-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
明日への後悔
-
1:
柚子
あの日、後悔をしたから今がある
貴方も私も、あの日はもぅ無いけど今がある
沢山の人に囲まれて思い出す過去はどれもこれも綺麗すぎて、悲しい
後悔が明日へ繋がる様に、そう信じて悲しい過去を思い出してみる2006-01-29 00:24:00 -
301:
柚子
「今、客きてるから…」
そう言った誠汰朗は、もしかして別人じゃないかと思う程無表情に席をたった。
はす向かいの席に移った彼が、女の子に優しく「ただいま」と言ったのを見て少しヤキモチをやいた2006-02-04 14:27:00 -
302:
柚子
「あれぇ?セータローは放置なーん?」
たったの30分で酔っ払いに変身したあみチャンと南が私に絡む
「ココは若い皆様で…」
そう笑いトイレと言って席を立った2006-02-04 14:31:00 -
303:
削除削除されますた
あぼ~ん -
304:
柚子
一人暮らしを始めた日から化粧も、金の数え方も、多分世渡りも上手くなった。
―誠汰朗と出会って、きっと恋だってちゃんと出来てる。
バカみたいにそう自惚れる自分が、ホスクラの鏡にうつっていた2006-02-04 14:47:00 -
305:
柚子
トイレから出ると、誠汰朗がオシボリを手に待ち構えていた。
「お客さん待ってるよ?私いいから…戻れば?」
私の視線は誠汰朗を通り抜け、フロアーに突き刺さった。
そして、その言葉をキッカケに歯車は狂い始める…2006-02-04 14:49:00 -
306:
柚子
「何だそれ」
その顔は、怒りを隠したりはしていない。
誠汰朗の言葉は短く、余計にするどく突き刺さる2006-02-05 11:12:00 -
307:
柚子
「あ、私いたら仕事しにくいか」
かわいくない女が、誠汰朗に尋ねる
「怒らしたいの?」
―だってもう、怒ってるじゃん2006-02-05 11:13:00 -
308:
柚子
なんだか分からなくなってきた。
―私はアンタの何?
そう聞いてしまいたい。でも傷つくのが恐い。
そんな堂堂巡り2006-02-05 11:14:00 -
309:
柚子
「信じるじゃなかった」
そう言って笑った私に
「俺もだよ」
と誠汰朗も共鳴した2006-02-05 11:15:00 -
310:
柚子
私は、こうやって人を傷つける…
自分が傷つきたくない一心で、あんなに優しかった誠汰朗までも傷つけたんだ。
―私は君の何?―
ちゃんとそう聞けば、誠汰朗は答えてくれたはず2006-02-05 11:18:00 -
311:
柚子
私が傷つかない様に考えてくれていたはず。
「信じるじゃなかった」
大失敗の私の台詞の後の誠汰朗は結構見物だった2006-02-05 11:19:00 -
312:
柚子
彼は、私が座っていた席に戻りあみチャンと南に
「ホンマごめん!!あの人酔ってるから帰すな?ゴメンなぁ」
と謝り、私のカバンとコートを持って戻って来た。
それから、まだトイレの前で立っていた私の腕を掴み、フロアーへと引きずりだした2006-02-05 11:20:00 -
313:
柚子
「痛い!」
扉の前で彼の腕を振り払って叫んだ。狭い部屋に私の声が響く
店中の視線が痛かった。誠汰朗と笑っていた女の子と目が合った。
―きっと…私も彼女と同じ眼をしてる2006-02-05 11:23:00 -
314:
柚子
「いいから帰れ」
―私は本当に酔っているんだろうか?
もう笑ってはいない彼の目がひどく悲しくて、自分の正気を疑った2006-02-05 11:24:00 -
315:
柚子
春はもう目の前だと言うのに
扉の外の朝はまだ、二人が出会った冬のまま。
太陽が昇りかけたこの街はまるでハリボテみたいに閑散としていて、再び夜が訪れるのをひっそりと待ちわびている様だった。2006-02-05 12:02:00 -
316:
柚子
「もう会わんとこーや」
誠汰朗は、眠っている街に気遣うような小さな声でそう言った
―ねぇ、声ってどーやって出すんだっけ?何て言えば正解なの?
「じゃぁ…」2006-02-05 12:12:00 -
317:
柚子
必死に絞りだしたそれが、私の最後の声。
数少ない通行人の視線はチラリ、チラリと私達の背中を突き差して通り過ぎてゆく。
ホスクラの路地裏。スーツの男と若い女。
誤解のしようがないスチュエーションの主人公は私2006-02-05 12:24:00 -
318:
柚子
言葉の続きも見つからず、彼の視線を振り切るように私はうつむいた
「じゃぁ何?バイバイ?」
誠汰朗の強い口調
すばると話していた時の彼の目を、うつむいたまま思い浮かべた2006-02-05 12:31:00 -
319:
柚子
そんな私は相変わらず何も言えなかった
「アンタ最低やな」
そう言って彼は背中を向けた
―何がって、これが一番悲しかった。2006-02-05 16:41:00 -
320:
柚子
誠汰朗が私を、「アンタ」とか「なぁ」って呼ぶのは、本名ではない名前を使わない為の配慮だと思っていた。
―やっぱりそれは自惚れだったんだ
そう気付いたら、悔しくて、悲しくて2006-02-05 16:43:00 -
321:
柚子
「泣くぐらいなら、言いたい事言えやッッ!」
誠汰朗の怒鳴り声が、私の涙を擦り抜ける
泣けばすぐに抱きしめてくれる…ずるいけどそう思っていた私がいて2006-02-05 16:51:00 -
322:
柚子
いつもの優しい腕が、今日は無い現実…
それがもっと悲しくて、もっともっと泣いていたんだ。
「アンタはどーしたいの?」
背中のまんまの誠汰朗がそう言っていた2006-02-05 16:56:00 -
323:
柚子
━「そばにいたい」
そう言えばよかった、そう言いたかったのに。
…もう言葉にはならなかった2006-02-05 16:59:00 -
324:
はるな ◆ofir7ZeOpE
続き楽しみ♪
2006-02-05 23:31:00 -
325:
柚子
>>はるなサン
ぁりがとぅこざぃます(′艸`*)
はるなサンに楽しみにして戴けて、私はぅれしぃです ( ´∀`)頑張りまっす♪2006-02-06 11:51:00 -
326:
柚子
━誠汰朗が閉めた扉の向うが暖かに見えた
その向こう側でいつも泣いていたくせに。
彼の背中にかけたい言葉は沢山合ったのに、何一つ伝えられないまま、また私は一人になった2006-02-06 11:55:00 -
327:
柚子
優しい嘘と偽りの愛で作り上げられたこの世界は
本物の優しい手を
偽りではない愛を
そして誠汰朗さえも見えなくさせた2006-02-06 11:56:00 -
328:
柚子
―ねぇ誠汰朗?
きっと私は、神様の作った失敗作だね
誠汰朗が投げ捨てた鞄とコートを拾い、情けない女はポツリポツリと歩きだした2006-02-06 11:57:00 -
329:
柚子
━愛してる形━
ずっと隠して来た本音。
それは、すばるを想って泣く彼女を抱くたび虚しくなった。
いつになったら、アンタは俺に抱かれながらアイツを想うのをやめるの?2006-02-06 11:58:00 -
330:
柚子
「すばると会うな」
そう言った俺の前には、今にも泣き出しそうなアンタがいた。
一緒に居ても、笑っていても、一瞬たりとも忘れてないんだろ?
いつかアンタが諦められるまで…そんな広い心は俺にはないよ2006-02-06 12:00:00 -
331:
コウ
やばい!なんかめちゃ共感できる。泣きそうになりました。つづき楽しみ頑張ってね。
2006-02-06 12:05:00 -
332:
柚子
午前4:10
イラつく理由はもう一つあった。
「最近電話もくれないじゃん。女いるんでしょ?」
やたらうっとうしい標準語を使って、俺に絡んでくる優2006-02-06 12:06:00 -
333:
柚子
「女?おる訳ないやんかぁ!!」
そう嘘を吐く自分の顔が歪んでいるのが分かった。
「嘘つき!携帯見たんだもんッッ」
嘘つき?お前がな…2006-02-06 12:07:00 -
334:
柚子
すぐに嘘だと分るのは、虚しい真実のおかげ
ゆなとはメールをしない、電話も会う日だけ
俺の携帯にはゆなの存在はない
「見られてもやましいモンないもーん。優ちゃん?カマはよくないよ。」2006-02-06 12:08:00 -
335:
柚子
そう言って席をたった。
もう2、3回同じ様な会話が続けばキレそうだった。
―彼女はいない、それはあながち嘘じゃない2006-02-06 12:10:00 -
336:
柚子
俺はゆなのエアバックで、危険な時だけ必要とされる。
安全な時は?
ハンドルの中に丁寧にしまわれて居るだけ。
だけどエアバックがなきゃ走れない、それも分かってる2006-02-06 12:12:00 -
337:
柚子
「セータローさん?」
声をかけてきたのは、るぅだった
「なんやねん」
コイツはちゃっかりあの事件を無いモノにして、あみチャンを獲得している2006-02-06 12:12:00 -
338:
柚子
「えー!俺に切れてんのぉ?」
オーバーリアクションにハイテンション。どれもこれも今の俺にはうっとうしい物だった。
「ゆなサン、4卓に来てますよ」
その言葉は俺がギリギリで保ってきた均等を打ち壊す。2006-02-06 12:18:00 -
339:
柚子
半分以上が灰に変わってしまった煙草を見つめながら、掴みかけたはずの彼女の心がまた遠退いていくのが分かった
「あー!!ゆなちゃんが好きなんだぁ?」
るぅは愉快そうに俺の肩に手をかけて、そう言って笑った。2006-02-06 13:33:00 -
340:
柚子
「うざいね、お前」
そう言って振り返った俺は、るぅの手を肩から外し笑い返した
無理矢理に装った平然は、『誠汰朗』をホストに変えてくれる。
やっと戻ってきたホストの自分を確認して、その笑顔のまま、ゆなの席に向かった2006-02-06 13:37:00 -
341:
柚子
―ホストになれば、お金も愛も手に入るだろ
そんな風に考えていた18才の俺を呪った日もあったよ。だけど今日は感謝している。
ゆなの席で偽物の笑顔振りまきながらそう思っていた。2006-02-06 13:45:00 -
342:
柚子
こんなバカみたいに笑っている俺は、彼女の目にどう映っているのかな?
「今、客きてるから…」
情けない自分を見兼ねて、ゆなの席をたった
もうこんな笑顔を、ゆなに見せたくなかった2006-02-06 13:57:00 -
343:
柚子
>>コウさん
ぁりがとーござぃます(′艸`*)
コレに共感できるだなんて…コウさんもなかなか波瀾万丈な人生を送られてるんですねぇ(((( ;゚Д゚)))
喜んでがんばります((*^∪^*))2006-02-06 14:05:00 -
344:
柚子
「ただいまぁ」
そう言って、俺は優の席に戻った。
―あの席でゆなと話す事は、ホストと客に逆戻りするって事。
なのになんでだよ、何でゆなは来たんだ。俺はアイツのなんなんだ2006-02-06 14:09:00 -
345:
柚子
「ちょっと!!」
優の声で現実に戻る
「あれ彼女のなの?」
そう言ってむくれる優が、ゆなにはない素直さが、なんだか可愛いかった2006-02-06 14:10:00 -
346:
柚子
「優チャン…俺のこと好き?」
そう聞いたのはゆなへの当て付けだった。
「好きぃー!なんでぇ?」
俺の右腕にしがみつきニコニコと笑う優は、いとも簡単にそう答える2006-02-06 14:20:00 -
347:
柚子
「そっか…優チャンはかわいいな」
そう言って気付く
ゆなは一度でも俺に好きだって言ったか?
好きだとも言えないそんな彼女が、作り笑いをして席をたったのが見えた2006-02-06 14:25:00 -
348:
柚子
彼女がちゃんと笑えないのは
彼女が素直になれないのは
今まで大切にされていなかったから…誰に?
すばるサンに。2006-02-06 14:27:00 -
349:
柚子
どこまでも…どこまでも…すばるサンで構成されている彼女を、打ち砕いてやりたくなった
2006-02-06 14:29:00 -
350:
ゆみ ◆CxQixBLQZs
読んでるよ!
2006-02-06 14:36:00