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本命

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  • 1:

    羽梨

    羽梨、現在?歳。
    恋ゎいっぱぃしたけど、めちゃめちゃ手に入れたかったんゎ?人だけ。
    手に入らんかったんゎあんただけ?

    2006-01-12 12:50:00
  • 2:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 3:

    簡単に手に入らんものって欲しくなるよなぁ?
    うん。なるなる。
    手に入らんから、余計欲しいねん。

    2006-01-12 12:52:00
  • 4:

    『ぇーなにぃ!』美羽がゅった。『俺なー、神田。ぁ!ゅってもーた!!』
    ちょっと派手目なカジお兄ふんばり声がゅった。なんか今思えば、コイツゎこん時からすでになんかおもろぃォーラを出してたな。ぅん!

    あたしナンパ嫌いやねんか。でもなんかコイツゎ違った。『ぉ前俺の名前ゅーな!絶対ゅーなょ!』って横にぉる連れにゅってた。うちら喋ってナイからね。ひとりで喋ってたヵラね神田くん。美羽もあたしも神田くんの連れも笑ってた

    2006-01-12 12:54:00
  • 5:

    ある日?の日、学校前の駐車場で神田くんにおいで?ってされた。周りのヤンキー恐いカラいかんかったら走ってきて『番号教えてや』って素の顔と声でゆわれた。神田くんも素あるねやん!

    ま・いっかって教えたら、あたしのコトきゅうりって登録しやがった!『何でやねん』って突っ込んだら、神田くんの連れがきて『コイツの彼女にカモフラージュゃで』って教えてくれた。『うっさいわ!うん、まーそーやけどな!』なんの開き直りでつか?

    『彼女おんのに番号きくなや』ってキモチと『正直やな』ってキモチがあったけど、いちお『彼女おる癖ききなゃ!』ってゆったら『あ!大丈夫!好きちゃうから!』やと。何が大丈夫なん神田くん☆

    2006-01-12 12:56:00
  • 6:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 7:

    あたしらの学校は朝?時から?時で、週?行けば?やねんかぁ。でもあの頃神田くんもヤンキー達も、あたしも美羽も毎日行ってた。ヒマやったんかなァァ〜

    あたしゎ携帯に『神田くん』って登録したけど、神田くんゎそれに納得いってなかった。まぁそんなんええとして、神田くんカラの着信ゎなかった

    『聞いといて何ぢゃ?』って思ったけど、学校で新しい友達ができたり、その子らと美羽と遊んだりで楽しかったし、あんまり気にせんかった。

    2006-01-12 12:57:00
  • 8:

    それでも学校行くとほとんど神田くんの姿ゎ見てた。ヤンキー達に囲まれて、騒いでた。人気者って感じがしてた。神田くんゎあたしを見ると『羽梨ー!』ってデッカイ声で呼んで『うりうりー』とか意味ワカランコトゆーてはった

    なんかだんだん可愛く思えてきて、名前呼んで手振ってバイバイするだけでも嬉しかったりしたんよ、あたし?。それだけでイヤなコト会った日も吹っ飛んで元気になってた

    学校も慣れてきた頃、帰りに美羽らとたむろってしゃべってたら、神田くんとその連れ?人がチャリ?ヶでこっちきて、『お気に入りどれや?』ってゆって騒いでた。『神田に番号聞かれたやろ〜?』ってあたしにゆってきた。それが龍くん。

    2006-01-12 12:58:00
  • 9:

    『ぁ〜はぃ』『ヤバィでぇーコイツに教えたァカンでぇ〜』ってニヤニヤゆった。『ぇ?』ってゅったら神田くんが自身満々に、『でも俺かけてへん!』やって。笑 ホンマ意味ワカランて、神田くん?

    『俺ゎぉ前がかけてきてくれるん信じてるから、なぁ!羽梨』…『イヤイヤ?』『かけてこい!俺カラわかけへんから!』『あたしもかけへんってば』『大丈夫やって!お前のコトきゅうりって入れてるカラ!』…や め て

    神田くんゎ人懐っこいしオモロイし可愛ぃ。モテると思う。でも、神田くんとつきあっていける人ゎこの地球上今ンとこおらんって今ゎ思ぅ?

    2006-01-12 12:59:00
  • 10:

    そしてまたある日の学校帰り、神田くんに『遊びいこや!』って誘われた。美羽が休みでヒマやったヶド、龍くんとか他のヤンキー達も一緒やったから断った。神田くんゎひつこかった。『また今度な』ってゆったら、『イヤやったらはっきりゆえよ!』ってゆった。別にイヤとかちゃぅけど。。

    その夜初めて『神田くん』ってディスプレイが光った。『はぃ』『羽梨さんデスか』『神田くんデスか?』『神田ちゃぅわ!』『もぉぇーて?笑』『さっきごめんな、今から遊ぼや!』『断ったょな?』『いーやんけ!車あるし』『ドコいくん?』『遊園地!』『今カラとかナイわ!笑』 ?分くらい喋った?

    結局遊ばんかった。美羽に電話のコト話したら『羽梨と神田くんお似合いやと思う!』って。

    2006-01-12 13:00:00
  • 11:

    美羽とゎ小学校ヵラの友達で最強に仲がイイねん?美羽にゎ当時?ネン続いてる彼氏がおってん。あたしゎ誰かとつきあっても続かんし、フリー期間が多くて美羽が羨ましかったりしたなァ?美羽ゎ逆にフリーの期間がなかったから

    ちょうど『そろそろ男欲しい!』って嘆いてたあたしに、神田くんが近寄ってきた。半年も彼氏おらんかった。幸せなりたいやん!?ぅん。次こそゎって思うやん??

    でも現実ってホンマに大概甘くナイ。神田くんゎあたしにそれを痛い程教えてくれたネ?

    2006-01-12 13:01:00
  • 12:

    しばらく経って、あたしゎ神田くんと結ばれた?何回か電話して、初めて遊んだ日やった。ドライブして、朝方まで色々話して。

    あんたの告白、めさめさトキめいたよ?多分人生で?バンなる思ぅょ!『俺ゎそんな力もナイしなんもできんけど、お前が困ったトキとか危ない時ゎ俺が絶対守ったる。俺力ナイヶド俺の周り強いから!ぶっちゃけ』またきた、変な正直。。?でも、あたしゎ神田くんの周りじゃなくて、神田くんが誰よりも強く見えた。神田くんゎ他の人が持ってナイ強さ持ってるように感じたカラ。

    でもあたしが感じた ソレ ゎ、やがてあたしを苦しめるよーになる。あんたのその強さゎ、弱さなんかもしらんな。。

    2006-01-12 13:02:00
  • 13:

    あんたゎつきあった瞬間から『毎日会うんゎャメとこな!』とかゆーてたネ。あたしゎ当時?のガキんちょで、淋しいコトゆうなぁ位に思ってた。?つの年の差ゎ今になってわかるわ

    つきあった日から、あたしゎ学校で神田くんに会うん恥ずかしくてしゃーなかった。笑 やっと神田くんゎ下の名前教えてくれた。『咲希』やって。呼び捨てしてってゆわれたヶド、あたしゎ神田くんでえーねん 笑

    神田くんのヤンキーな連れともちょっと仲良くなった?ゆーほどヤンキーじゃなかった。笑 でもなんか馴染めなかった。なんか世界ちゃうんよ。『メアド教えて』ってゆったら教えてくれたヶド、メール嫌いらしくて短文やった。つきあった日から、あたしゎ学校で神田くんに会うん恥ずかしくてしゃーなかった。笑 やっと神田くんゎ下の名前教えてくれた。『咲希』やって。呼び捨てしてってゆわれたヶド、あたしゎ神田くんでえーねん 笑

    2006-01-12 13:03:00
  • 14:

    ↑上おかしくなってごめんなさぃ??

    2006-01-12 13:04:00
  • 15:

    神田くんゎ前の彼女と別れたんゎ『お前のため!かもかも!』とかゅーてたヶド、あたしゎ嬉しかったな?

    同じ時期、美羽は彼氏と別れて、年上の子とつきあった。名前ゎキっくん。あたしゎ、よく別れれたなぁ〜?ネンもつきあった人と…とか思ったヶド、もち美羽を応援したよ??

    美羽とゎよく語ってた。神田くんとキっくんの話。?人ともあたしらより年上で、連絡も少なかったカラ、うちらゎ淋しかった。メールくるたび喜んだりしてたゎぁ

    2006-01-12 13:05:00
  • 16:

    神田くんと何回かデートしたヶド、その度冷たくなってるよーな気がした。『お前働け』とか散々ゆわれたし一緒におってもそんなに会話が盛り上がらんかったんよ。神田くんゎキャラよりも冷めてたヵラ。あたしが話すコト『そりゃそーやろ』みたいなんしかゆわんくて。。

    神田くんゎ連れとおる時ゎ楽しそーやけど、あたしとおる時なんか冷めてた。盛り上がる前に話切断されてた気がする

    ある日、『夜の仕事でも紹介したろか?』ってゆわれてガキなあたしでもさすがにわかってしまった。〈コイツ遊びやな…〉『俺ゎ働かんよーな人間ゎァカンと思うねん。別に夜ぢゃなくてもなんでもえーけど、夜のがお前向いてるわ。』〈…あたしそんなガキちゃうぞ!〉

    2006-01-12 13:06:00
  • 17:

    『ほな、夜しよかな』ゆってみた。『しろや!それで俺と遊んだらえーやん』冗談のよぅで本気。『引っ張る気?』『ちゃぅやん。つきあってんやから別にいーやん。俺別にお前だけに金出さすわけちゃぅねんから』素でゆぅからあたしも困惑すんねやんか。。

    ファミレスで出された水ぶっかけたった。『何すんねん!つめたつめたっ!笑』こんな時までチョケるか!!(`´)『あんたナメてんの?本気ちゃうやろ。』『何がやねん!俺ゎ今までの女にも同じ様にやってきたわ!』〈呆れた…コイツこんな奴なん。。〉『あたしにゎ無理やな』

    『別に無理にやれゆーてへんやんけ!』顔をふきながら神田くんが怒鳴った。『帰るゎ』あたしゎ悔しかってん。。席たったら『待てや』って腕を捕まれた。『何?』って怒ってゆったら『別れんの?』って。。

    2006-01-12 13:06:00
  • 18:

    『…』即答できひん自分がまた悔しかったヶド、『考えるわ』ってゆった。『今決めろや』とかゆーてきよってムカツいたわ!でもまたあたしも子供やって『別れへんけど』ってゆってもーた

    『お前が決めてんからな!』…ムカツいた。でも周りの客がジロジロ見てたし、とりあえず店出て、駐車場で『ほな?』って帰ろーとしたのにとめよれへんやん!あたし意地っ張りの負けず嫌いやカラ、そのままホンマに歩いて帰るフリして歩いてん。

    アイツ?人で車乗ってあたしの横通って、窓から『じゃーな!』ってゆって帰りやがった!!クラクション鳴らして!『コイツまぢ何?』ビックリやがな。ココあんたの地元ですやん。あたしんちまでどーやって帰れと!?

    2006-01-12 13:07:00
  • 19:

    その日金もナイあたしゎ美羽と美羽の彼氏に車で迎えきてもらって帰れたんやけどね。
    さすがにムカツいてたヶド、神田くんにとってはこんなん序の口なんよ。『お前が帰るゆーて勝手に行ってンやんけ』って素でゆーてはった

    あたしゎ考えた。『別れよかな。』でもあたしこの頃弱かってん。それに神田くんの本性まだわかってなかった。
    働かんのゎあたしがダラけてるからやし、神田くんゎあーゆー子なんやって思う部分もあった。

    2006-01-12 13:09:00
  • 20:

    ただ単に、半年ぶりにできた彼氏と別れるんが淋しかった。ひとりになるんがイヤやっただけ。
    デモ、別れは突然やってくる。。

    ある日遊んでたらメールが入った。『別れよ』ショックやったし、ムカツいた。『別れたいん?』メールうつ手は震えてた。。
    『もーいーやろ?』〈…は?何がやねん〉あたしは我慢の糸がキレた

    2006-01-12 13:10:00
  • 21:

    電話したヶドでよれへん。『電話でろや』メール送った。そしたら電話かかってきたと思ったら、『電話代アレやからかけてきて!』とかいいよった!マヂなんなんですかお前!!!

    電話してボロクソゆーた。神田くんゎあたしが遊びやと思ってたってゆった。ムカツいてムカツいて、あたしは神田くんを呼んだ。

    神田くんがきた時、スグわかった。〈コイツ飛んでる。。〉『よぉ!わざわざきたったぞ!』『こっち座りや』

    2006-01-12 13:11:00
  • 22:

    『やめぇや…』『無理。しかも俺のんは法違反ちゃうから。
    お前も欲しかったら売ったんで!俺のモトカノってコトで安したるし』『いらんわ』…神田くんに失望したんじゃなくて、神田くんをとめられへんって直感した自分に失望した。終わりを感じた。『あたしのコト遊びやったん?』

    『別に普通にお前本命やったで。お前とつきあってる間俺ダレともヤってへんもん』
    『何それ。。』素でゆうなよ。。『あたしのアカンとことか全部ゆーてよ。最後やし』

    2006-01-12 13:13:00
  • 23:

    神田くんあたしのコトほんまに好きやったん―――?
    『別に。これといってナイけどな。かといっておもろ!とかナイし。フツーやな。』それって一番痛いやんか…『俺の勝手やし気にすんなよ!お前そこそこ可愛いし、次いくらでもおるやんけ』『あんたあたしのコト好きちゃぅのにつきあったやろ』

    『てゆーかお前ならずっと一緒におれると思ってんけどな、俺。でもやっぱ無理やったわ。まぁごめんな!俺が悪いし。なんでもしてええで。そんかし車と携帯にゎ手ぇださんといて!』車の前で両手広げてはる。
    『あほちゃぅ!まぁあたしぢゃ無理やったってコトやな』『だからお前悪ナイて。俺がこんなんやねん』淡々と悪びれる様子もなく喋る神田くんが淋しいって思った。

    2006-01-12 13:14:00
  • 24:

    『いつか神田くんが本気になれる女が現れるわ』『ナイな!俺わこんなんやねん。可愛い子と遊べたらそれでイーしな。』『あたしゎ?』『お前ゎなんかちゃぅ。結局ヤらしてくれんかったしな!』?ヶ月そこらでヤるわけない。

    別れ話のつもりがそこから色々朝まで話した。学校のダレの話とか、タイプの話とか、地元の話やら。そろそろ帰ろーってした時、『羽梨、最後にバイバイのチューして!ん』口尖らしてる神田くんに『別れた人に無理』ってゆったら、『じゃぁほっぺでいい!』ってゆったから、しゃーなしでほっぺに唇近付けたら、神田くんがこっち向いて唇があたった。―チュッ。

    『何するん!もぉ!』あたし真っ赤になってたと思ぅ。神田くんはめさ可愛い顔で笑ってあたしの髪をくしゃってして『またな!』ってゆってクラクション鳴らして帰っていった。あたしゎ車が見えんくなるまで立ち尽くして動けんかった。

    2006-01-12 13:15:00
  • 25:

    神田くん、楽しかったよ。たった?ヶ月。でも、神田くんと一緒におったら自分がスゴイちっちゃくて狭い狭い世界おるみたいでバカらしいって気持ちになるねん。あたし。神田くんの世界がスゴイ広くて、キラキラしてるよーに見えた。恋よりも憧れやった。間違ってても、否定されても、自分を強く信じてるあんたがすごいあたしの憧れやった。今でもやで!??

    不思議と涙はでんかった。この?時間後くらいに神田くんから電話があって『女紹介してや!』っていつものひつこさでまた素で言われたりして、泣くのはバカらしく思ったんヵモ?
    でもあたしはこの日からスゴイ変わったと思う。

    2006-01-12 13:16:00
  • 26:

    同じ日に美羽も彼氏と別れたらしくて『さすがニコイチ?笑』って笑ってやった。もぉ次の女探してる神田くん見て、立ち止まったりすんのあほらしく感じた。まぁそれでもあたしらこの日から恋愛に対してディープに語るよーになった。

    あたしらの恋が終わった日、あたしの人生が大きくそれた。神田くん、うちらはココが始まりやったんやって今は思う?

    学校はきまずいと思ってた反面、『羽梨!羽梨ー!!』って無視しても話しかけてくる神田くんが目に見えてたカラ。いつものヤンキーの群れ。『喋りかけんといてくれる?笑』『さみしーコトゆーなや、うりうり!なぁなぁなぁ!』相変わらずが嬉しいよーな切ないよーな。

    2006-01-12 13:17:00
  • 27:

    あたしはスグに神田くんの連れの勇介とイー感じになった。おないやし、おしゃれさんやし楽しいし、優しい。言うトコなし?でも男ってはじめはみんなこんなもんなんやなァァ〜。

    ある日学校で、『お前俺と別れた直後に勇介とかナイわ!ヒドすぎるぞ!ボケ』と神田くんが言ってきた。『ゆわれたナイわあんたに!笑』『まぁな!でも俺よりイー男はお前にゎ絶対おらんて。な!』『そーかもな』『まぁ俺も今2.5股中やし』『なんやねんそれ。笑』

    『?人は上戸彩似やで!』『可愛んやろ??人でイーやん』『アホやな、上戸彩も毎日じゃアキルわ』『ハイハイ?』別れてからの方が会話も続くし連絡も多かった。神田くん、あんた変わった方がイイ。いつか変わるやろ…そぅ秘かに思っててんで、あたし。

    2006-01-12 13:17:00
  • 28:

    勇介は『神田くんはあーゆー人やから治らへん』ってゆってた。神田くんと喋ってたら妬いてくれたりしたし、毎日一緒におった。でも勇介は『俺飽き性やねん』ってゆってた。

    不安やった。つきあいはしんかった。でもチューはあった。勇介はあたしにシャネルやらディオールやら服やらいっぱいプレゼント?してくれた。『お前コレ似合う思ってん』って。それに色んなトコに連れてってくれたり。なんしかこの子は尽くしてくれた。

    あたしはだんだん、〈こんなにあたしに色々してくれて、好きってゆってくれてるのに、付き合うんはイヤとか、えっちはイヤとかゆぅんって悪いな…〉って思うようになってた。あくまで友達以上恋人未満。この頃あたしは何を求めてたんやろぅ?

    2006-01-12 13:18:00
  • 29:

    勇介の誕生日、あたしをあげるってなワケちゃうけど(笑 勇介にカラダ捧げた。『ホンマにいーん?』『うん。好きやし…』どーでもイーヶドこの子はドSやった?笑 カラダの相性もあった。

    それからも勇介とは一緒におったヶド、勇介は仕事始まったりして忙しくなったりしてあたしに構ってくれんくなっていってん。あたしさみしくてよく電話した。今まではずっと勇介からやったのに。。

    勇介はだんだん連絡少なくなって自然消滅にもっていかれた。いっぱい泣いた?『あたしって飽きられる子?!』って真剣悩んだりもしたなぁ。そこでまたゆってもーてん!『もー男なんかいらん!?』美羽『はぃきたーー笑』『イヤ、きたとかちゃうねん、イラナイあるよ』『またそんなんゆうて?笑 でも羽梨は自由が似合ってる』

    2006-01-12 13:19:00
  • 30:

    あたしは多分ハタから見たら冷めてて遊んでそーで自己中やけど、実は淋しがりで情に熱いねんよ。笑? 束縛とかマヂ無理やし、それがフツーやと思てて、?チェックなんか異世界の話と思ってたもん。うん。

    あたしは秘かに勇介を見返したいと思ってた。そんな時、神田くんから着信。
    『お前勇介とヤってんやろ!パンコ』…『いきなし何。』『俺とはヤラんかったくせに!』何の用事やねんコイツわ。。『しゃーないやろ』『なんでヤったん?パンコやなー笑』『好きやってんもん、パンコ?うっさいわ!笑』『ふーん、俺のコトゎ好きぢゃなかったんお前』

    2006-01-12 13:20:00
  • 31:

    ドキっとした…黙ってたら、『お前今どーせヒマやろ?』『どーせヒマでつよ』『お前の地元おんねんヶド飯オゴれや!』『あ??』『話ぐらいきーたるやんけぃッ!!』『…』『なッ!家の下いくわ!』ゴハン行くコトになった。

    神田くんと会えば勇介のコトもちっぽけなコトって思える。あたしにとって神田くんは空みたいな存在――。くさすぎて鳥肌たった↓↓笑?用意してたらうっさい車の音きこえてきた。

    『よッ?ぱん子』お願いやからせめて?声のボリュームを下げてくれ…車のってファミレスに迎う。神田くんゎ上戸彩と別れたぃのに別れられへんやら、引っ張る女が切れたとか、女ネタでしばかれそーなったとか延々喋ってた。

    2006-01-12 13:21:00
  • 32:

    店に着いたと思えば『コレとコレとコレ、あ、コレ一番始め絶対もってきて?』とか『コレ冷たくでけへん?』とかめんどくさい注文つけて注文してた。ありえへんぐらいの量を。。ウエートレスも『何こいつ』って顔してますよ、神田くぅん。?

    『お前ゎ?』『あたしチーズハンバーグセットで?』『遠慮すんなや!』『うるさい、以上でお願いしマス』
    『お前もっと食えや。俺おなかへって可哀相な子みたいやんけ!』あんたが可哀相とか…ナイわぁぁ。

    2006-01-12 13:22:00
  • 33:

    〈細く見えるヶド筋肉あるしぇぇ体よなぁ。〉って見てたら『なんやねん、ちょーだぃゆーたらやるやんけぇぇ?ぃ』『いらんから?』

    食べながら神田くんが口開いた。『お前つきあってナイのにヤるな。』いきなりビックリした。『え?』『どんなけ好きでもハタから見たらアホやぞ』『でも…』言い掛けた時あたしの目ぇ見て、
    『お前の女の価値が下がるねん。ゴチャゴチャゆわんとわかったゆーとけ』

    2006-01-12 13:23:00
  • 34:

    って言った。胸がすごい熱くなった。キュン死にやわ…笑 『わかったぁ。』『わかったか!じゃぁ食え!』ってゆーてまたガツガツ食い始めた。
    〈神田くん、ありがとう〉

    『お前の女の価値』ってゆーのがスゴイ嬉しかった。あたしにも価値があるってゆわれたみたい。神田くんがゆーから説得力あるんかな。

    2006-01-12 13:24:00
  • 35:

    食べ終えて?店出てブラっちしてた。『ホンマにあたしにオゴらすかぁ?笑』『えーやんけぇぇ?ぃ』なんか語尾にけぇぇ?ぃって上げてゆうの神田くんの中の今の流行みたいデス。『そろそろ帰るぅ?』ってゆわれて『そぉする?』ってゆったら『なぁ羽梨、今晩俺をレンタルせーへん?』ってゆってきた。

    『はぁ?笑』『レンタルゥ〜しよぅ〜♪』『なんなん神田くん。笑』気付いたらラブホ街やん!『あんたさっきゆーたんは嘘か!』『何がや!俺は手ぇださんやんけ、レンタルしてゆーてるやん』『信用できんわ?』『絶対ヤらん!?万かけたるわ』神田くんにとってお金は一番大事なモノ。『…いいよ』ホテルに入った。

    2006-01-12 13:24:00
  • 36:

    部屋に入った瞬間、神田くんが押し倒してきたやんか!『イヤー!嘘つきぃ!』って叫んだら、『アハハ!本気でビビってるやん!笑』『なんなんもぅ!』離れてタバコ吸い出した。
    めっちゃ心臓ドキドキしてる…やばい、やばい。

    『おちょくってるやろ?』『お前やっぱり?才やな』こん時は意味がワカランかった。反応がガキやったんやろーね。『羽梨ー』ってゆってあたしの膝にねっ転がってきた。可愛いなぁ…。そっから色んな話をした。

    2006-01-12 13:25:00
  • 37:

    神田くんはお兄ちゃんと妹がいてるらしい。あたしと一緒や。ほんで母子家庭。似てるなーあたしと。?人兄弟の真ん中はしっかりしてるってゆう。親に甘えたりしーひん子多いってうちのオカンとかがゆーてた。うちらは多分ホンマは寂しくて寂しくてしょーがナイんや。

    神田くんは金持ってるヶド最強にシビアやった。『金は神様や』ってゆーのが口癖やった。『金なんか多少あればいーんちゃうの?』この頃あたしの考え。欲があんまりなかった。でも神田くんは『もーちょい年とればお前にもわかるわ。』ってゆーてた。

    『愛で米ゎかえん。しかもつきあってもいずれ絶対別れるやん』永遠なんてない。『そりゃそーやけど…』神田くんの女遊びは『ヒマ潰し』らしい。『でも俺?年半くらいつきあってた女おったけどな』うそん!箱入りのお譲様やったらしい。どんな人かスゴイ興味があった。

    2006-01-12 13:26:00
  • 38:

    あたしの恋愛体験を話したら笑って、『お前はこれからや。イー女なれよ。』ってゆわれた。『イー女って?』『まず働け。金持て。』『また金なん。』『そーや、まず金や。今のお前やったら寄ってくる男のレベルなんかしれてんぞ』そんなにお金が大事なん?みんながみんな金目当て?純粋にそー思った。『よくわからん。でも働こかなって思ぅねんな。』

    『紹介したるわ!』『いらんわ!』『俺お前真剣に夜であがっていけるヤツやと思うねんけどな〜。』あたしを引っ張る気やと思った。神田くんはあたしを怒る時も誉める時も何でも素で喋るから、心に響くんかな。

    しらん間に寝てたみたい。ん――?神田くんおらん!!『え!』起き上がって『神田くん、神田くーん!?ぇ、ちょっとまってぇ…』なんとなしに泣きそうになった。そしたら風呂場カラ出てきて『羽梨お風呂入ろー♪』おった…『え!てかお前なんで半泣きなんキモッ!笑』『キモくて悪かったなぁ!』ってゆったらあたしの手繋いで『俺ここやんけぇぇ?ぃ?』って笑った。

    2006-01-12 13:27:00
  • 39:

    『風呂とかイヤやし!』『いーやんけぇぇ?ぃ、不潔!ハズヵシイーん?』ニヤニヤ笑いやがって。。『そりゃぁなぁ。』『俺を信じろ!』信じてどないなん!半強制で風呂場に向かったヶド、あたしはバスタオル?枚巻いてがっちり押さえてた??

    神田くんが電気暗くしてくれた『しゃーないなぁ、お前は。』でもあたしゎ、男の子と風呂なんか入ったコトなくて、しかも中途半端な暗さと熱気でハンパなくドキドキきしてた。『何興奮してんねん!』『黙って!笑』湯槽に神田くんが後ろであたしを掴んでる感じでつかった。

    『めっさきもちー!』〈はっ!?〉変に"きもちー"って言葉に敏感なる。あかん、あたしアタマがエロい!笑 『熱いカラあがってよろし?』『まだぬくもってへんやろッ』ギュってキツく抱き締められた。〈もぅ無理やって!笑〉神田くんの手が胸にちょっと触れてる。

    2006-01-12 13:28:00
  • 40:

    『Cやな!』『ぇっ!!?』ビクってした。『当たりやろ?』軽くもまれた!『やめてや!』って神田くんの方向いたらチューされた。『んッッ…』『もぅ!』唇離して睨んだら、ニコって可愛い顔して笑った。〈ヤられるかも?〉軽くビビったあたしは警戒して湯槽からジャンピングダッシュした。『待て!あほ!』って手延ばされけど逃げたった。フゥ?危ない?…

    あたしは神田くんと近いよーで遠いんやな ッて感じた――。

    ダッシュで拭いて着替えた。服は風呂場おいて湿気ちゃったからラブホにあったちょぃエロちっくなんをキタ。『これゎちょっとヤバイか?んん。。』あたしはテンパってた。神田くんが出てきーひんから、こそっと見にいったら

    2006-01-12 13:29:00
  • 41:

    『なぁ羽梨洗ってぇ』ってタオル渡してきた。『ぇぇ?』『ぉ願いやんけぇぇ?ぃ?』しゃーなし背中ゴシゴシ、腕ゴシゴシ?さすがに下半身は洗えませんでした。笑 タオル巻いてるとはいえ何でコイツは恥ずかしくナイんやろぅ?

    『大事なトコもちゃんと洗えよ。笑』ってまたあたしのコトおちょくってきたカラ、とっさに『あたしシャンプーうまいねん!美容師に習ったコトあるから!』ってゆってアタマにシャヮーかけたんやん。笑

    2006-01-12 13:30:00
  • 42:

    お風呂あがってベッドん横になった。神田くんが狼になるコトもなくうちらはその日抱き合って眠った。
    多分『幸せな夜』やった――?

    起きたら神田くんはおらんくて?万円札が代わりにあった。寂しくて、でも心地良い目覚めやった?

    2006-01-12 13:31:00
  • 43:

    その日も学校。神田くんがあたしの教室きてこいこい?されて『お釣りかえせ!』『え?お釣りとかナイで。』『何でやねん。』『だってタクで帰ったも?ん。』『ちょーちょーみなさんきいてー!!』叫び出してみんなが神田くんに注目した。『俺昨日こいつとな?』『ああぁあなんもないでぇ!』おなかしばいたった。『返すやん!ケチ!』『よし!』大ガニ股で教室カラ出ていった神田くんでした?

    それから?ヶ月――。
    夏休みも挟んであんまり神田くんに会う機会もなくあたしは居酒屋でバイトしはじめて遊びに行ってってゆう生活。彼氏できるワケでもなく、また学校が始まった。でもしばらく神田くんは学校にきいひんかった。

    2006-01-12 13:31:00
  • 44:

    少し歩いて『何アイツ!!笑キモすぎる!笑』『ほんまそれな!何でおるん!笑』って?人で笑いながら愚痴ってた。神田くんもいつもの調子の暇潰しやろ。って思った。

    それから毎日のよーに神田くんは香代を連れて学校にきた。あたしはなんか気にいらんくて、神田くんをわざと避けたりした。遊びでもキモイゆーねん!ある日、龍くんに話かけられた。『なぁなぁ、神田と最近じゃれてへんよなぁ』『ぇー、あーはい。』

    『香代になんかゆわれてんのォ?』『イヤ??まさか』『何その言い方!笑 神田とられていー気しんねやろォ?笑』『まさかまさかまさか?あたし香代チャン嫌いなんですよ。モトモト』『そーやろな〜。』『あの?人つきあってるんですかぁ?』『さぁ〜。』『神田くんキモイ?笑』『神田にゆーとくわ!笑』龍くんは楽しそうに去っていった。あの人も変子やなぁ…歩く時手足がだいぶ大きく揺れるねん。

    2006-01-12 13:34:00
  • 45:

    それからも神田くんを避け続けたら、香代チャンも神田くんもうちらに話しかけてこんくなった。〈あたしはただの暇潰しよな―。〉その日学校終わった後バイトで怒られて、イライラして家に帰ったんやん。

    『アンタいー加減にせえや!』玄関あけるなりハッキョウされて皿が飛んできた。『ィッタ…』ガラスで腕がうすく切れてる。うちのヒステリママです。時々こんなんなるねん。心の弱い人やから。『何。』『何ちゃうやろ!家のコトなんもしーひんし、遊びまわって。アンタ家族のコト大事ちゃうの!?』慣れっこやねんヶド、今日はヤケにイラっとくる。黙って奥の部屋にいく。

    おにいが寝ようと布団に入ってた。『お前片付けろや、汚いねん。』フゥ?今日はコイツも機嫌が悪い。『俺寝るカラ電気消すで。』『待ってや。』『お前なんかすんねやったらむこー行けや。はよ寝たいねん。』…今日はほんまにイライラする。。『あっそぉ。』隣の部屋にいく。

    2006-01-12 13:35:00
  • 46:

    『ちょー触んなや!』極めつけにはこの妹。あたしの大事にしてるCDやらプリ帳をあさるんよ??『あっごめぇん。』『うっといねん!触んなゆーたやろ!』怒鳴ったらオカンの部屋から『うっさいねんアンタら!』って怒鳴られる。もぉ?いい

    あたしはオカンのヒステリを無視して家を出た。近くの公園で美羽に電話する?『大丈夫か!?美羽いま彼氏ンちやねんやん?ごめぇん』『いーよ?。』他の友達に電話したヶド、タイミング悪くみんな忙しかった。

    電話帳じーっと見つめる。『?神田くん?』…かけてみる。プルルルル………〈でぇへんよな…〉プッ『羽梨か!』『あっ、神田くん!?』出た!嬉しい。暇やってゆったら近くおるからきてくれるって。さっきまでのイライラが吹っ飛んだ?

    2006-01-12 13:36:00
  • 47:

    『よぅ!』〈きた!〉『神田くんっ…』目疑った。『羽梨チャンこんばんわ〜』香代チャンが車から降りてきた。〈フツーにありえへんし…〉泣きそーになった。

    ?人でちょっと喋ったら、『俺用事あるから香代送るわ!』ってゆって帰った。〈あたしアホみたい…。〉公園でひとりブランコ乗ってたら、我慢してた涙が出てきた。色ンな意味ある涙。なんかイヤになってしまった。全部、ぜ〜んぶ。。

    2006-01-12 13:37:00
  • 48:

    下向いて、泣いてるかわからんよーに泣いてた。
    ブーン…カタッ、『帰ろ…』って立ち上がったら、また目疑った。神田くんの車。窓あけて『ただいまぁ?』ってゆった。あたしはビっくりして涙がとまらんかった。

    『意地悪したった!お前龍に俺のコトキモイゆーたらしーやん!』『ぁは!』『てか、お前泣いてるん!?キモチわるっ!笑』―悪かったな!
    神田くんはあたしの腕の傷に気付いて『お前こんなしょーもナイことするより薬のが素晴らしいぞ』って素でゆった。『誤解や誤解!』

    2006-01-12 13:38:00
  • 49:

    『そーなん?やんなぁ。お前ゎしーひんよな。そんなん。香代がそれやから。』『そぉなん?』『アイツの腕やばいぞ!』あたしの隣のブランコに乗ってこぎながら喋りだした。『お前俺が香代とおんのが気にいらんねやろ!』『そんなんちゃうもん。』『心配すんな?アイツはこれ?だけやから。』『そーなん?』『うん、ほんで連れて歩いても様なるしゆーことなしやろ。』

    『可愛いし好きやろ?』『可愛いけどパンコやん。腕きったりウジウジするよーなヤツゎ無理。あいつは本にゎ無理やわな。』『ふーん。ヒドイな、神田くん。』涙拭ってゆったら『別に。アイツもそれでイーねんからイんちゃぅ。俺も嫌いちゃうし。』冷めた目で言う。

    『まぁなんしそんなウジウジしてたら俺に嫌われんぞ!』『はいはい?』それから少し喋ったら神田くんは帰っていった。イベントいくってウハウハやった。あたしはスゴイ元気になって家帰った。

    2006-01-12 13:39:00
  • 50:

    次の日の学校帰り。『ちょぃきてぇ。』香代チャンに呼ばれて駐車場に行った。
    〈なんの用やねん―。〉

    『アンタ昨日香代帰った後咲希とおったやろ。』〈げ…なんでしってんねん〉ミスったって思った。
    『香代な、あの後咲希に車おろされて、まさかと思って公園戻ってんやんかァ』 『…』〈ダルイ…〉ヤンキー達はガン見やし、肝心の神田くんはおらへんし。。

    2006-01-12 13:40:00
  • 51:

    あたしはややこぃ話なるんがダルくて黙って聞いててんけど、香代チャンの遠回しなガッつき方にイライラしてきた。『てか、帰ってイイです?バイトなんで。』『はぁ?なんなぁん、自分。』周りが見てるカラ、強く出てくる

    『てか、どーしたらイイんです?』あやまって神田くんの番号を消せって遠回しにゆーてきた。〈なんであたしがあやまらなアカンねん。〉美羽が耳打ちで『いっとく?笑 いっちゃぅ?笑』ってずっとゆーてた。笑

    そんなこんなで話してたらイカツメの女出てきて、野次馬集まってきた。龍くんは『やれやれぇ?』ってゆーてはる。すると香代チャンが調子乗ったんかして『きーてんの?』ってゆってあたしの肩を押してきた。

    2006-01-12 13:41:00
  • 52:

    『キモッ…』多分美羽の声が香代チャンに聞こえたらしく、軽く美羽を蹴った。その瞬間どーでもよくなったあたしは『うっといねん!』っつって香代チャンを蹴飛ばしてしまってん。龍くん『わーをっ?』

    香代チャン『何すんねん!お前ら先輩ナメてるやろ!』立ち上がってあたしの胸ぐら掴んできた。『やめて?パンコうつる!』あたし多分性格悪いカラキレたらえぐいコトゆーてまうねん?『お前こっちこいや!!』草村に連れていかれた。

    一発目、顔しばかれてムカついたんもあって思ってたよりもしばきまわしてしまった。香代チャンが謝ってきたカラ、『ギブ?ギブ?ごめんなさいわ?土下座して。』美羽はケラケラ笑って『羽梨!アカンて羽梨!笑』ゆーてた。あたしはキレさしたらヤバキツイヵラ、美羽に連れられてその場を離れてん。

    2006-01-12 13:42:00
  • 53:

    ?人でラーメン食べにいって『やったったな!笑』ゆーてずっと笑ってた。『やりすぎたカナ?』って思ったヶド、美羽の手ぇ出したコトが一線を越えたカラ、しゃーない……

    美羽とバイバイ?した後、携帯見たら《着信?件アリ》…神田くんや。神田くんが?回以上かけてくるなんて珍しい。ちょっと気まずいヶド掛けなおした?プルルルル…

    『もしもしぃ??』『お前よぉやってくれたなぁ。』〈ぇ…。〉いつもと感じが違う…『ぇ?』『コレ以上香代になんかしたらお前学校もこられへんよーするから。』『は?』―神田くん?怒ってんの?なんでなん…?―あたしの胸にデッカイ石が降ってきた感じやった。

    2006-01-12 13:42:00
  • 54:

    『なんで?』思わず聞いてしまった。『なんし、お前地元も歩かれへんよーになんで。』―ちょっと待ってや。―確かにアンタの"彼女"しばいたヶド…美羽が…あたしの親友が香代チャンに…彼女ゆぅてもその子…――『まぁそーゆーコトやから、もぅ掛けてこんとって。番号も消しといて。』―ブチッ―。ツーツー……電話は一方的に切られた。

    『あんたの"本命"じゃナイやんか……。』あたしはドキドキとズキズキがとまらんくて、道路の脇にずっと立ち尽くしてた。周りの雑音が遠くに聞こえて、急にひとりぼっちになった気がして、、美羽に電話してた。多分声は震えてたと思う。。

    美羽はスグ戻ってきてくれて、あたしの話を黙って聞いてくれた。ほんで聞き終えた後に、『羽梨は神田くんが好きやねやろ?』って優しくあたしに聞いてきた。『うん…好き。』答えた瞬間に涙がこぼれた。『美羽は気付いてたで?』ニカッて笑って美羽が言った。あたしは初めて美羽に抱きついた。笑 『好きゃぁぁあ〜!!!?』『キモイキモイキモイ!笑』?月の肌寒い夜やった。

    2006-01-12 13:43:00
  • 55:

    神田くん、あたしは出会ったその日カラあんたに恋してたんやわ。でもそれに気付かんとつきあって、あっとゆーまに別れた。別れてカラも、勇介とつきあってた時も、一秒一秒ごとにあんたを好きになってた。だんだん、どんどん魅かれて、離されて、近づいて。神田くんがあたしの心の中住み着いてるのに気付かんかった。美羽、ありがとう?でも、ちょぴっと遅かったンかなぁ……

    美羽は『大丈夫やって?!』って何回もゆって、あたしはその日バイトサボって美羽とカラオケ?オール言って歌いまくった。失恋ソングを……笑

    次の日、あたしらは寝やんと学校に向かった。ホンマは行きたくなくてしゃーなかってんヶド、『香代チャンに負けたみたぃやん!』って?人共ゆーてたから、根性出して行くコトにした?そぅ、あたしら?人かなり負けず嫌い。笑

    2006-01-12 13:44:00
  • 56:

    運良く香代チャンも神田くんも来てなかった。でも昨日香代チャンの味方してたイカツイ女の人らが謝ってきた。『龍に聞いたンゃけど、羽梨チャン別に悪なかったよなぁ。ごめんなァ。香代自分が可哀相な風にゆぅから。。』『全然イーですよ?』龍くん『やるなぁお前!笑 先輩やろ?笑 もっそエグイ顔しとったぞアイツ!』『ちょっとやりすぎました?笑』

    『神田もコレ聞いたら"俺も見たかった!"とかゆーねやろなぁ〜笑』 ズキッとくる。。龍くんはしらんみたいやな…

    それから?週間ぐらい経っても、神田くんも香代チャンも学校にくるコトゎなかった。〈今頃?人でラブラブしてんかなぁ…。〉なんだかんだで神田くんも香代チャンのコト好きやったんやろ?――あたしは神田くんの番号を消した。

    2006-01-12 13:45:00
  • 57:

    胸にモヤモヤを残したままでも、毎日は過ぎる。あたしは、隣のクラスの光太郎って子と仲良くなった。美梨は光太郎の友達のタダシって子と仲良くなって、毎日?人で遊ぶよーになった。楽しい毎日。なんか足りひん理由はわかってる…。

    神田くぅん、番号消してもあんたの中にちっさくても残ってる?『羽梨』ってゆー存在。それだけが気掛かりやわ、あたしは。。?

    そのうち美羽は彼氏と別れてタダシとつきあった。美羽のめちゃくちゃタイプらしぃゎ?前の彼氏のコトは『好きやけど働かんし先が見えへん』かったらしい。好きでも別れるコトってあるんやなってその時のあたしわ思ってん。

    2006-01-12 13:46:00
  • 58:

    あたしはというと、光チャン(光太郎)と付き合うん秒読みやった。スゴイ複雑なキモチやったヶド、好きやったし、何より連絡もマメで優しすぎるくらい優しくて男らしくて中身が好きやったカラ。それにもぅ引き返されへんトコまできてたんよな。

    そんなこんなで文化祭の日がきた。こんなチャライ学校やけどイベントはちゃんとしとったんよ?あたしは美羽とクラスでやってるたこ焼きを手伝ってた。『男前おらんかな。』『おらんでしょ〜』世間話してたら入り口らへんに人だかりが見えた。『男前か?』『まさか』

    『ちょー見て!羽梨!!』美羽があたしの肩をボンボン叩く。『やめろっ!待て!』あたしはタコ焼きひっくり返すん必死やって美羽を無視した。そしたら『待ってて!』ゆーて入り口の方へと走っていった。

    2006-01-12 13:47:00
  • 59:

    あたしはタコ焼きを見つめながら考えてた。〈光チャンそろそろ告ってくるやろな。〉そん時、一瞬神田くんの笑った顔が浮かんだヶド、考えるのをヤメた。
    『くお。』タコ焼きを?つ口に突っ込む。『バリうまい。』

    『羽梨!お客さん!?個チーズ入り!』美羽が戻ってきた。『はぁ?チーズ今ムリ!ノーマルや…。』顔あげた時、時間が一瞬とまった。
    『なんやねん!笑 お前ハムスターやんけぇぇ?ぃ!』

    2006-01-12 13:48:00
  • 60:

    ぅそやろ…

    神田くんや…―――。

    『なんでおるん…』口からタコ焼き出たやんか!『汚い汚い!笑』美羽と神田くんが笑ってる。

    2006-01-12 13:49:00
  • 61:

    美梨が気ィ遣ってくれてタダシのトコ行ってくる?ってスキップしていった。『はょ作れや!』『ウン…てか、てかなんなん!自分!』『へ?』『こないだ、ヒドくナイ!?』『お前が俺の女しばいたからやんけ。お前が悪いンちゃん?』―ズキッ。痛い。でも『あたし悪いと思てへん。』 『…』『…』

    デコピンされた。『ぃった…何する…ッ』『嘘じゃ!ボケ!』『はぁ?』『アイツにあーゆえゆわれてんやん。隣おってんやん。』いつもの素の早口口調で喋る。『だからってするか?』『アイツまだまだ引っ張れとったからあそこで切ったらもったいなかったの!』『ふーん。』あたしは会えたコトが嬉しくて怒ってなんかなかったヶド、怒ってるフリしてみた。

    『そーなん、でもあたし結構ショックやってんヶド。』タコ焼き作りながらゆってみた。『あー、あの後すぐお前に電話しよ思ててンけど喧嘩なって携帯おりよってんやん、あの女。』『マヂ?』『おん。マヂ焦るやろ。大人しそーなフリしてやりよったわ。まぁその分引っ張らしてもらったヶド。てか、はょひっくり返せや。』『あーっ、うんうん。』

    2006-01-12 13:50:00
  • 62:

    内心ウハウハやったあたし?
    『まぁなんしだから連絡できんかってん。てか、お前が信じる思わんかったし!』『信じるやろ!』『ふーん。ゴメンな。』許すやんか神田くん??

    『はい。』タコ焼き渡した。『見ろ、カッコいーやろ。』最新機種の携帯。『貢ぎモン?笑』『うん、香代の最後のな。』―別れたんや。―『番号かわってん。はぃ』携帯渡されたカラ、ワンコしたら『きゅーりでえーやろ。』ってゆってきたから『なんでもえーわ。笑』ってゆった。

    2006-01-12 13:51:00
  • 63:

    『あそ!ほな俺可愛い子探して番号いれなアカンから!』携帯おられて女の番号が消えたんが世程イヤやったみたい?。『あっそ!』
    神田くんは人だかりの中に帰って行った。―相変わらずやな。―でも、なんし良かった……。

    美羽は『だから大丈夫ゆーてたやん!』ってゆーてた?笑 『だって羽梨、絶対神田くんのお気に入りやもん。』"お気に入り。"あたしはそれだけでイイってその時思ってしまってん。

    2006-01-12 13:51:00
  • 64:

    光チャンはタイミング良く仕事でこられへんってメールがきてた。『フゥ?』タメ息が出る。後夜祭?。タダシと美羽は踊りに行ったから、あたしはクラスの子とタコ焼き食いあさってたら、『全然ァカンゎぁ〜!』って神田くんがまたきた。

    『可愛いの全然おらへん!』『そーなん!』なんであたしが口ン中にいっぱいハイってる時にくんの?『まぁ?人だけ番号きけたけど!』『ほーなん!どんな子なん?』口頬張って必死で喋ったら携帯見せられた。あたしの口からまたタコ焼きが出た。

    2006-01-12 13:52:00
  • 65:

    『?うり?』―――――

    『汚いねん!笑』『ゴメッ…笑』神田くんはニカーって笑って『照れてるぅ〜』ってチョクってきた。胸きゅんやわぁ…もぅ…『コレやるわ!』偽物の500円玉のストラップ。『何これ。笑』『いーやろ、さっきサッカーのんして貰ったからやるわ。』『ありがとぅ。笑』『ほなまたな!』神田くんは帰っていった。

    2006-01-12 13:53:00
  • 66:

    その夜あたしは光チャンに告られた。OKした………。
    あのストラップは財布の中に入れた。あたしのお守り。神田くんへの想いはこの500円玉に封印した。…つもりやったのに………

    あたしは毎日光チャンと遊んだ。光チャンは仕事忙しい子やって、夜しか一緒におられへんかったから、あたしはバイトを辞めた。思ったよりもあたしは光チャンのコトが好きになってたし、美梨とタダシとも仲良くて楽しかったし、『光チャンとつきあってよかった』って思ってん…

    2006-01-12 13:54:00
  • 67:

    幸せやった。送り迎えもしてくれて、ずーっと一緒にいてくれた。仕事で疲れてるハズやのに。あたしが帰ろってゆわな帰らんかった。おそろのストラップつけて、ネックつけて。あたしはそーゆー彼氏彼女チックなコトするんは初めてやったから新鮮で嬉しかったな。

    ―大丈夫。あたしは間違ってナイ、幸せになれる――。神田くん、アンタいつかゆーてたやんなァァ?『恋愛するん飽きた。』って。人は恋愛に飽きるコトがある?恐いモンなしに見えるあんたも、傷つくんが恐いんかな?

    ある日光チャンが学校にきた。『なぁ、神田くんと龍くんにつきあってんのバレたぁ〜笑』『ぇっ…』光チャンは?人の後輩やから、話しててんやろぅな。若干きまずぃってゆーかそわ?する?龍くんは感づいてて、神田くんに『光太郎、お前の妹とつきあってるらしーでぇ。笑』『うそやろ!』ってゆーてたらしぃ。

    2006-01-12 13:55:00
  • 68:

    光チャンと廊下を歩いてたら、あたしのマフラーを後から引っ張られた。『ぅっ!死ぬ!』神田くんが『羽梨!光太郎!えいえいっ』とかゆーてうちらをマフラーで巻いた。笑 やめてくれ。笑 『なんなん!笑』『なんもナイわ!あほぉ!』神田くんはいつもと変わらず。あたしと神田くんの言い合いを光チャンは笑って見てた。

    ちょっと切なく感じたりする。でも、これでイーよな?神田くんはあたしがダレとつきあっても態度かえんと接してくれる。それはあたしも一緒やで。でもな、それができるんは多分、あんたが誰も愛さへんから。
    それに、もちろんあたしのにも愛なんてナイから…。

    2006-01-12 13:56:00
  • 69:

    何よりもあたしが神田くんの心に入り込むのを知らず知らずに拒んでたから。
    あたしだって、傷つく勇気がなかったんよ…。

    神田くんは依存しーひん強さを持ってると思う。断ち切る強さと、常に上へいこってゆぅ向上心が人引き付けると思うねん。でも人懐っこくて人気者で、でも明らかにエグいコト平気でしたり。一緒におったらきっと限りなく世界が広がる。でも、限りなく傷つく覚悟がいると思う。

    2006-01-12 13:58:00
  • 70:

    この距離がちょうどイイんかもしらへん…誰かの手の中に入る人じゃない。

    それにあたしには光チャンがおる。大好きな光チャン。でも幸せなんは始めだけ。『会う日数減らさへん?』『メール返さんぐらいでゴチャ?ゆーなや。』『疲れてんのわかれや。』?ヵ月もしんうちに、喧嘩ばっかりな毎日。連絡も減って、光チャンは日に日にぇらそーになる。

    そーこーしてるうちに、美羽はタダシにフラれた。?人で遊ぶコトもない。美羽は『もー本気になんかならん。男なんかいらん。』初めて口にした。どんなコトがあっても次にすぐ進んでた美羽。キっくんとタダシが美羽を変えてしまった。ううん。美羽が変わってしまった。。

    2006-01-12 13:59:00
  • 71:

    あたしは光チャンと会う時以外はずっと美羽と一緒におった。淋しーのを紛らわすよーに、色んなコらと遊ンだ。

    光チャンとは相変わらず喧嘩ばっかりで、でも最後にはあたしから謝ってた。そんな毎日が苦しくなってきてん。こんな時、神田くんのことば思い出す――。
    『お前はまだまだ見てる世界が狭いねん。毎日おもんないとか思うヒマがあったら何でもやったみたぁえーやんけ。夜の世界もそれはそれでおもろいぞ。』

    2006-01-12 14:00:00
  • 72:

    決めた!あたしは美羽とキャバするコトにした。夜になるとヒマで淋しいし、遊ぶお金も尽きてきてたし。光チャンにゆったら『昼探せば?まぁ別にいーけど。』って。あたしは基本ダルがりやけど、ちょうど連れがキャバしてたからすぐに行動に移した。

    初めての夜の世界は緊張したヶド、楽しかった。喋るんも好きやし、店の女のコは優しいし、何より給料日がウハウハやった???でも多分この頃カラあたしらは金に蝕まれていった。笑 男に対する考え方も。

    光チャンとは相変わらずやったヶド、クリスマスは指輪くれた。でも、あたしは気付いてた。光チャンは自己中満開。あたしはナメられてた。あたしばっかり泣いては悪ないのに謝って、気ィ遣っては疲れて。。でも、別れられへんかった。あたしは弱いわ…?

    2006-01-12 14:01:00
  • 73:

    冬休みは神田くんとも会うコトなく、光チャンも仕事?であたしは仕事がスゴイ楽しかった。やっぱウチら負けず嫌いやん?成績あげたいやん?客電ゎ死ぬほどダルかったけど、負けたくナイやん、給料あげたいやん?でも、同伴だけはしーひんかった。なぜなら今更光チャンがキャバのコトごちゃ?いーだしたから?『うっさいねん。』って思ってた。だってかまってくれへんやん、淋しいからやん、何がアカンの?でもけじめのつもりで同伴はしんかった。

    光チャンの誕生日にはキーケースをあげた。自己中でも好きやったんよ。依存してしまってた…あの頃のあたしは。でも週に?回光チャンとラブホに泊まる習慣ができて、それを楽しみに毎日過ごした。喧嘩にも耐えて…

    冬休み明け学校で神田くんに会った時、『あたし今キャバ嬢?』ってコソってゆったら、『おお!お前ならNo.1なれるわ!俺は信じてる!だから服買って!』『あほちゃう?』ってちょっとだけ喋った。

    2006-01-12 14:02:00
  • 74:

    学校もおろそかになり始めた頃、ささいなコトでまた光チャンと喧嘩した?『もぉ、終われへん?』『イヤやし!あたし悪いトコ治すから!もぅ我儘ゆわんから!お願いやから…。』『こんなんゆぅんアレやけど、俺好きとかあんまわからんねん。』『じゃぁなんでつきあったん!?』『たかが?ヵ月でホンマに好きとかナイやろ。』光チャンは落ち着いてゆった。あたしはめちゃ?悔しかったんを覚えてる。

    光チャンは神田くん程じゃナイヶド結構冷めてる人やった。『あたしは別れたくナイよ。』『お前はもっとお前のコトわかってくれるヤツとつきあった方がイイ。』『あたしは光チャンが好きやねんもん…!』光チャンは明日の朝までに結論出すカラ、仕事おわったら連絡しろってゆって別れた。

    仕事なんかできるか…気が気じゃないまま無理矢理笑って接客した。キャバを初めてしんどいと思った日。だってわかってたから。朝になれば、大好きな光チャンにフラれるコト――…

    2006-01-12 14:03:00
  • 75:

    朝になった。メール送る。別れカラは逃げられへん――…。『終わったよ?』ドキドキは半端じゃない。返事がきたら即効開いた。
    『ごめん、別れよぅ。』
    ドックン…わかってた。わかってたはずやのに、受け入れられへん…。痛すぎる心を無理矢理落ち着かして、メールを送る。

    『何でなん?』『俺じゃ羽梨を幸せにできひんから…別れよ。』―――――。我慢してた涙が一気に溢れた。『なんでッ…ぃややぁ…ゥッ…ゥァ〜光チャ…ぅ…』家の近くの公園で?人で声を出して泣いた。子供がダダこねるみたいに。。

    2006-01-12 14:04:00
  • 76:

    怒りとか、ショックとか、疲れとか、空虚感とか、解放感とか、切なさとか、ホンマにいっぱいごちゃまぜの涙やった。『あたしじゃなくて光チャンがしんどいねやろ?』メールを送る。別れに綺麗事なんかいらん――。『それもあるけど…お前が悪いんじゃないで!』―――そんなんゆわれても余計辛いんがわからんの………――

    あたしは家に帰って布団に入った。涙はとめどなく流れる。おにぃが横で寝てンのに、声が出てまぅ。『ウッ…ゥゥッ…』?ヵ月間の思い出が頭を駆け巡る。初めてチューした時、えっちした時、マフラー買いに行った日、ラブホ、クリスマス、誕生日、学校、ファミレス……全部全部、笑ってる?人―――…『なんでなん…ゥッ…光チャン…』何で思い出になった瞬間美化されてしまうん?

    『綺麗な思い出とかいらんわ。』神田くんがゆってたこの言葉をフッと思い出した――。あたしは携帯を握ったまま、いつのまにか寝てしまった。

    2006-01-12 14:05:00
  • 77:

    光チャンの夢を見てた…起きたら泣いてた。〈夢じゃない…。〉ズキズキしてたまらへん…助けてや。光チャン…でももぅ、会われへん。。光チャンは別れたらもぅ会ったりしーひん人らしい。あたしはとりあえず美羽に電話で報告した。『羽梨〜ッッ…?』半泣きっポイ声やった。変に慰められるより全然嬉しかったよ?美羽???

    あたしは強がりで負けん気強いんやけど、もぅ元気なフリする元気もなくて、周りビックリするくらい、アホみたいにいつでもどこでも泣いてた。勇気出して、光チャンにメール送った。『あたしやっぱり光チャンが好き。一緒におりたいねん。しんどくてもイイねん…あたしもぉちょっと大人になるから、待っててくれへん?』

    2006-01-12 14:07:00
  • 78:

    強がらんと、カッコつけんと、等身大の剥き出しのあたしでぶつかった。光チャンの心にぶつかった
    返事がきた…
    『わかった!お前が変わってくれんねやったら待つわ!俺も変わらなアカンとこあるし。』

    救われた気がした。"絶対戻れる" 確信した。
    したのに…………。

    2006-01-12 14:07:00
  • 79:

    あたしは光チャンに認めてもらぅ為に、学校も真面目に行って、仕事も頑張って、明るくしとこ、泣かんとこって決めて毎日過ごした。辛かったヶド、連絡したかったヶド、しんかった。

    ?週間くらい経って、光チャンから電話がきて、久しぶりに会った。『やっぱ好きやな。』って再確認した。でもその時光チャンは、『お前俺と戻らんかったらどーするん?』とかゆーてて、『戻るもん!笑』『彼女できるかもやん、俺。』
    何でこの時すっぱりきられへんかってんやろぅ…

    2006-01-12 14:08:00
  • 80:

    その時、『昨日さやかチャンに送ってもらってん。』って話てたけど、あたしはさほど気にしーひんかったんよな…でもその日、確かに『またな!』ってゆってバイバイした――…。またな って。

    美羽や他の友達にこの話をしたら『よかったやん?がんばれ?会いにきてくれてんやったら大丈夫。』ってゆってくれた。でも神田くんはあたしを落ち込ますようなコトをゆったんよ。

    たまたま学校の食堂で会って光チャンの話をした時に、『お前、期待するだけ無駄!頑張っても意味ないで!』『なんでそんなんゆーん?』『はぁ!?なんでって無理やろ!』って笑いながらゆったんよ。あたしは泣いてもーて、『ヒドイし、神田くん…』それだけゆーて走って食堂を出た。その場におった龍くんと美羽が揃って『今のんはないわ!』って怒鳴ってんのが聞こえてた。

    2006-01-12 14:09:00
  • 81:

    あたしは別れてから初めて神田くんと喧嘩?した。
    糸が切れたみたぃに泣きじゃくってたあたしを無視して神田くんは通り過ぎて行った―――。
    でも神田くん。あんたのゆうコトはあたるなぁ…いつも。

    光チャンからまた電話があって会った時、えっちしてしまった。あたしは、『もーそろそろイーやんな。』ってその夜に寄り戻そう?ってメールを送った。でも返事が返ってきたんは次の日の夜で、予想外の言葉にあたしは切れてしまった。

    2006-01-12 14:10:00
  • 82:

    『まだやろ!昨日は俺が悪かったけどまだ無理やって!』………またなんかが崩れた。『何なん?それ。別れたいんやったらハッキリゆーてくれていーから!』返事はナイ。。―光チャン、あたしそろそろしんどいよ…

    次の日も返事はナイ…。煮を切らして電話した。"もぅ終わろう…" プルルルッ……『光…』『今忙しーから!!』―ツーッ…―

    終わりを感じた。また泣いた。朝から晩まで……ずっと泣いた。仕事の合間も。ごはん中も。

    2006-01-12 14:11:00
  • 83:

    そのうちごはんも喉通らんくなって、カロリーメイト詰め込む日々。イライラしてたんは美羽やった。『あんな男忘れ!』美羽は人の悪口なんか滅多ゆわんコ。これ以上ひきずったらアカン…あたしなりのけじめをつけよう。

    メール送る。『もぅメールとかもダルイと思うヶド最後やからお願いやから返して?最後に会って話したい。』―笑ってバイバイしたいんよ…―返事がきた。
    『イーけど俺今風邪やねん。』ちょっとホッとする…。涙がでる。『電話するから出て?』

    2006-01-12 14:12:00
  • 84:

    あたしは最後の電話にすべてをかけた。?%に賭けて、泣きながらすがりついた。『お前のコト冷めたワケじゃないねん…』『じゃぁあたしでいーやんか…!傍におらしてやぁ…絶対好きにさせるからぁ…』『無理やねん、そんなんじゃナイねん。』あたしは相当ひつこかったと思う。『嫌いちゃぅやろ?彼女おんの?ハッキリゆって。最後の優しさとかいらんから!』『彼女はおらん!でも無理やねん…』

    仕事の待機中、あたしは階段で泣きじゃくった。電話越しの大好きな光チャン…。『…ゥゥッ、ぅッ…』『…ごめんな。』だから謝んなって…『あたしのコト…フッ…冷めたんじゃナイんやったらもっかいつきあって!ゥッ…』最後の最後の光チャンのファイナルアンサーは『きらい…』やった……―――

    『泣くなよ…』『ウゥ??…ぅぁゥーッ…』喋られへんかったヶド、声振り絞ってゆった。『そかぁぁ…フッゥッ…ごめんなぁッ…ひ…つこ…くてぇ…ェッ…。』『またメールするわ、、』『ウッん…バイバッイ…。』電話が終わる頃は化粧も髪も服も涙でボロボロやった。

    2006-01-12 14:13:00
  • 85:

    美羽が『よーがんばった!?』って泣きながらハグしてくれた。?回目?笑 『スッキリッ…したぁああ!ゥッ…ぅ〜何でお前が泣くねぇ〜ん!笑』『だってぇぇ??うちら?人で?つやぁんッ笑。』
    あたしの本気の恋は終わった……

    次の日光チャンからメールが入ってた。『色々キツイ事ゆって傷つけてごめん。今までも色々ごめん。』
    これ以上あたしを泣かせんといて…――。最後の返事を返した。『光チャンが謝る事じゃないよ。あたしこそごめん。あたしすっごいいっぱい光チャンに幸せもらったよ。まだ好きやわ…ごめんなひつこくて。笑 幸せになってな?』〈送信完了〉もぅ光チャンからメールがくる事はナイ――。バイバイ、光チャン。

    2006-01-12 14:14:00
  • 86:

    もちろん涙が枯れる事はなかったヶド、ごはんはもり?食べれるようになった?笑 不思議やね…日が経っていったらわかる。中途はんぱが一番しんどい。しつこい女なってもーたヶド、今でも後悔はしてないねん?

    あたしはそれからとゆーもの金のモウジャになった???店では同伴始めてナンバー入りして、仕事が終わっては遊びに行って、たまに学校行って。『お前スゴイな!笑』ってみんなにゆわれるくらいに動き回った。

    でもやっぱり?人になると泣いてまうんよ…夢にも出てくるよ、光チャン。携帯か、コンビニとか、日常茶飯事なコトとかモノでも光チャンが浮かんで痛くて?…?でも…財布の中の500円玉ストラップを手にとる。

    2006-01-12 14:16:00
  • 87:

    あたしはわかってしまった。お金ってスゴイ。どれだけ埋めてくれたやろぅ?心にあいた穴。虚しいのはわかってる。でも、この時のあたしはそーは思わんかった。お金と友達。あたしの宝物。光チャン以外にも、大事なモノはたくさんあるよ。あたしはひとりじゃないよ。ううん、そんなんもぅどーでもイイ。

    神田くん、あんたはこんなんもぉ経験済みやったんやなぁ…ほんのちょっとやけど、初めてあんたのゆーてる意味がわかったカモ。。

    あたしはだんだん夜の世界の汚さをしった。No2の静香チャンってコがおってンけど、くるみってコが成績あがって静香チャンを追い越してんやん。静香チャンは色・枕MAX!って感じのコやって、くるみの客色ったりしてたねん。そんなんはイーねんけど、しまいには店で暴れて酔った時にグランデーをくるみにぶつけて、くるみは頭切って入院してんよ?しかもちゃっかり泣いて土下座して謝って許してもらったと思ったらくるみの潰し全開やん、入院中に?

    2006-01-12 14:18:00
  • 88:

    夜のコってどっかちょっとおかしーんカモ。ゆーても、世間的に見たらね。お金って一種のドラッグよな。人間変わってまうんやから。

    あたしは決意したコトがあった。〈光チャンのコト忘れよーとしても無理やし、よし!〉『あたし戻る為に頑張るコトにする?』美羽『マヂで?』『ウン。しかもむこーから戻ってってゆわす!笑』『見返すってやつやな!笑』『それ??』女のコやったら?回は思うんちゃうかなぁ?

    ある日の仕事帰り、店の女のコと朝マック行った帰りに神田くんの車を見つけた。『うそんッ。』あたしは車のとめてある近くのコンビニにわざと入って偶然の再会を装おーと思った。笑

    2006-01-12 14:19:00
  • 89:

    ちょっと待ってみたヶド神田くんが来る気配もナイし、帰ろヵナと思ってコンビニから出たら、神田くんらしき人が見えた。『あ!』足がとまった。女とおるぞ…

    キレ可愛い感ぢの人。『彼女かな?』あたしは隠れて見てた。なんか…ヶンヵしてる?ちょっと言い合いした後に女が足で神田くんの車を思いっきり蹴って『もぅお前なんかいらんわ!』って怒鳴って歩いていった。神田くんの『待てや!!』って叫んだ声が妙に印象的やった。

    神田くんはハァ?って感じて一瞬しゃがんで頭抱えたと思ったらすぐ立ち上がって車の方へ歩いてきた。『ぇっ!』ごっつ目が会った――ぅゎ…。『よっ?』めっさ神田くんビックリしてたな。笑

    2006-01-12 14:20:00
  • 90:

    『なんやねお前!笑 びっくりしたわびっくりしたわ!』『あたしも?笑』『お前見てたやろ!やらしーわ!笑』『偶然やんか。笑』『ボケ!』神田くんは傷いった車を撫でて『ハァ??』ってデッカイため息ついた後、『泣いてイイ!?』ってでっかい声でゆってあたしの手をひいて車に乗せた。

    あたしは『ハァ!?笑』ってゆって笑った。『泣きや泣きや!笑』冗談のつもりでゆった。やのに、神田くんはハンドルに腕ついて顔ずっと伏せてる。まさかと思って『神田くん?』って肩を叩いた。

    『…ッ。』あたしは絶句した。初めて神田くんの涙を見たから――…。『…ごめん。』しばらく沈黙が続いたんやけど、あたしは胸がうずうずするんがたえれんくて『てか、なんでマヂ泣きなん!笑』ってノリに持っていった。

    2006-01-12 14:22:00
  • 91:

    痛い…。『…薄々はわかってたよ。』そぅ、あたしはわかってたハズ。光チャンがいつか話してた名前。。「さやかチャン。」感づいてたのに、きづかんフリをしてたかった。ううん、『彼女はおらん!』光チャンの最後の言葉を信じていたかっただけ。嘘やと思いたくなかっただけ――。あたしはいつのまにか泣いてた。

    『ははッ?もらい泣き、さっきの神田くんの!』『お前アホやな。』神田くんはフッと笑った。『マヂあほ!笑』あたしは何日か振りにまた泣き崩れてしまった。別れても光チャンを支えに頑張ってた毎日。辛くても前を向いた。ひたむきに『頑張ろ』って思った。ホンマはまだまだ泣きたかったし『辛い』って言いたかった…。信じてた望みなんか、実際は欠片もない。それが現実。

    『戻れる』わけがない――…………

    2006-01-12 14:24:00
  • 92:

    あたしが泣いてた間、神田くんは携帯もいぢらんとただ黙ってた。喋ってな死んでまいそうな人が。ジッとあたしが泣き止むのを待ってくれた。『ごめぇん…神田くん。』『謝るくらいなら泣くな!』『ほんまそれな…笑』気付いたら、外は学生やリーマンが歩き出してるくらいの時間になってた。

    その後家の近くの公園に行って缶コーヒー飲みながら喋った。キャバの静香チャンの話、客の話、金の話。神田くんは薬の話とか、車の話とか、色々。お互いフラれた事にはふれんかった。

    『眠い!帰ろや!』神田くんが立ち上がった。でもあたしはひとりになりたくなくて、思い切って、神田くんの手を握った。『あたしレンタルせーへん?』いつかのあんたの台詞。『ドコいくん?俺金ないけど。』『あたしが出すから。』内心ドキドキしながらゆった。

    2006-01-12 14:25:00
  • 93:

    『俺お前借りれるねやんな?』『うん。』〈隣におって…今日だけでイイから―…。『俺お前の事好きにするで。それでもいーんやったらいーけど。』ドキっとした…『いーよ』〈…あたしもぅ、神田くんやったらいーカモ…いーねん。好きにして―。〉

    〈今、あたしをひとりにせんといて――…〉『お前意味わかってる?』『わかってるけど。』すると、神田くんはあたしの手をギュっと強く握り返してきたたと思ったら、そのままあたしの手を持ったまんま軽くあたしのほっぺたを叩いた。―パチンッッ…―。『な…に』

    『甘えんな!』そう言って自分の手を離した。〈ぇっ、あたし……。〉あたしの手はほっぺたにくっついたまんま。『お前もそんな女なんの。』向こうを向いて神田くんがボソっと言った。『…あたし……。』『来いや。』あたしらは車に乗った。

    2006-01-12 14:26:00
  • 94:

    ドアを閉めて神田くんがゆった。『で、どーする?帰んの、帰らんの。』あたし『……帰るわ。』家の前で車を停めた。『お前はそれでえーねん。』って笑ってあたしの髪を撫でて、そっとキスした。神田くんの車を目で追う事もなく、あたしは真っすぐ家に入った。

    あたしは布団の中で神田くんの言葉を思い出した。ほんで小声で『大丈夫。』って胸を押さえて言って、あたしは眠りについた。

    その夜、起きて仕事に行った。美羽は『そろそろ彼氏でもつくろかな?笑』ってキラキラしてた。『合コンでもやるか!』って女のコ達と騒いだりした。学校ではやたら騒いだ。買い物・映画・遊園地。やりたかったコトとかを一個ずつ友達と実現した。小さいコトから?

    2006-01-12 14:28:00
  • 95:

    なぁ神田くん。星の数やんか、男も女も。ほんでもあんたはあの時?人の女のコトで涙流したよなぁ?あたし軽くショックやってんで?でも、反対に嬉しいのもあってん?あんたも人を愛せるんやんか。あたりまえかもしれんけどね。みんな病んでるからね……

    そんなこんなで元気なあたしに戻ってきた頃、事件は起こった。美羽の携帯がずーっと電源切れてる。『どないしたんやろ?』あのコは常、充電器持ってるし電源なんか絶対きらんのやん。胸騒ぎした。

    地元の男友達から電話がかかってきた。『山下(美羽)ヤバイ、香代サンともめてんねん。』『はぁ!?どゆコト?』香代チャンなんか存在忘れてたもんやから?『詳しいコトはわからんヶド、けっこーヤバイみたい。香代サンバック出してきてるから。』『バックってドコの誰なん?』『〇〇のゴジラ知ってるやろ?』この辺では有名なキチガイの?コ上。ヤバイかも…

    2006-01-12 14:29:00
  • 96:

    その電話切った直後、次は女友達から電話。『かなえやけど!美羽の話きーた!?』『きーた!美羽今ドコなん?』『学校の裏の駐車場おるらしーねん、かなえ今カラ行こ思てんやんかぁ』『あたしも行くわ!』かなえは姉チャンにこの話を聞いたらしい。

    でもあたしはヤバイと本気で感じててん…。ゴリラは金属バットで人どついたり、強盗やったりホンマにキチガイで有名やったから。でもなんしいかな!原チャリダッシュで地元の中学の裏に行った。いちよ戦闘態勢でスゥェットきた。

    ついてみたら暴走族みたぃな奴らがたまってた。あたしらの地元の人らじゃナイ。『ヤバイやろ…。』素で思った。みんながあたしをジロジロみる。その中にかなえがおった。『羽梨!』

    2006-01-12 14:30:00
  • 97:

    かなえは地元では一番のヤン女。彼氏もいわゆるヤンキー。かなえの彼氏がゴリラとしゃべっとった。『なぁかなえ、美羽は?』『わからへんねん、今彼氏がゴリラにきーてんやヶド、ゆいよれへんねん。』『香代チャンとおるやろな…。』『でも大丈夫やろ?香代チャンやで?』特にキチガイでもヤンキーでもナイただのぶりっこ女の香代チャンやもんな。。『ウン、大丈夫やんな。』

    でも嫌な予感がするんは何で?そのうち、かなえの彼氏とゴリラがしばきあいになった。『必殺!ポリよんだんねん!』ってかなえは警察に通報した。何しでかすかわからへんからな…携帯が鳴った。『はぃ!もし』

    学校の子ヵラやった。『学校前の駐車場で美羽が女の人にしばかれてる!なんかやばいねん!』『ぃくゎ!』〈美羽がしばかれてる―…?〉なんかおかしーやろ…。なんかおかしい…。とにかくダッシュした。

    2006-01-12 14:31:00
  • 98:

    着いた瞬間あたしは目ぇ疑った。香代チャンは自分の手首から血ィ流しながら、鉄パイで美羽をしばきながら泣き叫んでる。美羽の頭からも、血ィ出てる…。〈何――…?ちょっと待ってや…〉あたしはこの時ゾクッとした。―恐い…―

    よく見たら美羽の服はボロボロで顔の形もおかしい…カラダもふらふら。固まってたら香代チャンがあたしに気付いて近寄ってきた。『お前なんなぁん?お前も香代に殺されたい〜ん?』こわい…!明らかに視点定まってへんし、血だらけ……。シャブや――。

    『何してんねん!』その時、龍くんが学校から出てきたみたいで、香代チャンの鉄パイを奪って押さえつけた。ハっとしてあたしは美羽のトコへ駆け寄った。『美羽!美羽!大丈夫!?』あたしはたぶん今までの人生の中で一番恐怖と怒りを感じた。腕と鎖骨あたりに注射器の後と、足元に転がってる注射器…。美羽はボーっとあたしを見て、『羽梨やんなぁ?まぁ〜じあの女殺してゃぁ…』って泣きながら笑った。

    2006-01-12 14:32:00
  • 99:

    たぶんこれがあたしの『ホンマに切れた』ってやつやと思ぅ。

    龍くんを突き飛ばして香代チャンの顔面を思いっきり力いっぱい蹴った。『イ゛ダ〜イーッ!!』もぅ香代チャンは妖怪みたいやった。『お前ふざけとったアカンぞ!!殺したるからなぁ!!』無我夢中で髪の毛を引っ張り回しておなか蹴りまくった。『やめろ!!羽梨チャン!!やめろってホンマに!!』『うっさいねん!離せやぁ!』あたしは龍くんも蹴飛ばしてしまった。

    『ゃめてぇぇっ!!なんで香代がごんなん…されなアカンのぉぉお!香代は悪くナイ〜!!』震えて泣き叫び出した事にあたしは余計に血がのぼって、『ぁぁ!?なんて!?なんて!?ハッキリ喋れや!!きーてんのか!』て言いながら頭押さえつけて背中蹴った。

    2006-01-12 14:33:00
  • 100:

    龍くんが必死にとめてもあたしには聞こえてなくて、ただひたすら馬乗りなって顔しばいてた――。そしたら、いきなり後ろからスゴイ力で腕引っ張られて、あたしはコンクリに叩きつけられた。香代チャンの仲間がきたと思って、思いっきり振り返って睨んだ。『やんのか!!』―――ッ。

    あたしは我にかえった。
    『ぁ…。』神田くんやった。『ぼけ!』と怒鳴った。あたしは目の前の光景にまた固まる。涙ダラダラで『ゃめ…ゴメンナザィあぁ…』って喋れてナイおばけみたぃな顔して倒れてる香代チャン。龍くんに抱えられてボーっとあたしを見てる美羽。そして、手がパンパンに腫れてるあたし……。

    2006-01-12 14:34:00
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