-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
朝日〜それぞれの道〜
-
1:
あすか
忘れられない恋がある。
忘れられない人がいる。
きっとこの先なにがあっても忘れることなんてできないだろう。同じ道を歩むことはできなかったけど、一緒にいたあの時間、あの朝に見た綺麗な朝焼け、あの日の私達…
私はその思い出だけで生きていけるから。だからたまには夢でいいから会いにきてね。2006-03-02 08:12:00 -
2:
あすか
裕也、元気にしてますか?私は相変わらずの毎日です。あれから…もう二年になるんだね。
仕事は順調ですか?風邪とかひいてないかな?季節の変わり目には体壊しやすいから少し心配です。
裕也もうすぐ結婚するんだよね。美樹から聞いたよ。おめで…2006-03-02 08:17:00 -
3:
あすか
ペンが動かなかった。おめでとうの文字が…書けなかった。
だいたい出せるはずもない手紙を書いてること自体、無駄なことなんだよね。もう私達は終わったんだから。
二年もたつってゆうのにいつまでも前に進めない私と新しい道を歩いてる裕也。もう同じ道を歩むことなんてないんだよね…。2006-03-02 08:21:00 -
4:
あすか
どうして離れたんだろう。大事なものは失って初めて気付く…とかよくゆうけど本当にそのとおりだと思った。
裕也…私、間違ってたよ。選んだ道は真っ暗だった。真っ暗でなんにもない。出口の見えないトンネルだった。2006-03-02 08:25:00 -
5:
あすか
いつも…朝日が綺麗だったよね。毎朝毎朝一緒に朝日を眺めてたね。
生活環境の違う私達が唯一共有できたあの朝日を見る時間は、私にとってきっと1番の安らぎの時間だったように思うよ。2006-03-02 08:30:00 -
6:
あすか
よく言うよね。愛があればそれだけでいいって。
私もそう思ってた。愛し合ってればそれでいい、生きていけるって。お金とか仕事とか生活環境とか…そんなもん関係ないって…思ってた。
でも違った。生活環境が違うだけでズレてくる気持ちやぶつかり合うもどかしさ…私達はとことんダメになってしまった。2006-03-02 08:35:00 -
7:
あすか
夜の仕事をしていた私と昼間に仕事をしてた裕也。うまくいってたんだよ始めは。
ずっとそうだと思ってた。お互いがお互いを好きで、それ以上でもそれ以下でもなかった。2006-03-02 08:40:00 -
8:
あすか
今から…そう五年前のあの春の日だったね。
友達とお花見してた私に「写真とってもらえますか?」って言ったよね。
普通さ、写真とって下さいって言われたらカメラ渡されてアングル合わせて撮ると思うでしょ?
でも裕也は違ったんだよね。2006-03-03 07:11:00 -
9:
あすか
「ちゃうねん一緒にうつってほしいねんやん」
裕也はそう言って私の顔の横に自分の顔をくっつけてカメラのシャッターを勝手に押した。私達の真上にはピンク色の綺麗な桜の花びらが舞い散ってたよね。
暖かい春の日、私の心が確かに動き始めた。2006-03-03 07:14:00 -
10:
あすか
「あすかな、あんたみたいなチャランポランそうな男とか信用できひんし嫌いやねん。どっか行って」
初めて会った裕也に私はそう言ってた。裕也は黙ってうなずいた後、私を見てこう言った。
「人のこと見た目で判断してる奴は人にも見た目で判断されんねんで」2006-03-03 07:21:00 -
11:
あすか
意味が分からんかった。でも今になればそんな小さな言葉さえも難しさの中に暖かさがあったんだろうなって不思議と気付いた。
裕也は正しかったよ。最初から最後まで。ずっとずっと…正しかったね。2006-03-03 07:23:00 -
12:
あすか
いつもまぶしかった。裕也はキラキラしてた。嘘や欺瞞のうずまく世界にいた私にとって、裕也は本当に綺麗な光りだった。
正しいことは正しい、間違ってることは間違ってる。そう言えるまっすぐな裕也が好きだった。大好きだった。2006-03-03 07:43:00