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愛したあなたへ…

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  • 1:

    初めてで下手くそですが、頑張って書くので、良かったら読んで下さい☆〃あたしがすごく愛してた人との、実話です…

    2005-08-17 20:58:00
  • 2:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 3:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 4:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 5:

    その当時、あたしは不倫をしていた。もちろん最初は知らなかった。1ヵ月後に知った。でもその頃には、別れられなくなっていた。…愛しすぎて。

    2005-08-17 21:01:00
  • 6:

    付き合ってもうすぐ1年目を迎えようとしていた。でもあたし達はその間に何度も喧嘩し、別れると言い、そしてまた寄りを戻すとゆう感じだった。

    2005-08-17 21:04:00
  • 7:

    あたしは学生時代はわりと真面目で、彼氏はいたが、そこまで気持ちは入ってなかったと思う。

    2005-08-17 21:06:00
  • 8:

    そんな付き合いが、必要以上にあたしを燃えさせたんだろう。

    2005-08-17 21:11:00
  • 9:

    でも悩みはいっぱいあった。まずは不倫という事。そしてお互いわりと近い場所に住んでいたので、人目を気にしないといけない事。大分歳が上の人だったので、若者らしいデートが出来なぃ事だ。

    2005-08-17 21:14:00
  • 10:

    そんな愚痴を言うと、決まっ別れ話になった。あたしもまだ若いんだし…みたいなわがままがあったし、『別れよう』とすぐ言っていた。

    2005-08-17 21:16:00
  • 11:

    その頃彼は奥さんと別居していた。奥さんは派手な人で、彼名義で借金をいっぱいしていた。多分彼も精神的に疲れていたのだろう。

    2005-08-17 21:19:00
  • 12:

    別れ話になると、決まって『俺はおっさんや。梢はまだ若いし、もっと良い人がおる。だから俺は身を引くわ。』と言っていた。

    2005-08-17 21:21:00
  • 13:

    もう何度別れただろう。でも何日かして、お互い淋しくて連絡を取る。そして会う。会えばエッチをする。そしたらまた、別れられなくなるのだ。

    2005-08-17 21:26:00
  • 14:

    いい加減、あたしも疲れていた。何度繰り返すのだろう?他に良い人いないかな、と真剣に思い始めていた。

    2005-08-17 21:30:00
  • 15:

    そんな時だった。勇と出会ったのは…
    あたしの働いているお弁当屋さんの向かいで、タコ焼きを焼いていた。

    2005-08-17 21:32:00
  • 16:

    あたしの働いている所は商店街で、働いている人のほとんどは、おじさんおばさんだった。だから働いて1年くらい経つが、勇みたいな子は見た事がなかった。

    2005-08-17 21:34:00
  • 17:

    勇は身長175センチくらいの細めで、髪は金髪だった。しかしあたしが気になったのは、やはり顔!…ジャニーズの横山祐に似ていて、あたしは一目見て『カッコイイ』とお店で騒いでいた。

    2005-08-17 21:38:00
  • 18:

    そしてその日のお昼休憩、あたしはタコ焼きを買いに行った。梢『すいませーん。タコ焼き1つ下さい。』勇『あれ?向かいの弁当屋の子ちゃうん?』
    …近くで見てもやはり男前♪…て、あれ?梢『あたしの事知ってるん?』勇『だってここから見えるやん!』

    2005-08-17 21:44:00
  • 19:

    ニッと笑って勇が言った。笑うと八重歯が出る。…かっかわいい(>_

    2005-08-17 21:46:00
  • 20:

    あたしはもちろん、自分の存在を知ってもらう為に、わざわざタコ焼きを買いに行ったのに…知ってくれてた♪
    別に暇な時に、向かいのお弁当屋をボーッと見てたくらいだろうが、あたしはとても嬉しかった♪

    2005-08-17 21:49:00
  • 21:

    その日は、梢『ありがとっ!また来るなっ!』勇『本間にまた来てやっ!』くらいの会話で終わった。

    2005-08-17 21:50:00
  • 22:

    買って来たタコ焼きを食べながら、顔がにやける…そんなあたしを見て、お店のおばさんが、『何笑てるん?気持ち悪いで!』と言った。

    2005-08-17 21:53:00
  • 23:

    そのおばさんの名前はKさん。お店では1番仲良しだ。Kさんはあたしくらいの子供がいたが、30代に見えるほど、若くて綺麗だ。そして何より、めっちゃおもしろい。

    2005-08-17 21:56:00
  • 24:

    Kさんには、不倫の彼氏の事も話していた。『上から説教みたいな事をする気はない。ただ先のない恋愛やな。』と言われていた。K『タコ焼き屋の子ええやん♪』

    2005-08-17 21:59:00
  • 25:

    …あたしがお店で『カッコイイ』と騒いでいたのも、今さっきタコ焼きを買いに行ったのも知っている。

    2005-08-17 22:01:00
  • 26:

    梢『弁当屋の子やろ?て知っててくれた〜♪』
    K『うそっ?向こうも気にいってるんちゃうん?』
    梢『それはないわぁ★でも近くで見ても、やっぱり男前やった!』
    K『へぇぇぇ。ええやん。あの子いっときって!』
    …そう言うだけ言って、Kさんは仕事に戻って行った。

    2005-08-17 22:07:00
  • 27:

    そういえば2日前、あたし彼と別れたし、フリーなんや。昨日のあたしは、まだ連絡するのは早いなとか、彼はいつ連絡してくるやろうとか、戻るであろう的な考えだった。今でももちろん、これで新しい人が出来た、…とかは思っておらず、ただ悩んで泣いてばかりいた毎日の中で、唯一の楽しみ♪くらいの気持ちだった。

    2005-08-17 22:16:00
  • 28:

    ただ彼とは、ほぼ毎日のように喧嘩、そして別れてはまた戻る、みたいな状況で、疲れていたのは確かだ。

    2005-08-17 22:20:00
  • 29:

    あともう1つ。最近うちの両親が、あたしが付き合ってる人の事を、やたらと聞いてくる。もちろん不倫だなんて言えない。『普通の人やで。また話すわ。』と毎回はぐらかしていた。あたしはどこかで見られたんちゃうやろか…とかなり心配だった。あたしは両親が大好きやし、悲しませたくない。だからもう止めよう…

    2005-08-17 22:26:00
  • 30:

    勇がどうこうではなくて、ただ彼との事を考えたら、まずいつ離婚するかは全くわからない不倫という関係だし、歳の差もある。親にも言えないし、マイナスの事ばっかりだ。もちろん今でも愛しているし、そう簡単に離れられるかもわからない。しかしこの先また戻っても、不倫は不倫。歳の差も埋まる訳がない。また喧嘩するだろう…そして別れてまた戻って…

    2005-08-17 22:33:00
  • 31:

    いくら愛していても、幸せとは言えない付き合い。『もう本間いい加減やめなアカンな…』今までの中で、1番強くそう思った。
    そんな事を考えながら、あたしは仕事へ戻って行った。

    2005-08-17 22:36:00
  • 32:

    夕方までのあがりの時間までは、色々な事を考えながら仕事をした。タコ焼き屋を見ると、勇と目が合う!…反らしてしまった★何とも言えないドキドキした気持ち。その日のあがりまで、勇とは数えきれないくらい目が合った。

    2005-08-17 22:40:00
  • 33:

    勇はいくつなんやろう…どこに住んでるんやろう…彼女はいるんかな…
    あがりになる頃には、勇の事ばかり考えていた。彼の事を考えて、悩まなくてもいい時間を、勇がくれた。別に勇と付き合いたいとかじゃなくて、ただ彼と別れられたら、それでいい。淋しくなる気持ちを、紛らしてくれればいい。

    2005-08-17 22:46:00
  • 34:

    そんな事を考えながら、その日はあがりになった。帰る時タコ焼き屋をチラッと見た。…また目が合った。すると勇は、バイバイと手をひらひら振ってくれた。あたしも笑顔で手を振って、家へ帰って行った。

    2005-08-17 22:50:00
  • 35:

    あたしは家へ帰って、まずはお風呂に入った。お弁当屋の仕事を終えて帰ると、体中から、油っこい臭いがする。急いで頭と体を洗い、お風呂をあがると、あたしはまた化粧をする。居酒屋のバイトに行く為だ。

    2005-08-17 23:05:00
  • 36:

    お弁当屋のあがりが4時、居酒屋は6時からなので、その間には必ずお風呂に入るのだ。お弁当屋は週6回、居酒屋は週3、4回入っていた。

    2005-08-17 23:08:00
  • 37:

    準備をして居酒屋に向かう。

    居酒屋に着くと、もうすでに人が入っている。…今日は金曜日だ★店長がやってきて、『今日は忙しいでぇ!覚悟しといてなぁ!』と言った。どうやら団体の予約が入っているらしい。そういえば今ボーナス出たくらいやもんな…彼が言ってたし。

    2005-08-17 23:14:00
  • 38:

    その日は本当に忙しくて、あがりの時間まで、ホッとする間なんて、全くなかった。飲み物や料理のオーダーを、持って行ってはまた追加、そして空いた席を片付けると、すぐさま新しいお客さんが座る…そんな状況だった。

    2005-08-17 23:18:00
  • 39:

    終わった時にはくたくただった…

    ただ今日は、いつもは2、3人で来ている、ハタチくらいのカッコイイお客さんが、団体のお客さんだった。10人くらいいた。…その中の一人に、かなりしつこく、『自分めっちゃタイプやわ。付き合ってぇや!』と言われた。その人もカッコイイ感じで嬉しかったが、何せ強引に腕を引っ張って、抱き着こうとしてきたり、何となく引いてしまったので、別にどうこうはなかった。

    2005-08-17 23:23:00
  • 40:

    ただ彼と付き合って1年間、自分が周りに目を向けなかっただけかも知れないが、今日は勇に会えた♪そしてカッコイイ人にも構われた♪そんな事が素直に嬉しくて、やっぱし同じ歳くらいの子はいいな!今の彼とは別れよう!…改めて思ったのだった。

    2005-08-17 23:27:00
  • 41:

    家に帰ると、もうあたしはくたくただった。化粧だけ落として、布団に入った。寝る前に少しだけ彼の事を考えた。そういえば電話なかったな…いつもなら、あたしからかけようかな?彼はもう気持ちの整理がついたのかな?なんて淋しくなってしまう。しかし今日はとりあえず疲れていた為、知らないうちに寝てしまっていた…

    2005-08-17 23:31:00
  • 42:

    ━次の朝━

    ヤバイ(>__

    2005-08-17 23:36:00
  • 43:

    タコ焼き屋の方を見ると、勇はすでに来ていた。『朝早くから頑張ってんねやな。』と思った。目は合わなかったが、スッピンなので良かった。

    2005-08-17 23:40:00
  • 44:

    お弁当屋は、昼にお客さんが買いに来るので、それまでが忙しい。お昼の休憩までは、バタバタとしていた。
    そして昼…さすがに今日もタコ焼きを買いに行くのはきもいだろうと思いながら、そろそろ昼休憩の時間だ。

    2005-08-17 23:43:00
  • 45:

    すると…

    何と勇の方から、こっちにお弁当を買いに来た!勇『今日は俺が来たで〜♪』梢『ありがとう♪…てかあたしスッピンやし★』…なんとなく言い訳してみた。勇『全然カワイイやん♪』

    2005-08-17 23:46:00
  • 46:

    またニッと笑って、勇は帰って行った。

    あたしは嬉しくて、昼休憩に化粧をしようと思えば出来たが、まぁいっかと、1日中スッピンで過ごした。勇の事ばかり考えながら…

    2005-08-17 23:49:00
  • 47:

    勇と出会って3日後の月曜日、勇がまたお弁当を買いに来た。その時、チョットと手招きをされたので、『どうしたん?』と表に出ると、勇『俺今日早くあがれるねん!終わってから遊びにいかん?』と誘われた。

    2005-08-17 23:58:00
  • 48:

    今日は居酒屋は休みの日。何より勇から誘われたのが嬉しくて、あたしはOKした。ここ何日かで、勇とはかなり打ち解けていたし、勇が好意を持ってくれてるのが、何となくわかっていた。やはりまだ16歳で、少し照れながらも、真っ直ぐにあたしに向かって来る勇に、やはりあたしも好意を抱いていた。

    2005-08-18 00:02:00
  • 49:

    お互いの仕事が終わってから、お互いの店から少し離れた所で待ち合わせをして、あたしの車へ向かった。勇はまだ免許を持っていないから。

    車を走らせて、カラオケへ向かう。

    2005-08-18 00:05:00
  • 50:

    勇ははっきり言って、上手くはなかった★でもGLAYやサザンや、あたしの好きな歌ばかり歌ってくれた。彼はカラオケが嫌いだったし、たまに行っても、あたしの知らない歌ばっかりだったので、すごく勇とのカラオケは楽しかった!そして夜、二人は車を走らせて、ドライブをした。

    2005-08-18 00:13:00
  • 51:

    車を海の近くに止めて、二人でいっぱい自分の事を話した。昔の恋愛話をして、今までエッチした人数を聞いた。勇は二人…16歳のくせに(>_

    2005-08-18 00:20:00
  • 52:

    そして勇は改まって、『俺、梢ちゃんとエッチしたい』と言った。照れながら…あたしはかわいくて仕方なくって、大人ぶって『いいよ』と答えた。

    見つめ合って…初めて勇とキスをした…

    そして車をラブホテルへ向かわせた…

    2005-08-18 00:25:00
  • 53:

    ホテル街へ入る。平日なので、どこも空いている。勇は『俺ラブホテル初めて!』とはしゃいでいた…かわいい♪あたしは彼とは一回り以上離れていたので、いつも子供扱いだった。だから勇の前では、とにかくお姉さんぶりたかった。

    2005-08-18 01:19:00
  • 54:

    服装もお姉系だし、そんなあたしを勇は、『めっちゃ色っぽくてカッコイイ』と言っていたから。

    そのホテル街の中でも有名な、雑誌に載っているキレイなホテルを選んで、中へ入った。
    勇はかなりドキドキ?ウキウキ?した感じで、パネルを指差し、『ここがいいっ!』子供のように言った。

    2005-08-18 01:25:00
  • 55:

    部屋を選び、エレベーターであがり、部屋に到着した。ガチャッ…鍵を閉めたとたん、急にドキドキしてきた…

    勇は『スロットあるやぁん!』と千円を出す。…緊張感のない奴だ。

    2005-08-18 01:29:00
  • 56:

    でもそんな勇を見て、あたしの緊張もほぐれた。話をしたり、テレビを見たりしていた。そしてそろそろお風呂に入ろうという事になり、梢『勇先入りいや』と言うと、勇『わかったぁ』と言って、お風呂の方に消えて行った。

    2005-08-18 01:33:00
  • 57:

    勇がお風呂に入っている間、ぼんやり考えていた…まだ会って3日やのに…今までのあたしには、有り得ない事だった。

    でも不思議と、緊張はなくなっていた。…むしろ、勇とこの先どうなるのだろう、とワクワクしていた。彼の事は、頭の片隅にあった。しかし『別れる』と言っているし、彼の方からも連絡がなかったので、なんとなく終わったんかな…と感じていた。

    2005-08-18 01:39:00
  • 58:

    『お先〜!梢ちゃんも入り〜!』勇があがって来た。何故か?服を着て出て来た?そうしてあたしも、お風呂へと向かった。

    あがる時、どんな格好で出るか悩んだが、備え付けのガウンを着て、下着は付けずに出た。

    2005-08-18 01:47:00
  • 59:

    勇はベッドに横になりながら、テレビを見ていた。あたしを見て、『おぉっ』と興奮した感じで言った。
    …ここからが勝負だ!勇の横に行き、『そろそろ寝な明日やばいんちゃう?』とくっついて言う。
    …勇はかなりドキドキしているようだ。…伝わってくる。

    2005-08-18 01:52:00
  • 60:

    自然な流れでキスをする。車の時とは違い、抱き合いながら。しかし勇は、そのまま何もしてこない。結局かなりあたしがリードして、二人は結ばれた。

    後で聞くと、まだ数えるくらいしか、エッチをしてないらしい。それを聞いて、ますます勇をかわいいと思った。

    2005-08-18 01:58:00
  • 61:

    お風呂から出る時も、かなり迷ったと言う。悩んだあげくに、しっかり服を着て出て来たらしい。…笑ってしまった。

    お互い知らないうちに寝てしまったが、眠りは浅く、朝までに何度も目が覚めては、少し話して、また眠る。エッチも朝までに、後2回した。

    2005-08-18 02:02:00
  • 62:

    朝起きて、仕事に行く準備をした。またエッチをした。そして、仕事場に向かって行った…

    さすが、若い子はすごい。彼は1回しか無理だったから。何度も求められる事は、あたしはとても嬉しかった。

    かばんに入れっぱなしだった携帯には、彼からの着信が、3件入っていた…少し胸が痛くなった。

    2005-08-18 02:07:00
  • 63:

    その日はなんだか照れくさかったが、勇はまたお弁当を買いに来てくれた。その時にこっそり、『俺、梢ちゃんの事、真剣好きやし!付き合って!』と言った。あたしが『うん』と言うと、『やった〜』と言って、帰って行った。

    今日からあたしの彼氏は勇。彼の存在は、元彼となったのだ。

    2005-08-18 02:15:00
  • 64:

    少し寝不足だったが、お弁当屋をあがったら、今日は居酒屋がある日だ。その日は勇と話す機会もなく、顔を合わさずに、あたしはお弁当屋を後にした。

    2005-08-18 02:19:00
  • 65:

    相変わらず、居酒屋は繁盛していて、あたしはバタバタしていた。そしてお店が終わり、帰る準備をして、携帯を見ると…
    ━不在着信17件━
    元彼からだった…

    あたしは異常な数の不在着信に、何かあったんかと心配になり、元彼に電話をした。

    2005-08-18 02:24:00
  • 66:

    プルルルル…『ハイ』暗い声だ。梢『もしもし?どうしたん?』元彼『なぁ、死にそうやねん。今から来てくれへん?』確かにしんどそうだったし、あたしは『わかった』と言って電話を切った。

    車を走らせて、10分ほどで到着した。あたしは新しい彼氏が出来た事を、ハッキリ伝えようと思っていた。もうあなたとは、戻る事はないと…

    2005-08-18 02:31:00
  • 67:

    ?みゆ吉?

    読んでまふ-??

    めた続きが
    楽しみ-?

    頑張って(`・?・)ノ?*。

    2005-08-18 02:40:00
  • 68:

    ピンポーン…返事がない。何度か鳴らすが、返事はなかった。鍵が開いていたので中に入る。『おぉぃ!』中は真っ暗だった。リビングの電気を付ける…
    と!心臓が止まるかと思うくらいビックリした!
    …元彼はソファの上に、焦点が合わない目で、ボーッと座っていたのだ。
    電気が付いて5秒ほどして、ハッとして、『来てくれたんやぁ…』弱々しい声で言った。

    2005-08-18 02:44:00
  • 69:

    ?みゆ吉?さん、初カキコありが???…あまりにカキコがなくって、誰も読んでナィんかな??と凹んでました??本間嬉しぃデス??

    2005-08-18 02:47:00
  • 70:

    ハッとテーブルの上に目を奪われた。包丁が置いてある…急に背筋がゾッとした。来んかったら良かった…
    沈黙が続く。あたしはもう1度、『何があったん?』と言った。
    元彼は、何を言っているのかわからないような小さい声で、話し始めた。ぼんやりと宙を見ながら、少し思い出話なんかもされた。元彼は10分くらい、ひたすら話し続けた、小さい声のまま。あたしに話すというより、自分自身に話しかけるように…

    2005-08-18 02:56:00
  • 71:

    あたしはだんだんイライラしてきた。『だから何が言いたいんよ!?』怒って言った。すると元彼は、ワーッと泣き出して、『もっ回やり直してくれ!』と連呼する。少しなだめながら、とりあえずあたしは、この状況の意味を聞きだした。

    2005-08-18 03:01:00
  • 72:

    泣きじゃくる元彼…こんな姿は初めて見た。

    元彼もあたしと同じように、今回こそは別れよう!と、今までより強く、思っていたと言う。だからいつもは、次の日には連絡が合ったが、今回はなかった。しかしやっぱり淋しくなって電話をしたが、昨日あたしは勇とホテルにいて、出なかった。終わったんかな…と思うと、すごく悲しくなったらしい。今日1日は、本当に気が狂いそうなほど、あたしの事を考えていたらしい。

    2005-08-18 03:10:00
  • 73:

    前までのあたしなら、こんな行動さえも、愛されてると嬉しく思い、寄りを戻していただろう。しかし勇とエッチをして、今日告白してくれた。自分でもびっくりするくらい、あたしの気持ちは、勇に移っていた。

    2005-08-18 03:13:00
  • 74:

    フゥーッと溜息をつき、決心していた言葉を言う。『あたしはもう、戻らんって決めた』━すると!!━元彼はテーブルの上の包丁を取り、『お前と別れるんやったら死ぬ!』と暴れ始めた。あたしは必死で止める!

    もう何時間経ったのか…落ち着いて話しては、あたしの意思を聞き暴れる…その繰り返しだった…

    2005-08-18 03:19:00
  • 75:

    明日も朝から仕事やのに…あたしはまたイライラしてきた。そもそも元彼も、『俺はお前が大事やからこそ、お前の将来を大事にしたい。だから俺は、おらん方がええんや』などと言っていた。口だけかよ…と思うくらい、あたしは今日で冷めてしまったらしい。元彼はあたしが『わかった、戻ろう』と言うまで、この状況を続けるだろう。あたしは考えれば考えるほどイライラして、『明日早いし、帰る!』と言い放ち、元彼の家を後にした…

    2005-08-18 03:26:00
  • 76:

    車を走らせながら、煙草をふかす…フゥーッ…何か疲れたな。昨日から目まぐるしく、色々な事があった。家に着いた頃には、もう朝日が昇っていた。

    2005-08-18 03:32:00
  • 77:

    どうせ1時間ほどしか寝れない。もう起きていようと思い、元彼との思い出を浮かべた…

    元彼は、歳のわりに、すごく若い子にモテた。実はバツ1で、すでに1度離婚している。原因は元彼の遊びすぎらしい。そして今別居中の奥さんとは、子供が出来たので、結婚したらしい。しかし元彼の女遊びはおさまらない。きっと奥さんも、それが原因で、元彼名義で借金するようになったのだろう。あたしが初めて元彼に会った時、実際あたしも『いいな』と思った。そして初めてデートする事になった時、もうあたしは元彼に夢中だった。

    2005-08-18 03:41:00
  • 78:

    しかし元彼の遊び癖は、相当のものだった。あたしとの初デートの日も、途中で連絡が入り、他の女の所へ行ってしまった。あたしはショックで、元彼がいなくなってから、一人泣いていたのを覚えている。そして2度目『この前は悪かったし』と誘われて、やはり好きで会う事にした。その日は無理矢理エッチをしようとしてきた。あたしは泣いて拒んだ。…今思うと、最低な男だな★

    2005-08-18 03:47:00
  • 79:

    しかしその時はまだ、元彼はあたしを好きじゃなかったから…元彼の前で、泣きながら『あたしは好きやから、あたしの事も好きになってくれな、付き合うとかエッチはありえへん!』と言った事によって、少しずつあたしに向かい合ってくれるようになった。元彼は本気で人を好きになった事がない、女はみんな落として、やってポイが当たり前の人だったから、あたしを落とせへんのが、かなり人生初の経験やったらしい。

    2005-08-18 03:54:00
  • 80:

    でもお互いが、愛し合うのは、何がきっかけだったのか…1ヵ月くらい経った頃には、元彼はあたしを愛してくれていた。奥さん以外の全ての電話番号を消して、『もう梢以外の女には興味ない』とまで言ってくれた。そしてお互いにエッチをする度に、なおいっそうはまっていった。

    2005-08-18 03:59:00
  • 81:

    最初は心配もしていたが、元彼は疑う要素もないくらい、あたしを大事にしてくれた。良く言っていた。『俺初めて、愛するって意味わかったわ』と。きっと元彼は、別れるという経験も、初めてだったんだろう。だから少し、最後はみっともなくなってしまったが。いつからか別れ話が出るようになってからは、いっぱい悩んだ。でも今は、元彼との楽しい思い出ばかりが浮かんだ。

    2005-08-18 04:05:00
  • 82:

    あたしもきっと、初めて愛したのは、元彼じゃないかなと思う。学生時代の彼氏は、きっとすごく好きだったけど、愛してるまではいかない。

    …そんな気持ちを教えてくれた元彼。本当にありがとう。心からそう思った。

    2005-08-18 04:11:00
  • 83:

    そしてあたしには今、勇がいる。元彼と別れて掴んだ愛。絶対元彼以上に愛し合って、幸せにならないと。…そう誓った。

    2005-08-18 04:15:00
  • 84:

    ?みゆ吉?

    めさおもろい??

    ふあ-いと?(ノ・?・`)?

    2005-08-18 14:24:00
  • 85:

    名無しさん

    ょんでるょ?

    2005-08-18 15:12:00
  • 86:

    ?みゆ吉?さん、名無しさん、ありがとデス??初めてで、読みにくぃ所もあると思ぃますが、これからもヨロシクです??

    2005-08-18 22:57:00
  • 87:

    そしてしばらくしたら、あたしはお弁当屋へ行く準備をした。何か頭がボーッとするが、最近寝不足だからな…仕方ない。

    そして仕事場へ向かった。

    2005-08-18 22:59:00
  • 88:

    仕事場へ着く。タコ焼き屋を見ると、勇はすでに来ていた。
    あたしはすぐさま仕事にとりかかる。
    午前中は慌ただしく過ぎていった。
    お昼の休憩はもうすぐだ。また勇がお弁当を買いに来た。あたしは毎日タコ焼きだと飽きてしまうが、うちはお弁当の種類も多い。勇のお昼はうちで買う、というのが、日課になったらしい。

    2005-08-18 23:04:00
  • 89:

    表へ出て、今日初めての会話をした。勇『今日な、渡したいもんあるし、帰り店寄ってくれへん?』あたしは了解した。

    そして昼からもなんなく過ぎて、あたしはあがりになった。帰る準備をして、タコ焼き屋へ向かう。

    2005-08-18 23:08:00
  • 90:

    勇は目が合うとすぐに、もう一人の店員に何か話して、すぐにこちらへ来た。勇『ちょっと喫茶店でも入ろか?』あたしは仕事中ちゃうの?と思ったが、さっき店員に断ってきたし、と思い、喫茶店へ向かう。

    2005-08-18 23:11:00
  • 91:

    喫茶店の席に着くなり、勇は『じゃ〜ん♪これあげる〜♪』と、あたしに紙袋を渡した。?と思いながらも『ありがとう』と言い、開けてみた。
    …中にあったものは、プリケーだった。
    梢『何これ?何で携帯なん?』勇『俺な、まだ16やし携帯持てんやん★前は親に借りてもうてたけど、使いすぎで止められてん★もう働いてるし、プリケーくらいなら買えるから!プリケー同士の方が、やりやすいやろ?俺専用にしてや!』

    2005-08-18 23:18:00
  • 92:

    別にあたし、携帯あるし…とも思ったが、『俺専用』という言葉が嬉しくて、笑顔でありがとうを言った。
    そして早々に喫茶店は出て、二人でプリクラを撮る。もちろんプリケーに貼るのだ♪
    勇は『ほな俺仕事戻るわ!』と、プリクラを貼った携帯を、嬉しそうにほっぺたにくっつけながら、戻って行った。

    2005-08-18 23:23:00
  • 93:

    あたしは商店街をブラブラし、そこでかわいいストラップを見つけた。お揃いで付けよう♪と2つ買った。

    しばらくして家に帰った。今日は居酒屋は休みだ。久々にゆっくり出来る。

    2005-08-18 23:26:00
  • 94:

    ━夜━ご飯も食べ、ゆっくりしていると、プリケーが鳴る…プルルルル…『もしも〜し』もちろん勇からだ。『俺今仕事終わったぁ。ヘトヘトやぁ。』梢『お疲れ〜!もう家帰るねんろ〜?』勇『仕事場の人んとこ泊まるねん。俺ん家遠いし。』梢『そうなん?ほなまた明日な』と電話を切る。

    2005-08-18 23:35:00
  • 95:

    そしてその日はボーッとテレビを見て、知らないうちに寝ていた。テレビで元彼と良く一緒に見ていた番組を見て、少しせつなくなったりした…

    何日かは普通に過ぎていった。勇とは、あたしが仕事があがるとタコ焼き屋に寄り、30分ほど一緒にいてから帰る。そんな感じだ。電話やメールは、普通にしていたし、仕事中の暇な時にもしていた。あたしは順調だと思っていた…

    2005-08-18 23:42:00
  • 96:

    しばらくして、デートの約束をした。あたしが居酒屋が休みで、お互いが早くあがれる日に。なぜか知らないが、タコ焼き屋の店員の子も連れて来ると言った。

    そしてデートの時間…

    2005-08-18 23:45:00
  • 97:

    勇はNくんという人と一緒だった。良く見る人だ。勇より2つ上で、色々教えてくれる先輩だそうだ。最初は3人で楽しく話していたが、急にNくんは真面目な顔をして言った。『こいつな、仕事中も梢ちゃん梢ちゃんうるさいねん』…あたしは単純に嬉しかった。しかし次に『仕事がいい加減になって困る』…そう言った。

    2005-08-18 23:51:00
  • 98:

    どうやら勇は、毎日あたしのあがりの時間に、無理を言って出て来ていたらしい…あたしは休憩やとばから思っていたが、『すぐ戻ってくるし』と言っていたらしい…後は仕事中の電話やメールの事を言われた…あたしは『気つける、ごめんな』と言った。言いたい事を言ったからか、すぐにNくんは帰っていった…
    その為に来たんかよ!と思った。

    2005-08-18 23:57:00
  • 99:

    Nくんが帰り、勇と話す。あたしは『仕事は仕事で真面目にやって』と言った。勇は『ハイハイ』と軽く言い、『あいついらん事言いやがって』と言った。あたしは本間にわかってんやろか?と少し不安になった…

    そして2人でブラブラしていると、勇の携帯が鳴った。勇は携帯をパカッと開き、誰からかを確認すると、電話には出ずに、ポケットに押し込んだ。そのあとも、しつこく携帯は鳴っていた…

    2005-08-19 00:03:00
  • 100:

    10回ほど携帯は、切っては鳴り、切っては鳴りしていた。痺れを切らして勇は『何やねん!』と怒鳴る!『お前には関係ないやろ!』とか、『もうほっといてくれ!』とか言っている。…気になる★すると勇は、『お前に替われって』と携帯を差し出した。梢『?』勇『俺の親や!』…恐る恐る『もしもし』と言う…

    2005-08-19 00:09:00
  • 101:

    すごい剣幕で、母親であろう人が、『あんた年上のくせに何考えてるん?すぐ股開いて!プリクラ見たけど、軽そうな子やな!うちの子はまってしまっとるわ!おかげで仕事場にも迷惑かけて!』と怒鳴られる…えっ?エッチした事ゆうたん?プリクラ見せたん?…気になったが、さっきも仕事の事はNくんに言われていた為、『すいません、以後気をつけます』と言った。母親は『勇はな、あんたが思ってるような子ちゃうで!あんたの前ではまだ、猫被ってるやろけど!まぁええわ!うちはもう知らんし、あんた年上やったら面倒見たってな!』と言い、ガチャリと電話は切れた

    2005-08-19 00:18:00
  • 102:

    しばらく呆然とした…勇はヘラヘラ立ち読みをしている。むかついて、梢『ちょっと、何なん、今の?』と切れる。勇は言った。勇は本当の母親の顔を知らないと。さっきの人は、父親の再婚相手らしい。最近再婚したばかりで、勇は居場所がないらしい。母親ぶってうるさい、干渉してきてうざい、と勇は言った。

    2005-08-19 00:26:00
  • 103:

    そして昨日、Nくんが家に電話をしてきて、仕事態度の事を言ったという。勇は『俺ってかわいそうやろ〜』とヘラヘラ笑っていた。
    勇の短絡さといい、母親のあの暴言といい、なんともスッキリしなかったが、あたしは幸せな家庭で育ったし、勇の気持ちはわからへんし、Nくんもイチイチ電話までするか?と思って、その場は流しておいた。

    2005-08-19 00:32:00
  • 104:

    何分後かに、また母親から電話があった。またあたしに替われと…母親『言い忘れてたけどな!あんた年上なら、あの子にお金つかわさんといて!気付けてな!』とだけ言い、ガチャリと切られた…年上年上ってうるさいなぁ↓と思いつつ、勇にはこの前のカラオケ、ラブホテル、プリケー、そして喫茶店代など、けっこう出してもらっている★もちろん最初はあたしは出すと言ったが、勇はカタクナに出させなかった。年下やし気にしてるんかな?と思い、甘えていたが、気を付けようと思った。…次からは割り勘にしよう。

    2005-08-19 00:41:00
  • 105:

    何かNくんに言われ、母親に言われ、気分が下がったあたしは、早々に帰ると言った。勇は『気にすんなや』と言ったが、少しは気にしろよ…とイラついたあたしは、『帰る!』と背を向けて歩き出す。『待てって!』後ろから聞こえるが、無視して歩き続ける。

    その瞬間…!

    2005-08-19 00:47:00
  • 106:

    グイッ━
    …首が抜けるかと思うくらい強い力で、後ろ髪を引っ張られる!勇『待てゆうとるやろっ!』一緒何が起きたかわからなかったが、振り返り『何すんねん、痛いな!今のでむかついたし、マヂ帰る!』とニラみつけた。するとドンッと突き飛ばされ、『まだ帰らんでええわ!』と勇は言い、シリモチついたあたしの腕を掴み、『カッコ悪いし、早起きろや』と引っ張って立たせた。

    2005-08-19 01:00:00
  • 107:

    訳がわからない…しかも痛い…勇はまだあたしの腕を、すごい強い力で握っている。面倒くさいのと、これ以上痛い思いをするのが嫌で、渋々ご飯を食べに行く事にした…

    お店に着き、席に座ると、『何食べよっか〜?』と、もう勇は笑顔だった…

    あたしはイライラしながらも、適当に合わせて、ご飯を食べたら帰ろう…などと考えていた。結局その日は、あたしは最後まで不機嫌なままで、家へと帰って行ったのだ。

    2005-08-19 01:05:00
  • 108:

    家に帰ると、すぐお風呂に入った。フゥーッ…溜息が自然と出る。今日は散々な1日だ★腕を見ると、青タンが出来ていた…強い力で握りすぎやねん!

    でも今回の事で、別れようとかは思わなかった。喧嘩をした…そんな風に思っていた…

    今思えば、この時に別れてさえいれば、あんな事にはならなかったのに…

    2005-08-19 01:12:00
  • 109:

    まぁ?

    初めてまして??私も昔、不倫してました?だから?読んでて共感できるし面白い????頑張って完結してね?

    2005-08-19 01:28:00
  • 110:

    まぁ?さん、カキコ嬉しすぎっ???すごぃ励みになりゃす?今から眠くなるまで…更新しまぁす???

    2005-08-19 01:34:00
  • 111:

    その日は勇から電話はなかった…毎日あったのに…でもまぁイイか!喧嘩したし。なぁんて思いながら、布団に入った。すると…
    プルルルル━携帯を探す。プリケーを見つけるが鳴っていない。もう1つの方だ!着信は元彼からだった…あの日以来の電話。悩んだが、『もしもし』と出た。

    2005-08-19 01:40:00
  • 112:

    元彼『おぅ!元気かっ?』梢『ボチボチな♪そっちは?』あたしは心配だった…元彼『まぁ誰かさんに振られたおかげで、元気とは言えんけど。何とか生きてるわ!』すごく明るい声で言った。そして急に真面目な声になり、元彼『この前は悪かったな』と言った。梢『ええよ。気にしてない。』元彼『まぁ、小芝居や思てくれ。』そして続ける。『そういやな、今日ツレと飲みに行ってな、チョイ酔っ払いやねん。』

    2005-08-19 01:51:00
  • 113:

    嘘だ…元彼はお酒が苦手で、一口くらいしか飲めない。多分明るいテンションを保つ為に、言ったんだろう。そして、『梢はカワイイからな!早新しい彼氏見つけて、幸せなりな!そんでもし悩む事とかあったら、俺で良かったら連絡してこい!いつでも聞いたるさかいに!』…そんな会話を5分ほどして、電話を切った。

    2005-08-19 01:56:00
  • 114:

    電話を切ったら、あたしは少し涙ぐんでいた…会話のはしばしから、元彼はまだあたしを愛してくれているのがわかった。しかしもう、『俺はお前の幸せを応援する!』と言っていた。あたしは勇の事は、言えなかった…

    元彼のおかげで、安らかな気持ちで、眠りにつく事ができた…

    2005-08-19 02:02:00
  • 115:

    ━次の日━昼まで勇の姿が見当たらない…遅刻?休み?と思っていると、あたしの休憩時間に、勇がお店に来た。深くキャップを被っていて、タコ焼き屋の人には、見つかりたくないんだろう…何となく思った。『梢の仕事あがりまで、待ってるし。連絡して』そう言ってドコかへ行った…

    2005-08-19 02:08:00
  • 116:

    仕事が終わり、勇に電話する…『はぁい!』やたら後ろが騒がしい。勇はお店近くのパチンコ屋にいた。そこまで歩いて向かう。店内で勇を探すと、スロットの方で、かなりのドル箱を積んでる男がいた…勇だ。

    2005-08-19 02:12:00
  • 117:

    横の空いて席にドスッと座ると、勇があたしを見る。『おう!』とだけ言い、スロットを回す。梢『仕事はっ?』…無視だ。梢『聞いてんの?』あたしが怒鳴る。勇『梢も打ちいや!』…何て男だ★イラついてきたあたしは、勇の手を掴み、動作を止めた。

    2005-08-19 02:20:00
  • 118:

    梢『仕事は?て聞いてんねん?あとな、昨日勇が掴んだとこ、青タンなってんねん!それも腹立ってんねん!』青タンを指差しながら言う。勇はあまりに切れているあたしを見て、手を止めて話をした。勇『俺な、昨日仕事やめてん』梢『はっ?』勇『あの店におるとな、梢との時間があんま作れへんやん、うっさいし』梢『そんな理由でやめたん?』勇『大事な事やんけ。俺もっと梢とおりたいもん。まぁ他にも色々あってんけどな…』

    2005-08-19 02:28:00
  • 119:

    色々あった…という言葉が引っ掛かったが、あたしは単純に勇の気持ちが嬉しかった。そしていい気になったあたしは、『これはどうしてくれんの?』と青タンを指差し言う。勇は『ごめん…』と言い、泣きそうな顔で、『俺の事嫌いなった?』と言った。そして『本間謝るし。嫌いならんといて…』

    あたしは真剣に謝ってくれたのと、あまりに勇がかわいかったのとで、『もういいよ』と言った。

    2005-08-19 02:34:00
  • 120:

    勇は勝っていたし、やめる様子もなかったので、あたしは帰った。『帰るわ!』と言うと、えらくあっさり『バイバーイ』と言われたので、軽くむかついた。

    そして家に帰り、3時間くらい経っただろうか…勇から電話があった。

    2005-08-19 02:38:00
  • 121:

    梢『もしもし』…最初は普通に話していた。が、勇が急に改まって、『あんな、今から会えへん?』と言う。別に暇だったので、『ええで』と言うと、『悪いけどな、お金貸してくれへん?』と申し訳なさそうに言った。…負けたんか?積んでたのに…と思いながらも、『いくら?』と聞くと、『1万』と勇は答えた。

    2005-08-19 02:43:00
  • 122:

    あたしは『わかった』と言い、すぐに家を出て、さっきのパチンコ屋へ向かう。

    10分ほどで着き、勇に電話をする。プルルルル…『もしもし?あんたも今からおいで!』…聞き覚えのある女の声で怒鳴られる。後ろで『あいつは関係ないやんけ!』と、これまた怒鳴っている勇の声が聞こえた。

    2005-08-19 02:54:00
  • 123:

    『今タコ焼き屋におるからな!あんたも勇と付き合ってんやったら、おいでや!』ガチャ、プーップーッ。
    タコ焼きなら歩いて行ける。さっぱり意味のわからないあたしは、どういう事か知る為にも、タコ焼き屋へ向かった。
    あっ、そうや!あの声は、勇の母親の声や!

    2005-08-19 02:58:00
  • 124:

    タコ焼き屋へ着いた。もう閉店したらしく、看板の電気が消えていた。恐る恐る中へ入って行くと、勇、勇の母親、そしてNくんがいた。母親はあたしに気付き、『あんたか?あんたも関係あるし、ここ座り!』と怒鳴って言った。

    2005-08-19 03:05:00
  • 125:

    あたしが座った瞬間、母親はまた怒鳴った。『こいつな、店の金パクリよってん!』梢『はっ?』母親『あんたと遊ぶ金欲しさにな、こいつは店のレジから、金盗んどったんや!』…目が点になるほど驚いたあたしを気にせず、母親はまくし立てる。『もともと手癖の悪いやつやけどな!あんたとの飯代やホテル代の為やろ?あんたにも責任あるんちゃうん?』…あたしは呆然となる。ホテル代って、1回しか行ってへんし↓黙るあたしに、母親は『すぐ股開いて。情けない。』とぶつくさ言って、『もうあんたが保護者役してな!』と、怒って帰って行った…

    2005-08-19 03:15:00
  • 126:

    母親がいなくなり、急に静かになる…沈黙が続く…見兼ねたNくんが、『まぁ悪いのはこいつや』と勇を指差し、『そんで盗んだ6万4千円どないするねん?』と言った。勇はゴソゴソとポケットに手を入れ、7万を差し出した。Nくんがお札を数え、『お釣りやな』と席を立つと、勇は『いいです』とだけ言った。

    2005-08-19 03:21:00
  • 127:

    その後はNくんと話していたが、あまり何を話したかは覚えていない…勇は黙ったままだった。最後に、『まぁこいつの事、よろしく頼むわ!』と言われた。

    そして勇と二人、お店を後にした…

    2005-08-19 03:29:00
  • 128:

    無言のまま、とりあえずあたしの車へ向かう。あたしはさっきの話が、すごくショックだった。いっぱいいっぱいの頭で、『何でそんな事したん?』と勇に尋ねた。勇はガバッとあたしに抱き着き、『本間ごめんなさい』を繰り返し、『年下やし、振られるのが恐かった』『少しでも一緒にいたくて、お金が欲しかった』と泣きながら言った…

    2005-08-19 03:36:00
  • 129:

    頭が回らない…が、勇の気持ちは嬉しくて、勇をギュッと抱きしめた。しばらく二人は、抱き合っては目が合い、キスをする。…そんな事を繰り返した。

    2005-08-19 03:40:00
  • 130:

    勇と出会って、まだ1ヵ月も経っていない。勇はいつ頃から盗んでいたのか…しかし先ほどのNくんの話を思い出すと、Nくんと会った前日に、勇にはバレてるぞと怒り、親の方にも、まだ未成年の為、今回は見逃すが、次した時は、警察に連絡するという事を、伝えたようだ。あっ…それで家に電話したんか…とあたしの中で繋がった。

    2005-08-19 03:48:00
  • 131:

    そしてNくんと会った日。勇は前日怒らへたのにも関わらず、あたしとのデートの為に、また盗んだ…Nくんは夜にレジを閉めた後に、気付いたと言った。…そして今日に発展した。

    2005-08-19 03:52:00
  • 132:

    冷静に考えると、何て奴だ★と思うが、その時のあたしには、そんな冷静さはなかった。むしろ『あたしがどうにかしな』的な考えで、好きは深まったんじゃないかな…

    結局二人は、離れるのが淋しくて、ラブホテルへと向かった…

    2005-08-19 04:00:00
  • 133:

    初めての時には気付かなかったが、勇の腕には、Sと墨があった。『何これ?』と聞くと、『自分でしてん』…確かにイビツだ★『俺の名字、末永やからな!でも今は、梢のSやから!』と嬉しそうに言った。

    こんな事でさえ、その時のあたしには、運命めいたものを感じた…

    そしてあたし達は、この先堕ちていく…

    2005-08-19 04:12:00
  • 134:

    名無しさん

    ほんま気になる

    2005-08-19 04:50:00
  • 135:

    138さん→気にしてくれて嬉しぃデスo(^-^)o
    今から更新するので、これからもヨロシクねっ♪

    2005-08-19 20:54:00
  • 136:

    次の日、あたしは朝から起きて、仕事の準備をする。昨日も2回した…また寝不足だ★勇が目を覚ます。『梢、早起きやなぁ…』梢『仕事いかなアカンしな』勇『もう休みいや!それよりこっち来てっ!』…休める訳ナイやろ!と思いながら、勇の横へ行く。

    2005-08-19 21:01:00
  • 137:

    勇『梢、もう本間好き〜!』…甘えた声で抱き着いてくる。そして上に乗ってきた。梢『時間ナィしアカンて!』…そう言いながらも、結局また、3回目のエッチをする。

    ハァ…気持ち良かった♪
    …何て思ってる場合じゃナイ!遅刻する!

    2005-08-19 21:06:00
  • 138:

    ぶつくさ言う勇を、急いで服を着させる。
    慌ただしくホテルを後にした。

    車を仕事場へ向かわせる。
    車の中で、『仕事どうするん?』と聞く。勇『まぁボチボチ探すわ。梢と時間合う仕事がええなっ!』梢『まぁ頑張って探しや!』

    そう言いながら、勇を仕事場の近所に降ろし、あたしは仕事に入った…

    2005-08-19 21:13:00
  • 139:

    仕事は普通に終え、『終わったら電話してや!』と言っていた勇に電話をする…勇『昨日のパチンコ屋来て!』…仕事探したんか?と思いつつ、パチンコ屋へ向かう。

    また勇は2箱ほど積んでいた。

    2005-08-19 21:19:00
  • 140:

    あたしを見ると、『そろそろハマリそうやし、換えるわ、待ってて!』と、換金所へ行った。

    勇が戻って来る。『飯でも食いに行こか?』梢『わかった』

    そしてご飯を食べて、その日は家へ帰ったのだ。

    2005-08-19 21:49:00
  • 141:

    仕事の事を聞こうか悩んだが、とりあえず様子を見ようと思い、ほっておいた。
    そんな状況が、何日か続いた…あたしが仕事を終えて電話をすると、勇はたいていパチンコ屋にいた。負けた時は、あたしが仕事を終えるのはいつかいつかと、せかす電話をかけてきていた。

    いい加減気になる…
    梢『仕事は探してんの?』

    2005-08-19 21:54:00
  • 142:

    勇はびっくりした顔で、『探してんねんけどなぁ…』と言って、『それより飯食いに行こ!俺腹へったし!』と、話を切り換えた。

    探してる…という言葉を信じ、まぁいっか、あたしにお金借りる訳ちゃうし…と流した。…そういえばこの前は貸してと言われたが、足りたようで、貸してません!

    2005-08-19 21:59:00
  • 143:

    パチンコで負けた日もあるのに、お金はどうしてるんやろ?…と不思議に思いつつも、ほっておいた…

    そして気がつけば、もう1ヵ月ほど、勇は仕事をしていなかった…
    パチンコに大勝ちした日は、決まってご飯を食べに行き、ホテルへ行った。あたしの外泊も増え、親はいいようには思っていなかっただろう…

    2005-08-19 22:03:00
  • 144:

    ある日も勇は5万ほど勝って、いつものようにご飯を食べて、ホテルに向かった…
    二人でボーッとテレビを見ていると、勇の携帯がなる。プルルルル…勇は携帯を開き、誰からかを確認し、面倒くさそうに出た。『何…?』かすかに携帯から、女の怒ってるような声が漏れる…嫌な予感★勇『お前に替われやって!』…やっぱり!

    2005-08-19 22:09:00
  • 145:

    梢『はい、替わりました』母親『あんたな!いい加減にしいや!暇があったらセックスばっかして!何考えてんの?』梢『何かあったんですか?』母親『どうした?よう毎日毎日一緒におって、そんな事ゆえんなぁ?あいつな、毎日地元戻って来ては、おじいさん所いって、2万ほど取っとるんやで!ない時なんか、わざわざ近所まで借りにいかしてるらしいやないの!』

    2005-08-19 22:15:00
  • 146:

    どうやら勇は、家には帰らず、毎日父方の祖父の家に帰り、次の日家を出る時には、『金くれ、返すし』と言っていたらしい。しかし毎日毎日、年金暮らしの祖父に、そんなにお金は続かない。すると勇は『近所で借りて来い!』と、借りさせていた。祖父は勇が切れるのが恐くて、言いなりだったが、限界を感じ、家に電話があったと、母親は言った…

    2005-08-19 22:25:00
  • 147:

    母親『そんでな、あの子仕事見つかったん?』梢『いいえ、まだです…』母親『ふん、やっぱりな!』梢『…?』母親『そうや!あと同級生にもお金借りてて、うちに電話あったし!あんたらが何してようが勝手やけど、こっちに迷惑かからんようにやりっ!』

    …そう言って電話は切れた。

    2005-08-19 22:29:00
  • 148:

    あたしはかなりムカついた。何で毎回毎回、あたしが責められるんやろう…だから勇に『どうゆう事よ!?』と切れた。勇『別にほっとけ、あんな親』…相変わらず勇はのんきだ。テレビを見ている。…あたしに迷惑かけて、悪いトカ思わんのか?プッツンきたあたしは、テレビの電源を切り、『どうゆう事か説明して!』と大声で言った。

    2005-08-20 01:29:00
  • 149:

    勇『何で消すねん!』勇もムカついた様子で言う。梢『あんたはあたしと、どうしたいんよ!?はっきり言って、毎日仕事もしんと、パチンコばっかして!あんたの不出来を、何であたしが言われなアカンのよっ?』勇『だから、うちの親は、頭おかしいねんって…相手にすんなや』梢『それでもな、あんたが仕事して、人にお金の迷惑かけんとやってたらええ事やろ!』…勇はウッ…という顔をしている。

    2005-08-20 01:37:00
  • 150:

    そしてあたしは言ってやった。『もうそんな男やったらいらんわ!』すると勇はすごい顔であたしを睨み、『今いらんって言った?』と低い声で聞いた。梢『そやな!こんな事続くんやったらかなんし!』

    バキッ…

    2005-08-20 01:41:00
  • 151:

    勇はテレビのリモコンを床に投げた…と音がすると同時くらいに、あたしの胸ぐらを掴み、『いらんってどうゆう事やねん!?もう1回言ってみぃ!』あたしは勇の腕を払いのけ、突き飛ばした!梢『まともに話も出来んのかっ!』勇『痛いなぁ!ふざけんなっ!』バチッ…平手で左側の頭を叩かれる。…もう限界だ↓あたしも負けじと、勇の頭を叩き返す!

    2005-08-20 01:48:00
  • 152:

    何か、勇の中のスイッチが入った気がした…
    また胸ぐらを掴まれ、あたしは肩を押したら、グイッ…髪の毛を引っ張られる。二人は睨み合う。そのあたしの反抗的な目がむかついたのか、すごい力でお腹にパンチされ、あたしは倒れ込んだ…そのあたしに容赦なく、勇は足で思いきり背中を蹴飛ばした…

    2005-08-20 01:54:00
  • 153:

    名無しさん

    楽しみ〜(*^_^*)

    2005-08-20 12:25:00
  • 154:

    まぁ?

    ?頑張って???

    2005-08-20 12:46:00
  • 155:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    157さん、楽しみにしてもらって…感激デス!!メッチャ励みになる〜☆〃
    まぁ?さん、また?カキコありがと????これからも頑張って書くので、応援ヨロシクデス???
    トリップ付けるょぅにしました。ちゃんと本人デスので。

    2005-08-20 20:31:00
  • 156:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    そして勇は立ち上がって、『おもんないわぁ』と言い、ソファ-にどかっと腰をおろした。梢『…痛い』情けない声で言う。…無視だ。起き上がって勇の方を見ると、煙草を吸っていた。

    2005-08-20 20:35:00
  • 157:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    梢『少しは落ち着いたん?』勇『何がやねん?』梢『お互いもうちょっと、落ち着いて話しようや…』あたしはもう痛いのはゴメンだ★なるべく勇を怒らせないように話す。

    2005-08-20 20:40:00
  • 158:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    ここが外なら、あたしはどうにか逃げて、家へ帰っただろう…しかしここはラブホテル…勇をまくのは無理がある★梢『怒らんと話してな。とりあえず仕事はどうすんの?』勇『…』梢『勇がな、パチンコもしんと、無駄使いもしんと、それとかまだ学生やとかな。それなら仕事仕事って言わんで?』…以外に勇は、いつになく真剣に、話を聞いている。

    2005-08-21 06:05:00
  • 159:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    梢『でも勇はもう、いくら若くても、社会人やろ。自分が稼いだお金やったら、誰も何も言わんやん?最低限、仕事だけはしてえや』勇『…わかった』そして勇は、落ち着いた様子で続けた。『俺な、梢の近く住みたいねん。実家はうざいし、じいさん所行ってるやん?そこでも嫌な顔されんねん。だから嫌われてるなら、もうええわぁ思って、けっこう好き勝手した…心ん中では、悪いなて思ってんねんで、俺じいさん子やし』

    2005-08-21 06:13:00
  • 160:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇は小さい頃から、父親と二人暮らしだ。長距離運転手の父親は、あまり帰って来なくて、いつも祖父の家に預けられていたらしい。そして家を出たい勇は、寮付きの仕事を探していたらしい。しかしまだ16歳。そうそう簡単には見つからない。…少し話してくれて、勇の気持ちは理解した。梢『わかったよ!』勇は『ごめんな…』と言いながら、あたしの元へ、力なく歩いて来た…あたしは勇をギュッと抱きしめる…

    2005-08-21 06:20:00
  • 161:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇『どついて本間にごめんなさい…』泣きながら言った。梢『もういいよ。』さらにギュッと抱きしめた。

    あたしはこれで少し、二人の関係が、前進したと思っていた…少しは変わってくれるかな…なんて思っていた。

    甘い考えだが…

    2005-08-21 06:23:00
  • 162:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    そしてエッチをして、その日は眠りについた…

    ━次の日━あたしはたまたま仕事が休みだったので、昼くらいまでホテルにいた。勇とは体の相性が良かった…と思う。毎回3回はしていた。そのたびに、あたしは勇が愛おしくなっていた…あたしがしっかりして、勇を変えてあげな!

    2005-08-21 06:33:00
  • 163:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    タイムアウトの時間になり、バタバタと出た。梢『今からどうするん?』勇『じいさんに梢の事紹介するわ!ついてきて!』そして二人で、祖父の家へと向かった…

    ━到着━ピンポーン…返事がない。祖父の家は、綺麗なマンションの二階だった。ピンポーン…ピンポーン…出ない。30分ほどかけて来たのに…そうすると勇が、『ちょっと付いてきて』と言い、1階へおりた。

    2005-08-22 10:27:00
  • 164:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    ちょうど上を見上げると、祖父の部屋の下だ。すると勇は、1階のベランダの柵に登り、スルスルと柱を登り、祖父の部屋のベランダへ到着した。梢『…』いつもしてんのか?手慣れた様子だった。ベランダの窓が開いており、中に入る。しばらくして勇がベランダから顔を出す。勇『梢!鍵あけたし、玄関からおいで!』

    2005-08-22 10:33:00
  • 165:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    良かった…登ってこいって言われなくて…そして玄関に向かうと、勇が待っていた。梢『お邪魔しまぁす』中へ入ると、祖父がいた。いたんや…梢『こんにちは』勇『俺の彼女!』祖父は『あぁ』と愛想なく言い、チラリとあたしを見ただけだった。

    2005-08-22 10:37:00
  • 166:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    気まずいなぁ…勇『じいさん!親に俺来てる事ゆうたやろ?言うなてゆうてんのに』祖父『だって…もうお金ないし、勘弁してくれや』弱々しく言って、『あんた彼女なら、勇がもうこっちに来おへんように頼むわ』と、深々と頭を下げた。

    2005-08-22 10:45:00
  • 167:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    梢『ちょっと待って下さい…』祖父が勇を、あまり好いていないのは、何となく伝わった。勇だとわかったから、玄関も開けなかったんだろう。何となく勇がかわいそうになる…梢『なんで勇は来たら駄目なんですか?』祖父はゆっくりと話し始める。自分が勇が小さい頃から、甘やかしすぎた事。今は年金生活で、お金の余裕はない事。勇に近所にお金を借りに行かされて、最近は近所の人達に、良く思われてない事。

    2005-08-22 10:54:00
  • 168:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    すると勇が口を挟む…『近所のやつて誰やねん?何か言うとるんか?むかつくなぁ!』祖父『お前なぁ…あ、後ベランダ登るんやめとけ。誰が見てるやわからん』勇『ほな玄関開けろやっ!』あたしはいつもこんな感じなんかなぁ…とボーッとしていた。

    2005-08-22 10:58:00
  • 169:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    祖父『とりあえずもう来んといてくれ!母親からもうるさく言われるし、もうかなわんのや』勇の母親、父親の再婚相手で、あたしにも何回か文句を言ってきた人…あの人は確かにうるさい↓勇が『やっぱあの女うざい…』ボソッと言った。祖父はチラチラと時計を見ている。あたしは『そろそろ帰ろう』と言うと、祖父は『そうしてくれ!』と嬉しそうに言った…

    2005-08-22 11:06:00
  • 170:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇は『もう来おへんわ!手切れ金くれや!』と言った。それはアカン…という気持ちはあったが、祖父の勇への愛情のなさに、少しイライラしていたあたしは、放っておいて、先に外へ出た。フウーッと溜息をつきながら、『これじゃぐれるかもな…』そう思った。

    2005-08-22 11:11:00
  • 171:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇が出て来た。手に持った1万5千円をヒラヒラさせ、『取ったった!』とあたしを見て、ニッと笑った。…本当はそんな心境じゃないだろうなぁ。何となく思った。笑顔を返して、車に乗り、あたしの地元へと帰って行った…

    2005-08-22 11:15:00
  • 172:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    その日はお互い、何となくイライラしていたのだろう…二人してパチンコへ行った。あたしは銀行へ行って、お金をおろして、お互いが自分のお金で打った。結果は二人してボロ負けだった。勇は明日から、お金どうするんやろう…そう思いながらも、お互い家へ帰った。

    2005-08-23 01:16:00
  • 173:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    家へ帰ると、親はご立腹だった↓母親『最近ちょっと外泊多いんちゃう?』実際元彼の時と比べ、確実に外泊は増えていた。元彼は何やかんやで、『親が心配するで』とか、『月に1回泊まれるだけでも幸せや』とか言って、あたしをきっちり家へ帰していた。あたしはもっと一緒にいたかったが、今思えば、そういう優しさが有り難かったな…しかし勇は違う。自分が家に帰りたくないから、お金があれば、必ずホテルへ行こうと言う。たまにうっとうしくなったし、帰りたい事もあった。明日から少し控えよう…

    2005-08-23 01:23:00
  • 174:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    次の日、あたしは朝から仕事へ行った。商店街の周年で、1日中バタバタしていた。勇から電話やメールがあったが、返す暇もなかった。メールに『何で無視やねん?』と最初は入っていたが、何件かある最後の方は、『浮気してんか?』とか、『返事くらい返せや、アホ』などと入っていた。仕事やのに…うざいなぁ↓あたしは終わるまで、無視し続けた。

    2005-08-23 01:31:00
  • 175:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    結局終わる時には、10件以上のメールと、不在着信は全部勇で埋まっていた。本間にうざい…正直思った。そしてその日は、仕事のあがりが1時間遅れて、あたしは急いで、居酒屋のバイトへ向かった。車で居酒屋へ向かう時に、1度勇に電話したが、出なかった。『もうええわ』

    2005-08-23 01:37:00
  • 176:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    居酒屋へ着くと、店長に呼ばれる。店長『悪いけどなぁ、今週フルで入ってくれへんか?学生がテスト期間やねん』昨日パチンコで負けた痛手と、しばらく勇とのデートは控えようと思っていたあたしは、『わかりました』と快く引き受けた。
    その日の居酒屋も忙しいく、電話を気にしている暇もなかった。

    2005-08-23 01:44:00
  • 177:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    終わった頃には、あたしはくたくただった。今日は1日中、動き回っていた…着替えて携帯を見る。数え切れないほどの、電話とメール、全て勇からだ…それをチェックしている最中に、電話がなる…プルルルル…
    梢『もしもし?』

    2005-08-23 01:49:00
  • 178:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇『何でお前は出えへんのじゃっ!?』ひどく切れている…梢『仕事忙しかってん』勇『そんなずっと忙しい事なんかあるかっ』仕事してない、お前に言われたくない…めっちゃムカついた。梢『あたし1回かけたやん?』勇『俺何回かけたと思ってんねん?ちょっと今から来いっ!』あたしは切れた…

    2005-08-23 01:54:00
  • 179:

    まぁ?

    ?読んでるょ??頑張れ?

    2005-08-23 01:58:00
  • 180:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    梢『本間しんどいし無理!後あたし親に言われたし、しばらく泊まりとか出来んし。居酒屋も毎日入らなアカンから、しばらく会えへんから!』…言ってやった。勇『はぁ?ふざけんな。俺はお前が終わるん待っててんぞ?もう終電ないやんけ?だからホテル行くから来いや!』誰も待ってて何て、言っていない…昨日の今日やのに。自分勝手すぎる。梢『無理やし!』そう言って電話を切った…

    2005-08-23 01:59:00
  • 181:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    電話を切った後も、絶え間なく携帯は鳴りっぱなしだった…あたしは話す気にもなれず、放っておいた。家に着いた頃には、もう鳴っていなかった。メールをチェックする…『他の男とおるんやろ?』『浮気か?なめやがって!』『お前ん家押しかけるぞ!』…あたしん家知らんくせに↓他にも数々の、あたしを罵るメールばっかりだった。ちょっとおかしい…初めて勇に、不信感を抱いた。

    2005-08-23 02:06:00
  • 182:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    まぁ?さん?Thanks???最近ダラダラ書ぃてる感じで、全く話進まんし、ツマランやろぅ???
    なるだけ頑張って、話進めまぁ?す???
    カキコ本間、励みなりやす???

    2005-08-23 02:12:00
  • 183:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    寝る前に、勇にメールだけ送っておいた。『別に浮気とかしてないから。本間に最近外泊しすぎやし、親に怒られました。しばらくは仕事頑張りたいから、勇も早く仕事見つけて』…返事はなかった。終電にも乗れずに、一体何してるんやろう…

    2005-08-23 02:17:00
  • 184:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    不思議と浮気の心配はなかった。毎日毎日一緒にいて、勇はそんなそぶりもなかったし、あたしと一緒にいたい!そんな感じだったし。まぁ適当に時間潰して、始発で帰るんやろな…そう思いながら、眠りについた…

    2005-08-23 02:21:00
  • 185:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    朝起きると、メールが入っていた。『お前のせいで、夜通しコンビニおって、始発で帰ったわ!』…やっぱり。それにしても、嫌みなメールやな。『本間早く仕事探し』そう返事しておいた。

    2005-08-23 02:25:00
  • 186:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    その1週間は、目が回るほど、昼も夜も、仕事は忙しかった。相変わらず勇からは、『会おう』という内容のメールが多く、返事が遅れると、『浮気か?』『家行くぞ!』と続いた。うんざりしながら、『忙しい』『早く仕事見つけて』といったメールを返しておいた。

    2005-08-23 02:29:00
  • 187:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇と会わずに過ごして、ホッとしているあたしがいた。その反面、やっぱり気にはなったし、好きなんやろうなぁ、あんな奴でも。なんて思っていた。3日くらいで、勇のメール攻撃は落ち着いた。ようやく気付いたのか、『真剣に仕事探すわ』という、前向きなメールが届いた。良かった…わかってくれたんや!

    2005-08-23 02:34:00
  • 188:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    それからは普通にメールのやり取りをして、1週間が過ぎていった…ようやく居酒屋のフル出勤も終わる。そんな時、勇からメールが届く。『仕事決まったよ!次いつ会える?』あたしは喜んで返事をした。『あさってのあたしが昼の仕事終わった後に会おう!』

    そうして次に会う日が決まった。

    2005-08-23 02:39:00
  • 189:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇との約束の日。あたしは朝からウキウキしていた。久しぶりに会える♪やっぱり好きなんやなぁ…しみじみ思った。

    仕事中、元彼から電話があった。忙しくて、後から気付いた。でも放っておいた。もうすぐ勇に会える♪

    2005-08-23 02:42:00
  • 190:

    まぁ?

    つまらんことないよ??一生懸命?更新してくれてるし?少なくとも私は?楽しみにしてるから無理せず自分のペースで?頑張ってね??

    2005-08-23 02:45:00
  • 191:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    会うなり勇は、『梢!会いたかったぁ!』と抱き着いてきた…めっちゃかわいい♪そうしてご飯を食べに行った。梢『仕事何に決まったん?』勇は『工場』とだけ言った。まぁいいか。やっと見つかったんやし。と思い、他愛もない話をして、お店を出た。

    2005-08-23 02:47:00
  • 192:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇は『今日は泊まれる?』と聞いてきたが、『まだ親うるさいし』と断った。勇はあまりいい顔はしなかったが、『あっそ』と納得はしたようだった。勇の終電までの30分ほど、駅前で話をしていた。勇が、『携帯見せて?』と言った。あたしは普通に携帯を差し出す。何するんやろう…

    2005-08-23 02:53:00
  • 193:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    まぁ?さん?そぅ言ってくれて、安心したぁ???
    何かモリ?書ける時と、全く進まん時あるし????
    でも読んでくれてるって事に、すごぃ励まされるょ???
    今日は後1コか2コで、もぅ寝ますぅ???

    2005-08-23 03:00:00
  • 194:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇は携帯を開き、着信記録を見た。梢『えっ?何するん?』携帯を取ろうとした…バンッ!携帯を地面に投げ付けられた…勇『治樹て誰やねんっ?』怒鳴って、あたしの胸元を掴んだ。梢『元彼やけど…』バチッ!…言い終わらないうちに、平手が飛んできた。あたしはヨロヨロッとなる。そんなあたしのお腹に、勇のキックが入った…ボコッ!っ、息が出来ない…

    2005-08-23 03:08:00
  • 195:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇を落ち着かせたいが、言葉が出てこない…すると勇は、あたしの首を、両手で思いっきり握る…力が入る…『っ、苦しい…』勇はさらに力を入れ、『やっぱり浮気しとったんか!?』と怒鳴った。『っ、離して…』と言うと同時に、人が来た。『何してるんやっ?』

    2005-08-23 03:13:00
  • 196:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    勇はびっくりして手を離した…今やっ!あたしは携帯を拾い、5メートルほど先の車へ走った!乗るなり鍵を、急いで閉めた!一気にエンジンをかけ、車を出した!『助かった…』勇が追ってきたが、幸いにも道は直線で、しばらくすると見えなくなった。携帯はひっきりなしに鳴っていたが、無視した…

    2005-08-23 03:18:00
  • 197:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    家に着く。鏡を覗くと、左目の横が、青くなっていた。周りに何て言おう…
    煙草を吸いながら、ボーッとしていると、しばらく大人しかった携帯が、また鳴り出した…勇からだ。梢『もしもし』勇『やっぱり浮気しとったんやな?』梢『してないよ。電話も出てないし』勇『ほな何で逃げるねん?』お前が殴るからやろう…と思った。梢『あたしの話、聞こうとしいひんやん』勇『何やねん?今聞くわ』じゃあ最初から聞けよ…

    2005-08-24 01:41:00
  • 198:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    梢『元彼からの電話は出てないし、最近のあたしは、勇以外の男とは、誰とも連絡取ってへん。』勇『じゃあ何で会わんねん?』梢『それは説明したやろ?』…イライラする。勇『俺の事はどう思ってんねん?』梢『好きやけど、最近は仕事しんとことか、すぐ殴るとことか、嫌な部分が多すぎる。一緒におっても楽しないし』勇は黙っていた…

    2005-08-24 01:47:00
  • 199:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    梢『まともに仕事して、殴った事反省するまで、もう会わへん!』勇『反省はしてる…ごめん。俺には梢しかおらんから。頑張るし、嫌いにならんといてくれ』梢『しばらく頭冷やして!』…そう言って電話を切った。

    2005-08-24 01:52:00
  • 200:

    梢 ◆VE2vvcSGSs

    この頃は、完全にあたしの方が、立場が上だった。殴ったりはするが、勇が本気であたしを好きなのもわかっていたし、どうしたら直るんやろう、と考えていた。

    しかし、そんな立場が逆転する…

    2005-08-24 01:55:00
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