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彼氏依存症

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  • 1:

    素人

    ヘタクソすぎてムカつかせてしまったらすいません。小説というよりは、過去の回想です。

    2006-03-26 05:27:00
  • 151:

    素人

    『すぐに向かうから』その言葉を信じて待ち続けた。彼の話では私の家からそう遠くない所にいるはずだったが、来たのはそれから二時間近くたってからだった。彼には〔時間〕というものが曖昧な物に思えるらしく、いつも無意識にわたしを不快にさせていた。それがどんなに辛い事か、彼には何度いっても伝わる事はなかった。

    2006-04-09 13:42:00
  • 152:

    素人

    『愛?大丈夫?』やっと会えた喜びと安心感で(遅いよ!なんでこんな時くらい側に着いててくれないの!?)といいたいのをこらえ『大丈夫。たぶんストレスかな?(苦笑)これ、お土産』そういってお土産を手渡す。

    2006-04-09 13:49:00
  • 153:

    素人

    『え?お土産あるの?そんな、お金使う事ないのに。ごめんな。ありがとうな。』箱を見て、なんとなく中身の検討がついたらしく『何かわかる?』という質問に『もしかしてベルトか?』とうれしそうに答えた。『欲しがってたでしょ?』〔あなたの事はなんでもわかるのよ。いつもあなたを思ってるのよ。〕そう、伝えたかった。

    2006-04-09 13:55:00
  • 154:

    素人

    久々に会えた喜びで、私の心は満たされていた。いつも彼にプレゼントしてもらっている分、心を込めて、わたしなりの精一杯のお返しをした。彼も喜んでくれて満足だった。

    2006-04-09 13:57:00
  • 155:

    素人

    なぜか、いつもそうだった。不満や不安がいっぱいで、文句や愚痴が喉まで出かかるのだけれど、彼を目の前にすると何も言葉が出てこなくなる。嫌われたくないから我慢するというよりは、やっと会えた喜びが、全てを帳消しにしてしまうのだろうか。彼のくったくのない笑顔や優しい口調。全てが私を(ま、いっか)と思わせてしまう。まるで魔法のように…きっと彼には無意識にそういう力があるのだろう。吐き出せなかった不平不満は、吐き出す場所を求めて肥大化する。それなのに彼の〔飴とムチ〕の使い方があまりにも達人で、ただその小さい飴欲しさに大きなムチの痛みに耐え続けた。まるで調教されるかのように。【依存】とは、そういう案外単純で無意識なものから始まるのかもしれない。

    2006-04-09 14:09:00
  • 156:

    素人

    【発覚】…引っ越したばかりでまだベットもなかったので、床に布団を敷いて一緒に寝た。なんとか一難を危機一髪で乗り越え、日本に戻り、愛する彼の腕のなかで眠る事は、壊れかかった心を癒してくれた。

    2006-04-09 14:19:00
  • 157:

    素人

    しばらくしてふと目が覚める。見ると彼は熟睡していた。まだ明け方は布団に入っていても肌寒い。彼を起こさないようにそっと布団をでてトイレにいった。

    2006-04-09 14:23:00
  • 158:

    素人

    ふと、テーブルに置かれている彼の携帯が目に入る。…魔が差した。

    2006-04-09 14:24:00
  • 159:

    素人

    恐る恐る彼の携帯を手に取る。あれから、彼の携帯を見るのは二度目。(ドキンドキンドキン)罪悪感と緊張感でくらくらする。

    2006-04-09 14:28:00
  • 160:

    素人

    〔カパ〕メールを見ようとするが、ロックがかかっている。怪しい。着信、発信。何人かの女の名前…やはり、ふにおちない。だからといって〔女の人と電話している=浮気〕と全てを決め付ける決定的な証拠もない。

    2006-04-09 14:35:00
  • 161:

    素人

    ロックがかかっていたのでみれる範囲が限られていたが、必死で〔何か〕を探した。嫌、〔何もない〕ことを証明できる〔何か〕をさがした。

    2006-04-09 14:38:00
  • 162:

    素人

    最後に(そうだ、写メ!)携帯の機種によって(?)、ロックがかかっていても見れる場合がある。恐る恐る写メ→閲覧

    2006-04-09 14:40:00
  • 163:

    素人

    (えっ!?!!) 思わず我が目を疑った。(あ、赤ちゃん…?)そこに写っていたのは生まれたての赤ちゃんばかりだった。病院だろうか?保育機のようなものに入れられたあかちゃんは、まだ焦点も定まっていない。

    2006-04-09 14:44:00
  • 164:

    素人

    日付をみる。かなり最近の物だ。その日付は、彼を朝まで待ち続けたが結局連絡のなかった、あの土曜日の日付の物も含まれていた。

    2006-04-09 14:47:00
  • 165:

    素人

    二人で一緒にとった写真は、綺麗さっぱり、残されてなんていなかった。

    2006-04-09 14:47:00
  • 166:

    素人

    (う、嘘…)あまりにも唐突すぎて、何が何だか飲み込めない。(こ、子供?純一の?)頭が真っ白になる。携帯を持つ手が一気に振るえる。

    2006-04-09 14:50:00
  • 167:

    名無しさん

    読みたあ-い?

    2006-04-12 02:14:00
  • 168:

    名無しさん

    続き気になる?頑張って?

    2006-04-12 03:00:00
  • 169:

    素人

    (…え?え?純一の子供?…純一は…結婚してるの!?う、うそでしょ!?)    今まで夢にも思わなかったシチュエーションが、一瞬にしてめまぐるしく頭を駆け巡る

    2006-04-12 21:03:00
  • 170:

    素人

    私達、結婚しようねって…彼女とは別れたって、わざわざ電話までしてきたのに?あの言葉は嘘だったの?私、ずっと騙され続けてたの?…信じられない。そんな事って…ある…?       写真の赤ちゃんはホントにホントに生まれたてで、小さくて、柔らかそうで、か弱くて、天使のようだった。

    2006-04-12 21:11:00
  • 171:

    素人

    今まで、納得できない事は多々あった。でも、でも…人が、そんな簡単に、優しい笑顔で、平気で嘘をつくものだなんて、私はしらなかった。

    2006-04-12 21:13:00
  • 172:

    素人

    今度はさっきよりも状態はひどい。心臓がすごいはやさで暴れてる。手足は氷つくように冷たくなり、血の気が引きすぎて寒気がする。息を吸っても吸っても息苦しくて呼吸が荒れる。

    2006-04-12 21:19:00
  • 173:

    素人

    そんなわけない!そんなわけない!そんなわけない!そんなわけ!ない!!愛してるっていってくれた!『俺のお母さんを頼むね』っていってくれた!結婚しようねっていってくれた!一緒にいる時間が増えるっていってくれた!大事にしなきゃねって言ってくれた!優しい笑顔で言ってくれた!全部嘘なんて…そんなはずない!!

    2006-04-12 21:25:00
  • 174:

    素人

    震える手で携帯をそっと閉じると、力なくその携帯をまたテーブルのうえに戻した。

    2006-04-12 21:27:00
  • 175:

    素人

    いろんな推察と、いろんな感情が一気に湧き過ぎてわけがわからない。

    2006-04-12 21:31:00
  • 176:

    素人

    いたたまれずに部屋を出て、泣きながら友達に電話をした。寒さと恐怖で震える。話しても話しても、わたしは心と頭の整理ができずにいた。

    2006-04-12 21:36:00
  • 177:

    名無しさん

    ?

    2006-04-14 07:40:00
  • 178:

    名無しさん

    全然読みやすいよ?がんばってね?

    2006-04-14 18:08:00
  • 179:

    名無しさん

    あげ?

    2006-04-20 14:55:00
  • 180:

    名無しさん

    楽しみにしてるんで早く書ぃて下さぃ?

    2006-04-26 20:44:00
  • 181:

    素人

    みなさま上げていただいてありがとうございますm(__)m本当に更新できる時間がなくてもうしわけないです?もう少ししたら少し時間がとれるかもしれませんので。ご迷惑をおかけしますm(__)m

    2006-04-27 00:49:00
  • 182:

    素人

    どれだけ冷たい風にさらされていたのだろう。裸足のあたしは凍るような指先に限界を感じ震えながら部屋に戻った。

    2006-04-27 21:57:00
  • 183:

    素人

    どうしたらよいのだろう…普通の人はこういう時どうするのだろうか?。。。気付かなかった振りをして様子をみる?

    2006-04-27 21:59:00
  • 184:

    素人

    いや。私にはそんな器用な事はできない。賢くないとわかっていても、やはり本人に確認したい。私はいつも、面と向かって馬鹿正直で、白か黒をはっきり確認しないと気が済まない性格だから。

    2006-04-27 22:01:00
  • 185:

    素人

    やはり、黙ってはいられない!意を決して彼の寝ている寝室に向かう。彼はいつになくぐっすりと熟睡していた。

    2006-04-27 22:02:00
  • 186:

    素人

    『ねぇ、ねぇ、純一?ねぇ、起きて?』熟睡している彼はなかなか起きない。心臓が暴れるように脈うちながら、私を崖っぷちにたたせる。

    2006-04-27 22:04:00
  • 187:

    素人

    『ん、ん〜?何?どうしたの?起きてたの?』やっと目だけはなんとか覚めた純一は、かすれるような声で返事する。私は、この動揺がばれないよう、冷静をよそおい、(平気よ)という風に聞いた。(なぜか私は辛いときやショックを受けた時、決まって強がる節があった。余裕でいたかった。それがいい女の要素でもあるとおもっていた。)

    2006-04-27 22:09:00
  • 188:

    素人

    『純一、子供いるの?』(たいした事ないわ)という風に言う。純一が本当の事を言いやすくなればという配慮もあった。

    2006-04-27 22:11:00
  • 189:

    素人

    さすがに寝起きの純一、寝呆け眼に寝耳に水。そんな事をいきなり言われたら、あわてふためいて嘘なんて付けないだろう。

    2006-04-27 22:13:00
  • 190:

    素人

    だが彼は、意外な反応(嫌、逆に理想の答え、わたしの求めていた返事なのかもしれない)を示した。

    2006-04-27 22:14:00
  • 191:

    素人

    顔色一つかえずにこういった。『いないよ?』優しく穏やかな声。驚きや動揺なんてかけらもなかった。静かにくびを横に振りながらあっさりと答えるど、なだめるようにこういった。『どうしちゃったの??』

    2006-04-27 22:16:00
  • 192:

    素人

    (いやいや、私は知ってるのよ。純一)否定された事に逆に私が混乱した。ある意味こんなにも私を屈辱的に追い込んだ男の開き直る姿はどんなものだろうとみてやりたかった。むしろ私の勝ちだと思っていたのに、否定した…?

    2006-04-27 22:21:00
  • 193:

    素人

    『だって、あたしみちゃったもん…。』(これで言い訳はできないだろう。)私は、必死に泣いて謝るなり、ムキになるなり、取り乱す姿を心のどこかで期待していた。

    2006-04-27 22:23:00
  • 194:

    素人

    『見たって、なにを?』 さらにとぼける。    『携帯だよ』さぁ、どうする?

    2006-04-27 22:24:00
  • 195:

    素人

    『ん?携帯?あ〜、あれ、俺の子じゃないよ。友達に子供が産まれんだよ』  冷静に、あたしを安心させるような言い方だった。

    2006-04-27 22:26:00
  • 196:

    素人

    『嘘ばっかり。人のこ、あんなにたくさんとるの?』普通に考えて、ありえない。そんな言い訳は通用しない。なのに、口ではそういうが、心の八割が安心へ向かい歩きだしてしいた。

    2006-04-27 22:28:00
  • 197:

    素人

    『子供好きだからね。それよりどうしたの?こんな時間に。大丈夫?やっぱり今日愛ちゃん変だね。疲れてるんだな。もう寝なよ。』

    2006-04-27 22:30:00
  • 198:

    素人

    逆に、そんな事疑うわたしの方がおかしいんじゃにいかと思えてしまうほどの余裕と気遣いのある台詞だった。

    2006-04-27 22:32:00
  • 199:

    素人

    汚れ無き私は、その夜、彼の腕の中で、安心して眠りについた。(私今日変だわ。。。)

    2006-04-27 22:33:00
  • 200:

    素人

    今でも思い出すと手が震え、血の気が引き寒気で体が震える。数々の嘘やごまかしは複雑に絡み合って最悪の結果となった。文など書いた事のない私に、この苦しみがここに書ききれるのだろうか。まわりの友達も、失恋しては一旦は落ち込むが、なんだかんだいってすぐに新しい彼をみつける。所詮そんなもんか。くだらない。私はこうやって普通に生活しているようにみえるけど、毎日が苦痛で、不安で淋しくて、無力で、一人ぽっち。あの時の薄れゆく記憶を何度も何度も思い出し、手に入らなかった純一との結婚生活を想像しては、現実にくるしんで。気を紛らわすために昼も夜も働く毎日。ここに、全てなんて書けない。

    2006-04-27 23:50:00
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