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  • 1:

    もりやまはな

    早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。

    2005-10-25 12:03:00
  • 2:

    名無しさん

    そうなんや〜鎖でつないでたら?

    2005-10-25 12:09:00
  • 3:

    もりやまはな

    爆音のトランス…ホールで踊る人、はじっこで乳もまれて喜んでるブス、トイレのタンクに隠して薬売る売人、未成年立入禁止のはずのクラブJは8割は未成年…成人になってもこんなクラブで楽しめる奴の方が痛い(笑)ナンパと薬とセックスと…あと…ホントに踊りに来てる変な人達…ここにはすごいエネルギーがあるけど無駄なエネルギーなもんだから膨らんでいくばかり。

    2005-10-25 12:10:00
  • 4:

    もりやまはな

    今日はエクスタシーを買った。買う気はまったくなかったんだけど…ユウキちゃん達のグループが薬をやってみたいと言い出し、私が仲の良い売人タヤマに交渉することになった。『エクある?』手でサインを出しタヤマに話かけた。『ふーちゃんがするの?』目がロンパなため暗いクラブでもカザールをかけるタヤマ。『ううん、友達がしたいって』『へーふーちゃんもしよやぁ。ふーちゃんするんやったら俺もするし』

    2005-10-25 12:18:00
  • 5:

    もりやまはな

    『売れてないの?』タヤマに首にかけたルミカをひとつあげた。『逆!むーちゃエクは売れてる!今日はもう帰ろかと思ってたとこディステニー!』薬なしでこのテンションは羨ましい…『使い方間違ってるって(笑)エクスタシー残りどれくらい?』『見てこないとわからんけど多分六錠くらい…かな?』

    2005-10-25 12:24:00
  • 6:

    もりやまはな

    『じゃぁ残り全部買うしアタシもするからまけてや』タヤマのジャラジャラつけたCHROME HEARTSをいじりながら股の間に足をいれた。『全然いいでー!あの端っこにおる奴フー嬢見える?なんも知らんみたいやから3錠2万で売ったってん』『まじでぇおめでと-』そんなどうでもいい事が自慢になるんだこの人…

    2005-10-25 12:37:00
  • 7:

    もりやまはな

    パキパキタヤマはゲロまみれで爆笑していた。

    2005-10-25 12:52:00
  • 8:

    名無しさん

    きしょいスレ

    2005-10-25 12:58:00
  • 9:

    もりやまはな

    天井が落ちてくる夢を見た。ひたすら何回も何回も天井が落ちてくる。朝起きたら汗だくで、すごくヨダレが出てた。シャワーを浴びて制服を着て、軽く化粧をしたら朝7時過ぎに家を出た。机には一万円置いてあった。一万円…てことは父さん一週間は帰ってこないんだろうな。一週間一万は少ないぞ…。

    2005-10-25 13:11:00
  • 10:

    もりやまはな

    母さんは多分死んだ。よく知らないけど小さい時に死んだ。あたしを育ててくれたばーちゃんは母さんのことを何も教えてくれなかった。何も言わないかわりに母さんの悪口も言わなかったので、記憶も情報もないかわりにあたしは母さんを恨む感情もあまりなかった。ばーちゃんが死んだ時、盆と正月しか会いにこなかった父さんがあたしを迎えに来た。一緒に住むようになっても仕事柄あまり会うことはないけれど、結構いい人だと思う。ばーちゃん同様、私に憎しみや悲しみを与えようとはしない。

    2005-10-25 13:18:00
  • 11:

    もりやまはな

    家は50階建てのマンションの47階、上の階には市議会委員やら阪神の選手やらが住んでいる。梅田からもミナミからも近い代わりに、あまり治安はよくない。あとゴミの分別がやたらとうるさい。分けるのがめんどくさい時は朝近くのファミマに捨てたりした。

    2005-10-25 13:30:00
  • 12:

    もりやまはな

    「ガキつかのDVDがさ-…」どーでもいい話を佐川がなぜか自慢げに話す。ベース吉本で出待ちする種類の女子達が佐山のしょうむない話に爆笑…若手芸人のレベルもそりゃ下がるわな…。お前ラほんとは佐川に気に入られてセックスしたいだけだろーが。「おはようフーちゃん」「あーおはよぅマナ。ユウキと悦子は?」「あーなんか昨日パキったんで気持ち悪くなって今日は休むみたい。」…タヤマの奴、質の悪いの売り付けやがって。「まじで!?大丈夫!?」「大丈夫。大丈夫。あの二人が悪いねん!一回に2錠まとめて飲んでた。」…バカが。

    2005-10-25 13:47:00
  • 13:

    もりやまはな

    「それ薬切れたあと地獄やと思うで(笑)しかも初めてやったら余計に…」苦笑いのあたしの机に携帯を出し、マナはあたしの机の前の席に勝手に座った。「あかん言うたんやけど…まぁこれで反省するやろ」マナは手鏡を取り出して髪の毛を治した。しぐさのひとつひとつが、妙に艶っぽいのは彼女がキャバ嬢のせいなのか理科の小柴と付き合ってる?せいなのか…多分両方だろうな。

    2005-10-25 13:55:00
  • 14:

    もりやまはな

    「二人おらんくて調度いいわ、マナなぁふーちゃんに話あってんやぁん」八重歯を見せながらマナがずるそうに笑った。「なーに-?」たいしたことではないだろうに…それでもあたしは机な寝そべりながらマナの顔を覗きこんだ。「今離されへんから昼休み第三階段の上んとこで一緒に食べへん?」「?うんわかった。」…なんやろ

    2005-10-25 16:08:00
  • 15:

    もりやまはな

    訂正。
    ×今離されへん
    ○今話されへん

    2005-10-25 16:10:00
  • 16:

    もりやまはな

    英語と古典は気がついたら終わってた。数Aはおもしろいから真剣に聞いた。数学おもしろいから好き。あと国語も…本好き。ディープラブとかは読む気になんかならないけど、『人間失格』とか『風立ちぬ』とか『細雪』とか…近代文学はばーちゃん家にいる時によく読んだ。…絵本なんか金太郎くらいしかなかったんだもん(笑)窓の外…空は昨日よりも低くなった気がする。秋だもんなぁ。斜め前の席の佐川が携帯で画像を見てるのが見えた。…どうやらアイコラを見てるらしい…こいつやっぱバカだ。ベース組なら誰でも食えるぞ佐川(笑)

    2005-10-25 17:33:00
  • 17:

    もりやまはな

    昼休み…弁当(っていっても自分で作ったから中身はご飯、卵焼き、ソーセージ、大量のほうれん草だけだけど)を持って第三階段にむかった。自分で呼び出しといてマナはまだ来ていない。仕方ないから先に弁当を食べた、こんな弁当まじまじと見られるのも恥ずかしいから急いで食べた。食べ終わったあとはポーっとして携帯をいじった。暇だから佐川の名前でアイコラ募集のスレをたててやった。面白くもなんともないけどなんか笑えた。

    2005-10-25 17:43:00
  • 18:

    もりやまはな

    「あんなぁとりあえず内緒にして欲しいんやけどなぁ」セックスしたあとでよくそんなに食欲があるなぁ(笑)「うん。わかった。」「マナなぁ…米田祐輔と付き合ってんねんやん。」「……」は?「ビックリしたやんなぁ(笑)でも嘘ちゃうでぇ本間やで!引っ越しする前に行ってた中学がオナチューやねんやぁん」口のまわりにケチャップを沢山つけてマナの目はランランと輝いていた。明らかにあたしに芸人並のビックリアクションを期待してる…でも…「ヨネダユウスケてだれ?」普段必要以上にテレビを見ないあたしには誰かまったくわからなかった(笑)

    2005-10-25 17:55:00
  • 19:

    もりやまはな

    「あっはっはっはっ」マナの口から出たケチャップがあたしの首まで飛んできた(怒)「そっかぁーオリキでもないのに知るはずないかぁ、でも結構有名やねんで?Mステとかも出たことあんねんからぁ」オリキ???どうやらヨネダさんは芸能人らしい…「マナ中学で一緒なってんけど祐輔は小学校からジュニアしてて地元では有名やってんやん、で同じ絡むグループなれたのにマナ中2で引っ越ししたから会えんくて…でも携帯は知ってたからコマメにたまに連絡…」←(以下省略)マナがこんなにもよくしゃべる子だとは思わなかった。だいぶ興奮しているらしい。

    2005-10-25 18:01:00
  • 20:

    もりやまはな

    要するに…そのマナいわくマナの彼氏であるジュニアのヨネダが大阪に一週間くらい帰って来る際に何人かのジュニア友達も一緒につれて帰って来るから、女を何人か用意して欲しいと言われたらしい。彼女なら二人きりで会いたいものではないのか?(失笑)マナと付き合っているといっても、金こそすべてむこうもちなものの二人の付き合いはセフレ同様、ヘタしたらホストと客くらいの関係だった。一週間その子達はヨネダの親戚の別荘に泊めてもらうらしく、行ったらヤラれるのは確実だなと思った。「何人か行かなあかんねやったらユーキらも誘えば?」

    2005-10-25 18:10:00
  • 21:

    もりやまはな

    意地悪な質問をしてみた。武勇伝大好きユーキと、口の軽い悦子を誘いたくないとわかりつつ、自分が選ばれたことに少々の苛立ちを感じたからだ。「あー(笑)ユーキちょっとデブやん?悦子ブスやし(笑)無理やろ」意外なマナの返答に驚いた。ユーキとあたしの体重は大して変わらないし、悦子も日本人顔だけど決してブスじゃない、鼻筋がキレイでむしろあたしの好きな顔だった。「あたしもデブやん(笑)」←39キロ乳ナシのマナから見たら。と心の中で付け加える女のプライド(笑)「えーふーちゃん乳でかいし体キレイからいいねん。」…へー。

    2005-10-25 18:16:00
  • 22:

    もりやまはな

    とりあえずヨネダ御一行が来るのは11月に入ってかららしかったので、その日はそこで話が終わった。「祐輔としゃべってみる?人見知り全然せえへん子やから」と言ってマナは勝手にヨネダに電話をかけたけど、繋がらなかった。マナの話を聞いている間に5時間目になっており、そのままサボってホームルームだけ出て帰った。一週間一緒にいるなら新しい秋服欲しいなぁ…家に帰り父さんの携帯に欲しい服の雑誌の写メールと値段をメールした。現金書留で送ってくれるとのことだった。

    2005-10-25 18:24:00
  • 23:

    もりやまはな

    こんな男達とのセックス豪遊のために新しい洋服を買ってもらうのが、なんだか申し訳ない気がしてきて、その日の夕飯は帰ってこないとはわかっていたものの二人ぶん作った。クリームシチューとほうれん草のおひたし…写メールすると、父さんからは『ありがとう。』とだけ帰ってきた。「もうほうれん草買ってきちゃだめやで(笑)やっとなくなってんから」と返信すると、「女の子はほうれん草いっぱい食べなあかん。また買って帰る。おやすみ」とメールがきた。ばーちゃんも父さんも大好きだ。

    2005-10-25 18:31:00
  • 24:

    もりやまはな

    二人ともあたしを生かそうとしてくれている。父さんはたまにしか帰ってこないけど、いつも花束を持って帰ってくる。そんなので喜ぶ子は少ないし、あと処理が面倒だから別にいらないんだけど、口には出さないものの、下瀬はなのはなと、花をかけているらしかった。なんだか寂しくなったから、その日はばーちゃんの仏壇の前に布団をひいて寝た。

    2005-10-25 18:35:00
  • 25:

    もりやまはな

    今夜は天井は落ちてこなかった。

    2005-10-25 18:37:00
  • 26:

    もりやまはな

    中間テスト中、生理もかさなってなんかイライラしたから、中間テストが終わった土曜日はクラブJに行った、金がなかったからヨシ君っていう先輩からマリファナを分けてもらった…でもあんまりトベなかった。仕方ないから誘われるままにヨシ君の家に泊まった。クラブを出るとすごく寒くて汚いミナミの街に泣きそうになった。

    2005-10-25 18:42:00
  • 27:

    もりやまはな

    「家行っていいの?」ヨシ君の車の中は草の臭いがした。「オレ今年から一人暮らししてるからいいよ。死んだじーちゃんの家に住んでるから広いけどボロいぞ(笑)」運転しながらヨシ君はあたしと手を握っていた。指を絡めて嫌らしそうに触る。「でもあたしまだ生理終わってないかも…いい?」ヨシ君は驚く様子も嫌がる様子もなく「いいよ(笑)」外は少し雨が降っている。父さんもどこかでこの雨を見ているのかな。雨が降ると一番キレイなテールランプはオレンジだった。ヨシ君の家は車で30分くらい…ほんとにボロかったけどキレイに掃除してあった。

    2005-10-25 20:16:00
  • 28:

    もりやまはな

    「風呂一緒に入ろ」「いや」「…ぶっ!」屁こきやがった(笑)「…」風呂は一緒に入らなかったけどシャワーだけ借りて、セックスするだろうからタンポン抜いて風呂場の窓から捨てた(笑)

    2005-10-25 20:23:00
  • 29:

    もりやまはな

    風呂場をキレイに掃除してヨシ君ねスウェットを着て居間に戻ると誰もいなかった。しばらく携帯を充電したりスキンケアしたりした。いっこうにヨシ君が現れる様子がないので「田中芳樹ぃー」と叫んでみた。「下瀬はなぁー!」二階からすごい声。携帯と飲み物を持って二階にあがった。ギーギー階段がしなる。ホントにぼろい家、でもこの砂壁の感じなんか死んだばーちゃん家みたいで…なんか安心した。奥の部屋のふすまの隙間からテレビの明かりがチカチカ漏れてる。「どっか行ったんかと思って下で待ってたのに」電気は消えていた。

    2005-10-25 20:41:00
  • 30:

    もりやまはな

    キスをした。すごく優しいキス…優しくてすごくゆっくりなキス。キスとは逆に手はケツを揉みまくってきた。「痛いよ」吐息まじりの声で呟いた。「痛くしてるねん」ヨシ君はあたしに馬乗りになりふとんにおもいっきり押さえつけてきた。「ほんまに痛いから!」そんなに痛くなかったけどなんか恐くて叫んだ…「…はな」また優しいキス。今度はおしりも優しく触ってきた。手慣れた感じにブラジャーを外し、前戯がすごく長かった。あんまり前戯が気持ちいいもんだから、わざと痛いふりをしたりしてじらした。あたしの濡れた髪にヨシ君の指がとおる。

    2005-10-25 21:14:00
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