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『優しい嘘』
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1:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
旧掲示板で書かせてもらってた美愛です??もぅ1度読みたぃといぅ方達がいて下さったので、書きます?更新遅くなるかもしれませんが、頑張ります????
2005-09-03 22:41:00 -
128:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「…でももぅ美愛は信じられん。悠も何も言わへんかったし、これでいいねん。もぅ無理やわ。」
「そっかぁ。まぁでも悠が美愛ちゃんの事、大事に思ってたって事だけは忘れたらんといてゃ。ごめんなー俺関係ないのに口挟んで。なんやゆうてもアイツは幼なじみやからなっ笑」
「うん。ごめんね。悠と仲良くしてあげて。」2005-09-19 21:22:00 -
129:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「おぅ、まかしとけ!笑」「じゃあ帰るね。」
ナオキの家を出て、大きな荷物を抱えて、実家に戻った。家に帰ると、ちょうどお母さんがいた。
美愛の荷物を見て、
「もぅ帰ってきたんや。」とだけ言った。お母さんとの会話はそれだけだった。2005-09-19 21:30:00 -
130:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「お父さんは?」
「知らん。」
ホンマに冷めた家ゃ。悠と一緒に住んでる時が、1番温かくて幸せだった。
1人いればいるほど、涙が溢れてくる…悠の事ばっかり頭に浮かんでくる。
美愛には、やっぱり悠が必要なんだょ。悠が側にいなぃ方が不安だょ。でも…。2005-09-19 21:39:00 -
131:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛の涙は、どんだけあるんゃろぅ。泣いても、泣いても、涙が溢れるょ…。
一人が堪えきれなくて、中学からの親友の瞳の家に行った。ピンポーン。
「わっ。美愛どしたん〜?あんた何泣いてんの!?とりあえず入り入り!」2005-09-19 21:45:00 -
132:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
瞳に悠との事を、全て話した。
「…で何で泣いてるん?」「悠がムカつくから。…悲しいからかな?」
「じゃあ戻ったら??」
「無理ゃわっ今さら。それに戻ったとしても、いっぱぃ不安ぁるし、信じられる自信も、耐えられる自信もなぃもん…。」2005-09-19 21:55:00 -
133:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「じゃあ、もぅこのままでいぃゃん?正直な、いくらスキやからって、そんなツラィ想いしてまで、付き合う事なぃと思う。そんなにしんどぃなら辞めとき。」
瞳はいつでもズバッと正直な答えを出してくれる。瞳の言葉で、少しはフッきれたよぅな気がした。
これでいぃんだ。うちらは決して、間違った道には進んでなぃんだ。2005-09-19 22:00:00 -
134:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
それからの美愛は、狂ったよぅに仕事に励んだ。悠を忘れる為には、何かに集中したかった。
美愛は、あっという間にNO1になる事ができた。憧れのりんちゃんに少しは、近付けたよぅな気がした。2005-09-19 22:02:00 -
136:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
悠と離れた今、美愛には仕事しかなかった。仕事に励んでも正直、悠を忘れられる気なんてしなかった。
でも少しでも気は紛れた。
何度かナオキには会った。ナオキは普通に接してくれるけど、美愛は気まずくてしょうがなかった。2005-09-22 21:06:00 -
137:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
悠に対して、全くケジメをつけれていなかった。
なんだかスッキリしなぃ。モヤモヤした感じがずっと残ってた。
もぅすぐ悠の誕生日だ…。美愛は悠の店に行こうと決めた。ケジメをつけたぃ、なんてのは口実でホンマは悠に会いたい一心やった。2005-09-22 21:10:00