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『優しい嘘』
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1:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
旧掲示板で書かせてもらってた美愛です??もぅ1度読みたぃといぅ方達がいて下さったので、書きます?更新遅くなるかもしれませんが、頑張ります????
2005-09-03 22:41:00 -
138:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
別れた後、悠の携帯番号を消してしまったから、直接店に行く事にした。
悠に会えるから嬉しい反面もし嫌がられたら、どぅしょうとか恐い気持ちもあった。
誕生日当日、美愛は仕事を終えて悠の店に向かった。途中、何回もやっぱり辞めよぅか悩んだけど、結局、悠に会いたい気持ちに負けてしまった。2005-09-22 21:14:00 -
139:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
悠の店の下に着くと、ちょうどナオキがお客さんを送り出ししている所だった。「美愛ちゃぁ〜ん!よぅ会うなぁ〜笑!どしたん?」「今日、悠の誕生日ゃん?だから店来てん。」
「え!そうゃったん!??アイツ喜ぶで〜!行こ♪」
ナオキに連れられエレベーターに乗って店に行った。2005-09-22 21:21:00 -
140:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
そしてエレベーターが開いた。そこには悠がいた。
突然すぎて驚いた。もっと驚いてぃたのは悠だった。「美…愛。」悠は目を真ん丸にさせてボウ然としていた。悠はお客さんを送る為にエレベーターに乗った。美愛は先にナオキに店に、案内され座った。悠が来るまでナオキがいてくれた。楓くんとも喋った。2005-09-22 21:24:00 -
141:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛は悠の為にピンドンを頼んだ。今まで悠が美愛の為に使ってくれたお金を思えば安いもんだと思った。「ありやぁ〜す!美愛ちゃんからピンドン頂きやしたぁ〜!!!」
悠はそれを聞いて、スグに美愛の席に来た。
「そんなんいいからッ!」「たまには、いーやん!」「まじでエェってば!」
「誕生日やねんから、黙っときぃや!」
「もぉ…ぁりがと。」2005-09-22 21:37:00 -
142:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
悠は照れくさそぅに笑ってくれた。シャンパンコールも終わり悠が隣に座った。なんか2人になると緊張して、何を喋っていぃんかわかれへんかった。しばらく沈黙が続いて、悠が喋り出した。
「ごめんなぁ。なんかいっぱぃ嫌な思いさせて…。」「…ん。悠だけが悪いわけちゃうし。美愛にも根性たりんかったわっ笑」2005-09-22 21:40:00 -
143:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛は軽く笑ったけど悠は全然笑ってくれんかった。
「俺、お前と別れてから、いっぱぃ考えたけど、やっぱり美愛おらな嫌ゃ…。不安にさせんよぅにもっと頑張るから、戻ってきて…」悠の目から涙がこぼれた。ホンマにビックリした。2005-09-22 21:45:00 -
144:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「な…何ゆぅてるんっ!もぅ無理ゃって。笑」
「笑わんとぃてゃ。俺、真剣ゃで…なぁお願いゃ。」「ごめん、美愛は悠と付き合えるほど強くなぃから。もっと悠の事も仕事の事もちゃんと理解してくれる子はおるから…。」
「…俺はお前がいぃってゆってるゃん。」
「ごめん。」2005-09-22 21:51:00 -
145:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
美愛ホンマ何しに来たんゃろ…あんなに悠に会いたくて来たのに。また、弱い人間になっちゃった。
何でこんな意地っぱりなんゃろ、素直になられへん。「美愛、帰るわ…。急に来てごめんな。」
「…うん、ありがと。ホンマに嬉しかった。」2005-09-22 21:55:00 -
146:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
結局、悠は美愛にお金を払わさなぃまま店を出た。エレベーターに乗るまで、どちらも喋る事はなかった。エレベーターの扉が閉まると、悠が突然キスをしてきた。あまりにも急すぎて美愛は驚きを隠せなかった。でも抵抗はしなかった。
エレベーターが1階に着くと悠は唇を離し、寂しそぅに笑った。美愛はその顔を見る事ができひんかった。2005-09-23 22:18:00 -
147:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「じゃ帰るな。」
「ぅん。ホンマにありがとぅな。また絶対に連絡するからな。ありがとぅ。」
最後まで悠の顔を見る事ができひんかった。美愛は、振り返らずに、帰った。2005-09-23 22:21:00