

    名無しさん

    2005-07-27 01:51:00
  • 280:

    名無しさん

    書いてる意味がよくわからんねんけど?

    2005-07-27 01:56:00
  • 281:

    名無しさん

    むずいってゆうんぢゃなくて文章力なさすぎ

    2005-07-27 02:42:00
  • 282:

    名無しさん

    めちゃおもしろいです!!頑張って続き書いて下さいね!!

    2005-07-27 03:03:00
  • 283:

    777 ◆5O.MmWydQc

    浴槽にお湯がたまった知らせの音が鳴った。紫苑はソラの腕の中で少し落ち着いたようで、髪をタオルでふきはじめた。「大丈夫?…俺お風呂はいってくる」紫苑はうなずいてソラの顔を水髪をふきつづけた。ソラはそのままお風呂に入った。

    2005-07-27 03:23:00
  • 284:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑は幼い頃の記憶が全くなく親の顔すら覚えていない。一体さっきの頭の中を流れたモノクロの映像は何なのだろうか…。人の腕の中で泣いたのは、いつ振りだろう。

    2005-07-27 03:28:00
  • 285:

    777 ◆5O.MmWydQc



    「あった…」ジュリは島の小さな小屋にあるパソコンを思い出しパスワードをいれた。するとつながったのだ。

    2005-07-27 03:33:00
  • 286:

    777 ◆5O.MmWydQc

    博士はジュリにいざという時の為に役に立つようにこの島のパソコンの中に色々書き込んでいたのだ。ジュリはそれを博士から聞いていた。非常カプセルの場所地球への行き方、博士の金を隠してる場所。他にもいろいろあった。

    2005-07-27 03:38:00
  • 287:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「これで地球に行けるのか…お金も同じなんだぁ…」パソコンのカードを抜きジュリは防水ポーチに直した。そして小屋から出た。「博士を殺した奴らは紫苑の血を狙いに行ってるはず…とりあえず見つからないように行かないと…」

    2005-07-27 05:06:00
  • 288:

    777 ◆5O.MmWydQc



    ソラは紫苑の寝ていたベットで夕方まで寝る事にした。紫苑は用意をして出かける事にしたがソラが話したいと言ったので少し話す事にした。ソラと紫苑は二人でベットに横になった。「私ともう一人ジュリって子がいるんだけどね、特別らしいの。」「特別?」ソラが聞きなおすと紫苑は微笑みうなずいた。「普通じゃないって事…私は破壊と命を蘇らせる力があるの…体を流れる血と気でそうなるの。私もよく分からないんだけど普通じゃないの。その力を目覚めさせた奴らは完璧に目覚めたら私を殺して力をうばうつもりよ…博士が言ってた」

    2005-07-27 05:18:00
  • 289:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「私がどうやって親元から連れ去られたとかは分からない。けど、ジュリと二人だったのは覚えてる…うまく言えないけどね…ジュリは海に足をつけると下半身が魚になるの。ずっともぐっていられるしイルカよりも早く泳げる。あと、ジュリの血は空も飛べるの。

    2005-07-27 05:25:00
  • 290:

    名無しさん

    意味わからんゆうてんのになんで無視なん?おもしろいからみてるけど紫苑がソラに怒ってるとこの意味がまったくわからんねんけど?

    2005-07-27 15:11:00
  • 291:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ↑さんへ
    紫苑がソラに何故怒っているかというと、いきなり裸見られたからです。風呂場でソラに裸体を見られた時びっくりしすぎて固まってしまったけどだんだん腹がたってそれで怒ったって感じです。文章力なくてすいません。

    2005-07-27 15:43:00
  • 292:

    名無しさん

    意味分かるよ??初カキコだけど主さんの小説メッチャおもしろい??続き楽しみ?

    2005-07-27 16:04:00
  • 293:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「重力があるのに何で飛べる訳?」もっともな質問だなと紫苑は思った。「私にもよく分からないんだけどね、血で飛ぶらしいよ」「血?」紫苑はうなずいた。「博士が言ってた。特別な力を持つ人は血が違うって…本来の力が全て備わった時、私とジュリは自分で自分を破壊死んでしまうらしいの…もちろん訓練も必要だけどね、進歩するには精神的にも成長が必要なんだって」

    2005-07-27 17:38:00
  • 294:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「けど…こんな力よりも…私は普通の女になりたい…誰からも見られず追い掛けられず普通の恋愛をして普通にバイトしたりしたい」紫苑は悲しい顔をした。

    2005-07-27 17:44:00
  • 295:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラは微笑んで紫苑の顔を見た。「あんたがどういう生き方したかは知らない。けど、そんな風に思っちゃだめだ…もう寝るよ…起きたらまた…しご…と…」そのままソラは眠りについた。

    2005-07-27 18:01:00
  • 296:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ソラには何故か何でも話し手しまいそうになる…紫苑はそう思った。 きっと今知らない星に来て話す相手がこの人だからだろう…そう感じながらベットから降りてベランダに出て外の景色を眺めていた。

    2005-07-27 20:58:00
  • 297:

    777 ◆5O.MmWydQc

    ビルが建ち並ぶこの町は、海が見えないなぁ…ふとそう思いながらマンションの下の道を見ると黒服の男と女が五人程うろうろしていた。少し見てると警察も二人来て何やら話している。紫苑は、部屋に急いで入りポーチの中に入ってあったテントウムシの形をした盗聴器を取出しスイッチを入れた。すると羽がでてきて紫苑のまわりを2周してまた紫苑の手の平に止まった。「真下に居る女に止まって。見つからないように」盗聴器にそう言うと背中の斑点がチカチカ光り紫苑はベランダに行き黒服の女に向かって投げるとゆっくり飛びながら見事に見つからず盗聴器は女の髪の中に隠れた。

    2005-07-27 21:09:00
  • 298:

    777 ◆5O.MmWydQc

    紫苑は小さい耳栓のようなものにスイッチを入れて耳に入れると女の声が聞こえてきた。『ここら辺で目撃したって情報本当?』『ホテルは全部調べたが紫苑にら当てはまらない…ここ辺にいるはずだ…近所の人があるいてるのを見たそうだから』男の声がした。紫苑は自分が探されてるのを確信した。『博士は消したらしく、今ジュリを探してるところみたいだからジュリが紫苑がこっちに来てしまった事に気付き来る前に紫苑を消して血を抜かないと』

    2005-07-27 21:18:00
  • 299:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「…消した…?…」紫苑は目を大きく開いたまま固まった。「博士を殺したって事?…まさか…けど消すって」女たちの会話は続いていた。『とにかく紫苑に関わっていく奴は始末していいから紫苑の居場所を聞き出して。どこかにいるはずよ…』『マンションの聞き込みは警察に任せてください!』『そうね…怪しい奴は殺して!報酬は弾むわ』

    2005-07-27 21:26:00
  • 300:

    777 ◆5O.MmWydQc

    「…何言ってんの…?こいつら意味まじ分かんない…博士を?…消した?…」部屋に戻りソファに座って、考えたら怒りがこみあげてきて紫苑の拳に力が入る。紫苑は切れることは一度もなかった。紫苑にとって博士は大切な家族、命を捨てでも守れる存在。そして命の恩人。

    2005-07-28 00:58:00
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