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??色枕ホスト??
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1:
主
柊 誠。21歳。不動のナンバー1。巧みな話術と、目を引き付ける程のオーラで夜の世界を生きている。
彼は色、枕、友達営業と、さまざまなやり方を賢く使い分ける。
彼はその腹黒さを人前に晒すことはなかった。
そう、彼は色枕ホスト。
バレないように頭を使い、たくさんの女の心を掴んでいる。
サイトで叩かれるような馬鹿なマネはしない。
それが、ナンバー1柊 誠だ。2005-11-07 00:32:00 -
261:
主
誠「俺、隼人に明らか避けられてるやんな?」
雅也は頷いた。
誠「やっぱなぁ。ちゃんと話した方がええと思う?」雅也「あいつが話聞くかどうかやなぁ〜。だいぶ腹立ってるみたいやからさ。」雅也は、隼人が誠を避けている原因を話した。2005-12-12 10:57:00 -
262:
主
誠「美穂絡みやったんや。」誠は美穂と上手くいき、付き合っている。
(やばいなぁ。やからって美穂と別れるわけにもいかんしなぁ〜。)
友達か彼女。二つに一つだ。2005-12-12 10:59:00 -
263:
主
誠は下校中の隼人を捕まえた。
誠「事情は雅也から聞いた。俺にどうしろゆうねん!謝りたいけど、お前は避ける!話しようや?」
隼人はバッ!!と、誠の手を振りほどき怒鳴った。2005-12-12 11:03:00 -
264:
主
隼人「何がやねん!?誠、お前はいつもそうや。謝ればいい思ってる。そんなんで気済むんやったら、とっくに謝れゆうてる。よぉ考えろよ?そんな簡単に片付く話ちゃうやろ?なぁ?」
隼人は溜めていた気持ちを、全部誠にぶつけた。2005-12-12 11:06:00 -
265:
主
誠は始めて見る、隼人に驚き声が出ない。
隼人「何かゆえよ?図星すぎて返す言葉もないんか?」2005-12-12 11:11:00 -
266:
主
誠は黙ったままでいる。
隼人「俺はお前なんかよりずっと美穂欲しかった。いきなり学校来た、お前に取られてんで?お前、俺にない物全部持ってるやん?男前やし、頭ええし。美穂も手に入れて。美穂だけは、美穂だけは取んなよぉぉーっ!!!」
隼人は誠を殴った。2005-12-12 11:13:00 -
267:
主
一発、二発、三発…。
誠は何の抵抗もせず、ただ殴られるだけであった。
(これで隼人の気が少しでも済むんなら…)
隼人へ、せめてもの罪ほろぼしだった。2005-12-12 11:18:00 -
268:
主
隼人は泣きながら誠を殴り続けた。
どれぐらい経っただろう。隼人は誠を殴るのをやめて道に座りこんだ。
誠はようやく隼人も理解してくれたのだろうと思ったが、そうではなかった。2005-12-12 11:22:00 -
269:
主
隼人は「お前のその態度腹立つ。こんなんじゃ済まんからな。」と言葉を吐き捨て、去って行った。
誠の中に恐怖が生まれた。2005-12-12 11:58:00 -
270:
主
隼人は、その次の日から学校に来なくなり、悪い噂が広がった。
隼人が他校の不良や、退学になり荒れている、ガラの悪い連中とつるんでいるらしい。
皆がそう言う中、誠だけは隼人を信じ続けた。2005-12-12 12:03:00 -
271:
主
隼人が来なくなってから、3ヵ月が過ぎた。
誠は、最後に隼人が言い残した“こんなんじゃ済まんからな”という言葉を気にしていた。
(また何かしてくる気か?それともただゆうただけ?)2005-12-12 12:13:00 -
272:
主
美穂と一緒に帰る約束をしていたので、美穂を待ちながら考えた。美穂は友達が先生に用事を押し付けられたので、それを手伝っている。
雅也「まぁーこぉーとぉー!!!やばいって!!」
雅也が大慌てで、走って来た。2005-12-12 12:17:00 -
273:
主
雅也「隼人来た!!何かいっぱい連れて!来たって!こっち来てる!」
雅也は、帰ろうとしていた時に隼人がガラの悪い連中を引き連れて、校内を歩いているのを見たらしい。2005-12-12 12:21:00 -
274:
主
そんな事を説明していると、隼人と連中が、誠と雅也の前に現れた。
隼人「久しぶり。俺が最後にゆうた事忘れてないよな?」
久しぶりに見た隼人は、スッカリ変わっていた。2005-12-12 12:23:00 -
275:
主
服装、髪形、喋り方や人相までも別人であった。
誠の隼人を信じた気持ちは無駄で終わった。
誠「俺に何する気やねん?」2005-12-12 12:25:00 -
276:
主
隼人は、その質問待ってましたと言うかのように、生き生きと話し始めた。
隼人「お前は贅沢に何もかも持ってるよな?やから、お前から全部取ったるわ。」
隼人はニヤリと笑い、連中に合図をした。2005-12-12 12:29:00 -
277:
主
連中はざっと数えて、20人はいる。その内の4人が誠に近づいて来た。
ガバッと誠を持ち上げ、廊下に叩きつけた。
背中に激痛が走る…。
雅也はただ見ているだけで、助けようとしなかった。巻き込まれるのが恐かったのだ。2005-12-12 12:33:00 -
278:
主
(何でやねん。雅也?お前友達ちゃうんけ…。)
誠は、20人以上いる連中に順番にボコボコにされながら、何度も何度もそう思った。誠は、傍観している雅也の態度を見て抵抗する気が起こらず、連中の思うがままに殴られ、蹴られた。2005-12-12 12:36:00 -
279:
主
雅也「誠ぉぉ!ホンマ許せ!俺…負けるって分かってて喧嘩すんの無理やねん。」
雅也はそう叫んで、逃げて行った。
(あいつと俺の友情こんなもんなんけ…。)2005-12-12 12:40:00 -
280:
主
隼人は笑いながら、殴られ、蹴られる誠を見ている。隼人「雅也もお前に対して、こんなもんの友情しか抱いてへんかったてことやぁ〜!よう分かったやろ?」
(隼人…。あっ…やばい。美穂が来る。ここに美穂が来たら…。)2005-12-12 12:43:00