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『優しい嘘』
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1:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
旧掲示板で書かせてもらってた美愛です??もぅ1度読みたぃといぅ方達がいて下さったので、書きます?更新遅くなるかもしれませんが、頑張ります????
2005-09-03 22:41:00 -
208:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
その時、応急処置室みたぃなとこの扉が開いて、看護婦さん達がバタバタ出てきて、悠が運ばれてきた。
「悠!?……!?」
手術室に運ばれてぃく悠を見た時、息が詰まった。傷だらけで血がいっぱぃ…。「悠!?頑張ってゃ!?美愛の事、絶対置いていかんとぃてや!なぁ悠!?」
美愛は気が狂ったよぅに、悠に喋りかけた。2005-09-30 23:09:00 -
209:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
悠は苦しそぅに顔をゆがめてる。でも意識はあった。「美…美愛?だ…大丈…夫ゃがら。心配すん…な。」「悠!?絶対ゃでっ!?」「大丈夫…ゃ…から。泣がん…と…ぃて。」
「わかっだ!泣かへ…んから、美愛の事、一人にせんと…ぃて!」
美愛は看護婦さんに止められ、悠は手術室に入った。2005-09-30 23:13:00 -
210:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
恐い…恐い。でも大丈夫。悠が言ってくれたから。
絶対に悠は嘘つぃたりせぇへん。美愛が1番知ってるねんもん。…大丈夫。
手術室の前にあるソファーに座りながら、ずっとずっと自分に言い聞かせた。でも体はガタガタ震える。
「美愛ちゃん!?!?」
―――――ナオキだ。2005-09-30 23:17:00 -
211:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「ナオキ!ゆ…悠がぁ。」ナオキの顔を見ると、安心してまた涙が出てきた。ナオキに状況を説明する事ができひんかった。隣で悠のお父さんがナオキに状況を話してぃた。
ナオキが美愛の隣に座って手を握ってくれた。
「大丈夫…。」そぅ言ったナオキの目は強く真っ直ぐに前を見ていた。2005-09-30 23:22:00 -
212:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
その時、手術室の扉が開いて看護婦さんが出てきた。「ご、ご家族のみなさん!中にお入り下さいっっ!」美愛達は一斉に駆け込んだ。悠が助かったんやぁ…。中には悠が寝てぃた。美愛は悠の元に駆けより、悠の手を握った。温かかった。「悠!良かったぁ…。」
その時、悠が微かに笑ったよぅに見えた。
「美愛、大丈夫ゃから。」美愛には確かにそぅ聞こえたんだ。2005-09-30 23:31:00 -
213:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
ピ、ピーーーーーーーー。…え?何?…悠?助かったんやろ?何なん…?
後ろを振り向くと、悠のお母さんが座り込んで泣いてぃた。医者と看護婦さん達は下を向いて、美愛に頭を下げた。ナオキも下を向いて、歯をくいしばってた。「何!?何で!?悠、大丈夫なんやろ!なぁっ!!」誰1人として、口を開いてくれへんかった。2005-09-30 23:36:00 -
214:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「悠?なぁ悠?なぁっ!」美愛は強く悠を揺すった。悠はピクリとも動かへん。「なぁ!大丈夫ってゆったやん!?起きぃや!心配すんなってゆったやんか!!なぁ、悠ってば!!!!」それでも悠は動かなぃ。
美愛はずっと悠の名前を、呼び続けた。2005-09-30 23:39:00 -
215:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
「悠!?美愛ゃで?悠!」その時、ナオキに強く抱きしめられた。ナオキの目からは涙が流れていた。
「なぁナオキ!なに泣いてるん!悠、美愛に大丈夫やからってゆうてくれたで?悠、美愛に嘘ついたりせぇへんで?約束したもん!」
ナオキはただただ美愛を強く抱きしめるだけやった。
その日、悠は亡くなった。2005-09-30 23:44:00 -
216:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
次の日、早速お通夜が行われた。悠の家族、親戚、地元の友達、ホスト仲間、建設業の仕事仲間、美愛の知らない人達がビックリするぐらぃ大勢来た。
みんな、泣いてぃた。
美愛は涙なんて出えへんかった。悲しいのかもわからん。悠が死んだなんて思いたくなかった。まだ必死に悠の言葉を信じてた。2005-10-01 01:17:00 -
217:
美愛 ◆HU7XfvOYA2
お通夜の間も、ずっと悠の側にいた。悠の手は、とても冷たかった。美愛を温めてくれた、あの体温はもぅどこにもなかった。
お通夜の間、誰も美愛に喋りかけなかった。悠のホスト仲間で美愛も知ってる人が来ても、誰も美愛に話しかけなぃ。同情でもしてぃるのか、みんな美愛の事を「かわいそう」ってゆう目で見る。そんな中、ナオキだけは側にいてくれた。ナオキも決して、悠の側を離れなかった。2005-10-01 01:23:00