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■春夏秋冬■
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24:
好奇心と興味から、彼を誘った。
彼に触れ、彼と繋がる事で、あたしにも彼の色が染まってくるんじゃないかという期待もあった。
肺に入った煙は、あたしの見えないところで黒く黒く汚していく。
そんな感じで、彼の色に染まってしまえば、ちがう『あたし』になるかもしれない。
この、つまらない世界も少しはおもしろくなるんじゃないかと、そぅ思った。2006-01-06 22:54:00 -
25:
『アダチさん、入りなよ』
水滴がところどころに残り、体から湯気だたせたミハラは、かなりの色気があった。
眼鏡の奥に、こんなにも艶っぽい目を隠していたのだから驚きだ。
タオルを腰に巻いたミハラに、自分が欲情しているのがわかった。
――抱イテ欲シイ…2006-01-06 23:46:00 -
26:
髪からしたたり落ちる水滴より早くあたしは彼の唇を奪う。
触れた唇は少し乾燥気味で、ところどころ刺激される。湿った舌が、唇とは対照的で、今までにないほど身体が熱くなった。
言葉なんていらなかった。
あたしは彼の腕の中、ただ本能のままに動き声をあげ、乱れた。
ミハラの綺麗な手は、相当場慣れしていて、彼の激しさに身体の芯から痺れていく。2006-01-08 16:54:00 -
29:
何度もあたしの身体を突き上げるたくましさに、『同級生』という意識から『男』にかわる。
二人の体温が溶け合い、熱気のこもった部屋には、ただただ悦びの声と、動きに合わせてベットがきしむ音だけが響く。
『ぅっ…』
小さく、呻くような声が漏れた後、一層激しく、深く男があたしのナカで暴れる。2006-01-09 15:32:00 -
30:
ハァッ ハァッ…
そのまま覆いかぶさってきて、少し汗ばんだ肌と肌がしっとりとひっつく。
荒々しい呼吸は徐々に整っていった。
他人の重みは息苦しくて、暑くて、あまりいいものではない。
はやく起き上がらないかな、とさっきまでの自分はまるで夢だったかの様に、うってかわって冷めていた。2006-01-09 15:43:00 -
31:
『…お風呂入りたいんだけど』
彼の背中を赤子を寝かし付けるかのように軽く一定のリズムでたたく。
『ああ、ごめん』
かたさを失い、付属品と化したソレが乱暴に引き抜かれ、その異物感におもわず鳥肌がたった。
ティッシュを何枚かひきぬく音を聞きながら、バスルームにむかう。2006-01-09 15:58:00 -
32:
人差し指と中指を添えて、指先で少し唇を開き、ツユを丁寧に流す。
あたしの身体は、あたしの身体であって、何にも侵される事はないのだと肩を落とした。
ただ、遥かにオヤジと寝るよりはミハラと寝た方が気持ち良かった。
若いからなのか、相性がいいのか。
ミハラの持つ『色』は決してあたしを染める事はないが、身体は彼に馴染む。2006-01-09 16:41:00 -
33:
それから、彼とは週に1度くらいのペースで密会を続けた。
あたしは彼に何も言わなかったし、彼もあたしに何も言ってこなかった。
学校ではほとんど言葉を交わす事無く、メールでなんとなく気がのった時に誘ってはホテルに行った。
食事や買い物なんて一度もしないし、どちらも誘わない。ホテルという密室に閉じこもって、お互いの身体を繋げるだけ。
たまに断られる事もあったが、大体はあたしの都合通り。2006-01-09 16:49:00