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■春夏秋冬■
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111:
『あ、え??』
『ヤノに俺からコーヒーのお礼』
軽く宙に浮いた小さな四角の紙パックを慌てて受キャッチした。
『ミハラ君、これじゃ意味ないよ』
『お礼は大切なんだろ?』2006-11-21 10:28:00 -
112:
『でもっ…』
彼の不可解な行動に戸惑いを隠しきれない。
『いいから』
少しずつ遠ざかる彼の背中を靴を鳴らしながら追い掛けた。
『ね、じゃあ私は明日のお昼にこのジュースのお礼するね』2006-11-21 10:29:00 -
113:
RIE◆G/de/03MME
『じゃあ俺もまたお礼するよ』
『それじゃジュースのお礼巡りだよ。笑』
『永遠続くな。笑』
ミハラ君は優しい目をして笑っていた。
そのまま彼と一緒に校舎裏で昼食をとった。2006-11-21 10:37:00 -
114:
病室から見た窓の外は紅葉がキレイだった。
サナエが退院してから、お昼はミハラ君を交えて3人で食べる事が多くなった。
サナエはそれを嫌だとも、歓迎している様子もなく、なんとなく受け入れている様だ。
風が冷たくなって、昼食の場は教室に移った。2006-11-21 10:39:00 -
117:
『うひゃあ、寒い』
そう言って腕に絡みついてきたエリカの頬は林檎の様に真っ赤だった。
彼女のやわらかな髪が冷たい風になびく度に鳥肌が立つ。
アタシが少し前に風邪をこじらせて入院した時から、何故か彼女はミハラと仲が良い。
今日の昼もミハラを交えて3人で学食に行った。2006-11-21 20:05:00 -
118:
周りは最初、アタシ達を不思議そうに見ていたが、気が付けばエリカがミハラと付き合っていると噂になっていた。
本人達も噂は耳にしているはずなのに、その事については一切触れなかった。
もし噂が本当なら、彼女は真っ先に報告してくるに違いない。
噂は噂にすぎない。
事実、ミハラとこの後、いつもの場所で会う約束をしている。2006-11-21 20:07:00 -
119:
『じゃあ、また明日ね』
『うん、バイバイ』
手をいつまでも振りながら、英会話スクールのビルに彼女が入って行くのを見届け、アタシは足早に駅に向かった。2006-11-21 20:09:00 -
120:
いつものマックには、アタシの方が先に着いた。
ホットコーヒーと期間限定のバーガーを買い、彼を待つ。
使わなかったミルクを指先で転がしていると、椅子をひく音が聞こえたと同時に目の端に彼の姿を捕らえた。2006-11-21 20:13:00