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本命

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  • 1:

    羽梨

    羽梨、現在?歳。
    恋ゎいっぱぃしたけど、めちゃめちゃ手に入れたかったんゎ?人だけ。
    手に入らんかったんゎあんただけ?

    2006-01-12 12:50:00
  • 2:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 3:

    簡単に手に入らんものって欲しくなるよなぁ?
    うん。なるなる。
    手に入らんから、余計欲しいねん。

    2006-01-12 12:52:00
  • 4:

    『ぇーなにぃ!』美羽がゅった。『俺なー、神田。ぁ!ゅってもーた!!』
    ちょっと派手目なカジお兄ふんばり声がゅった。なんか今思えば、コイツゎこん時からすでになんかおもろぃォーラを出してたな。ぅん!

    あたしナンパ嫌いやねんか。でもなんかコイツゎ違った。『ぉ前俺の名前ゅーな!絶対ゅーなょ!』って横にぉる連れにゅってた。うちら喋ってナイからね。ひとりで喋ってたヵラね神田くん。美羽もあたしも神田くんの連れも笑ってた

    2006-01-12 12:54:00
  • 5:

    ある日?の日、学校前の駐車場で神田くんにおいで?ってされた。周りのヤンキー恐いカラいかんかったら走ってきて『番号教えてや』って素の顔と声でゆわれた。神田くんも素あるねやん!

    ま・いっかって教えたら、あたしのコトきゅうりって登録しやがった!『何でやねん』って突っ込んだら、神田くんの連れがきて『コイツの彼女にカモフラージュゃで』って教えてくれた。『うっさいわ!うん、まーそーやけどな!』なんの開き直りでつか?

    『彼女おんのに番号きくなや』ってキモチと『正直やな』ってキモチがあったけど、いちお『彼女おる癖ききなゃ!』ってゆったら『あ!大丈夫!好きちゃうから!』やと。何が大丈夫なん神田くん☆

    2006-01-12 12:56:00
  • 6:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 7:

    あたしらの学校は朝?時から?時で、週?行けば?やねんかぁ。でもあの頃神田くんもヤンキー達も、あたしも美羽も毎日行ってた。ヒマやったんかなァァ〜

    あたしゎ携帯に『神田くん』って登録したけど、神田くんゎそれに納得いってなかった。まぁそんなんええとして、神田くんカラの着信ゎなかった

    『聞いといて何ぢゃ?』って思ったけど、学校で新しい友達ができたり、その子らと美羽と遊んだりで楽しかったし、あんまり気にせんかった。

    2006-01-12 12:57:00
  • 8:

    それでも学校行くとほとんど神田くんの姿ゎ見てた。ヤンキー達に囲まれて、騒いでた。人気者って感じがしてた。神田くんゎあたしを見ると『羽梨ー!』ってデッカイ声で呼んで『うりうりー』とか意味ワカランコトゆーてはった

    なんかだんだん可愛く思えてきて、名前呼んで手振ってバイバイするだけでも嬉しかったりしたんよ、あたし?。それだけでイヤなコト会った日も吹っ飛んで元気になってた

    学校も慣れてきた頃、帰りに美羽らとたむろってしゃべってたら、神田くんとその連れ?人がチャリ?ヶでこっちきて、『お気に入りどれや?』ってゆって騒いでた。『神田に番号聞かれたやろ〜?』ってあたしにゆってきた。それが龍くん。

    2006-01-12 12:58:00
  • 9:

    『ぁ〜はぃ』『ヤバィでぇーコイツに教えたァカンでぇ〜』ってニヤニヤゆった。『ぇ?』ってゅったら神田くんが自身満々に、『でも俺かけてへん!』やって。笑 ホンマ意味ワカランて、神田くん?

    『俺ゎぉ前がかけてきてくれるん信じてるから、なぁ!羽梨』…『イヤイヤ?』『かけてこい!俺カラわかけへんから!』『あたしもかけへんってば』『大丈夫やって!お前のコトきゅうりって入れてるカラ!』…や め て

    神田くんゎ人懐っこいしオモロイし可愛ぃ。モテると思う。でも、神田くんとつきあっていける人ゎこの地球上今ンとこおらんって今ゎ思ぅ?

    2006-01-12 12:59:00
  • 10:

    そしてまたある日の学校帰り、神田くんに『遊びいこや!』って誘われた。美羽が休みでヒマやったヶド、龍くんとか他のヤンキー達も一緒やったから断った。神田くんゎひつこかった。『また今度な』ってゆったら、『イヤやったらはっきりゆえよ!』ってゆった。別にイヤとかちゃぅけど。。

    その夜初めて『神田くん』ってディスプレイが光った。『はぃ』『羽梨さんデスか』『神田くんデスか?』『神田ちゃぅわ!』『もぉぇーて?笑』『さっきごめんな、今から遊ぼや!』『断ったょな?』『いーやんけ!車あるし』『ドコいくん?』『遊園地!』『今カラとかナイわ!笑』 ?分くらい喋った?

    結局遊ばんかった。美羽に電話のコト話したら『羽梨と神田くんお似合いやと思う!』って。

    2006-01-12 13:00:00
  • 11:

    美羽とゎ小学校ヵラの友達で最強に仲がイイねん?美羽にゎ当時?ネン続いてる彼氏がおってん。あたしゎ誰かとつきあっても続かんし、フリー期間が多くて美羽が羨ましかったりしたなァ?美羽ゎ逆にフリーの期間がなかったから

    ちょうど『そろそろ男欲しい!』って嘆いてたあたしに、神田くんが近寄ってきた。半年も彼氏おらんかった。幸せなりたいやん!?ぅん。次こそゎって思うやん??

    でも現実ってホンマに大概甘くナイ。神田くんゎあたしにそれを痛い程教えてくれたネ?

    2006-01-12 13:01:00
  • 12:

    しばらく経って、あたしゎ神田くんと結ばれた?何回か電話して、初めて遊んだ日やった。ドライブして、朝方まで色々話して。

    あんたの告白、めさめさトキめいたよ?多分人生で?バンなる思ぅょ!『俺ゎそんな力もナイしなんもできんけど、お前が困ったトキとか危ない時ゎ俺が絶対守ったる。俺力ナイヶド俺の周り強いから!ぶっちゃけ』またきた、変な正直。。?でも、あたしゎ神田くんの周りじゃなくて、神田くんが誰よりも強く見えた。神田くんゎ他の人が持ってナイ強さ持ってるように感じたカラ。

    でもあたしが感じた ソレ ゎ、やがてあたしを苦しめるよーになる。あんたのその強さゎ、弱さなんかもしらんな。。

    2006-01-12 13:02:00
  • 13:

    あんたゎつきあった瞬間から『毎日会うんゎャメとこな!』とかゆーてたネ。あたしゎ当時?のガキんちょで、淋しいコトゆうなぁ位に思ってた。?つの年の差ゎ今になってわかるわ

    つきあった日から、あたしゎ学校で神田くんに会うん恥ずかしくてしゃーなかった。笑 やっと神田くんゎ下の名前教えてくれた。『咲希』やって。呼び捨てしてってゆわれたヶド、あたしゎ神田くんでえーねん 笑

    神田くんのヤンキーな連れともちょっと仲良くなった?ゆーほどヤンキーじゃなかった。笑 でもなんか馴染めなかった。なんか世界ちゃうんよ。『メアド教えて』ってゆったら教えてくれたヶド、メール嫌いらしくて短文やった。つきあった日から、あたしゎ学校で神田くんに会うん恥ずかしくてしゃーなかった。笑 やっと神田くんゎ下の名前教えてくれた。『咲希』やって。呼び捨てしてってゆわれたヶド、あたしゎ神田くんでえーねん 笑

    2006-01-12 13:03:00
  • 14:

    ↑上おかしくなってごめんなさぃ??

    2006-01-12 13:04:00
  • 15:

    神田くんゎ前の彼女と別れたんゎ『お前のため!かもかも!』とかゅーてたヶド、あたしゎ嬉しかったな?

    同じ時期、美羽は彼氏と別れて、年上の子とつきあった。名前ゎキっくん。あたしゎ、よく別れれたなぁ〜?ネンもつきあった人と…とか思ったヶド、もち美羽を応援したよ??

    美羽とゎよく語ってた。神田くんとキっくんの話。?人ともあたしらより年上で、連絡も少なかったカラ、うちらゎ淋しかった。メールくるたび喜んだりしてたゎぁ

    2006-01-12 13:05:00
  • 16:

    神田くんと何回かデートしたヶド、その度冷たくなってるよーな気がした。『お前働け』とか散々ゆわれたし一緒におってもそんなに会話が盛り上がらんかったんよ。神田くんゎキャラよりも冷めてたヵラ。あたしが話すコト『そりゃそーやろ』みたいなんしかゆわんくて。。

    神田くんゎ連れとおる時ゎ楽しそーやけど、あたしとおる時なんか冷めてた。盛り上がる前に話切断されてた気がする

    ある日、『夜の仕事でも紹介したろか?』ってゆわれてガキなあたしでもさすがにわかってしまった。〈コイツ遊びやな…〉『俺ゎ働かんよーな人間ゎァカンと思うねん。別に夜ぢゃなくてもなんでもえーけど、夜のがお前向いてるわ。』〈…あたしそんなガキちゃうぞ!〉

    2006-01-12 13:06:00
  • 17:

    『ほな、夜しよかな』ゆってみた。『しろや!それで俺と遊んだらえーやん』冗談のよぅで本気。『引っ張る気?』『ちゃぅやん。つきあってんやから別にいーやん。俺別にお前だけに金出さすわけちゃぅねんから』素でゆぅからあたしも困惑すんねやんか。。

    ファミレスで出された水ぶっかけたった。『何すんねん!つめたつめたっ!笑』こんな時までチョケるか!!(`´)『あんたナメてんの?本気ちゃうやろ。』『何がやねん!俺ゎ今までの女にも同じ様にやってきたわ!』〈呆れた…コイツこんな奴なん。。〉『あたしにゎ無理やな』

    『別に無理にやれゆーてへんやんけ!』顔をふきながら神田くんが怒鳴った。『帰るゎ』あたしゎ悔しかってん。。席たったら『待てや』って腕を捕まれた。『何?』って怒ってゆったら『別れんの?』って。。

    2006-01-12 13:06:00
  • 18:

    『…』即答できひん自分がまた悔しかったヶド、『考えるわ』ってゆった。『今決めろや』とかゆーてきよってムカツいたわ!でもまたあたしも子供やって『別れへんけど』ってゆってもーた

    『お前が決めてんからな!』…ムカツいた。でも周りの客がジロジロ見てたし、とりあえず店出て、駐車場で『ほな?』って帰ろーとしたのにとめよれへんやん!あたし意地っ張りの負けず嫌いやカラ、そのままホンマに歩いて帰るフリして歩いてん。

    アイツ?人で車乗ってあたしの横通って、窓から『じゃーな!』ってゆって帰りやがった!!クラクション鳴らして!『コイツまぢ何?』ビックリやがな。ココあんたの地元ですやん。あたしんちまでどーやって帰れと!?

    2006-01-12 13:07:00
  • 19:

    その日金もナイあたしゎ美羽と美羽の彼氏に車で迎えきてもらって帰れたんやけどね。
    さすがにムカツいてたヶド、神田くんにとってはこんなん序の口なんよ。『お前が帰るゆーて勝手に行ってンやんけ』って素でゆーてはった

    あたしゎ考えた。『別れよかな。』でもあたしこの頃弱かってん。それに神田くんの本性まだわかってなかった。
    働かんのゎあたしがダラけてるからやし、神田くんゎあーゆー子なんやって思う部分もあった。

    2006-01-12 13:09:00
  • 20:

    ただ単に、半年ぶりにできた彼氏と別れるんが淋しかった。ひとりになるんがイヤやっただけ。
    デモ、別れは突然やってくる。。

    ある日遊んでたらメールが入った。『別れよ』ショックやったし、ムカツいた。『別れたいん?』メールうつ手は震えてた。。
    『もーいーやろ?』〈…は?何がやねん〉あたしは我慢の糸がキレた

    2006-01-12 13:10:00
  • 21:

    電話したヶドでよれへん。『電話でろや』メール送った。そしたら電話かかってきたと思ったら、『電話代アレやからかけてきて!』とかいいよった!マヂなんなんですかお前!!!

    電話してボロクソゆーた。神田くんゎあたしが遊びやと思ってたってゆった。ムカツいてムカツいて、あたしは神田くんを呼んだ。

    神田くんがきた時、スグわかった。〈コイツ飛んでる。。〉『よぉ!わざわざきたったぞ!』『こっち座りや』

    2006-01-12 13:11:00
  • 22:

    『やめぇや…』『無理。しかも俺のんは法違反ちゃうから。
    お前も欲しかったら売ったんで!俺のモトカノってコトで安したるし』『いらんわ』…神田くんに失望したんじゃなくて、神田くんをとめられへんって直感した自分に失望した。終わりを感じた。『あたしのコト遊びやったん?』

    『別に普通にお前本命やったで。お前とつきあってる間俺ダレともヤってへんもん』
    『何それ。。』素でゆうなよ。。『あたしのアカンとことか全部ゆーてよ。最後やし』

    2006-01-12 13:13:00
  • 23:

    神田くんあたしのコトほんまに好きやったん―――?
    『別に。これといってナイけどな。かといっておもろ!とかナイし。フツーやな。』それって一番痛いやんか…『俺の勝手やし気にすんなよ!お前そこそこ可愛いし、次いくらでもおるやんけ』『あんたあたしのコト好きちゃぅのにつきあったやろ』

    『てゆーかお前ならずっと一緒におれると思ってんけどな、俺。でもやっぱ無理やったわ。まぁごめんな!俺が悪いし。なんでもしてええで。そんかし車と携帯にゎ手ぇださんといて!』車の前で両手広げてはる。
    『あほちゃぅ!まぁあたしぢゃ無理やったってコトやな』『だからお前悪ナイて。俺がこんなんやねん』淡々と悪びれる様子もなく喋る神田くんが淋しいって思った。

    2006-01-12 13:14:00
  • 24:

    『いつか神田くんが本気になれる女が現れるわ』『ナイな!俺わこんなんやねん。可愛い子と遊べたらそれでイーしな。』『あたしゎ?』『お前ゎなんかちゃぅ。結局ヤらしてくれんかったしな!』?ヶ月そこらでヤるわけない。

    別れ話のつもりがそこから色々朝まで話した。学校のダレの話とか、タイプの話とか、地元の話やら。そろそろ帰ろーってした時、『羽梨、最後にバイバイのチューして!ん』口尖らしてる神田くんに『別れた人に無理』ってゆったら、『じゃぁほっぺでいい!』ってゆったから、しゃーなしでほっぺに唇近付けたら、神田くんがこっち向いて唇があたった。―チュッ。

    『何するん!もぉ!』あたし真っ赤になってたと思ぅ。神田くんはめさ可愛い顔で笑ってあたしの髪をくしゃってして『またな!』ってゆってクラクション鳴らして帰っていった。あたしゎ車が見えんくなるまで立ち尽くして動けんかった。

    2006-01-12 13:15:00
  • 25:

    神田くん、楽しかったよ。たった?ヶ月。でも、神田くんと一緒におったら自分がスゴイちっちゃくて狭い狭い世界おるみたいでバカらしいって気持ちになるねん。あたし。神田くんの世界がスゴイ広くて、キラキラしてるよーに見えた。恋よりも憧れやった。間違ってても、否定されても、自分を強く信じてるあんたがすごいあたしの憧れやった。今でもやで!??

    不思議と涙はでんかった。この?時間後くらいに神田くんから電話があって『女紹介してや!』っていつものひつこさでまた素で言われたりして、泣くのはバカらしく思ったんヵモ?
    でもあたしはこの日からスゴイ変わったと思う。

    2006-01-12 13:16:00
  • 26:

    同じ日に美羽も彼氏と別れたらしくて『さすがニコイチ?笑』って笑ってやった。もぉ次の女探してる神田くん見て、立ち止まったりすんのあほらしく感じた。まぁそれでもあたしらこの日から恋愛に対してディープに語るよーになった。

    あたしらの恋が終わった日、あたしの人生が大きくそれた。神田くん、うちらはココが始まりやったんやって今は思う?

    学校はきまずいと思ってた反面、『羽梨!羽梨ー!!』って無視しても話しかけてくる神田くんが目に見えてたカラ。いつものヤンキーの群れ。『喋りかけんといてくれる?笑』『さみしーコトゆーなや、うりうり!なぁなぁなぁ!』相変わらずが嬉しいよーな切ないよーな。

    2006-01-12 13:17:00
  • 27:

    あたしはスグに神田くんの連れの勇介とイー感じになった。おないやし、おしゃれさんやし楽しいし、優しい。言うトコなし?でも男ってはじめはみんなこんなもんなんやなァァ〜。

    ある日学校で、『お前俺と別れた直後に勇介とかナイわ!ヒドすぎるぞ!ボケ』と神田くんが言ってきた。『ゆわれたナイわあんたに!笑』『まぁな!でも俺よりイー男はお前にゎ絶対おらんて。な!』『そーかもな』『まぁ俺も今2.5股中やし』『なんやねんそれ。笑』

    『?人は上戸彩似やで!』『可愛んやろ??人でイーやん』『アホやな、上戸彩も毎日じゃアキルわ』『ハイハイ?』別れてからの方が会話も続くし連絡も多かった。神田くん、あんた変わった方がイイ。いつか変わるやろ…そぅ秘かに思っててんで、あたし。

    2006-01-12 13:17:00
  • 28:

    勇介は『神田くんはあーゆー人やから治らへん』ってゆってた。神田くんと喋ってたら妬いてくれたりしたし、毎日一緒におった。でも勇介は『俺飽き性やねん』ってゆってた。

    不安やった。つきあいはしんかった。でもチューはあった。勇介はあたしにシャネルやらディオールやら服やらいっぱいプレゼント?してくれた。『お前コレ似合う思ってん』って。それに色んなトコに連れてってくれたり。なんしかこの子は尽くしてくれた。

    あたしはだんだん、〈こんなにあたしに色々してくれて、好きってゆってくれてるのに、付き合うんはイヤとか、えっちはイヤとかゆぅんって悪いな…〉って思うようになってた。あくまで友達以上恋人未満。この頃あたしは何を求めてたんやろぅ?

    2006-01-12 13:18:00
  • 29:

    勇介の誕生日、あたしをあげるってなワケちゃうけど(笑 勇介にカラダ捧げた。『ホンマにいーん?』『うん。好きやし…』どーでもイーヶドこの子はドSやった?笑 カラダの相性もあった。

    それからも勇介とは一緒におったヶド、勇介は仕事始まったりして忙しくなったりしてあたしに構ってくれんくなっていってん。あたしさみしくてよく電話した。今まではずっと勇介からやったのに。。

    勇介はだんだん連絡少なくなって自然消滅にもっていかれた。いっぱい泣いた?『あたしって飽きられる子?!』って真剣悩んだりもしたなぁ。そこでまたゆってもーてん!『もー男なんかいらん!?』美羽『はぃきたーー笑』『イヤ、きたとかちゃうねん、イラナイあるよ』『またそんなんゆうて?笑 でも羽梨は自由が似合ってる』

    2006-01-12 13:19:00
  • 30:

    あたしは多分ハタから見たら冷めてて遊んでそーで自己中やけど、実は淋しがりで情に熱いねんよ。笑? 束縛とかマヂ無理やし、それがフツーやと思てて、?チェックなんか異世界の話と思ってたもん。うん。

    あたしは秘かに勇介を見返したいと思ってた。そんな時、神田くんから着信。
    『お前勇介とヤってんやろ!パンコ』…『いきなし何。』『俺とはヤラんかったくせに!』何の用事やねんコイツわ。。『しゃーないやろ』『なんでヤったん?パンコやなー笑』『好きやってんもん、パンコ?うっさいわ!笑』『ふーん、俺のコトゎ好きぢゃなかったんお前』

    2006-01-12 13:20:00
  • 31:

    ドキっとした…黙ってたら、『お前今どーせヒマやろ?』『どーせヒマでつよ』『お前の地元おんねんヶド飯オゴれや!』『あ??』『話ぐらいきーたるやんけぃッ!!』『…』『なッ!家の下いくわ!』ゴハン行くコトになった。

    神田くんと会えば勇介のコトもちっぽけなコトって思える。あたしにとって神田くんは空みたいな存在――。くさすぎて鳥肌たった↓↓笑?用意してたらうっさい車の音きこえてきた。

    『よッ?ぱん子』お願いやからせめて?声のボリュームを下げてくれ…車のってファミレスに迎う。神田くんゎ上戸彩と別れたぃのに別れられへんやら、引っ張る女が切れたとか、女ネタでしばかれそーなったとか延々喋ってた。

    2006-01-12 13:21:00
  • 32:

    店に着いたと思えば『コレとコレとコレ、あ、コレ一番始め絶対もってきて?』とか『コレ冷たくでけへん?』とかめんどくさい注文つけて注文してた。ありえへんぐらいの量を。。ウエートレスも『何こいつ』って顔してますよ、神田くぅん。?

    『お前ゎ?』『あたしチーズハンバーグセットで?』『遠慮すんなや!』『うるさい、以上でお願いしマス』
    『お前もっと食えや。俺おなかへって可哀相な子みたいやんけ!』あんたが可哀相とか…ナイわぁぁ。

    2006-01-12 13:22:00
  • 33:

    〈細く見えるヶド筋肉あるしぇぇ体よなぁ。〉って見てたら『なんやねん、ちょーだぃゆーたらやるやんけぇぇ?ぃ』『いらんから?』

    食べながら神田くんが口開いた。『お前つきあってナイのにヤるな。』いきなりビックリした。『え?』『どんなけ好きでもハタから見たらアホやぞ』『でも…』言い掛けた時あたしの目ぇ見て、
    『お前の女の価値が下がるねん。ゴチャゴチャゆわんとわかったゆーとけ』

    2006-01-12 13:23:00
  • 34:

    って言った。胸がすごい熱くなった。キュン死にやわ…笑 『わかったぁ。』『わかったか!じゃぁ食え!』ってゆーてまたガツガツ食い始めた。
    〈神田くん、ありがとう〉

    『お前の女の価値』ってゆーのがスゴイ嬉しかった。あたしにも価値があるってゆわれたみたい。神田くんがゆーから説得力あるんかな。

    2006-01-12 13:24:00
  • 35:

    食べ終えて?店出てブラっちしてた。『ホンマにあたしにオゴらすかぁ?笑』『えーやんけぇぇ?ぃ』なんか語尾にけぇぇ?ぃって上げてゆうの神田くんの中の今の流行みたいデス。『そろそろ帰るぅ?』ってゆわれて『そぉする?』ってゆったら『なぁ羽梨、今晩俺をレンタルせーへん?』ってゆってきた。

    『はぁ?笑』『レンタルゥ〜しよぅ〜♪』『なんなん神田くん。笑』気付いたらラブホ街やん!『あんたさっきゆーたんは嘘か!』『何がや!俺は手ぇださんやんけ、レンタルしてゆーてるやん』『信用できんわ?』『絶対ヤらん!?万かけたるわ』神田くんにとってお金は一番大事なモノ。『…いいよ』ホテルに入った。

    2006-01-12 13:24:00
  • 36:

    部屋に入った瞬間、神田くんが押し倒してきたやんか!『イヤー!嘘つきぃ!』って叫んだら、『アハハ!本気でビビってるやん!笑』『なんなんもぅ!』離れてタバコ吸い出した。
    めっちゃ心臓ドキドキしてる…やばい、やばい。

    『おちょくってるやろ?』『お前やっぱり?才やな』こん時は意味がワカランかった。反応がガキやったんやろーね。『羽梨ー』ってゆってあたしの膝にねっ転がってきた。可愛いなぁ…。そっから色んな話をした。

    2006-01-12 13:25:00
  • 37:

    神田くんはお兄ちゃんと妹がいてるらしい。あたしと一緒や。ほんで母子家庭。似てるなーあたしと。?人兄弟の真ん中はしっかりしてるってゆう。親に甘えたりしーひん子多いってうちのオカンとかがゆーてた。うちらは多分ホンマは寂しくて寂しくてしょーがナイんや。

    神田くんは金持ってるヶド最強にシビアやった。『金は神様や』ってゆーのが口癖やった。『金なんか多少あればいーんちゃうの?』この頃あたしの考え。欲があんまりなかった。でも神田くんは『もーちょい年とればお前にもわかるわ。』ってゆーてた。

    『愛で米ゎかえん。しかもつきあってもいずれ絶対別れるやん』永遠なんてない。『そりゃそーやけど…』神田くんの女遊びは『ヒマ潰し』らしい。『でも俺?年半くらいつきあってた女おったけどな』うそん!箱入りのお譲様やったらしい。どんな人かスゴイ興味があった。

    2006-01-12 13:26:00
  • 38:

    あたしの恋愛体験を話したら笑って、『お前はこれからや。イー女なれよ。』ってゆわれた。『イー女って?』『まず働け。金持て。』『また金なん。』『そーや、まず金や。今のお前やったら寄ってくる男のレベルなんかしれてんぞ』そんなにお金が大事なん?みんながみんな金目当て?純粋にそー思った。『よくわからん。でも働こかなって思ぅねんな。』

    『紹介したるわ!』『いらんわ!』『俺お前真剣に夜であがっていけるヤツやと思うねんけどな〜。』あたしを引っ張る気やと思った。神田くんはあたしを怒る時も誉める時も何でも素で喋るから、心に響くんかな。

    しらん間に寝てたみたい。ん――?神田くんおらん!!『え!』起き上がって『神田くん、神田くーん!?ぇ、ちょっとまってぇ…』なんとなしに泣きそうになった。そしたら風呂場カラ出てきて『羽梨お風呂入ろー♪』おった…『え!てかお前なんで半泣きなんキモッ!笑』『キモくて悪かったなぁ!』ってゆったらあたしの手繋いで『俺ここやんけぇぇ?ぃ?』って笑った。

    2006-01-12 13:27:00
  • 39:

    『風呂とかイヤやし!』『いーやんけぇぇ?ぃ、不潔!ハズヵシイーん?』ニヤニヤ笑いやがって。。『そりゃぁなぁ。』『俺を信じろ!』信じてどないなん!半強制で風呂場に向かったヶド、あたしはバスタオル?枚巻いてがっちり押さえてた??

    神田くんが電気暗くしてくれた『しゃーないなぁ、お前は。』でもあたしゎ、男の子と風呂なんか入ったコトなくて、しかも中途半端な暗さと熱気でハンパなくドキドキきしてた。『何興奮してんねん!』『黙って!笑』湯槽に神田くんが後ろであたしを掴んでる感じでつかった。

    『めっさきもちー!』〈はっ!?〉変に"きもちー"って言葉に敏感なる。あかん、あたしアタマがエロい!笑 『熱いカラあがってよろし?』『まだぬくもってへんやろッ』ギュってキツく抱き締められた。〈もぅ無理やって!笑〉神田くんの手が胸にちょっと触れてる。

    2006-01-12 13:28:00
  • 40:

    『Cやな!』『ぇっ!!?』ビクってした。『当たりやろ?』軽くもまれた!『やめてや!』って神田くんの方向いたらチューされた。『んッッ…』『もぅ!』唇離して睨んだら、ニコって可愛い顔して笑った。〈ヤられるかも?〉軽くビビったあたしは警戒して湯槽からジャンピングダッシュした。『待て!あほ!』って手延ばされけど逃げたった。フゥ?危ない?…

    あたしは神田くんと近いよーで遠いんやな ッて感じた――。

    ダッシュで拭いて着替えた。服は風呂場おいて湿気ちゃったからラブホにあったちょぃエロちっくなんをキタ。『これゎちょっとヤバイか?んん。。』あたしはテンパってた。神田くんが出てきーひんから、こそっと見にいったら

    2006-01-12 13:29:00
  • 41:

    『なぁ羽梨洗ってぇ』ってタオル渡してきた。『ぇぇ?』『ぉ願いやんけぇぇ?ぃ?』しゃーなし背中ゴシゴシ、腕ゴシゴシ?さすがに下半身は洗えませんでした。笑 タオル巻いてるとはいえ何でコイツは恥ずかしくナイんやろぅ?

    『大事なトコもちゃんと洗えよ。笑』ってまたあたしのコトおちょくってきたカラ、とっさに『あたしシャンプーうまいねん!美容師に習ったコトあるから!』ってゆってアタマにシャヮーかけたんやん。笑

    2006-01-12 13:30:00
  • 42:

    お風呂あがってベッドん横になった。神田くんが狼になるコトもなくうちらはその日抱き合って眠った。
    多分『幸せな夜』やった――?

    起きたら神田くんはおらんくて?万円札が代わりにあった。寂しくて、でも心地良い目覚めやった?

    2006-01-12 13:31:00
  • 43:

    その日も学校。神田くんがあたしの教室きてこいこい?されて『お釣りかえせ!』『え?お釣りとかナイで。』『何でやねん。』『だってタクで帰ったも?ん。』『ちょーちょーみなさんきいてー!!』叫び出してみんなが神田くんに注目した。『俺昨日こいつとな?』『ああぁあなんもないでぇ!』おなかしばいたった。『返すやん!ケチ!』『よし!』大ガニ股で教室カラ出ていった神田くんでした?

    それから?ヶ月――。
    夏休みも挟んであんまり神田くんに会う機会もなくあたしは居酒屋でバイトしはじめて遊びに行ってってゆう生活。彼氏できるワケでもなく、また学校が始まった。でもしばらく神田くんは学校にきいひんかった。

    2006-01-12 13:31:00
  • 44:

    少し歩いて『何アイツ!!笑キモすぎる!笑』『ほんまそれな!何でおるん!笑』って?人で笑いながら愚痴ってた。神田くんもいつもの調子の暇潰しやろ。って思った。

    それから毎日のよーに神田くんは香代を連れて学校にきた。あたしはなんか気にいらんくて、神田くんをわざと避けたりした。遊びでもキモイゆーねん!ある日、龍くんに話かけられた。『なぁなぁ、神田と最近じゃれてへんよなぁ』『ぇー、あーはい。』

    『香代になんかゆわれてんのォ?』『イヤ??まさか』『何その言い方!笑 神田とられていー気しんねやろォ?笑』『まさかまさかまさか?あたし香代チャン嫌いなんですよ。モトモト』『そーやろな〜。』『あの?人つきあってるんですかぁ?』『さぁ〜。』『神田くんキモイ?笑』『神田にゆーとくわ!笑』龍くんは楽しそうに去っていった。あの人も変子やなぁ…歩く時手足がだいぶ大きく揺れるねん。

    2006-01-12 13:34:00
  • 45:

    それからも神田くんを避け続けたら、香代チャンも神田くんもうちらに話しかけてこんくなった。〈あたしはただの暇潰しよな―。〉その日学校終わった後バイトで怒られて、イライラして家に帰ったんやん。

    『アンタいー加減にせえや!』玄関あけるなりハッキョウされて皿が飛んできた。『ィッタ…』ガラスで腕がうすく切れてる。うちのヒステリママです。時々こんなんなるねん。心の弱い人やから。『何。』『何ちゃうやろ!家のコトなんもしーひんし、遊びまわって。アンタ家族のコト大事ちゃうの!?』慣れっこやねんヶド、今日はヤケにイラっとくる。黙って奥の部屋にいく。

    おにいが寝ようと布団に入ってた。『お前片付けろや、汚いねん。』フゥ?今日はコイツも機嫌が悪い。『俺寝るカラ電気消すで。』『待ってや。』『お前なんかすんねやったらむこー行けや。はよ寝たいねん。』…今日はほんまにイライラする。。『あっそぉ。』隣の部屋にいく。

    2006-01-12 13:35:00
  • 46:

    『ちょー触んなや!』極めつけにはこの妹。あたしの大事にしてるCDやらプリ帳をあさるんよ??『あっごめぇん。』『うっといねん!触んなゆーたやろ!』怒鳴ったらオカンの部屋から『うっさいねんアンタら!』って怒鳴られる。もぉ?いい

    あたしはオカンのヒステリを無視して家を出た。近くの公園で美羽に電話する?『大丈夫か!?美羽いま彼氏ンちやねんやん?ごめぇん』『いーよ?。』他の友達に電話したヶド、タイミング悪くみんな忙しかった。

    電話帳じーっと見つめる。『?神田くん?』…かけてみる。プルルルル………〈でぇへんよな…〉プッ『羽梨か!』『あっ、神田くん!?』出た!嬉しい。暇やってゆったら近くおるからきてくれるって。さっきまでのイライラが吹っ飛んだ?

    2006-01-12 13:36:00
  • 47:

    『よぅ!』〈きた!〉『神田くんっ…』目疑った。『羽梨チャンこんばんわ〜』香代チャンが車から降りてきた。〈フツーにありえへんし…〉泣きそーになった。

    ?人でちょっと喋ったら、『俺用事あるから香代送るわ!』ってゆって帰った。〈あたしアホみたい…。〉公園でひとりブランコ乗ってたら、我慢してた涙が出てきた。色ンな意味ある涙。なんかイヤになってしまった。全部、ぜ〜んぶ。。

    2006-01-12 13:37:00
  • 48:

    下向いて、泣いてるかわからんよーに泣いてた。
    ブーン…カタッ、『帰ろ…』って立ち上がったら、また目疑った。神田くんの車。窓あけて『ただいまぁ?』ってゆった。あたしはビっくりして涙がとまらんかった。

    『意地悪したった!お前龍に俺のコトキモイゆーたらしーやん!』『ぁは!』『てか、お前泣いてるん!?キモチわるっ!笑』―悪かったな!
    神田くんはあたしの腕の傷に気付いて『お前こんなしょーもナイことするより薬のが素晴らしいぞ』って素でゆった。『誤解や誤解!』

    2006-01-12 13:38:00
  • 49:

    『そーなん?やんなぁ。お前ゎしーひんよな。そんなん。香代がそれやから。』『そぉなん?』『アイツの腕やばいぞ!』あたしの隣のブランコに乗ってこぎながら喋りだした。『お前俺が香代とおんのが気にいらんねやろ!』『そんなんちゃうもん。』『心配すんな?アイツはこれ?だけやから。』『そーなん?』『うん、ほんで連れて歩いても様なるしゆーことなしやろ。』

    『可愛いし好きやろ?』『可愛いけどパンコやん。腕きったりウジウジするよーなヤツゎ無理。あいつは本にゎ無理やわな。』『ふーん。ヒドイな、神田くん。』涙拭ってゆったら『別に。アイツもそれでイーねんからイんちゃぅ。俺も嫌いちゃうし。』冷めた目で言う。

    『まぁなんしそんなウジウジしてたら俺に嫌われんぞ!』『はいはい?』それから少し喋ったら神田くんは帰っていった。イベントいくってウハウハやった。あたしはスゴイ元気になって家帰った。

    2006-01-12 13:39:00
  • 50:

    次の日の学校帰り。『ちょぃきてぇ。』香代チャンに呼ばれて駐車場に行った。
    〈なんの用やねん―。〉

    『アンタ昨日香代帰った後咲希とおったやろ。』〈げ…なんでしってんねん〉ミスったって思った。
    『香代な、あの後咲希に車おろされて、まさかと思って公園戻ってんやんかァ』 『…』〈ダルイ…〉ヤンキー達はガン見やし、肝心の神田くんはおらへんし。。

    2006-01-12 13:40:00
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