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¨*・White X'mas.*¨・

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  • 1:

    -12月24日-X'masイヴ私が365日の中でもっとも嫌いなこの日。まさかこの日を又昔の様に笑顔で迎える日が来るなんて思ってもみなかった…。

    2006-02-24 15:25:00
  • 5:

    私の母は仕事が忙しい人である日一週間出張で家を空けるとの事でした。私は学校が終わりいつもはそのまま友達と遊びに向うのですがこの日は大雨で外に出る気分じゃなかったのでそのまま家に帰りました。ゴロゴロしながらTVを見ていると何かのメロディが流れた。

    2006-02-24 16:29:00
  • 6:

    ♪♪♪
    父の携帯がテーブルの上で鳴っている。画面には【とも】と出ていたので私は電話に出た。すると電話の相手は父だった。緊急で携帯を会社まで届けてくれとの事。
    「雨だからせっかく遊びに行かずに家にこもろうと思ってたのに面倒くさいなぁ〜」と心の中で独り言を言いながらも父の会社に向かった。

    2006-02-24 16:46:00
  • 7:

    会社に着き父の同僚の人達に挨拶をしていたら後ろから頭をポンッと叩かれた。智哉君だった。
    「お前は何猫かぶってねん?(笑)龍ちゃん(父)やったらもう戻ってくるわ!」
    と何かしら話してるうちに父到着。
    「欄、!助かったよ〜。父さん今日遅くなりそうやねん。ほんまに悪いな。欄一人やしできるだけはよ帰る様にするから!」

    2006-02-24 17:12:00
  • 8:

    「え〜!まぁいいけど。そろそろうち帰るわ!そんじゃお父さん仕事頑張ってな!」
    「俺ちょうど帰るとこやったし飯でも行くか?」
    と智哉君に言われた。
    「行く行く!うち焼肉食べたい!お父さん行ってきてええやろ?」
    「ほな仕事終わったら智に連絡するから、それまで一緒におっとけよ!」

    2006-02-24 17:22:00
  • 9:

    そして私は智哉君と焼肉に行く事に。「二人で一緒に飯なんか欄が小学校の時以来だな〜!」と智哉君に言われた。そういえばそうなんだな〜あの頃はよく二人でゲーセン行ったりしてたのに…。私が中学に入って智哉君が結婚しちゃってから一緒に遊びに行く事がなくなったからな。なんて焼肉を食べながら頭の中で考えてた。

    2006-02-25 00:06:00
  • 10:

    お腹いっぱいになった私達はお店を出てそろそろ父が帰ってくる頃かな〜と言って私の家に向かった。久しぶりに二人で話したからかな?思い出話をして昔を思い出したりなんかしてものすごく懐かしかった。時がたつのって早いな〜。

    2006-02-25 00:13:00
  • 11:

    楽しい時間はすぐに過ぎていった。そんな中智哉君の携帯が鳴った。思った通り父からだったみたいでもう少し時間がかかるとの事。「父さん早く終わらせろよ〜」と私が言った直後、又智哉君の携帯が鳴った。智哉君は電話を切り慌てた様子で私に言った。
    「海(子供)が倒れたらしい…。俺とりあえず病院行ってくるわ!御免な。」
    「え!?」
    私もつい慌ててしまい、そのまま智哉君は急いで病院へと向かった。

    2006-02-25 00:29:00
  • 12:

    私は自分の部屋に行きベッドに入りながら「海ちゃん大丈夫かな?」と考えながらいつの間にか眠ってしまっていた。次に目が覚めた時、一瞬私は理解できなかった。それは何故か私が智哉君の腕の中に居たから…。

    2006-02-25 00:35:00
  • 13:

    私はよく智哉君と二人で遊んでいた頃智哉君の事が好きだった。そんな事忘れてた。と言うより無理矢理忘れようとしてた。あの時は親の勝手なお見合いで急に結婚が決まったから…。でもまだ未練と言うか心残りと言うか、まだ好きな気持ちはあったのかな?だからあの時とっさに私は智哉君に言った。
    「普通妹にこんな事しやへんから。離れてよ」気が付けば言ってしまってた。嬉しかったけどずっとこうして居たかったけど今の智哉君には奥さんも子供もいるから。

    2006-02-25 11:58:00
  • 14:

    「嫁も子供もおってこんなん言うのは間違ってるけど欄が好きやねん。お前が中学入った位から。でも欄はまだ中学生やったし一緒におれたらええと思とった。思とった矢先に俺ん親が見合い話持ち掛けてきよった。俺は当然乗り気じゃなかったけど、後々俺がその見合いを断ったらおとんの会社が倒産する事がわかった。言い訳みたいやけど、今更俺は何言うとんねんな。100%欄を幸せにはできんと思う。でもずっと一緒におって欲しいねん。今日みたいな事はあるかもしれん。それでも良かったら俺と一緒におってくれ。」
    そう言われた私は智哉君にOKの返事を出してしまう。この時の私は中学三年にもなって恋愛経験等全くなかった。つまり馬鹿だった。[これから先自分が一番辛い思いをするかもしれない]とこの時は思っていたが常識的に考えればこの事を知った時、奥さんと子供が一番辛い嫌な気持ちになるのに…。この時の私は[別れる時は奥さんにバレた時。]そう思っていた。これから自分に色んな不幸が起きる事も知らずに。

    2006-02-25 12:46:00
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