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本命

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  • 1:

    羽梨

    羽梨、現在?歳。
    恋ゎいっぱぃしたけど、めちゃめちゃ手に入れたかったんゎ?人だけ。
    手に入らんかったんゎあんただけ?

    2006-01-12 12:50:00
  • 101:

    自分ってコワイカモって初めて思ったわ…?神田くんが香代チャンに寄って『お前生きてるかぁ?』って話しかけたら、『ウぅ〜…』って神田くんに抱きついた。
    あたしがふと周り見たら、すんごい人だかりやん!あたしは〈恥ずかしッ?〉って、ちょっと正気に戻ったヶド、まだ心臓はバクバクゆってる…。

    美羽はあたしの方見てガッツポーズして、『死んだかぁぁ〜??笑』って笑った。あたしは一瞬ホっとして美羽の所にいこーとした。その時、『やめろや!!』って神田くんの怒鳴り声に振り向いた。

    2006-01-12 14:35:00
  • 102:

    目が点になる。『ちょっと!』香代チャンがカッター握ってこっち見てるやん!あたしはめっさ恐かったヶド、またイラッてきて、『今からリスカパーティですか?笑』ってゆってもーた。『あほ!』って神田くんが怒る。

    周りの人だかりの中カラ神田くんの連れのヤンキーが出てきて、『香代チャンやめぇ!!』ってゆった瞬間、自分の胸にカッターを振りかざした。神田くんの服には血ィ…『キャー!!』一瞬静まり返った直後にヤジウマ達が騒ぎ出した。

    あたしはビックリしてまた固まってた。『ゥゥ゛…香代はなんも悪ナイねんからぁぁ!』ブラジャー丸見えの香代チャン。もぅ本間に恐ろしい光景。。神田くんも後ずさって、『マヂやばない?笑』てあたしにゆった。神田くん、顔笑ってんで!笑 あたしも何故か顔が笑ぅ。多分ひきつり笑い。

    2006-01-12 14:36:00
  • 103:

    またカッターを上から振りかざした!次は足…〈めちゃエグイ…。〉ジーパンから血が滲み出てる。神田くん『リスカパーティじゃおわらんやんけ!笑たっかい服やのに最悪やわ!笑』あたし『煽ってごめん…笑』あたしは笑ってたけど恐ろしくてたまらんくて神田くんのセーターの裾を握った。

    その瞬間、『オマエ…コロス。』ってスゴイ形相で香代チャンがあたしを睨んだ。あたしは体が一瞬ビクっとしたんやん…したら、『ぎゃぁぁぁあ!!!』って叫びながらカッター両手で握っで、あたしの方へ走ってきた!

    2006-01-12 14:36:00
  • 104:

    〈やられるッッ――…!!〉あたしは歯くいしばって思いっきり目を瞑った…。『キャー!!』叫び声が響く。………ッ――?
    痛くない…恐る恐る目あける。

    あたしは泣きそぉになった……目の前には神田くんの背中…。あたしより少しだけ大きい体…。『神田!』龍くんが叫んだ。ヤンキー達が香代チャンを取り押さえてた。あたしは神田くんをこっちに向かせた。『なぁ神田くん!?』

    2006-01-12 14:37:00
  • 105:

    『いったたたた!!やられたぁ〜』って痛そうに笑った。あたしはバって体を見た。どこ…!?―左手を右手で押さえてる…そこから血がだらだら垂れてる…。『うそやろ…。』

    あたしは泣きながら神田くんの手を覆うように握った。『ごめん…本間にごめん…!』『痛いゆーとるやろ!笑 触んな!笑』『ごめん〜…ッ!!』龍くんがあたしの肩をポンポンってして車のキーを渡してきた。『大丈夫やで!羽梨チャン、美羽チャン連れて車のっといて!』ってゆってあたしの背中を押した。

    『でも…神田くん…。』『大丈夫やから!不死身やからコイツ!』あたしは美羽の腕を肩にかけて神田くんの車の方へ向かった。何回も振り向いて見たら、『死ぬかおもた!!』って神田くんが龍くんと笑ってる後ろ姿が見えた…。『大丈夫やんなぁ…?』

    2006-01-12 14:38:00
  • 106:

    あたしはヤジウマを通り抜けて車に乗った。『美羽?わかる?大丈夫?』グッタリした美羽に話かけたら、『あんたこそ。笑』ってかすれた声でゆった。注射の後が痛々しい…。

    頭の傷は大した事ナイみたい。―良かった…―?。『頭痛い?』美羽『キリキリする。ハゲるわ。笑』いつもの冗談も声に張りがなかったで。この時はさすがに。美羽『でも神田くんの方が痛いンちゃうかな…。』『…うん。』さっきの血を思い出す。。ガチャッ――。

    『お!美羽アンパンマンやんけ!』神田くんと龍くんが戻ってきた。美羽『美羽そんなヤバイん?笑』龍くん『てか、自分ら何があったん?』あたし『龍くん、とりま病院向かってくれません?』『そやな!後できこか!』あたしらは龍くんが通ってたってゆー「闇な病院」に向かった。『大丈夫か?』って思ったヶド、美羽のシャブの事があるからかなって思ったから黙っていってん?

    2006-01-12 14:39:00
  • 107:

    病院に着いた。のはいいけど、何ココ…??ボロイ、暗い。おまけに本棚にブラックジャックがずら〜っと…『ヤブとかナイよな??』あたしがきいたら『ナイわ?笑』って龍くんが突っ込んだ。個人がやってる小さい病院。

    病院に着くまでの車の中、神田くんに『本間に大丈夫なん?』ってきいたら、『このタラシが?男より連れの心配せんか?ぃ?』って前を向いたまま答えた。あたしは血ィ見てビビってたヶド、シャブ打たれたであろぅ美羽も内心心配やった。〈おかしなったりしーひんよな…?〉

    医者っポイおっさんが来て龍くんと話してた。その間?人で待合室におったら、かなえから電話が鳴ったからあたしは外に出た。『もし?』『もし羽梨?今ドコ!?あんな――』

    2006-01-12 14:40:00
  • 108:

    かなえのトコは何とか落ち着いたらしい。ちゃんとポリが来て、ゴジラはどっかに行ったらしい。香代チャンはどうなってんやろぅ?ヤンキー達が落ち着かしたんかな?『なんし落ち着いたらまた電話するわ』って言って電話切った。

    病院に戻ると、神田くんも美羽もおらんかった。龍くんがきて『とりあえず美羽チャンは入院な。あの顔で家帰れる?』『無理デスね…』美羽の家は母子家庭でオバちゃんが朝から晩まで働いてて、『おかんには迷惑かけられへん?』って美羽はいっつもゆってたよな。『そろそろ彼氏作ろかな?』ってゆってた美羽の可愛らしい顔思い出した。。

    『龍くん、あたしよぉわからへんけど美羽シャブ打たれてるよなぁ…?ラリったりするんですか?』『あー!あの子ほとんど正常やん?笑 ?回打ったぐらいやったら大丈夫や思うで』『そぉなんすか?』なんかあたしが思ってたんと違う言葉が返ってきて拍子抜けした。

    2006-01-12 14:41:00
  • 109:

    『神田くんゎ…?』『あの猿は手術中!』『え゙!!?』あたしは変な声出した思う。笑 手術ってゆー響きだけでビビってまうねん、あたし。『縫うねんて!』『マヂすか…。』〈縫うって…。痛いよなぁ。〉

    『さっき神田かっこよかったやろ??』『え?』『羽梨チャンかばった時。』『あ、ちょっと???笑』『俺もやりたいわ!』『でも怪我しますよ。笑』『俺はあえて怪我する!』?人でこんな会話してんけど、嘘。―めっちゃめちゃ!!かっこよかったよ??笑 あんたが王子様に見えたもん。

    あたしはなんかドッと疲れてしまって、龍くんに話もしんと待合室で寝てしまった。『あつっ!!』『呑気な奴やな!普通は終わるまでお祈りして待ってるんちゃん!?』神田くんがあたしのほっぺたに缶コーヒーあててゆった。『ごめん?!大丈夫か?』左手は包帯ぐるぐる。。

    2006-01-12 14:42:00
  • 110:

    あたしの横にドスっと座って『大丈夫やし、縫っただけやし。』『何針?』『?!』『?!!!』『なんちゅー顔やねん!笑』『ごめんなごめんなさい、すいません。』あたしは頭下げてゆったら、『大袈裟!』ってまた缶コーヒーあててきた。

    神田くん。あんたは普段はアホみたいやし傷つく事平気でゆーけど、あたしが本間に困った時いつも助けてくれるよなぁ…『美羽みにいく?』ってゆわれたから、美羽の病室に行った。龍くんはヤンキーらのトコにいったん戻ったらしい。

    美羽はスースー眠ってる。『大丈夫かなぁ…。』神田くん『こりゃしばらく入院やな。』『マヂ?そんなに?』『こんな顔が外うろついてたら危ういやろ。』『顔かよ!笑』『ほんでオマエは何で無傷やねん。笑』『ほんまごめん…笑』『てか、シャブ打たれるとかコイツはヤクザとでもモメたんか?』

    2006-01-12 14:43:00
  • 111:

    あたしは神田くんに知ってる限りの成り行きを話した。神田くんもゴリラ知ってて、『あいつは本間にヤバイ。関わらん方がいい』ってゆってた。香代チャンの事は、『あいつが薬漬けやねやったら俺もっと引っ張れた!』やら、『自分の腕だけじゃたりひんのか!』とか慰謝料やら示談やらゆーてたヶド、どーやらゴリラが香代チャンに惚れてるみたいやから危険みたい。

    うちらは美羽が寝てるベッドの下に地べたに座って話してた。『この病院恐いな』ってゆったら『俺しばかれた時もココ運ばれたしな。』龍くんは腰が悪くて通ってるらしい。どうりで歩き方がなんかおかしいわけや…笑

    一瞬シーンってなった。あたしは沈黙がもっそ苦手やねんか。『ごめんな。』ってまたゆってんか。『謝りたらんのやったら体で返せ!』神田くんがゆった瞬間あたしは神田くんの口押さえた。『美羽に寝てンねんで!笑』ってゆった。『何本気にしてんねん!エロいわお前!笑』『黙ってくれ!』思いっきりまた口押さえた。

    2006-01-12 14:43:00
  • 112:

    そしたら神田くんがあたしの手掴んでグっとあたしの体引き寄せて『はい。』ってゆって目瞑って待ち顔した。『なんなん!笑』『早く!』『…マヂなん。笑』『早くって!』あたしは初めて自分から普通にキスした。。

    『もっかい?』『嫌。』『お願いぃー!!』またデッカイ声出す…?『はぃはぃ。』もっかいキスしたら、あたしの事ギューってして『俺かっこ良かったやろ。笑』ってゆったから、『うん、めっちゃ。』『よしよし!可愛い。』痛いくらいギュッて抱き締められた。この頃から思い出した。―あたしらの関係は何?――

    いわゆる《友達以上恋人未満》でも神田くんからしたらこんなん日常茶飯事かもしらへん。でもセフレじゃない。キスフレ?なんか違うよな?でもなんにしろ、神田くんはあたしの心の支えになってた。あたしを助けてくれる。でも…

    2006-01-12 14:44:00
  • 113:

    デッカイ着うたが鳴った。『もし!あ、ウン、うん、ちゃうねん、トラブりんぐやってん、向かってるし、まっとけよ!』電話を切ったと同時に龍くんが戻ってきて『ちょー俺マイと遊ぶ約束しててん!車のキーかせ!あとオマエに任せるから!』…また女…。あたしは別に特別じゃナイんか?あたしだって女やねんで、神田くん。あたしはやっぱり『妹』とまり?

    神田くんが出てった後にあたしはついタメ息をついてしまった。『ハァ???』『あ、ごめんな俺で。笑』龍くんが笑った。『イヤ!そんなんじゃナイです!』『またまたぁ〜笑 てか、羽梨チャンは帰らんでいーん?』『大丈夫デスよ。てか、ココ泊まってもイーですかね?』『いいでぇぇ、ココなんでもありやから。』

    『俺も女と遊ぶねん?』龍くんがゆった。『いーっすね。笑』『羽梨チャン神田のことどー思う?』『変子やなって。』『俺も?笑 好きじゃナイん?』『好きデスよ。』『神田も好きやと思う。』『妹でしょ?笑』『どうやろなぁ…。微妙。』こんな微妙な会話をした後龍くんも帰っていった。〈好き…なぁ。。〉

    2006-01-12 14:45:00
  • 114:

    あたしは病院に泊まって考えてた。〈美羽は大丈夫かな?〉〈保険証いらんのかな。〉―神田くんとあたしってなんなんかなぁ?――…答えもナイまま夜が明けた。

    朝から美羽は元気マン?やった。『入院とかイヤやしな!?』『香代チャンこの恩は絶対いつか返す?』鏡みては『ダレなんこいつ!笑』かばん見ては『ケータイ潰れてるし!?』しまいには『シャブはまるわ!笑』あほ満開。『てかなんでアンタはこんなんされたんよ?』

    あたしが聞くと美羽が話し出した。美羽がスロット打ってた時に、となりに香代チャンが座ってきたらしい。それで無視ってたら『挨拶ナイん〜?』とかゆわれて外に連れていかれたんやと。そっからゴジラが出てきたらしい。すでに?人もラリってて、無理矢理シャブを打たれたらしい…

    2006-01-12 14:46:00
  • 115:

    それから、ゴリラにしばかれた後、香代チャンに場所変えてやられたらしい。『ムカツクなぁ。』『多分地元に人集まってきたカラ学校前移動してんやわ?でも龍くんらきてくれてよかったわ』美羽は笑ってたヶド、シャブ打たれるとか絶対恐かったやろぉな。男に殴られたんも。

    『ちょっと美羽かっこ悪ぃ?笑 でも羽梨も神田くんもカッコ良かったし、まーいーわ?』って腫れた顔で笑った。
    美羽は強いなぁ…あたしはなんか嬉しかった?

    2006-01-12 14:47:00
  • 116:

    数日後、美羽が退院した?ゴリラは音沙汰なかった。何故なら、うちの兄貴ががっついたから。笑 今更やけど、うちのおにいも名の知れたヤンチャボーズやねん?おにいはかなえの姉チャンにこの話を聞いたんやて。おにいはかなえ姉に惚れてるカラ…笑 あたしがあの時おにいを呼んだらイイ話やってんけど、おにい出すとか、やっぱ負けず嫌いなあたしは嫌やん?

    香代チャンがどーなったんかは謎のまんまやけど、おにいがゴリラからふんどった金で神田くんらにお礼をする事になった。

    鍋を食いに行った。『え!勇気くん!?』ビックリしたんが、神田くんと龍くんがうちのおにいと知り合いやったこと。『オマエ俺ら出る幕ナイやんけ!笑』うちら実は繋がりあったんやな?笑 なんか不思議な感じがした。『妹サンとは良いお友達させてもらってマス!』とかわけわからん事ゆーてたな。神田くん?笑

    2006-01-12 14:48:00
  • 117:

    ってゆっても連れの店やった。ある日の仕事帰り、ワクワクして?人で行った。めーっっさ楽しかった??笑 そこで美羽が恋をしてんな、翔太クンに。。あたしはホストは論外って頭の子やから、ちょっと心配やったな…

    でも美羽は『ハマる事はナイ。美羽はもぉ本気になられへんからな。』って淋しそうにゆってたんを覚えてる。人間、恋して、傷ついて、病んで、シビアになって、その後どーなんねやろう?光チャンや美羽みたいになる?それとも神田くんレベルまでいってまう?それか、また純粋に愛す事ができる?

    あたしはできひんと思う。今のあたしには、無理。香代チャンもキモイ人やったけど、多分、愛されたくて仕方ナイ弱い人やったと思う?

    2006-01-12 14:50:00
  • 118:

    翔太クンは、ホストっぽくナイホストやった。だって無口…笑 でも雰囲気はある。うちらは?回しか店にいかんかったけど、毎日のよーに翔太クンから美羽に連絡があった。しばらくして、?人はつきあった。美羽は『翔太は裏切らんかもしらん。』って前向きな事をゆーたよな、あの時。

    でも喧嘩はしてたな。でも翔やん(あたしはそー呼んでる?笑)の偉いんはサッとホストを上がった事。〈美羽は愛されてるなぁ。〉ってあたしも思ったもん?美羽の幸せオーラが羨ましくなってきた頃。

    2006-01-12 14:50:00
  • 119:

    あたしは耳を疑った。もぅ鳴らんハズの光チャンの着信音――…!!直ぐ様ケータイを開いた。
    「元気か!?」
    たった一行のメール…あたしは嬉しくて涙が出た。〈あぁ…あたし光チャンの事まだ好きなん…。〉『羽梨は一途すぎ!』美羽はそーゆったけど、違うネン。あたしは未練たらしーだけ…?

    それからチョコっとだけやけど光チャンからメールがくるよーになった。ある日。『俺も新しい一歩踏み出したんやで!』ってゆぅメールがきた。『光チャン彼女できてんやろぉ?おめでと?』と、送ったら、『おらんで!俺一人暮らしするねん』ってきた。彼女がおらんのは嘘やってわかってたヶド、『そーなん?おめでとぉ?イイな?』って返した。

    2006-01-12 14:51:00
  • 120:

    なぁ神田くん。別れてからも嘘突き通す光チャンに、メール返さんかったら良かったんかなァ?そしたら、あたしら、もっと近付けた?あたしは間違ってたかなぁ…?あんたに教えて欲しいねん。自分を信じてる神田くんに。

    ある日、光チャンから『今ヒマ?』ってメールがきてん。あたしはその日熱あったんやけど『ヒマやでぃ』って送ってしまった。光チャンと遊ぶ事になった。ドキドキする…〈もぅ会われへんと思ってたのに…〉あたしは、髪綺麗に巻いて、化粧もバッチリ、気合い入れて会いにいった。

    2006-01-12 14:53:00
  • 121:

    「見返したんねん。」って気持ちの裏に期待してる自分――。女々しいわぁ…
    『よ!久しぶり?』あたしは思いっきり明るくいった。「もぅ普通に立ち直ってんで。」風に。笑 『久しぶりやなぁ〜?』ちょっと前髪が伸びた光チャン。?ヶ月前とかわらへん。

    会えた事が何より嬉しい??人共付き合った当初ぐらいに笑顔やった。不思議やな…あんなに辛かったのに。『俺の一人暮らしの家見にいくぅ?』ってゆわれて、チャリンコ?けで見に行った。

    2006-01-12 14:54:00
  • 122:

    あたしンちの近くやった。綺麗な?K?まだ何もナイからっぽの家で?人きり。色んな話をした。香代チャンの話、キャバの話、美羽の話。光チャンは仕事の話、学校ヤメる話、連れの話。あたしがしらんことになってるから、"彼女"の話はもちろんなかった。

    光チャンがあたし前にして座った――…。ドキッとしたヶド、違和感はナイ。付き合ってた時の感覚が残ってる。でもこの人は「元彼」。そして「彼女持ち」…。あたしはそんな光チャンとえっちしてしまった………。

    『甘えんな!』いつかの神田くんの言葉が一瞬頭の中で響いた…。あたしは汚れな女になった。でも、光チャンのぬくもりが心地良すぎて、あたしは偽物の『幸せ』を感じてしまってん…。

    2006-01-12 14:55:00
  • 123:

    その日は明け方まで一緒におった。光チャン『キャバいつヤメるんお前。』『??なったらかな。笑』そー答えた。光チャンは『別れたんはお前がキャバしたからもある。』ってゆーたけど『今更なんやねん、関係ナイやんけ。』って内心思ってた。

    そいでバイバイした。『またな!?』―また…―今度はほんまやんな?光チャン。。だってこうやって、また会えたもんな。あたしはその日幸せな気持ちで家に帰った。

    それからまたちょく?連絡をとっては会った。えっちもあった。あたしはこの頃はまだそこまで意識はなかったんよ…〈浮気相手〉ってゆー意識。意識しやんとこーと無意識にしてたんやな、今思えば。。

    2006-01-12 14:56:00
  • 124:

    神田くん、今のあたしをあんたが知ったらどぅ思う?もぅ、〈お気に入り〉でも、〈妹〉でさえもなくなってしまうんやろーな…。

    そんな事を気が付けば考えてた。

    それでも光チャンと会うんをヤメれんかったある日。付き合ってた頃毎週行ってたラブホに行った。『なついーッッ?』?人ではしゃいでた時、光チャンの携帯がベッドに落ちた。『あー!』急いで光チャンが携帯をポケットに戻す。

    2006-01-12 14:57:00
  • 125:

    あたし、見えてたよ?ぅぅん、見んでもわかってたよ。彼女、"さやかチャン"のプリクラと、名前掘ったストラップ…あたしと付き合ってた時は、『携帯にプリクラ張るん嫌いやねん』ってゆってたのになぁ……

    『光チャン、一緒にお風呂はいろか?』『え!ハズイし!』あたしだって恥ずかしい。それやのになんかゆってしまった。男の子とお風呂なんか、神田くんしかない…神田くんしか。。

    お風呂あがってあたしは光チャンの上に乗ってキスした。長〜いキス。そして体を重ねる…今日も。光チャン『お前今日大胆やな!』自分でも思った。今日のあたしはなんかおかしい――。 終わった後、『俺お前好きやで。』光チャンがゆう。『あたしも。』あたりまえのように、言い返す――。

    2006-01-12 14:58:00
  • 126:

    あたしはその日からいつもに増して仕事に励んだ?翔やんの束縛で成績が下がる美羽を追い越して追い越していく。気付けば静香チャンもくるみも追い越して、とぅとぅ??。『お前なら??なれるって信じてる!』―――…夢の??まであと、一歩。

    あたしは明日、一番熱い客と同伴の約束をした。それがうまい事行けば今月、???になれる。でも、ふと浮かんでくる疑問。神田くんが信じてくれた夢の??…なれたとする。「そのあとにあるものは何――?」分厚なった給料袋。楽しい遊び。その後。またなんかを目指すん?それって何―?

    同伴の日、あたしはちゃんと起きてまずは学校に行った?久しぶりやぁ。駐車場を見る。いつものよーに神田くんやヤンキー達がキャピ?群れてて、『羽梨久しぶりやんけー!どこの男と遊びほうけとって?ん!』神田くんがデッカイ声で叫ぶ。なんか安心する。"いつも通り" 昨日の胸のモヤモヤはもー吹っ飛んでた。

    2006-01-12 14:59:00
  • 127:

    授業にも出た。美羽が遅れて入ってくる?『翔太ダルイ〜!』顔はほとんど綺麗になった。よかった???この学校はあたしの嘘のナイ居場所やった。店ではもちろん嘘もつくし、光チャンとおる時も、嘘をついてたと思う…

    放課後、神田くんらとちょっとだけ話した。みんなで香代チャンの事件のコトネタにして爆笑して楽しかった??笑 神田くんの左手を見たら、手の甲に縫った後があった…あの時の傷や…でも周りにみんながおったから、何となしそのコトにふれんかった。

    『あたしそろ?行くわ?』客との約束の時間が近づいてきた。神田くん『仕事かぁ?』『うん?もしかしてもしかしたら??カモやねんなぁ。笑』『マヂで?そーなん!ユニバでも連れて行けや!俺まだ行ったコトないねん!』またあたしにセビるやろ?笑 でも『ホンマになれたらな?』って答えた?神田くんと遊園地かぁ…出会った当初ゆーてたよなぁ〜。

    2006-01-12 14:59:00
  • 128:

    想像したらニヤるわ。笑 〈バリ?絶叫タイプやろなぁ…笑〉『羽梨顔キモイ!笑』美羽もニヤけて言う。『ちょっと前のお前よりマシやろ!笑』神田くん『まぁ頑張れ!また報告しろよッ?楽しみにしてるからな俺!』最後にそうゆって、あたしは?人学校を後にした。

    『楽しみにしてる』――。あたしはその言葉を思ってもナイ形で裏切るコトになる…

    『もーちょぃおりたかったなぁ…』?人言ゆいながら待ち合わせ場所に向かう。その途中に光チャンから電話?があってんけど、なんとなしとらへんかった。待ち合わせ場所に着いた。

    2006-01-12 15:01:00
  • 129:

    『さきチャン?』客がきた。あたしの源氏名は「さき」神田くんの下の名前を勝手に使わしてもらいましたの?笑 なんたって神田くんはあたしの"憧れ"やから?そんなんはいーとして、駅近くのバー?に入った。

    客の名前は「近藤サン」通称「ゴンちゃん」??歳。オっさんってあだ名喜ぶやんか?笑 ゲーム会社の社長息子で、爆弾?とまではいかんけど、なか?金は持ってる?顔はよくみたらキモイけどあんまみんかったら?笑 性格はちょっとオカマっぽいけどノリも良くて優しいから、客の中では結構好きやったし信用もしてたんよ。

    『乾杯??』あたしはカクテルを飲んだ。酔うワケいかんもん?『さきチャンはホンマ可愛いね〜。』ゴンちゃんは地方の人で同伴は初めてじゃない。『ゴンちゃんこそ〜?笑』あたしは色営は無理やから常ノリ混じり接客。

    2006-01-12 15:02:00
  • 130:

    それでも普通にうまくやってるつもりやった。『ゴンちゃん何時頃店いくぅ〜?』『もーちょっとイーじゃない?』『そやね?ちょっとトイレ?』トイレに入って携帯を開く。メールが?件。

    ?美羽?「今ゴンちゃんか???笑 静香チャン焦って客電してはるでぇぃ?笑」〈もぅ店着いたんやな、美羽。〉「今ゴン?笑」とだけ返す。そんでもぅ?件は?光チャン?「遊ぼーやー!」遊びの誘い。「ごめぇん?仕事やぁ?」とだけ返して席に戻った。

    『おまたぁ??笑』たわいもナイ話をした。ゴンちゃんの会社の新作ゲームの話や、好きな芸能人の話。…やったと思う…今となってはほとんど覚えてへんヶド、話してるうちに、あたしはボーっとして頭が回らんくなっていった。

    2006-01-12 15:02:00
  • 131:

    ガチャッ…バスルームからゴンちゃんが出てきた。裸にバスタオル…『さきチャン、ごめんね。』〈気持ち悪い…〉と、〈嘘やろ〉って気持ちでぐちゃぐちゃ。あんまり頭がまわれへん。…でも即座に思った――逃げな!――

    『なんでこんなんするん?ゴンちゃん嘘やろ?』とりあえず、なだめた。気持ち悪いヶド、恐いヶド、体を守らな――…『さきチャンいつも俺のコト好きって言ってたよね?じゃぁいーでしょ?』一瞬あたしは漫画の中の世界にいる感覚になった。〈いーわけナイやろが!〉でもすぐ現実に戻る。

    『嫌やで?』立とうとしたら力が入らんくてベットから落ちた。その瞬間ゴンちゃんが覆いかぶさってきた。拳に一瞬力が入ったヶド、殴れるわけもナイ…『マヂ嫌?離して?』叫んだ瞬間あたしに拳が飛んできた。《…ッタァ》

    2006-01-12 15:04:00
  • 132:

    半泣きになった。『何で嫌がるんだよ?嬉しいンだろ!なぁ!』…何この人…いつものゴンちゃじゃナイ、言葉使いも変わってる。あたしは恐くて黙ってしまった。『そうそう、イイ子だね…』ゴンちゃんがあたしの唇を触った。〈さわんな!!〉ココロの中で大声で叫んだ…ゴンちゃんは押さえ付けるよーなキスをしてきた。『やめ…ぅッ…んッ』〈―本気やめて…!〉

    ゴンちゃんの唇がだんだん下にはい回る。首…胸…〈キモチワルイ…!!〉もはやこの人は"客のゴンちゃん"でも"男の人"でもなく、"ただの気持ち悪いオっさん"…太ももを触られた瞬間鳥肌が立って、あたしは全身の力を右足に込めた。

    ドンッ―――!ゴンちゃんのあれを思いっきり蹴った。『ぁあ゛!!』悲痛な叫び声を出して体を離した。それを見た瞬間座ったままもぅ?発蹴りを入れた。『ぃだぁぁッ!!』―今のうちや!―あたしは縛られてる両手でそばにあった花瓶を掴んでバットを振るよーにゴンの股間にあてた。『ぐゎぁああ!!』声にならへん声を出しながらあれを押さえてのたうち回るゴン…

    2006-01-12 15:05:00
  • 133:

    あたしはとっさに割れた花瓶の欠片を掴んでゴンに向けた。『くんな…きたら切ってまうで。あたし本気やで!』手は震えてる…『ごめん!ごめんねさきチャン!』あそこを押さえなが謝るゴン…冷静なら笑える話。『謝ってすむ思てんのか!!』怒鳴ってる本人は足も震えてた…

    ガクガクがとまらへん…『ほんとにごめん!許してさきチャン!ね!?ネ!?』ゴンはひざまづいて必死にあたしに謝ってる。〈恐い…。〉花瓶の欠片を持ったまま、カバンを必死で探して手に取った。『さきチャ…』『くんなっつってるやろ!』びっくりたあたしは持ってたガラスをゴンに投げた。頬に当たって、切れて血が出てる…

    それをみて恐さMAXになったあたしは、今までで初めてくらい全力疾走した。両手は縛られたまま…ドアを開ける。―ガチャガチャッ―『くっ!』開いた!階段を?段飛ばしぐらいで掛けおりた。『ハァッ…ハァ!』頭痛いし息が切れそう、バランスがとられへんくてこけそーになりながら外に辿りついた。ドクン…ドク…心臓の音の早さもMAXのまま、ラブホ街を走った。

    2006-01-12 15:06:00
  • 134:

    街を歩くカップルがあたしを見てなんやらゆってた。あたしは気にせず走った。無我夢中で走った。ゴンは追ってきてはなかったけど、ひたすら走った。そしたら公衆トイレが見えた。

    ―バンッ―ガチャ!駆け込んで鍵をしめる。『ハァ、ハァ……。』〈もぅ、大丈夫やんな?追ってきてたりしんよな…〉しばらくして、あたしは力が抜けてトイレで座り込んだ…『こぁかったァ…ゥッ。』ホッとしたからか、涙が出てくる…『ぅぅ…きもいゴン〜…』

    少し泣いた後、カバンからライターを出してあたしの手を縛ってるネクタイに火をつけよーと試みた。『あっつ!アッツ!ぅ゛ーッ…。』ちょっと無理がぁるみたい。ふと、胸元を見たら、さっきの出来事がかなりリアルに蘇ってきた…『キモチわるぅ…』立ち上がったら、鏡に見たくナイあたしが映った。

    2006-01-12 15:07:00
  • 135:

    化粧はボロボロ、つけまつげも半分とれて…笑 左頬は赤く腫れて、服ははだけ…紺色のネクタイが両手にまかれて、極めつけには、首に青〜いキスマーク…〈あたしは誰のモノでもナイ…。〉一瞬おかしくなって『ぁは!』と、?人トイレで笑ったあたし。さらにおかしい。おかしすぎて泣けてきた。色ンなコトを想いながら…

    あたしはもぅ一度ライターを手にとって火をつけた。『ッー!!…』ボヮっとあたしの手に火が広がるのを見た。でもすぐに水を出して腕に流した。『何してンの…笑』両手がヒリヒリ、ジワジワしてなんともいえん痛さやった。〈何がしたいん、あたし…。〉

    一瞬自分の手首にカッターを振りかざす香代チャンを思いだした。カバンから携帯を出す。〈誰か…。〉夢中で着暦開いた。

    2006-01-12 15:08:00
  • 136:

    ?ゴン?
    ?光チャン?
    ?光チャン?
    ?美羽?
    ?オカン?

    2006-01-12 15:09:00
  • 137:

    ?美羽?…接客してる姿が目に浮かんだ。『仕事中やもんなぁ…。』
    ?光チャン?…"彼女"とイチャ?してる姿がふいに浮かぶ…『ハァ?…』トイレの中はため息で充満?涙を拭いて、まつげをとって服を整えてトイレから出た。

    変にあたしは冷静やった。『店の近くやん…。』店長から電話が鳴ったヶド、でよか迷ってたら切れた。恥ずかしい…下向いて、タク乗り場に歩く。〈とりあえず地元かえろ…〉家に帰る気も店に行く気もなかった。『ハァ??』何回目のため息やろぉ。。

    2006-01-12 15:10:00
  • 138:

    いつもは騒がしい駐車場。黒のワゴンの裏に隠れるよーに座った。ボーっとして、色ンなコトを想い返してた。入学した頃、神田くんとつきあってた頃、勇介と遊んでた頃、香代チャンの事件、仕事、光チャンとの出会いと別れ…色ンなコトがあったなぁ…。

    久しぶりにボーっとした時間やった。あたしは基本誰かとおるねんいつも。誰かと喋ってるんが好き。だからこーゆーひとりのゆったりした時間がなかった。ひとりになったら、いらんコトまで考えるやんか。それが嫌いやった。

    「いつになれば幸せになれる?」みんなゆーヶド、幸せなんか一瞬よな…とか、色々ディープに考えた結果、また泣いてしまった。

    2006-01-12 15:12:00
  • 139:

    ??になる為に必死で笑って接客して、オっさんと外でまで会うよぅなあたし。しまいには犯されそーになって必死で逃げてきたあたし。そんな思いまでして金に蝕まれてるあたし。

    そして、大好きな彼氏にフラレタあたし。それでも諦めきれんくて、「浮気相手」にまでなるあたし。またそれを悪いと思わへんあたし。ちっさいちっさい、アホみたいにへちょいあたし…。

    あたしはこの時自分が『堕ちてる』コトを認めた。気付かんフリも、否定もしんどい…『あたし最悪やぁん…』こんな女のコト好きになる奴とかおるん?客ぐらいやわぁ…笑 世の中汚い、み〜んな病んでる。あたしはそう思って泣くのをヤメた。

    2006-01-12 15:13:00
  • 140:

    『何してンのぉ?』急に車の影から誰かきてびっくりして『え?』ってキョドったら『え?うりうりかぁ?』こっちに寄ってきた。『え?誰?』『俺やん!』しゃがんであたしの顔を覗き込んだ。『龍くん?』『うん?なぁしてん?オバケかおもたカラしゃべりかけよか迷ったわ!笑』

    『ナイっすわ。笑』一言ゆってあたしは顔を伏せた。〈こんな顔恥ずかしいし…てか?人でこんなトコおってキショイ!〉自分に突っ込んだ。『どったん羽梨チャン??』『なんもナイっすぅ。』『泣いてんの?てか、?人なん?』〈?人やけど何か?笑〉心ん中で言い返したけど、実際言い訳が思いうかばへん……?

    『龍くんこそ何してンすかぁ?』顔を伏せたまんまきいた。『俺?俺は車とりにきてん!さっきまでそこの吉牛ぉってんかぁ〜てか、羽梨チャンどしたんさ!』〈龍くん車もっててんやぁ…笑〉『買ったンすかぁ?』『うーん!てか、買わした!』『女っすか?恐いなぁ…笑』龍くんも神田くん的男なんやな…『てかどーしたんって!オマエ怪しすぎるで!笑』

    2006-01-12 15:14:00
  • 141:

    『何も。ボーっとしてたんす。』無理矢理言い訳したら、龍くんがあたしの手ェ見て『てか何この手?どーしたんさ??』赤くただれて皮がめくれてた。『ちょっと火傷…?』『ちょっとちゃうやろ!火傷は後残るで!痛いやろ!病院は!?いくか!?』『あの闇なトコですか?笑』『あそこいーやろ、俺は腰が悪くて歩き方があれやから…っておーーぃ?』むこうむいて叫んだ。あたしはそんな龍くんを見て笑った。

    『帰ります?』立ち上がった。『まち?どーしたんかゆーてみ?送ったるし』『イヤ、あたし変コなだけでホンマになんもナイんですよぉ〜』って笑った。あたしの顔みて龍くんが一言心配そーにゆった。『神田よぼか?』―……――。『イヤ?いーっす??なんもナイし。』帰ろーとしたらかばんを引っ張られた。

    『何スか??笑』『送るゆーてるやろ??』『イヤ、いーっす?笑 ホンマに!』『早くしぃ??』『ちょッ、やめて下さいって?かばんちぎれるやん?』綱引き状態。笑 〈神田くん並みにひつこい?〉『家近いし!』『あかん?俺が神田になんかゆわれるやろぉ!』かばんを離した…『よし!のりなさい!』

    2006-01-12 15:15:00
  • 142:

    あたしはカバンを人質?にされて車に乗った。笑 『逃げたら刺す?』そーゆって龍くんは缶コーヒー買ってきてくれた。『ありがとござます。嫌味ですか?笑』熱いから持たれへん。『ミスったぁ?テヘ?』やっぱ変コやなこの人も…。灰皿から赤玉らしき薬が見えた。

    『これ食ったら人生楽しくなりマス?』あたしがゆーと龍くんは灰皿を急いでしまって『なる!でも羽梨チャンには残念やけどあげられへん!』とゆって車を出した。『なんで??』『神田になんかゆわれるから?』『神田くんあたしのコトなんかゆーんですか?』

    『うん。ゆわれるってか怒られそーやもん。』『大丈夫デスよ。』『だって羽梨チャン大事にしてるもんアイツ。』〈大事に…?〉『そーかなぁ…』『まぁ俺からみたらな。まぁアイツはわからんけど。自分の女風俗飛ばしたりする奴やしな。』〈そこまですんの…〉軽くショックやけどびっくりはしんかった。〈手におえん。〉神田くんと別れた時にあたし自身で感じたコト。

    2006-01-12 15:16:00
  • 143:

    家の前に着いた時、車の電気をつけた龍くんはあたしをびっくりした目で見て、『なぁ…ヤラれたん?』って小声できいてきた。『まさか?ありやす』そーゆって家に入った。逃げるように。

    部屋に入るとおにいはおらんかった。いつのまにか不在着信がいっぱい。ゴンと羽梨と店から。なんかどーでも良くなって電源をオフった。ヘッドフォンを大音量にしてトランスを聞きながら布団に入る。今頃になって手が痛い…もぅ寝てしまおぅ。。

    その日夢の中で、神田くんがあたしに風俗を勧めてる夢をみた――。「神田くんに頼ったらあかん…。」目が覚めてそう思った。―神田くんに裏切られたくナイ―このままあたしの憧れでおって欲しい……。

    2006-01-12 15:17:00
  • 144:

    あたしはこの時、あんたのコト信じられへんくなってた…ごめんな、神田くん。適度な距離を保つのに必死やった。あんたに傷つけられたら、あたしきっとホンマに堕ちていくから――。

    美羽に電話して昨日のコトを一部始終話したら、『大丈夫なん?なんしこのままで終わらしたらアカンで。』来てくれるってゆったけど、『いーよ?おかんと飯いくねん?』って断った。なんとなく、会う気にならんかった…学校も休んで光チャンの誘いも仕事以外で初めて断った。家でこもってたらヒステリック女が怒鳴ってきた??

    『アンタなんなんその顔!手も!毎日?最近遅いし何してんの!?』タイミング悪くいつも以上にヒステリ爆発のォカン…『バイトやって』『なんでアンタはそんなふてこいの??自分のコトしか考えてへんのやろ?そゆとこアイツにそっくりやな?』この人はゆったらアカンコトをゆう。『アイツ』とはおとんのこと。でも今日のあたしはイラっともしんかった。"可哀相な人。"そぅ思って黙ってたら、『なんでアンタはそんな冷たいのん??』って切れておなかを蹴ってきた。『もぅ嫌やわお母さん??』

    2006-01-12 15:18:00
  • 145:

    〈こっちが嫌やわ…〉心の中で呟いた。おかんはその辺のものを散らかしてしばらく切れて泣きだした。『うッ…ぅぅ。』これはおきまり。〈こっちやから?泣きたぃのん?笑〉心の中で突っ込んであたしは携帯と財布だけ持って家から出た。

    とりま、いつもの公園でタバコ。『ふぅ??』空は綺麗や…とか臭いコトを考えた。笑 考えんのに飽きて、?人で満喫に行った。ハッピーエンドの漫画ばっかり。羨ましい話ばっかり…笑 イーコトがあって、悪いコトが起こる、この歯車どーにかならん?不幸な人は山ほどおる。神様なんかおらん。だから神田くんの神様は金なんかな?

    漫画も飽きて、外ブラ?してたヶド、やっぱ?人はヒマや?〈こーゆー時、彼氏がおったら素直に頼れるかなぁ?〉思えば、光チャンに頼ったコトなんかなかったなぁ…とぼ?歩いてたら、家の方向に戻ってた。〈結局あたしの帰るトコはここかぁ…〉同じトコをぐるぐるしてるよーな、ちっさい自分。ムシズが走るわ…笑

    2006-01-12 15:19:00
  • 146:

    おなかが減ったから家の近くのコンビニに行った。〈コンビニ飯あきたな…?〉とりあえず立ち読みしよー。しゃがみ込んで雑誌を読む。『可愛い〜…』独り言炸裂。笑本読みすぎて目が痛い…『ふぅ?』ため息と一緒に立ち上がって振り向いた瞬間あたしは絶叫した。『ぎゃあああ!!!!!』

    目の前にフランケンシュタイン???『お前遅いねん?』この声は…オ面を外したら『俺ずっとコレつけてめっさ笑われとったやんけ?』『神田くん?いつからおるん?え、まって??』なんしびっくりしてテンションがあがる。『お前がコンビニ入った時からおったわ?』『うそん?ぜんっぜん気付かんかったし?笑 え、てか何でおるん??笑』

    『お前が昨日電話してきてんやろ?龍之介にきーたけどお前なんか話でもあるんちゃん?お前ンちピンポン何でないねん?』『もしかして家きたん??』『おん。オバちゃんと初めて喋ったわ?綺麗やん』『ナィゎ?笑』めっちゃビックリした。神田くんがあたしを探して家まできてくれたコトに。

    2006-01-12 15:20:00
  • 147:

    『待ちくたびれたわ?コレ買え?』持ってたおにぎりを渡してきた。『電話してくれたらョカッタのに。』『ぁほ!電源きっとったやんけ!』『あぁ…。』忘れてた。〈わざわざ待っててくれてたんや…。〉以外やった。呼んだワケでもナィのに…

    とりあえず食物かって外に出たら、向かいに神田くんの車が停まってた。〈気付かんかったし?〉ボーっとしすぎてたな。。『乗れや。』近くの公園に車とめたら雨が降ってきたから、中で喋ってた。『最悪?』『ホンマそれ。俺今日山ぃくのに』『山?』『心霊スポット!先輩と。』『いかんでいーん?』『まだいい!お前もいちよ女やし俺は女優先!』『ありえへんやろ?笑 女きたらあたしほったらかすやろ、どーせ。笑』『まーな!笑』

    〈まーな!かぁ…。〉『まぁあたしなんかそんなもんよな?』『どーゆー意味?』『あたしは所詮その程度の女ってコト!笑』『何で?』『なんとなし!そんなん思う今日この頃。笑』ャケ食いみたぃにパンと唐揚げをガツガツ食ってたら、神田くんがあたしをじーっと見てきた。

    2006-01-12 15:21:00
  • 148:

    『何ィ?』『お前また俺のコト好きになってきたな!』ニヤニヤ笑ってゆぅ。あたしはどきッとしたヶド、『ううん!』って素で否定した。『あっそ?』あたしの唐揚げを食ってきた。『やめれ!』『お前みたいなんこーしたる!笑』残りのんを全部食われた。『どーや!』『最悪!マヂ最悪…。』すると神田くんは?回『ふぅ???』ってデッカイため息ついた後に、呆れた口調でゆってきた。

    『で、その手ェはなんなん。』『ぇ…』一瞬ビビッタけど、『火傷やで。ライターで。』と普通に答えた。『ありえへん!何でそんなんなんねん。』あたしはボロボロの手見られんのが恥ずかしくてトレーナーの中に手を隠した。『みしてみ!』『嫌。』『みしてみって!』『ィーャー!』こぅなったら神田くんはひつこい?『見せろや!』『キャー!!』服をまくってきた。『やめ!あほ!』そんなんしてたらふと顔が近づいて目があった。

    神田くんはあたしの体ジーっとみた。〈何…?〉めっちゃドキドキすんねんけど…固まってるあたしに神田くんが真剣な顔してゆった。『…コレ誰?』『へッ?』神田くんの視線の先は、あたしの首…――『あッ!』あたしはとっさにあのキスマークを手で

    2006-01-12 15:21:00
  • 149:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 150:

    『やや!!みんとって!』大声を出してしまった……神田くんは一瞬とまって手を自分の膝に戻した。〈ぃやや。見られたくナイ―……。〉沈黙になった。

    首を手で押さえてうつむいてるあたしを見て、神田くんがまた普通に話し始める。『誰なん?』『…』なんてゆったらイーかわからんくて黙ってたら、『龍之介?』ってきーてきたから、『ちゃぅちゃぅ!』と手を振った。『やんな。アイツはお前なんか眼中ナイやろーしな。』〈…悪かったな!笑〉『わかった!彼氏できたん?』『まさか!』『えー!んじゃー誰なん!』神田くんはひとりでごちゃ?ゆーて考え出した。〈バレへんよな…〉なんてゆおーかドキドキしてた。。

    しばらく考えて、『もしかして光か?』『…』『光なん!?』『…』『マヂゆーてる!?』『違う!光チャンじゃナイ!』あたしはとっさに言い返した。"このキスマ"は、光チャンじゃない―…。このキスマは…。

    2006-01-12 15:22:00
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