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?いまつかまえて?
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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
211:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
英語で書いたオシャレな標札。MORIYAMA
2005-10-31 04:36:00 -
212:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
カチャ…ドアが開いた。中からはガッリガリのおばさん「はなちゃん。いらっしゃい」右手にはキャンキャン吠えるダックスフンドを抱いている。「こんにちは」「こんにちわ!このワンコ、キャンキャンないてうるさいやろーレオくんって言います、はいレオくん挨拶わ」ばかかこのおばちゃん。「来たの?」おばさんの後ろから男の子の声、中を覗くとちょっとだけお父さんに似た男の子が立っていた。なんとなくすべてが理解出来た。「健二、雨降りそうやから涼子ちゃん車で送ったり」男の子の後ろにはあたしでも知ってる有名お嬢女子校の制服を着た女の子が…
2005-10-31 04:45:00 -
213:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「いいですいいです!私もう道覚えてるし、一人で帰れます、いつもすいません、お邪魔しました。」あたしにも軽い会釈をして女の子は家を出て行った。「玄関でしゃべるのも変やしリビングに行こうね」おばさんは顔をしゅわしゅわに笑い、ワンコはそんなおばさんの顔をベロンベロンと舐めていた。男の子は…ちょっとあたしのことを睨んでいた。
2005-10-31 04:50:00 -
214:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もしかしたら血の繋がってる男の子
…なんか気持ち悪かった。2005-10-31 05:11:00 -
215:
名無しさん
みっかっちゃった?
2005-10-31 16:12:00 -
218:
作者 ◆DEP4IVx7X6
更新かなり遅くなると思いますが、楽しみにして下さる方がいらっしゃるなら…頑張ってみますo(^-^)o
2005-11-04 19:10:00 -
219:
作者 ◆DEP4IVx7X6
???????????
2005-11-05 13:49:00 -
220:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パタン。
扉を閉めると勝手に電気がついた。温かくてフワフワした感じの明かりの色。さっき話していた父さんと父さんの奥さんの話が頭の中でグネグネと曲がる。
どうやらあの男の子はあたしの兄らしい。腹違いの兄がいるなんて…昔なら安っぽい漫画にある話だったけど、今はよくある話やし…そんなにショックではなかった。予想はしてなかったけど、全然予想出来なかったわけじゃないし…。「今日は華ちゃん泊まっていき!おばちゃん客間綺麗にしといたから!」ちょっとひつこそうだったけど、父さんの奥さんはすごく笑顔の素敵な人で…安心した。2005-11-05 13:59:00 -
221:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パリパリしたシーツにフワフワの毛布、アンティークらしき椅子の上には、ヨーロッパっぽい赤れんがの続く町並みを描いた油絵。一人用のソファーの上には、歯ブラシとタオル、糊の効いた薄ピンクのパジャマ。…これが本当の父さんの家の風景なんだ。毛の短いカーペットはまるでどこかのホテルみたい…。レスポの旅行かばんをベットの上に置くと少し、しなった。携帯を充電するために、ベッドの横に置いてある女の子の持つプレゼントが光る置物のコンセントを抜いた。
2005-11-06 00:34:00 -
222:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君とマナから着信。聡くんからメールがきてた。この状況を誰かに説明したい気持ちと、誰にも話さずすべてなかったコトにしたい気持ちが水と油みたいに、交ざりあわずにグラグラ揺れた。
…化粧落として歯磨いて…とりあえず寝よ。置いてあるパジャマには着替えず、旅行カバンから旅行用に用意したジャージに着替え、うる覚えの家の廊下をてくてくと歩いた。足元に?メートルおきくらいにライトがついてて、まるで道を教えてくれてるみたい。Janjanja-jan…斜め前の部屋からレゲエの曲っぽいビートが響く。あの男の子かな?2005-11-06 01:09:00 -
223:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
健二くんだっけ?あたしのことかなり嫌ってるだろうなぁ…話し合いの時も犬と遊んでてテーブルに着こうともしやんかったし。まぁ当然やろうけど(笑)この家のすべてがあたしを拒否してるやろなぁ…あたしにはあの寂しい永遠に同じ所に同じものがある家が似合ってるんや。こんな人の気配で溢れた家…自分の存在が空しくて辛い。
2005-11-06 01:13:00 -
224:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
洗面台にある色んな種類の歯磨粉と外国製の電動歯ブラシが、追い撃ちをかける。
…帰る場所なんて本間はないけど、ここ以外のどこかに帰りたい。2005-11-06 01:16:00 -
225:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…
2005-11-06 01:18:00 -
226:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
……
2005-11-06 01:19:00 -
227:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
………………
2005-11-06 01:19:00 -
228:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…くすりしたい
2005-11-06 01:20:00 -
229:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
日曜日、父さんの言うままに引っ越しの手順をすませると、ヨシ君の家にむかった。頭おかしくなりそうなくらい薬がしたい。薬とセックスがしたい。電車が途中の駅に止まるたびにイライラして座席をボリボリて引っ掻いた。薬がしたい。なんでもいいから!薬がしたい!父さんに家族がいたことなんかどーでもいい!薬がしたい!ヨシ君家の近くの駅に着くと、原付きにまたがりヨシ君が煙草に火を付けていた。「ヨシ君!」薬!「華はやーい。時間守れるようなったんや(笑)」薬の代わりにヨシ君のかぶっていた銀色のヘルメットをかぶって後ろにまたがった。
2005-11-06 01:26:00 -
230:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君家までの5分がむちゃくちゃ長く感じた。信号で止まった時、ヨシ君の体に爪をたてると「…華…今日はゆっくりしていけ」ヨシ君は優しい言葉を冷たい表情でつぶやき、それ以外は何も言わなかった。
2005-11-06 01:30:00 -
231:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ガラガラガラ。ボロい引き戸を開けヨシ君の家に入ると「二階の机の上にあるわ」靴を脱ぎながらヨシ君はあたしの頭を優しく叩いた。ブーツを脱ぎ捨てギシギシとしなる階段を駆け上がる。ふすまを勢いよく、まるでこのボロ屋が傾くんじゃないかってくらい勢いよくあけると、机の上には…灰皿と…錠剤の入った袋。赤だ…。ちょっとガッカリしたけど、今は赤でもなんでもいい。ゴクリと飲み込み、唾を何度も飲む。喉をゆっくりと赤が流れていくのがわかった。目をつぶり呼吸を調える。強く握った手を緩めると、じんわりと嫌な汗をかいていた。
2005-11-06 01:36:00 -
232:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
まるで運動会の前の日みたいなワクワクが体中を駆け巡る。さっきまでの張り裂けそうな空しさは影すらなくなり、大の字で寝転びたい気持ちになった。「…俺薬やめるつもりやから、付き合えるのは赤くらいやわ、ごめんな」「ううん、ごめんタヤマとかアドレス消して誰もわからんし…ごめん」寝言の様につぶやく。ジャケットを脱ぐと、ヨシ君も赤をベロに乗せ、?リットルペットを勢いよくゴクゴクと呑んだ。何度も上下する喉仏、あたしはすでにエッチしたい気持ちになってる。自分からデニム地のミニスカの下からパンツを脱ぎ、フトンに寝転がった。
2005-11-06 01:44:00 -
233:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君も着ていたロンティーを雑に脱ぎ、ジーパンのベルトをガチャガチャと外す。「華お前また痩せた?」「…」そんな話どーでもいい、早くアソコさわって。自分でもありえへんと思うような気持ちがどんどん浮かんできた。ヨシ君はあたしの膝を立て、片手で開くと、指をいきなり入れてきた。それでもすでにグチュグチュのあそこは、指をゴクリと飲み込む。「自分で乳出してみ」言われるままにブラジャーを外し、服ごと持ち上げ乳を出した。あたしの乳首の回りをクルクルと回り焦らすヨシ君の手…手首のアクセが肌にあたり冷たい。
2005-11-06 01:52:00 -
234:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
アソコからはクチャクチャとこの世で一番汚い音が聞こえる。ヨシ君は指を抜くと今度は二本にしてアソコの入り口で縦に激しく指を上下させた。乳首を強くつねり、引っ張ったまま離してくれない。「痛っ」と小さくつぶやいたけれど、わざと無視された。でも赤が効いているのか、それすら快感に感じた。「おっきい声出してええぞ」まるで命令みたいな口調に、アソコのグチュグチュていう音は更に大きくなった。
2005-11-06 01:57:00 -
235:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
再び指を一本にし、アソコの中で小刻みにバイブする。「あっああっあ!」あたしの声を聞くとヨシ君は乳首をつねっていた手をヘソの下に持っていき、はげしくあたしの下腹部を押す。すると余計にアソコの振動が伝わってきて、あたしの喘ぎ声は部屋中に響き渡るくらいになった。親指でクリトリスを強く押す。下腹部にあてられていた手は、再び胸に戻り、乳首をつまんだり離したりしながら、アソコとは対象的に優しくもまれた。「…ごめんい、イク」
2005-11-06 02:08:00 -
236:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
???
2005-11-06 02:14:00 -
237:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
最初にイッた時よりはるかに気持ちよかった。それが赤のおかげかヨシ君のおかげかは、よくわからないけど、狂いそうなあの空しさと不安から解き放ってくれたのは、ヨシ君ではなく赤なのは間違いない。
2005-11-06 02:16:00 -
238:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ヨシ君もしてあげる」起き上がりヨシのチンポを触ろうとすると「ありがとうな、今日はいいわ。後ろむいてみ」言葉は優しかったけど、あたしを見下ろした目はとても冷たかった。チンポはギンギンだったけど、早くセックスを終わらせたい感じがガンガン伝わってきた。後ろをむき四つん這いになると、すぐにチンポを入れ、体をぴたりとくっつけてきた。あたしの左手の横に置かれヨシ君の左手は、ゴツゴツしてて、大きくてひらべったい四角いの爪には、あたしの体液がべっちょりついていた。
2005-11-06 08:27:00 -
239:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「っ…は…あ…」ヨシ君の呼吸みたいな喘ぎ声が小さく耳元で聞こえる。耳たぶをちゅるちゅるとすい、右手で、アソコの上の方を押さえて固定された。ヨシ君の腰が激しく揺れたび、ヘソの真下がズンズン感じる。ヨシ君のベルトのガチャガチャ言う音は、腰が激しさを増すと規則よくガッガッガッガッと聞こえた。まるであたしの喘ぎ声のリズムを取っているかの様に。「っ…」いきなり上半身だけ起こすと、あたしの腰を掴み、縦に激しくゆさぶるヨシ君。ちょっと痛かったけど、赤のせいかフワフワしてて痛いけど遠くの痛みのような感じだった。
2005-11-06 08:43:00 -
240:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
最低で乱暴で無意味なこんなセックス…ヨシ君とじゃなくて、もっとどーでもいい奴とすればよかった。…大切な人を自分から外に追い出した気がした。でも色々思っても薬のおかげで、後悔はしても悩みだとは思わずすんだ。エッチが終わるとヨシ君は「風呂入り」と言ってくれたけど、一緒に入ろうとはもう言ってくれなかった。部屋のふすまを閉めた時、このまま帰ってしまおうかと一瞬思った。
2005-11-09 00:04:00