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?いまつかまえて?
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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
121:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もうひとりの聡君(サトシ君)はリュウ君の幼なじみで、平日で誰もつかまらないからと言う理由だけで連れてこられたらしい。すごい爽やかな人であんまりしゃべらない人みたいだけど、お兄さんッて感じだった。←ヨシ君とは全然タイプが違うけど。アローズのアウターが可愛かった。
2005-10-27 12:49:00 -
122:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
黒目がすごくキレイで、優しい目をしていた。芸能人で言うとぉ-…いない(笑)ちょっとだけオダギリジョーと玉木宏の入った瑛太?らしい←ユウキいわく。瑛太てだれ…(笑)
2005-10-27 12:55:00 -
123:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
一日目はみんなでバーベキューをすることになった。バーベキューといっても肉ばっかで、野菜はほとんどなかった。食欲のわかないあたしは、仕方ないので残ったトウモロコシを食堂の調理場で茹でようとログハウスに戻った。外ではみんなが花火を始めたらしく、スリガラスに赤や緑の光が写る。一日目でこんなテンションあがってて、一週間も本当にこんな所で過ごすんだろうか。・・・こんな気持ちになるとは今日の朝は全然想像していなかった。
2005-10-27 13:04:00 -
124:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
大勢でいるのはあまり好きじゃないのかもしれない。大勢でいる時の自分は、一人でいる時よりも存在感がない気がする。調理場には、色んな種類の包丁が吊り下げてある。・・・バトルロワイヤルが始まったら、調理場に逃げよう。マナは確実に米田に殺されるな・・・(笑)一人でいると苦痛な孤独は、みんなでいるとすごく魅力的な時間に感じた。
2005-10-27 13:09:00 -
125:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「塩入れた?」聡君だった。「塩どこにあるかわかれへんねん。だから味ナシ、ケチャップとかは冷蔵庫に入ってたんやけど。」「塩こっちやで。」包丁の吊り下げられている上の棚をあけると、塩やらコショウやら色々な香辛料が入れてあった。
2005-10-27 13:13:00 -
126:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「聡君来たことあるん?」塩を大量にお湯の中に入れた。「うん。半年くらい前に・・・一日で帰ったけど。」「あたしも帰りたいかも(笑)」「初めてなん?」「うん。ユウキと悦子も初めてやで、多分マナもやと思うけど?」聡君が不思議そうな顔をした。「さっき話したとき、マナちゃんみんなした事あるっていってたで?」「は?」話がかみあっていない事に、聡君は更に不思議そうな顔をした。
2005-10-27 13:19:00 -
127:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
妙な苛立ちが湧き上がってきた。「したことあるって何?エッチ?」無表情で聡君を睨みつける。「違う違う!そんな顔したあかんってー(笑)」あたしの頭をなでながら嘘っぽく笑う聡くん。
2005-10-27 13:22:00 -
128:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あたしみんなで楽しく遊ぶアンド芸能人見れるアンド旅費タダっていうんで来たんやけど間違ってるとこある?」聡くんはお鍋の火を止め、流し台に運びながら「間違ってないいで・・・・ただぁ・・・足りひんかも。はなちゃんらなんも聞いてない?」最終確認の様な聡くんの言葉、そんなに言いづらい何をしようとしてるんだ・・・
2005-10-27 13:28:00 -
129:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・」聡くんを見つめた。おそらく乱交パーティーか何かだろう。それくらいは予想していたけれど、喜んでそれを受け入れていると思われていることに腹がたった。
2005-10-27 13:31:00 -
130:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・葉っぱ」「・・・・・・・」そっちか。乱交パーティー+葉っぱパーティー・・・・・
2005-10-27 13:40:00 -
131:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ないなー。あたしはやめとくわ」精一杯の笑顔を作りカウンターの椅子に座る。「・・・ぶっちゃけ初めてちゃうんやろ?」聡くんの表情が変わった。起こっている様にはみえなかったけど、すごく血の気のない顔をしていた。「うん。でももうやめたから」ここで譲ったら負けだ。聡くんとあたしはしばらく見詰め合った。外からはロケット花火のヒュンヒュン言う音とマナ達のキャーキャー言うカナきり声が聞こえた。
2005-10-27 13:46:00 -
132:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
訂正
×起こっている
○怒っている2005-10-27 13:47:00 -
133:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「彼氏にやめろって言われたん?」大きなボールに湯切りしたトウモロコシを入れ、馬鹿にした様に笑う。「別に。やめたくなっただけ。本気ではまる奴はただのアホやろ」お前の事やぞ聡・・・
2005-10-27 13:50:00 -
134:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」二人ともトウモロコシに手をつける事はなく沈黙が続いた。あたしはどうしたらいいかわからなかったけど、この空気をどうにかしたいとも思わなかった。
2005-10-27 13:51:00 -
135:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「このへん山下りたらすぐ国道やねん。降りる途中にむちゃいっぱいラブホあんねんやん。」「あー行きの道から見えた。」ラブホ以外には考えられない派手な外観の建物はたしか十数件固まって建っていた。
2005-10-27 13:55:00 -
136:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「今日はそっちに泊まろ、荷物取っておいで。俺まだ車から荷物下ろしてないからリュウ達に説明して車で待っとくわ」・・・・意味がわからなかった。
2005-10-27 13:57:00 -
137:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あのさーマナは知ってるん?薬パーやって?」「っていうか・・・聞いた話やと最初は普通に・・・まあ米田の帰還パーティーするって言うてたんが・・・途中から薬パーになったって感じかな。リュウとマナちゃんが企画したらしいで。ヨネもノリ気やったらしいけど。」「きしょ」いきりやがって。マナが最初にあたしだけ誘った理由がなんとなくわかった。
2005-10-27 14:11:00 -
138:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「まあなんしフケよ。荷物持っといで」ポケットの中の車の鍵を探しながら立ち上がる聡君「いいよ。したくないことはしたくないって言えるし。」ここで帰ったらナメられる。「そんなんわかってるよ。でもいちいち頭逝った奴らの相手、一晩中するん面倒やろ?俺がはなちゃんとやりたいから、二人でラブホいって?だってことにしたらいいやん。断ったて、家帰ったって、へたれやとか言われるんがオチやねんから」そう言うと聡君はトウモロコシの入ったボールを持って外に出て行った。
2005-10-27 14:19:00 -
139:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
何を持っていき何を置いて行くべきか迷ったので、荷物はまるまる全部持って行った。ポーチを歩く私にマナは気づいていたけれど、すでに聡とデキたためフケると聞かされているらしく、目で変なアイズをしてきた後はさっきよりもやたらとデカイ声で騒ぎまくっていた。ポンチューなって死んでまえ…
2005-10-27 14:39:00 -
140:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
白のハイエースの隣に、変なエンブレムの外車が止まっていた、中では聡君が煙草を吸っている。後部座席に荷物をほうり込むと助手席に乗った。おもいきっり扉を強く閉め、ずっと外を見ている膨れっ面のあたしをみて聡くんはちょっとフイていた。社内では薄く洋楽がかかっている、知らない曲ばかりだったけど嫌いな趣味じゃなかった。車のライトにイタチの死体がうつっても二人とも何もふれなかった。
2005-10-27 14:54:00 -
141:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ラブホ好き?俺嫌いやねんなー」知らねーよ「何回かしか行ったことないから。ラブホ好きな子多いで。」うそ。本当は実はラブホテルには1回しか行ったことなかった。しかも二人とも制服を着ていたのでパネルのとこで管理人に追い返された。「へー」行きはあんなに長かった山道はあっという間におわり、あたし達はどうせならと一番綺麗そうな有名チェーン店のラブホに泊まった。エッチするのかな・・・そんなことを考えながらこのラブホに入ったのはあたしくらいだろう。受付もすごく綺麗で、外観に負けないくらい内装も凝っていた。
2005-10-27 15:09:00 -
142:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
部屋は707号室。ナナとかけた訳じゃないやんなとじゃれて少し和んだ。
2005-10-27 15:12:00 -
143:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お風呂入りたかったら入ってな。俺むこう見とくから。」お風呂はガラスばりでメリークリスマスとホワイトスプレーで書かれていた。・・・気が早いなおい。「いいよ先入って。あとの方がいい。」クラブのトイレやビルの階段でセックスするあたしにとって、ラブホテルという空間の中での行動のとり方がよくわからなかった。「じゃあ先入るわ。シャンプーとか持ってる?ラブホのアメニティー嫌いやねん。」「あるよ。髪ばしばしなるもんな!」お風呂セットを渡し、ベットから風呂場は丸見えのため背をむけてテレビを見た。衛星放送で[ハリーポッター]をやっていたので適当に流しながら見た。風呂場からは細かいシャワーの音が聞こえた。
2005-10-27 15:21:00 -
144:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あがったでーはいりーー」「うん」どうしよう。ラブホという空間に若干あがってしまった。聡君に悟られないように目も合わせずそそくさと風呂場へむかった。
2005-10-27 15:30:00 -
145:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
かろうじてベットから見えない入り口付近で服を風呂場の脱ぎドアを開けた。まだ温かい空気は甘ったるいあたしのシャンプーの香りがした。
2005-10-27 15:35:00 -
146:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ベットルームの方を見ると、腰にタオルをまいたまま仁王立ちになって聡くんは[ハリーポッター]を見ていた。最初は何してんだと思ったけど、どうやらあたしが中から覗いていないか確認しやすいように、部屋の真ん中で仁王立ちで立っていてくれているようだった。
2005-10-27 15:38:00 -
147:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
結構いい人っていうか、いい大人だな聡くんは・・・色々きずかってくれてるし・・・少し反省した。
2005-10-27 15:40:00 -
148:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんの背中には筋の入った筋肉がついていて、肩幅もあるし、少し細めのバランスのいい体をしていた。よく見ると思ったよりは背が低くて175弱くらいかな。少しずれた腰に巻いたタオルからは、引き締まったお尻が右側だけ少し見えていて、ジロジロ覗いてるのは自分の方だなと笑えた。
2005-10-27 15:45:00 -
149:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
だいたい少し少しって言っといてだいぶジロジロ観察してるし(笑)
2005-10-27 16:16:00 -
150:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お湯つからなくて大丈夫なん?」えっお湯つかってもよかったん!?「うん。聡くんは?」「お湯はるん時間かかるからつかってないねん。」「へー…」「…もしかしてはなちゃん…きたくなかった?」「…」なんて言ったらいいんだ…エッチは嫌じゃないけどラブホは苦手(ってか初めててあがってもただけやけど)なんて言っていいものなのか!?聡くんの腰に巻いたタオルに雫がスーと流れ落ちる。うっすら割れた腹筋はしなやかな筋肉っていう感じで、気づかなかったけど首に大きなホクロがあった。
2005-10-27 20:15:00