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明日への後悔
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1:
柚子
あの日、後悔をしたから今がある
貴方も私も、あの日はもぅ無いけど今がある
沢山の人に囲まれて思い出す過去はどれもこれも綺麗すぎて、悲しい
後悔が明日へ繋がる様に、そう信じて悲しい過去を思い出してみる2006-01-29 00:24:00 -
51:
柚子
「いんじゃない?得したなら」
真実を話した日、あみちゃんはあまり関心も示さずにそう言っただけだった。
「帰るのダルイからってココ泊まれるのはじゅりちゃんのお陰やね」
とコンビニでラーメンを買いながら今日も笑っていた。2006-01-29 15:15:00 -
52:
柚子
一時間後、太客あみちゃんは早速るぅ君にアフターに誘われ、ウキウキ出ていった。
「使った金は体で返して貰わないとな」
かわいい顔してヤクザ発言。コイツはこーゆーヤツだ。
はじめにガツンと使い、しばらく甘い蜜を吸って飽きたらサクッと捨てる。そのために風俗をしていると言っていた2006-01-29 15:18:00 -
53:
柚子
そんなウキウキあみちゃんを笑顔で見送り、鞄の底に沈めていた携帯を引きずりだした。
―不在・3件
―メール ・4件2006-01-29 15:19:00 -
55:
柚子
誠汰朗のメール一つを除き、すべてすばるだった。
思わず眉間に皺が寄るほど蕩々と、明日の予定、仕事が終わった、どこにいる、連絡をよこせと書き綴られていた。
すばるで埋まりつつある男の子ボックスに「誠汰朗」が一件。2006-01-29 15:23:00 -
56:
柚子
少しだけ…花が咲いたとおもったんだ
2006-01-29 15:24:00 -
57:
柚子
―夜更けの乱―
どれだけ眠っていたんだろうか。ここ最近は、夢さえも見ないほど深く眠る事が多い
夢なんて見れば見るほど虚しくなる。そう大人になった私が言う2006-01-29 20:11:00 -
58:
柚子
午後5:06
あみちゃんはまだ帰って来ていない
「そのまま仕事かな?」
そう考えながら、シャワーを浴び、化粧をして店に向かった。頭が痛い…二日酔いだ2006-01-29 20:14:00 -
59:
柚子
「ゆな、酒臭いで」
キスをした後に良サンに言われた
「マジ?昨日遅くまで飲んだからかなぁー」
良君はここ4ヵ月程通っているお客で、自分は特別だと思っているらしい。2、3回店外で食事はしたがそれだけ。その思い込みも特に害はないので否定はしていない2006-01-29 20:16:00 -
60:
柚子
基本アフターや店外は禁止。しかし、水面下では暗黙で行なわれている
「ごめんね?」
ご機嫌を伺いながら、良サンの顔を覗き込んだ2006-01-29 20:19:00 -
61:
柚子
「俺はいいけど、他のお客さんは気付けなよ」
お前に一体何様なんだ、と喉まででそうになるのをどーにか耐え
「うん、良君が一番でよかった」
とまたキスをした2006-01-29 20:21:00 -
62:
柚子
こんなもんだ、私たちの世界なんてものは
勘違いを利用し、騙し、騙され探り合いながら金を稼ぐ
―ピピッ
ッとタイマーが鳴ってタイムオーバー。名残惜しそうな良サンを尻目に時間厳守で次の仕事へさっさと迎った2006-01-29 20:23:00 -
63:
柚子
深夜12:00
決まってこの時間にすばるからの営業メールがくる
おはようだとか、今から仕事だとか、飽きもせず同じメールばっかり
と来ればそう思うけど、来なきゃそれは心配。今日はなぜか、すばるからの連絡はなかった2006-01-29 20:26:00 -
65:
柚子
―ぉはょ((*^∪^*))すば君今日休み?店行くつもりだったんダケド(*′艸`*)?―
私も似たようなもんだな。と呆れながら文字を打ち込み、彼と私を繋げる小さな送信ボタンを押した2006-01-30 12:12:00 -
66:
柚子
「ゆな、あみちゃん知らん?」
突然背後から声をかけられ、慌てて携帯を閉じた
なぜだかやましい気持ちになった2006-01-30 12:14:00 -
67:
柚子
振り向くと困った顔の店長が立っていた
「あみちゃん?まだ来てないの?」
店長に向き直り、少し驚いて逆に聞き返す。
「出勤確認もとれなくて…。ゆな、昨日一緒に寮泊まったんじゃないの?」2006-01-30 12:19:00 -
68:
柚子
あいかわらずの困った顔の店長にそう言われた
「いや、一回家帰るって言ってたから…」
思わず嘘をついたのは、あみちゃんではなく自分を守るため
ホストに行っているなんてばれたくない。その一心だった2006-01-30 12:28:00 -
69:
柚子
いつもはスッピンを見せたくないからと泊まらずに帰ってくるのにあみちゃんどーしたんだろう?
なんかあったのかな?とそう思い
「電話してみるわ」
と店長にそう言って、携帯を握り締め店の外にでた2006-01-30 12:31:00 -
70:
柚子
コートを持ってくるべきだったと階段を降りる途中で後悔したが、取りに行くのが面倒でやめた。
寒い。寒すぎる。
小刻みに震えながら、大量のメモリーからあみちゃんを引き出しコールをする2006-01-30 12:32:00 -
71:
柚子
―ただ今電話に出ることが出来ません―
繰り返される留守電メッセージを聞きながら、少し不安になった
誠汰朗にかけて、るぅ君に聞くということも考えたが、いくら同僚にでも他人のアフターを無闇にバラすのはどうかと考え直し、寒い空を見上げながら近くの自動販売機まで歩いた2006-01-30 12:36:00 -
72:
柚子
暗い夜空に光る電飾
それに人々は引き込まれてゆく。快楽に溺れ、欲にまみれ、人間の底辺を見る。
この街で幸せなんて見つからないと知っていても、抜け出せないでいるのは私だけじゃない
自販機のホットレモンがぬるくて、少しせつなくなった2006-01-30 12:38:00 -
73:
柚子
「連絡つかなかったから、メールだけしといたよ」
どうだった?と聞いてきた店長にそう言って、次の仕事に向かった
心配と言えば嘘になる。あみちゃんがどこにいるかなんて、私にはどうでもいい事だから
ホットレモンは飲み干してしまったのに、なぜかまだせつなくて不安だった2006-01-30 12:44:00 -
74:
削除削除されますた
あぼ~ん -
75:
柚子
急いで保留にしてカバンに押し込んだ。仕事中にこいつの電話は取れない
それから2分も立たないうちにまた携帯が鳴ったが、今度は無視をした
この電話を取っていれば何か変わって居たんだろうか?と今更ながら思ってみたりする2006-01-30 12:52:00 -
76:
柚子
こんな時間にすばるが電話をしてきた事に、畏怖を感じるべきだったと思う。
不在8件の最後の電話に
「これ聞いたら、店に来い」
とすばるの声で留守電が入っていた2006-01-30 12:58:00 -
77:
柚子
怒ってる?
何かしましたっけ私?
必死に行動を振り返るが、思い当たる節が無い
訳もなくハラハラしながら、客と別れた直後、道端ですばるに掛けなおした2006-01-30 13:01:00 -
78:
柚子
「なに?どしたの?」
おはようも、こんばんはもすっ飛ばして、通話になった電話口にそう切り出した
「…ゆな?俺やけど、わかる?」2006-01-30 13:04:00 -
79:
柚子
―すばるじゃない…
ユナ?オレ?ダレダ?2006-01-30 13:08:00 -
80:
柚子
「すば君…の携帯?だよね?」
携帯が30秒をカウントする頃、声の主に見当が付いた。
すばるにかけた事は確かなのに、電波の先から聞こえてくる声は…
ありえない事だと自分自身の耳を疑った2006-01-30 13:13:00 -
81:
柚子
「俺、誠汰朗。わかるやろ?」
2006-01-30 13:13:00 -
82:
柚子
―ホントのところ―
「なんで…この携帯…」
それだけ言うのが精一杯だった2006-01-31 11:40:00 -
83:
柚子
「今あみちゃん?も居て、ちょっとややこしいトコなんよ。」
あみちゃん??どして?つーかそこには誰がいるんだ?
「アンタどこおんの?俺がそっち行くわ」
と誠汰朗に言われて、店に呼ぶわけにも行かず、とりあえず自宅の場所を教えて電話を切った2006-01-31 11:41:00 -
84:
柚子
慌てすぎて、タクシーの運転手に自宅の住所が伝えられない。その時に、自分がひどく動揺していた事に気付いた
―なんで?なんで?なんで?
それしか浮かばない
給料を貰う事さえ忘れ、ガタガタと揺れる車内で目を閉じて、ひたすら気持ちを落ち着ける2006-01-31 11:55:00 -
85:
柚子
長い20分が過ぎた頃
先に家に着いて下で待っていた私の前に、誠汰朗一人を乗せたタクシーが止まった。
誠汰朗はありがとーと爽やかに運転手に伝えタクシーを降りた
「何があったの?」2006-01-31 12:00:00 -
86:
柚子
「何があったの?」
タクシーの戸が閉まるより早く、誠汰朗の腕を掴んで苛立った様に私が聞く。
「待って、待って!部屋あげてくんないの?俺寒いー!!」
誠汰朗は掴まれた腕をブンブン振りながら、笑っていた2006-01-31 12:06:00 -
87:
柚子
それがまた私を苛立たせた。
誠汰朗を引きずる様にの部屋に入れ、脱いだままにしていた服を片付けた
それから、ヒーターをつけ、コーヒーを2つ机に並べる
ソファーに座っているバカ男はやたらと寛いでいて「ドッキリ」なんじゃないか?とさえ思った2006-01-31 12:11:00 -
89:
柚子
インスタントのコーヒーを一口飲んだ頃には、私の焦りも少しは落ち着いていて、このバカ男が話し出すのを待とうと言う気になっていた。
「長くなるから」
そう言って誠汰朗が始めた話2006-01-31 12:12:00 -
90:
柚子
「るぅ分かるやろ?昨日あみちゃんに付いた子ぉな。あれが悪いねん。」
うん。と短く相づちを打って、先を促す
「アイツ前Dで働いてたらしくて…」
うん。…うん?山程悪口言ちゃってるよ!!2006-01-31 12:14:00 -
91:
柚子
「昨日話した時何も言ってなかったのに…」
そう私が口を挟むと
「俺もさっき知ってん。アイツ最近入ってきた新人やからあんま話せーへんかったし」
と彼は答え「でなっ!」と大きめの声で仕切りなおした2006-01-31 12:16:00 -
92:
柚子
「るぅは…あみちゃんとのアフターの最中に、Dの口座と連絡とって鉢合わせにさせてんやん」
「なんで、そんなん…」
と言い掛けたのを誠汰朗は右手で制して続ける
「初回で新人に200使うんやで?俺等やって分かるなら、正体知りたなるわ。るぅはそれを知ることができたわけやから」2006-01-31 12:18:00 -
93:
柚子
そんなもんなのかな…。私は客の正体なんて知りたくはない
どんなにイイ人ぶってたって、仮面を一枚ひっぺがせばただのスケベなおっさんに変わりはじゃないか
「そっか」
と一応、納得したフリをしてうつむいた2006-01-31 12:21:00 -
94:
柚子
「そんで、まぁDの子からしたら太客持っていかれてる訳やん?他店に。だからあみちゃんは未収バリバリ残ってるとかなんとか、るぅにおどしかけて、家まで乗り込んで来たらしいわ。」
「未収?あみちゃんが?」
「ちょっとな、十分回収できる程度やけど大きく言ったみたいやわ」
誠汰朗は、知らなかった?と言わんばかりに不思議そうに答えた2006-01-31 12:25:00 -
95:
柚子
いつもチェックは別々にしていたので全然知らなかったし、気にもしていなかった。
未収はしないのが私のすばるのルール
んっ?いつすばるは出てくるの?
誠汰朗はその心を察したかの様に続けた2006-01-31 12:27:00 -
96:
柚子
「乗り込んで来たのは、一人じゃなかった。あみちゃんが行ったなら、ゆなも行ったんだろう。ってすばるさんや他の人等も何人か来て…俺も呼ばれた」
「めっちゃタチ悪いわ…ホンマごめんな」
思わずそう言って、謝っていた。
信じられない、こんな事するなんて。すばるは私の何なの?少し鳥肌がたった2006-01-31 12:30:00 -
97:
柚子
「今は、お互いのオーナーが話ししてる。2、3回殴られたからやばいと思って俺が連絡したんよ(笑」
「殴られたって…」
誰が?と言いかけ、彼の左の頬が赤く腫れている事にやっと気付いた
あみちゃんじゃなくてヨカッタと安心したと同時に、殴られている本人を前に安堵の顔を見せるのは気が引けたのでもう一度、謝ってうつむいた2006-01-31 12:37:00 -
98:
柚子
「ボク、泣かなかったよ!」
と彼はふざけてはいたが、赤くなった頬は見るからに痛そうだった
すばるのやりそうな事なのに、何で気付かなかったんだろうと反省した2006-01-31 12:41:00 -
99:
柚子
今はオーナー2人、口座2人、あみちゃんで話し合っているらしく、誠汰朗は待っているダケだったので抜けてきたんだと説明してくれた。
私はタオルを水に濡らして、誠汰朗の頬に当てた
それから私は重大な問題に気付いた2006-01-31 12:43:00 -
100:
柚子
「すばるは?何ですばるの携帯に出たの?すばるはなんて?今どこ?」
「質問しすぎやからッ(笑!多分Dに一回戻ったんちゃうかな?報告に。大丈夫やで、アイツにはバシッと言うてきたったから」
一瞬パニックになった。え?バシってなに言ったのよ2006-01-31 12:44:00