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?いまつかまえて?
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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
361:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
しばらくぽけーとしてビックリ人間の食べっぷりを眺めていた。「華さぁ」口いっぱいにちゃんこを頬張りながらしゃべる隆弘。「そーやってぼーっとしていいで」ダシをジュルジュルとすすり、もう何杯目かわからないおかわり…。「どういう意味?」一瞬、あたしの顔が固まった「無理して喋らんでええよってこと」顔が熱くなっていくのがわかる。「あたしそんなよく喋る?」人に見られたくない部分、知られたくない部分。「よく喋るとかじゃなくて、会話楽しめってこと。喋りたくない時は喋らんっていうんも会話楽しむってことやねん。」「…」
2005-11-21 07:38:00 -
362:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんて言い返したらいいんやろ。てか…その部分、絶対入ってきて欲しくない部分やのに…。「隆弘もやめた方がいいで、思ったことなんも考えんと、すぐ口に出すん。」…それしか言い返せない。頭の中が妙な恥ずかしさで一杯になり、思考回路がうまく働かない。「すぐ口に出したけど、なんも考えてないわけじゃにゃいだ」お皿とお箸を置き、椅子の上で三角座りをしてこちらをみつめてきた。真剣な隆弘の顔、睨まれているみたいでなんだか恐かい。「…」部屋には鍋のグツグツと煮えたぎる音と、2階のテレビの音だけが響く。
2005-11-21 07:50:00 -
363:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「愛想よく出来る奴はいいねん、そーいう奴はしんどくないから。でも愛想よく出来ひんし…でもしゃべるって奴は…努力してる奴やと思う。愛想よく出来る技術身につけるために努力するんはいいことやけど、努力して喋ろうとすることは必要ないことやねん。だから華は喋ろうとせんでいいねん」下をむいたまま、頭をあげることが出来ない。なんで初対面の奴にこんなこと言われなあかんねんっていう怒りと、なんで初対面の奴に見抜かれたんやろっていう恥ずかしさ、あたしってそんなわかりやすい人間?っていう不安が頭と心の中で膨らんでいった。
2005-11-21 08:01:00 -
364:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
口の中で鉄みたいな味がする。口びるを強く噛み過ぎて血が出たみたい。コップ一杯たまった何かが、表面張力の膜をやぶりダブダブとこぼれ出す。「っ…っっ…」泣くのはずるいけど、もう泣く以外にどうしようもなかった。「…泣くと思った(笑)」頭を撫でる隆弘の手を振り払う。「あんたむちゃ失礼。他人の気持ちとか考えたら」驚いた顔の隆弘「なんでも治したり、わかりあったりすればいいってんじゃないねん。ダメでも治さんでいいとこもあるねん!」鼻水まで出て来た。ティッシュの箱を持ってきてあたしの前に置く隆弘。さっきより重い沈黙。
2005-11-21 08:13:00 -
365:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたしの鼻水の音…深い溜息をつく隆弘。「いきなし言うんはまずいかなぁと思ったけど、仲良くなってから言われたらヘコむやん。だから先に言うたんやけど、そんな怒りはるとは」お前となんか仲良くなるか!今すぐ部屋を飛び出して帰りたい。なんであたし泣いてんねん…。「俺の部屋いっとき。後片付け俺しとくから」黙って立ち上がり、ティッシュの箱を掴むと、隆弘の部屋のドアをおもいっきり閉めた。何であたしが泣かされなあかんのよ!部屋の電気も付けずにうづくまった。涙が止まらない。
2005-11-21 08:24:00 -
366:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
今まで、ひどいことは何回か言われたことある。幼い時は家のこと、最近はクラブでビップルームにあがっただけで意味のない陰口言われたり…それなりに傷ついたりした。だけど泣く程のことじゃなかった。まぁ言われても仕方ないかくらいの気持ちがどこかにあった。なんでやろ…なんで今日は別にいいかと…他人の言うてることやと…思われへんねやろ。すごい悔しい。なにこの悔しさわ。
2005-11-21 08:29:00 -
367:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
誰にも見られたくない。知られたくない。ここの部分は誰も入ってこんといて…
2005-11-21 08:33:00 -
368:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
考えれば考えるほど、色々な思い出と結び付き、涙を誘う。あかん…ストップ。なんも考えへんようにしないと…。
2005-11-21 08:36:00 -
369:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
このまま色んなこと思い出していったら、…最後にはこの涙がどこにいきつくか…あたしが1番わかってる。
2005-11-21 11:32:00 -
370:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
息をグッとこらえ、頭の中にペンキを塗っていく。ようやく心と涙にフタをして、鼻をかんでいると…
パチン
部屋の電気がついた。「電気つけーな。はい烏龍茶」「…」黙って烏龍茶を取り上げ、一気に飲み干した。「華って泣き虫やねんな(笑)」「最低…」「やっぱり?(笑)」ケラケラと笑いながらEPICをかけはじめた。こいつが聞いてる曲…全部嫌いになりそう…。2005-11-21 13:52:00 -
371:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「これ日本語役、一目惚れっていうねんてー」「…帰る」「華、一目惚れとかしたことある?」「帰りたい…」「俺ないねん一目惚れ」「…」土下座して謝ったって許さんぞ「あっでも27歳のレースクィーンに一目惚れされたことある(笑)」坊主じゃ…お前なんか坊主じゃ「ベッドの上座っていいで」「…」また涙出てきそう。「…ごめん…て謝って欲しいやろうけど…俺謝る気ないから」「!?」はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?「なんかなぁ…陰気くさいで自分」「…」「話しててもなんか自分が楽しくないん伝わってくるから、舐められてるみたいでしんどいから」
2005-11-21 14:00:00 -
372:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「…」「作り笑いも鬼下手くそやし(笑)」「…」「そんなんで一緒におる奴楽しませてるつもりでおったあかんで。まわりも気付き出すで、こいつ舐めてんなぁって。」「…かえ…る」ヒクヒク言うあたしの泣き声は音楽に掻き消されてる。「しね!」立ち上がり鞄を掴み、部屋を飛び出そうとした、その瞬間扉の前に仁王立ちになる隆弘「…」今あたしが拳銃持ってたら迷わず撃ち殺してる。睨みながら見上げると「泣き顔セクスィやん♪」「…!」おもいっきり鞄を持った手を振りかぶるとミゾオチに一発決めてやった、「っ…はいったはいった(苦笑)」
2005-11-21 14:08:00 -
373:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
腹を押さえ、右手で待った待ったとジェスチャーし急に笑い出した。「…(笑)」気持ち悪い笑い方…「(笑)華…は…華化粧取れてデビルマンみたい!(笑)」はっと思い、右側にある全身鏡で顔を見ると…アイラインとマスカラが取れてデビルレディー状態。急いで後ろを向き、顔を隠した。「ははははは(笑)」
2005-11-21 14:13:00 -
375:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
こいつ本間なんなん…
「ははははははは(笑)」2005-11-21 15:32:00 -
376:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…気持ち悪い
2005-11-21 15:33:00 -
377:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…
2005-11-21 15:34:00 -
378:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ブチ…
げぼげぼげぼー…
ダイニング若のちゃんこ鍋が…全部つくねみたいになって出てきた。
気持ち悪い…2005-11-21 15:37:00 -
379:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
げぼ…っまだでる…ざまぁみろ部屋ゲロだらけにしたった。「大丈夫か!?」「まだでる」お前のせいじゃ…すると、座りこんでゲロだらけのあたしをヒョイと持ち上げて足でドアを蹴り、キッチンの流し台まで連れて行くと、私の頭を突き出した。「無理せんと全部吐き!またちゃんこ鍋くらい作ったるから」…お前なんかと二度とちゃんこするか!
げぼげぼげぼ…また白い泡が出たした。あたしの体をささえながら何度も背中をさする隆弘。「…華お前背骨ボコボコやん!ちゃんとご飯食べてんの!?もー」こぼこぼ…白い泡は口から出続けた。2005-11-21 15:50:00 -
380:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんで薬やめてんのに白い泡が出んのよ…まだ体ん中に薬残ってるってことなん?
その時やった…。あたしの中で…何かが弾けた。2005-11-21 16:22:00 -
381:
名無しさん
これ実話?
2005-11-21 16:22:00 -
382:
作者 ◆DEP4IVx7X6
423さん☆
書き込みありがとうございます。フィクションですが、エピソードなどはなるべく実話を参考にしたりしています。でも基本作り話です(笑)また感想などあれば是非宜しくお願いします。2005-11-21 16:25:00 -
383:
名無しさん
作者はふうちゃん自身なん?
2005-11-21 16:28:00 -
384:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「あっ…ははははははははははははは」今度馬鹿笑いし始めたのは私の方だった。「ははははは。…は…は」笑うたびにヨダレとゲロがだらだらと口のまわりに垂れていく。「はははははは!」あたし…ついに狂った?目の視点があわない。腹のそこから声を出したくてたまらない。「はははは!」
2005-11-21 16:33:00 -
385:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
隆弘のほうを見ると、無表情であたしの事をじっとみている。「ちがうねん。大丈夫やで。あは・・・あはははははは」笑い声っていうよりは叫び声だったかもしれない。
2005-11-21 18:00:00 -
386:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「なんかおかしいのんかーはなくそー」あたしの口の周りについたゲロを、自分のTシャツでゴシゴシと雑にふき取りながら笑いかけてきた。「大丈夫。ちょっとあははは・・・ははははは」「そっかー大丈夫かー。大丈夫やったら安心したわ。ほんならゆっくり深呼吸しよか。」あたしの背中を上に下にとゆっくりなでる。吐き気は治まったものの笑い声はしばらく止められなかった。
2005-11-21 18:05:00 -
387:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
それから・・・どれ位笑っていただろうか。多分30分は軽く笑っていた。最後の方は笑うのに疲れてヒュルヒュルと気管から風が抜ける音だけが部屋に響いた。「ゆっくりでええでー。笑いたかったら笑えよー。ゆっくり息すってみー大丈夫大丈夫」倒れこみながら、ヒュルヒュルいうあたしを抱きかかえるように座っている隆弘の色シャツとTシャツには、あたしの吐いたゲロと泡とよだれがべっちょり・・・部屋中に酸っぱい臭いが立ち込める。
2005-11-21 18:12:00 -
388:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ごめん・・ありがとう大丈夫」口を拭い立ち上がった。軽い酸欠状態になったみたいで頭がガンガンする。「大丈夫か?」「うん。ごめんな片付けるわ。」隆弘の部屋にはあたしの吐いた第一弾のゲロどもが島を作ってる。
2005-11-21 18:16:00 -
389:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「俺片付けとくから。華シャワーあびといで。トイレんとこユニットバスになってるから」「いいよ。隆弘がシャワー浴びといでや。あたし片付けて帰るから」あたしの吐いた泡のせいで床がツルツル滑った。
2005-11-21 18:19:00 -
390:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「(笑)あのさー・・・・俺自分の部屋、人に触られるん嫌やねん。しかもお前またゲロ吐かれたらシャレならんし・・・帰るにしたってそんなゲロまみれで電車乗ってくる奴おったら・・・俺やったら射殺するで」怒・・・「・・・」この時程、ファックの日本語訳を知りたくなった時はなかった。「でっかい洗面器に制服つけて鏡のとこの粉いれとけ」「・・・・」無言のまま振り返り、扉を思いっきり閉めた。扉の向こうから「お前ん家の扉、どんだけ重いねん(笑)」とケラケラ笑う隆弘の声が聞こえた。
2005-11-21 18:27:00