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明日への後悔
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1:
柚子
あの日、後悔をしたから今がある
貴方も私も、あの日はもぅ無いけど今がある
沢山の人に囲まれて思い出す過去はどれもこれも綺麗すぎて、悲しい
後悔が明日へ繋がる様に、そう信じて悲しい過去を思い出してみる2006-01-29 00:24:00 -
241:
柚子
―怒られるかな?
そう思いながらも、あっさり開いてしまった扉に戸惑いもせず、俺は彼女の部屋へ忍び込んだ2006-02-03 12:05:00 -
242:
柚子
るぅから聞いた顔のアザ
―ゆなはまたすばるサンに殴られたんだろう。
その話を聞いた時「仲直り」は、彼女が望んだ物ではなかったんだと確信した。
思い上がりかもしれない、だけどゆなは助けを求めといると信じて、この部屋まで来てしまった2006-02-03 12:08:00 -
243:
柚子
追い帰される事を考え、オートロックは他の住人の後について入った。
部屋の前まで行ってしまえばコッチのモノだとやらしい事を考えていた。
ゆなの部屋を見渡すと、前に来た時も感じた、アイツの匂いがした2006-02-03 12:09:00 -
244:
柚子
二種類の煙草、二つづつの食器、彼女には大きすぎるΤシャツ
そんな物に嫉妬を覚えた。
なんて言われるだろう?
いくら鍵が開いていたと言っても、勝手に入ってきた奴に「いらっしゃい」なんて言ってはくれないだろう。2006-02-03 12:11:00 -
245:
柚子
―ガチャ…
扉が開く音、閉まる音、彼女の…足音。
―さぁ、なんて言おうか…2006-02-03 12:11:00 -
246:
柚子
「何してんのよ」
随分あっさりとゆなにそう言われて、少し驚いた。
「オートロックの意味がない」
と言う彼女を、俺は笑って誤魔化す2006-02-03 12:12:00 -
247:
柚子
―どうやって部屋に入ったのか、まぁゆなも気付いているんだろう
彼女がコートを脱ぐと、下は紺のジャージだった。
意外な姿がかわいくて、思わず抱き締めたい衝動にかられた2006-02-03 12:14:00 -
248:
柚子
「そのままでお願いします」
そんな間抜けな言葉で抱き締めた俺は、腕の中にスッポリと納まった彼女の体が冷たくて小さくて
その衝動を止められなくなってしまっていた。
彼女が拒否しなかったのは、意外だった2006-02-03 12:17:00 -
249:
柚子
甘く、小さく、消えそうな声で鳴くアンタを何度も確かめずにはいられなくて
全てを奪って自分の物してしまいたい。
そう思ってた。
「愛している」が最上級の言葉だと信じて疑わなかった俺は、なんて馬鹿なんだろう2006-02-03 12:19:00 -
250:
柚子
―ねぇ、アンタはアイツに抱かれてる時もそうやって鳴いてるの?
―もう、アイツとは会わないで
―シンデレラだって、白雪姫だってもう一度信じさせてあげるから… そんな声を何度も押し殺しながら君を抱いていたんだ2006-02-03 12:23:00