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お兄ちゃんが好き。 part ?

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  • 1:

    お兄ちゃんが好き。part ?
    http://bbs.yoasobiweb.com//test/read.cgi/yomimono/1117473268/1-5

    2005-06-13 03:45:00
  • 211:

    『…ふーん』

    ギシッ
    頭をタオルでゴシゴシ拭きながら、兄貴はあたしの横に座った。
    ドキッ―――!!
    ……兄貴がイキナリ横に来たから、あたしはあまりに意識して、慌ててベッドから飛び起き、
    『あ、あたしもお風呂入るね!』
    と、兄貴から離れた。

    2005-06-16 08:08:00
  • 212:

    ―――その瞬間。
    ガシッ―――
    ―――――――?!
    兄貴が、あたしの腕を掴んだ。
    『―――?!きゃ??!』
    あたしは兄貴に引き戻され、ベッドに押し倒された。
    兄貴は、あたしの腕をきつく掴んだまま、押し倒されビビリまくってるあたしの顔を見下ろした。

    ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
    ――あたしの心臓の音は部屋中に響く勢いで鳴っている。

    2005-06-16 08:10:00
  • 213:

    『あ…兄貴…』
    眼鏡をしていない兄貴の顔に見つめられ、あたしは本気で、どうにかなりそうだった。
    『何で、嘘つくんだ?』
    ――――え?!
    兄貴の言葉が、一瞬理解できなかった。
    ……何が?!

    『さっきの電話、男だろ?』
    『―――あ…』
    兄貴は冷ややかな目であたしを見下ろしている。

    2005-06-16 08:11:00
  • 214:

    兄貴は冷ややかな目であたしを見下ろしている。

    『お前の嘘は、すぐわかる。誰と電話してた?』
    『…あ…えと…あ……………秋吉……』
    兄貴の視線が痛くて、あたしは素直に答えた。

    『あいつか…何で嘘ついたんだ?』
    『あ…!別に!やましい事がある訳じゃなくて…!何となく…ごめんなさい…』

    2005-06-16 08:13:00
  • 215:

    フゥ……
    兄貴は、あたしからゆっくり離れ、タバコに火をつけ、まだ濡れた髪をクシャッと手で掻き分けた。
    …お…怒らした………!
    あたしは焦って、兄貴に言い訳をしようとした。が―――。

    『俺カッコ悪いな。お前の事、信じてるとか、言いながら…』
    …………え……
    『徹夜の弟に、ヤキモチ妬いた』
    少し気まずそうに兄貴はタバコの火を吐きだしながら、言った。
    『あ…兄貴…』

    2005-06-16 08:14:00
  • 216:

    『か…可愛い…』

    あたしは思わず、ポロリと言葉を吐いた。
    『はぁ?!』
    兄貴が不満気な声を出した。
    『兄貴、何か可愛い…』
    男の人を可愛いって思ったの、初めてだ。
    『うるせーな。目ぇキラキラさせて言うな』
    『あはっ!照れてる!』
    『お前なぁ……』

    2005-06-16 08:15:00
  • 217:

    あたしがケラケラ笑っていると、不意に、兄貴の手があたしの顔に触れた。

    ビクッ―――ッ
    ……咄嗟に、あたしは身を引いてしまった。
    『……お前…俺の事、恐いのか?さっきから何気に逃げてるよな』
    兄貴があたしを見つめながら、微笑を浮かべた。
    ドキンドキンドキンドキン
    『ち…違うよ…??』
    『意識しすぎだろ』
    兄貴がクスッと笑い、ゆっくりあたしに体を近付ける。

    2005-06-16 08:17:00
  • 218:

    『お前、もっと積極的な女だと思ってたけど…』
    …………!!
    兄貴の暖かい唇が、あたしの唇に触れた。
    『…ッん……ッ』

     ドサッ―――
    唇を重ねたまま、あたしはベッドの上で、兄貴に押し倒された―――――

    『……――ッんん…ッ』
    兄貴のキスは、今までのどんなキスより濃厚で…激しい。

    2005-06-16 08:18:00
  • 219:

    『はぁ…――ッ』
    途切れ途切れに、ふたりの唇から漏れる息が、部屋中に響く―――…

    『あ…兄貴…ちょ、ちょっと待って……ッ』
    あたしは兄貴の胸を押し、唇を離した。
    『なんだ…?』
    『……シャ…シャワー…まだ、浴びてない…んだけど…』
    ………こ……心の準備も…かねて……

    2005-06-16 08:20:00
  • 220:

    『…いいよ別に』
    ………よ…よくない……。
    その瞬間、兄貴の手が、あたしの服の中に滑り込んできた―――。
    ビクッ―――
    『あ…!ちょ…!』
    そのまま、兄貴の手はあたしの背中にまわる。
    プチン
    『…………………!!』
    兄貴はいとも簡単に、あたしのブラのホックを外した。
    《な、慣れてない?!》

    2005-06-16 08:21:00
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