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『優しい嘘』
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1:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
旧掲示板で書かせてもらってた美愛です??もぅ1度読みたぃといぅ方達がいて下さったので、書きます?更新遅くなるかもしれませんが、頑張ります????
2005-09-03 22:41:00 -
260:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
家に戻ると、お母さんがキッチンに向かってぃた。
「お母さん何してるん?」「んー?ご飯作ってんの。美愛、食べてくでしょ?」「ぅん!!」お母さんが、ご飯を作ってるのを見たのは、ホンマに数えるぐらぃしかなぃ。めずらしぃ。
美愛は食卓に座った。
なんか変な気分だ。2005-10-05 01:16:00 -
261:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「美愛?ナオキくん、夜働いてんの?何の仕事?」
「ナオキは…ホスト。」
「ふぅーん。そぅなん。」「で、でもイィ子ゃで!」「ははっ笑。お母さんもそれぐらぃ見たら、わかるわぁー!優しい子ゃね!」
「悠も…!お腹の赤ちゃんのお父さんもホストやってん!悠って言うねん!めっちゃ優しい子やねんで!!それにカッコイイねん!」「ははっ、悠くんの話聞かせてょ。」2005-10-05 01:21:00 -
262:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛はお母さんに悠との話を全て話した。お母さんとこんな話をする日が来るなんて思ってへんかった。
それにお母さんとこんなに長い時間、喋ったんは生まれて初めてゃった。
悠との話を終えて、美愛はお母さんにずっと聞きたかった事を話した。
「お母さん…美愛の事、キラィ?」2005-10-05 01:27:00 -
263:
さくら
しおリ(σω・)
2005-10-05 03:51:00 -
264:
名無しさん
一気に
読んだあ-?
ホンマに
感動∪て
涙止まらん。。。?
早く続きみたいです?2005-10-05 05:16:00 -
265:
名無しさん
????????????
2005-10-05 07:53:00 -
266:
名無しさん
ばリLIー話デスヤン?
ふあLIと?2005-10-05 10:13:00 -
267:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
さくらサン?ぁりがとぅ?268サン?ぁりがとデス?今カラ更新しますね??
269サン?ぁりがと??
270サン?ぁりがとぉぉ?頑張るね??2005-10-06 00:03:00 -
268:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「な、何ゆぅてんのょ!お母さんはあんたの事キラィなんか思った事なぃっ!!でも…あんたにそんなん思わせたんはお母さんゃな…ごめんね美愛。あんたに親らしぃ事1個もしてあげれんかった。だから、あんたには自由にさせてあげよぅって思ったんゃけど、間違ってたんょ。ホンマにごめんね。でも、これだけは信じてよ?お母さんは美愛の事キラィなんかじゃなぃから!大好きゃからね…。」
そぅ言って、台所に向かぅお母さんの肩は微かに振るえてぃた。2005-10-06 00:09:00 -
269:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
久しぶりに食べた、お母さんの料理はスゴクおぃしかった。この歳になって、やっとお母さんに対する気持ちが変わった。
「赤ちゃん産まれたら、見に行くからね!頑張るんゃで!ナオキくんにあんまり迷惑かけんょぅにね!」
「ぅん、じゃあね!」2005-10-06 00:13:00 -
270:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
そして自分の家に帰った。ちょっとしてから、お母さんから電話があった。
お母さんは、お父さんと離婚を決めたそぅだ。お母さんは何度も謝ってきた。きっと美愛に直接は言い出しにくかったんだろぅ。
その話を聞くと、やっぱり少し寂しかったけど、お父さんとお母さんがお互いに決めた事なら何も言う事はなぃ。それで2人が幸せになれるなら、美愛は嬉しいんだょ。2005-10-06 00:17:00 -
271:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
それから数日後の日曜日。ピンポーン。
いつものよぅにナオキがやって来た。
「なぁ美愛ちゃん!後でな楓さん来るって!何か話ぁるみたぃゃで?」
「楓くん来るん!?まじでかぁ…わかった。」
楓くんが美愛に話なんて、りんちゃんの事しかなぃ…きっと楓くんはホンマの事を知ったんゃと思ぅ。2005-10-06 00:21:00 -
272:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
それから1時間後ぐらぃして本当に楓くんが来た。
「じゃ俺、ちょっと自分ん家いるんで!」ナオキは気を使ったのか、自分の家に帰って行った。楓くんは、明らかにいつもと違う様子だった。美愛の前に座った楓くんは、なかなか口を開かなかった。2005-10-06 00:24:00 -
273:
めぐ
ガンバレ?
2005-10-06 00:25:00 -
274:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「りんの事、聞いた…。」楓くんはうつむぃたまま、喋りだした。
「…ぇ?」美愛は少しでも何も知らないフリをした。でも楓くんを見ると、胸が痛くて、たまらんかった。「美愛ちゃん、りんに俺に言うなって言われてたんやろ?でも、もぅ隠さんでいぃで。俺知ってるから…」
もぅこれ以上、嘘はつけへんと思った。2005-10-06 00:28:00 -
275:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「ごめんなさぃ…。」
「ぃゃ、謝らんとってや。美愛ちゃんは、りんに言われた通りにしてくれてただけゃん?この間な店に来た客がな、りんと同じ地元の子ゃってん。それで俺、りんが死んだって聞いてん。俺な今まで、そんなん知らんと普通に生活しとった。りんの事そこまで追い詰めとったのになぁ…最低ゃ。全然気付いてやれんかったし。ホンマ最低ゃ…ぁ。」
カッコ良くて、隙なんて見せなぃ、いつも輝いてる、NO1ホストが歯をくい縛って、拳を握りしめ、涙を流してぃた…。2005-10-06 00:35:00 -
276:
?めめ?
ェッ?リァルタィム??
美愛チャン頑張ってッ?〃
最後まで読むヵラйёωッ???2005-10-06 00:40:00 -
277:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「俺なぁ、NO1守る為ゃったら何でもしたで?普通に色んな女とヤッたし、りんにもいっぱぃ嘘つぃた…でも、りんの事はホンマに大好きゃった。これは嘘ちゃうで?俺が何しても、りんはずっと一緒におってくれたから、調子のってた。こいつは、ずっとおってくれるわ、とか思ってた。
で…も、俺りんにそんなツライ思いさしてる事さえ、気付かんかっ…た。なぁ…美愛ちゃ…ん俺…りんに何て謝ればいぃんかわから…ん。今さら…。」2005-10-06 00:41:00 -
278:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「楓く…ん。ホンマにりんちゃんの事スキゃったんなら自分を責めたりせんとぃて…。りんちゃん、楓くんに自分の事責めてほしくなぃってゆってた。だから…でも、りんちゃんの事はずっと忘れたげんとぃて。」
楓くんは声を押し殺して、ずっとずっと泣いてぃた。2005-10-06 00:45:00 -
279:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「…俺もぅ1回頑張るわ。今度こそ自分の力でNO1なる。セコィ事はせぇへんから。俺、頑張るから!」「ぅん!楓くんなら、絶対なれるょ!頑張ってな!」
楓くんは、りんちゃんの実家に行ってくると言い、帰って行った。2005-10-06 00:48:00 -
280:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
それから2ヶ月後、ナオキの電話で楓くんと喋った。「美愛ちゃ〜ん!俺NO1なったで!ちゃんと自分の力で!頑張ったで〜!!」「さすがやぁ〜ん!これからも頑張ってな!応援してんで!」
楓くんは自分の力でNO1に昇りつめた。本当にスゴイ人やと思った。きっと、りんちゃんも喜んでくれてると思ぅな…。2005-10-06 00:54:00 -
281:
名無しさん
????????????
2005-10-06 01:09:00 -
282:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
めぐサン?ぁりがと?頑張ります??
?めめ?サン?ぁりがとぅデスッ?リアルタイムゃね?笑ぜひ最後までぉ願いします?285サン?いつもぁりがと?ござぃます??2005-10-06 01:17:00 -
283:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
―2月―
毎日寒い日が続いてぃた。美愛のお腹は、すっかり大きくなってぃた。
予定日は3月5日と告げられた。ナオキは、あれから毎日、家に来ては家事などを手伝ってくれてぃた。
悠…もぅすぐゃで。もぅすぐうちらの赤ちゃん産まれてくんで。美愛頑張るな。2005-10-06 01:21:00 -
284:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
―そして3月2日―
いつものよぅに朝に起きて朝ご飯を食べ、洗濯をしよぅとした時ゃった。
「…っ。痛っ。痛…ぃ。」お腹に激痛が走った。
陣痛ゃ…。痛ぃ…ょ。
「はぁ…はぁ。…はぁ。」スグに陣痛は治まった。2005-10-06 01:25:00 -
285:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
病院の先生には、陣痛が10分置きになったら病院に来て下さいと言われてぃた。美愛はとりあぇず先に服を着替えた。陣痛が治まってからは何もなかったよぅに普通に動く事ができた。
「痛ぃ。…っ。」陣痛の時間を計ってると、30分置き20分置きと、どんどん縮まってきた。
「痛ぃ痛ぃ。ぃ…痛っ。」ホンマに今までに味わった事のなぃ痛みゃった。ぁまりの痛さに不安を感じた。「…はぁ。悠っ。悠…。」こんな時に呼ぶ名前は、やっぱり悠の名前だった。一人じゃ恐いょ。ねぇ悠。2005-10-06 01:31:00 -
286:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
つぃに陣痛は10分置きになった。急いで、病院に行く用意をした。家を出て鍵を閉めた瞬間、また陣痛がきた。「んっ…。」家の前にうずくまったまま、動く事ができひんかった。
美愛は必死で隣の隣のナオキの家の前まで行き、気が付くとインターホンを押しまくってぃた。今、思ぅとめっちゃ迷惑な事してた。しばらくして、寝ぼけ顔のナオキが出てきた。
「は…ぃ。……ぅわぁ!!美愛ちゃん!え?ぇ?陣痛きたん!?ちょ、ちょっと待ってゃ!」2005-10-06 01:37:00 -
287:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ナオキはジャージのまま、家を出て、美愛を抱きかかぇてくれた。
「美愛ちゃん、ちょっと我慢してゃ!」「ぅ…ん。」ナオキがタクシーを拾い、病院に向かった。タクシーの中で一時だけ陣痛は治まった。陣痛が治まると案外、普通に喋れる。
「ナオキごめんなぁ。寝とったんゃろ?ごめんな。」「もぉ目覚めたわっ!ホンマにビックリしたわ〜!」病院に着き、また陣痛が来た。美愛はスグに分娩室に入れられた。2005-10-06 01:42:00 -
288:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
そして約2時間後。
「ォギャァーォギャァー!」「ょく頑張ったねぇ!可愛ぃ女の子ですょぉ!」
そぅ言って看護婦さんが、赤ちゃんを差し出した。
「ぅ…ぅわぁ〜ん。っ。」赤ちゃんを見た瞬間、思わず声を出して泣いてしまった。この瞬間がこんなに感動するもんゃって、初めて知った。悠?見てくれてるかな?ゃっと会えたで。可愛ぃ女の子ゃって!
美愛、頑張ったで!2005-10-06 01:50:00 -
289:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛はスゴィ安産だったらしぃ。分娩室から、病室に移動すると、可愛ぃ可愛ぃ赤ちゃんとナオキが待ってくれてぃた。ふとナオキの顔を見ると、美愛に負けへんぐらぃ涙でグシャグシャの顔をしてた。
「ナオキぃ〜笑!!」
「美愛ぢゃぁ〜ん゛。よぅ頑張っだなぁ。俺、まじ感激ゃぁ゛。…っ。」2005-10-06 01:54:00 -
290:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
可愛ぃ…可愛ぃすぎる。
自分の子供が1番可愛ぃってゅぅ親の気持ちがわかった。何時間でも見てぃられそぅゃ…嬉しぃわ…。
うちらは時間も忘れて、赤ちゃんの虜になってぃた。「なぁ美愛ちゃん?さっきから俺らさ、赤ちゃん赤ちゃんって呼んでるけど、名前は!?決めたん!?」2005-10-06 01:57:00 -
291:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「…さっき決めたっっ!」ホンマに陣痛で苦しんでる時に決めた名前ゃ。
「何!?何に決めたん?」「……みゆうチャン。」
「もしかしてぇ…美愛と悠ゃから?」
「ぅん!」別に適当に決めた訳ぢゃなぃ。陣痛で苦しんでる時、ずっと頭の中に悠がおった。笑ってる悠がおった。美愛は、やっぱり悠がスキでスキでどぅしょうもなぃ。ツラィ時…苦しぃ時…悠に会いたくなる。ずっとずっと悠を愛してぃくつもりゃ。ずっと繋がってぃたぃ。美愛と悠…
2人はずっと繋がってぃられる。みゆうのおかげで…2005-10-06 02:03:00 -
292:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「みゆうチャンか!可愛ぃ名前ゃん!きっとアイツも喜んでんでっ!」
「うん!」
うちらは、ずぅっとずっとスヤスヤ眠る、みゆうを見つめてぃた。2005-10-06 02:04:00 -
293:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
―5月―
子育てにも、だんだん慣れてきた頃だった。ナオキは毎日みゆうに会いに来る。そんな、ある日だった。
悠のお母さんさんから電話があった。悠のお母さんはみゆうが産まれた日に、みゆうを見に来てくれたっきりやったから、2ヶ月ぶりぐらぃやった。
「もしもし!…ぁ、はぃ。…はぃ。わかりました。」「悠のおかん?何て?」2005-10-06 03:25:00 -
294:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ナオキは悠のお母さんとスゴイ仲良かった。この前悠のお母さんが言ってた。ナオキのおかげで元気になれたって…。美愛と一緒ゃ。「で何の話やったん!?」「ぁぁ、なんか…悠が事故に合った時の相手の車の人が謝りに来るらしぃ…。」「はぁ!?今頃っ!?」
2005-10-06 03:29:00 -
295:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
悠の事故の原因は、悠と仕事仲間の人が2人で車に乗り、帰る途中、反対車線の車がものすごぃスピードで突っ込んできたそぅだ。
相手の車の人は飲酒運転だった。悠と一緒に車に乗ってぃた人は全治半年、相手の人は、たったの全治3ヶ月だった。
悠が乗ってぃた車は、右ハンドルで1番、中央線に近く、車が直撃した為、悠だけ命を奪われた。2005-10-06 03:35:00 -
296:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛にすれば悪夢のよぅな話でしかなかった。
悠は何も悪くなぃ…。
なのに…どぅして。
悠を返せ…。何で悠なん?何度思ったことか…。。。どんなに悩んで考えても、答ぇなんてなくて…、どんなに願っても叶わんくて…
許されへん。うちらはずっと黙り込んでた。ナオキは今なにを思ってるんゃろ。2005-10-06 03:41:00 -
297:
ぁーミン
前のも今回のも呼ンでるょッ?ガンバレぃ?
2005-10-06 04:42:00 -
298:
ゆぃ
感動?頑張ってね?
2005-10-06 04:43:00 -
299:
あゆ
頑張ってね??
2005-10-07 03:53:00 -
300:
名無しさん
????????????
2005-10-07 08:00:00 -
301:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ぁーミンサン?前回も読んでくれてたんですね?ぁりがとぅ?前とは違う話も書いてるんで最後までお願いします??
ゆぃサン?ぁりがとぉ??あゆサン?頑張るねぇ?
304サン?ぁりがとぅデス?2005-10-07 21:39:00 -
302:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
電話を切ってから、ずっとソワソワしてた。
今さら、来られても…何て言えばぃぃんょ。頑張って頑張って、やっと前向きになれてきたのに…今さら。美愛はずっと、みゆうの手を握ってた。みゆうに触れてると落ち着く。
悠の温もりとよく似てた。ナオキはずっと黙ったままだった。2005-10-07 22:33:00 -
303:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
それから1時間ぐらぃ経った頃ゃった。
――――――ピンポーン――その瞬間、心臓がドクンッてした。また嫌な記憶が浮かんできた。悠の苦しそぅな表情が頭をよぎる。
「俺、出るから。」ナオキが先に玄関に向かった。美愛も後ろに着いて行った。――ガチャ――。2005-10-07 22:38:00 -
304:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
そこに立ってぃた人は30才ぐらぃの若めの男ゃった。「大橋です。白木 悠さんの件で…。来るのが遅くなってしまぃ本当に申し訳ありませんでした。本当に、この度は、とんでもなぃ事を……。」
その男は、うちらに深々と頭を下げて、謝り続けた。その人に対して、何て言ったらいぃんかもわからん。でも、その人を初めて目の前にすると怒りが込み上げてきた。この人のせぃで…2005-10-07 22:46:00 -
305:
ゆぃ
頑張って?
2005-10-07 22:59:00 -
306:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「……ぇってくださ…ぃ」「え?」
「帰って下さぃ!どんだけ謝ってもらっても悠は帰ってこん!帰って下さい!」「…はぃ。申し訳ありませんでした…では。」
これが美愛に言える精一杯の言葉ゃった。これ以上、その人の顔も見たくなかった。今すぐ帰って……。2005-10-07 23:01:00 -
307:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ナオキは最後まで一言も口を開かなかった。
「では、失礼します…。」男がもぅ1度深く頭を下げて、帰って行った。
…その瞬間、ナオキも家を飛び出した。え?な…に?――――ガタンッ―ガタッッ―「…っ!?ナオキ!?」2005-10-07 23:04:00 -
308:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛が急いで飛び出ると、マンションの廊下でナオキが、さっきの男に馬乗りになって殴ってぃた。
「ナ…ナオキ!?ちょ、ちょっとやめぇーや!!」
必死にナオキを止めようとしたけど、ナオキは美愛を無視して殴り続ける。
「ぉ…前のせぃじゃぁー!よぉ今さら来れんなぁぁ!ぉ前が…!ぉ前が悪ぃんじゃー!おぃ!ゴラァァ聞いとんかぁ!?ぉ前のせぃで、悠はなぁ……!」2005-10-07 23:13:00 -
309:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「ナオキ!やめって!!」「は?美愛ちゃん悔しなぃんっ!?こぃつのせぃやねんで!酒なんか飲んで、車運転するからゃろ!?こぃつが悠、殺したんと…一緒ゃ…ん。」
「ナ…ォキ?」
ナオキは泣いとった。目ぇ真っ赤にして、いっぱぃ涙流してた。2005-10-07 23:18:00 -
310:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「もぅ…いぃから!帰って下さい!早く帰って!!」美愛は男の上からナオキを引きずり下ろした。男は、逃げるよぅにして帰った。めっちゃ恐かった。ナオキがホンマに怒っとった。
ナオキは廊下で座り込んだままだった。
「ナオキ、家入ろ…。」
なかなか動こぅとしなぃ、ナオキを必死に家に引きずり込んだ。2005-10-07 23:22:00 -
311:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ナオキは家に入ると、頭を抱えて子供のよぅに泣きじゃくった。
ずぅっと我慢してたんゃんな?ホンマはずっと泣きたかったんゃんな?
美愛を叱ってくれたのは、ナオキ。しっかり前を向かせてくれたんもナオキや。悠のお母さんを励ましてくれたんもナオキ。全部ナオキがしてくれた。必死にみんなを支えてくれた。
みんなに笑顔が戻るよぅに頑張っててくれたんょな?もぅ我慢せんとって…。いっぱぃ泣いてえぇからな。ダサィとか思わんから、泣きたぃだけ泣きぃ…。2005-10-07 23:28:00 -
312:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ゆぃサン?いつもありがとぉ?デスッ??
2005-10-07 23:39:00 -
313:
名無しさん
????????????
2005-10-08 00:43:00 -
314:
名無しさん
ナオキくん、ええ人や…
2005-10-08 00:48:00 -
315:
?めめ?
ぃっぱぃ更新されてるゥゥゥ???てか,バリ泣くッ??ホンマに切ないo
美愛チャン書きながら思ぃ出してッラィと思ぅヶド頑張ってйё?2005-10-08 06:05:00 -
316:
ゆぃ
ゆぃは美愛チャンの大ファンやから?最後まで頑張ってね??
2005-10-09 00:00:00 -
317:
名無しさん
めちゃ?感動??
頑張って完結∪てね?2005-10-09 12:37:00 -
318:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
317サン?ぁりがと?
318サン?ナォキぇえ子ゃでぇ?
?めめ?サン?ぁりがと?更新遅ぃけど?頑張るね?ゆぃサン?ぁりがとぅ??321サン?絶対に完結さすからね?ぁりがと?2005-10-09 22:21:00 -
319:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「ナオキぃ…いっぱぃ泣いてえぇねんでぇ?」
「ぅ゛ん…ごめん゛…。」「謝らんとぃてゃ!美愛だっていっぱぃ泣いたし!!美愛はナオキに頼りすぎてたし…。」
「俺さぁ゛…ァイツがおらんくなって、こんなヘコむと思ってへんかったわ。俺みんなに前向きなれとか、ゆってたけど俺が1番なれてへんょなぁ…。」
「ゅっくりでいぃゃん…。無理せんでもいぃゃん。」「ぅ゛ん。」2005-10-09 22:38:00 -
320:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
悠から、よくナオキの話は聞いた事があった。
「ナオキなぁ、昔は俺の後ろばっかり着いてきとってんでぇ!アイツあんな顔して寂しがりゃからなっ笑!俺がホストする為に一人暮らし始めたら、アイツまで同じマンション引っ越してきたからなぁ…笑 まぁ、なんや言うても俺はアイツは1番信用できる奴ゃからなぁ!」
きっと2人はホンマに信用し合った友達ゃったんゃろぅなぁ。男同士ゃから、あんまり表には出さんけど、絶対そぅやったんゃろな。2005-10-09 22:50:00 -
321:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
それから、美愛は毎日みゆうの世話と家事を。ナオキは仕事に行きながらも、毎日のよぅにみゆうにも会いに来てくれた。
別に付き合ってるわけじゃなぃけど、ナオキが毎日来るのも、寝て帰るのも、普通になってた。2005-10-09 22:57:00 -
322:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ナオキはいつも口グセのように言ってくれてた。
「俺が美愛ちゃんとみゆうちゃん幸せにしたる!!」って。たとえ冗談ゃとしても嬉しい言葉ゃった。
ナオキは仕事から朝帰って来て、美愛の家で寝て、また夜に仕事に行くっていぅ生活をしてた。2005-10-09 23:00:00 -
323:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ナオキが寝てる間は、いつもいっぱぃ電話がかかってきてる。どぅせ女ばっかりなんゃろぅなぁ…。
ナオキが起きてから聞いてみた。
「ナオキ何でそんないっぱぃ電話かかってくるん?全部、女の子?」
「ぅーん、そゃでぇー。」ナオキは携帯をいじりながら、そっけなく答えた。2005-10-09 23:05:00 -
324:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「へぇーすごぃなぁ…。」「別にすごくなぃし!色彼と客ばっかりゃし。」
「そっか!ナオキ色彼ぉるんゃったなぁ。ってか最悪ゃんソレ。女の子からしたらマジで嫌な事ゃでぇ。」「わ、わかってる!もぅ、だから切るねん!」
「ふぅーん。」
何でかわからんけど、ちょっとムカつぃてる自分がおった。2005-10-09 23:10:00 -
325:
ゆぃ
頑張って完成させてね?応援してるよぉ??
2005-10-10 03:00:00 -
326:
?めめ?
美愛チャン読ωτ"ゅょォォォ?〃 頑張ッτ??
2005-10-10 04:04:00 -
327:
名無しさん
????????????
2005-10-10 04:40:00 -
328:
まあこ
美愛チャン
がンばッて〜?
めちぁ〜
読んでる?2005-10-10 10:30:00 -
329:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ゆぃサン?ぁりがとぉ?更新遅くなってスイマセン??めめ?サン?ぁりがと?頑張るからねぇ?
331サン?ぁりがとぅ?
まあこサン?ぁりがとッ?最後までお願いします??2005-10-12 19:59:00 -
330:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ぁる日、ナオキが仕事から帰ってきて家に来た。
ナオキは本当にみゆうの事を可愛がってくれてぃた。みゆうの顔をプニプニ突きながら、ふと言った。
「なぁ一緒に住もっか…」「え?」
「一緒に住もぉや。」
「…ぅん。」2005-10-12 20:04:00 -
331:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛は自然にうん、と答えてぃた。うちらは別に付き合ってるわけじゃなぃ。
美愛は悠を愛してる。
でも一緒に住む。
周りから見れば、ホンマに変な関係ゃと思う。でも、うちらは全然、変な事ゃと思わへんかった。ごく普通で自然な事ゃと思った。2005-10-12 20:12:00 -
332:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
でも美愛はやっぱり、悠との思い出がいっぱぃのこの家を離れるんは嫌ゃった。だから、ナオキが引っ越してきてくれる事になった。それから、3人の生活が始まった。3人で買い物行ったり、ご飯食べに行ったりもした。
ぃつしか美愛は3人でおる時に幸せゃな〜って思うよぅになってた。2005-10-12 20:17:00 -
333:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
そして悠が亡くなって、ちょうど1年が経った。
「ぉ墓参り行こっかぁ。」ナオキの一言で悠のお墓参りに行く事にした。美愛は悠のお墓に行くんは初めてゃった。
悠のお母さんにお墓の場所を聞いて、うちらは、みゆうを連れて向かった。2005-10-12 20:22:00 -
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美愛 ◆HU7XfvOYA2
そこはとても綺麗で静かな場所ゃった。
「えぇとこゃな。」
「そぅやなぁ。」
悠のぉ墓は周りのお墓に比べるとまだ綺麗ゃった。きっとお父さんとお母さんがよく来てくれてるんゃと、思った。
うちらはぉ墓の前で手を合わせた。みゆうはお墓にむかってキャッキャッ言ってた。「ぉ父さんゃで?」きっと、みゆうはそんな事わかってなぃんゃろなぁ…。2005-10-12 20:26:00 -
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美愛 ◆HU7XfvOYA2
「俺、みゆうちゃんと散歩してくるから!」
ナオキがみゆうを連れて行った。きっと美愛に気を使ってくれたんゃろぅな。
「なぁ…悠。ずっと会いに来んくて、ごめんゃで。」美愛は悠のぉ墓に来る事なんてなぃゃろぅと思っとった。悠のぉ墓を目の前にするなんて絶対できひんって思っとってん。そんなんツラすぎて無理ゃってな。
「美愛、強くなったで?今は悠にも会いに来られる。ちゃんと頑張ってる。だってもぅお母さんゃから。」2005-10-12 20:33:00 -
336:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ぉ墓に向かって喋ってるとそこには悠がいて、ちゃんと聞いてくれてるよぅな気がした。
悠との日々を色々思い返した。2人でバカみたぃに笑いあった事も、泣き喚いて喧嘩した事も、赤ちゃんができた時の喜びも、「結構しょ。」って言ってくれたあの言葉も…。全部、美愛と悠の大切な思い出ゃ。思い出なんかにしたくなぃ。そぅ思っても、現実はどんどん時間が過ぎてる。
美愛は久々に泣いた。2005-10-12 20:48:00 -
337:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「悠、美愛頑張るから!!ずっと見とってな!」
いっぱぃいっぱぃ泣いて、心が晴れた。
「ナオキー!みゆうー!!帰ろっかぁー!」
「おぅ!」
その日はめっちゃ天気が良くて気持ちいぃ日ゃった。2005-10-12 20:53:00 -
338:
名無しさん
>1-300
2005-10-13 00:33:00 -
339:
名無しさん
≫1-300
2005-10-13 00:35:00 -
340:
名無しさん
2005-10-13 00:39:00 -
343:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ナオキは一緒に住み出して少ししてからホストを辞めて、鳶職を始めた。最初は慣れない仕事で、グチばっかりこぼしてぃた。でも、毎日汗だくになりながらも頑張って働いてぃた。
2005-10-15 20:50:00 -
344:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ぁる日の日曜の事だった。「美愛ちゃん話ぁるんゃけど…。いぃ?」
「えーなにぃ???」
「こんなん突然言う事じゃなぃかもしらんけど…俺と結婚してほしぃ。…今すぐじゃなくていぃから。俺とずっとおって下さい。」2005-10-15 20:54:00 -
345:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
予想もしてなぃ話で、動揺しすぎて、返す言葉は見つからんかった。
「…ぇ。ぇ、わからん…。ごめん。何て言ったらいぃんかわからへん。でも、美愛は…今も悠が好き…。絶対に悠の事は忘れられん。だから…。」
「ちょ、ちょっと待って!それはわかってる!アイツの事忘れろなんて言わん。忘れんとぃてほしぃ…。でも考えるだけ考えてほしぃねん!俺は、美愛ちゃんもみゆうちゃんも好きゃで。美愛ちゃんに同情とかしてゆってるわけちゃぅし。1人の女の子として好きゃから…。だから考えて?」2005-10-15 21:02:00 -
346:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「ぅ、ぅん。」
それから、なんかナオキと話するんがギコちなくなったよぅな気がした。
ナオキが仕事行ってる間、ずっと考えてた。
今だにナオキが言った事が信じられへんかった。2005-10-15 21:07:00 -
347:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛は今も悠が大好き。
ずっと愛してる。それだけは絶対に変わる事はなぃ。悠とナオキは親友ゃ。
美愛はナオキが好き…??わからん。嫌いぢゃなぃ。女の子の話されると、ちょっとムカつく。でも好きなんかはわからん…。
これは悠を裏切る事になるん?でも美愛はナオキが側にいたから、今の自分がいる。もし、ナオキがいなかったら、美愛は今も立ち直れてなかったゃろぅ。
どぅしたらえぇんゃろ…。2005-10-15 21:22:00 -
348:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
それから、うちらはギコちなぃまま1週間が過ぎた。ギコちなくなったのは、明らかに美愛のせぃゃ。ナオキの事を意識しすぎて普通に喋られへんかった。
2人でご飯を食べてた時、「もぉーーーー!!!!」ナオキが叫んだ。
「な、なに!?」
「もぉ耐えられん!こんな気まずぃん嫌ゃってぇ。美愛ちゃん頼むから普通にしてゃぁー!!」2005-10-15 21:27:00 -
349:
ゆぃ
頑張ってなぁー?
2005-10-16 00:21:00 -
350:
名無しさん
し?
2005-10-16 19:34:00