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愛したあなたへ…
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1:
梢
初めてで下手くそですが、頑張って書くので、良かったら読んで下さい☆〃あたしがすごく愛してた人との、実話です…
2005-08-17 20:58:00 -
101:
梢
すごい剣幕で、母親であろう人が、『あんた年上のくせに何考えてるん?すぐ股開いて!プリクラ見たけど、軽そうな子やな!うちの子はまってしまっとるわ!おかげで仕事場にも迷惑かけて!』と怒鳴られる…えっ?エッチした事ゆうたん?プリクラ見せたん?…気になったが、さっきも仕事の事はNくんに言われていた為、『すいません、以後気をつけます』と言った。母親は『勇はな、あんたが思ってるような子ちゃうで!あんたの前ではまだ、猫被ってるやろけど!まぁええわ!うちはもう知らんし、あんた年上やったら面倒見たってな!』と言い、ガチャリと電話は切れた
2005-08-19 00:18:00 -
102:
梢
しばらく呆然とした…勇はヘラヘラ立ち読みをしている。むかついて、梢『ちょっと、何なん、今の?』と切れる。勇は言った。勇は本当の母親の顔を知らないと。さっきの人は、父親の再婚相手らしい。最近再婚したばかりで、勇は居場所がないらしい。母親ぶってうるさい、干渉してきてうざい、と勇は言った。
2005-08-19 00:26:00 -
103:
梢
そして昨日、Nくんが家に電話をしてきて、仕事態度の事を言ったという。勇は『俺ってかわいそうやろ〜』とヘラヘラ笑っていた。
勇の短絡さといい、母親のあの暴言といい、なんともスッキリしなかったが、あたしは幸せな家庭で育ったし、勇の気持ちはわからへんし、Nくんもイチイチ電話までするか?と思って、その場は流しておいた。2005-08-19 00:32:00 -
104:
梢
何分後かに、また母親から電話があった。またあたしに替われと…母親『言い忘れてたけどな!あんた年上なら、あの子にお金つかわさんといて!気付けてな!』とだけ言い、ガチャリと切られた…年上年上ってうるさいなぁ↓と思いつつ、勇にはこの前のカラオケ、ラブホテル、プリケー、そして喫茶店代など、けっこう出してもらっている★もちろん最初はあたしは出すと言ったが、勇はカタクナに出させなかった。年下やし気にしてるんかな?と思い、甘えていたが、気を付けようと思った。…次からは割り勘にしよう。
2005-08-19 00:41:00 -
105:
梢
何かNくんに言われ、母親に言われ、気分が下がったあたしは、早々に帰ると言った。勇は『気にすんなや』と言ったが、少しは気にしろよ…とイラついたあたしは、『帰る!』と背を向けて歩き出す。『待てって!』後ろから聞こえるが、無視して歩き続ける。
その瞬間…!2005-08-19 00:47:00 -
106:
梢
グイッ━
…首が抜けるかと思うくらい強い力で、後ろ髪を引っ張られる!勇『待てゆうとるやろっ!』一緒何が起きたかわからなかったが、振り返り『何すんねん、痛いな!今のでむかついたし、マヂ帰る!』とニラみつけた。するとドンッと突き飛ばされ、『まだ帰らんでええわ!』と勇は言い、シリモチついたあたしの腕を掴み、『カッコ悪いし、早起きろや』と引っ張って立たせた。2005-08-19 01:00:00 -
107:
梢
訳がわからない…しかも痛い…勇はまだあたしの腕を、すごい強い力で握っている。面倒くさいのと、これ以上痛い思いをするのが嫌で、渋々ご飯を食べに行く事にした…
お店に着き、席に座ると、『何食べよっか〜?』と、もう勇は笑顔だった…
あたしはイライラしながらも、適当に合わせて、ご飯を食べたら帰ろう…などと考えていた。結局その日は、あたしは最後まで不機嫌なままで、家へと帰って行ったのだ。2005-08-19 01:05:00 -
108:
梢
家に帰ると、すぐお風呂に入った。フゥーッ…溜息が自然と出る。今日は散々な1日だ★腕を見ると、青タンが出来ていた…強い力で握りすぎやねん!
でも今回の事で、別れようとかは思わなかった。喧嘩をした…そんな風に思っていた…
今思えば、この時に別れてさえいれば、あんな事にはならなかったのに…2005-08-19 01:12:00 -
109:
まぁ?
初めてまして??私も昔、不倫してました?だから?読んでて共感できるし面白い????頑張って完結してね?
2005-08-19 01:28:00 -
110:
梢
まぁ?さん、カキコ嬉しすぎっ???すごぃ励みになりゃす?今から眠くなるまで…更新しまぁす???
2005-08-19 01:34:00 -
111:
梢
その日は勇から電話はなかった…毎日あったのに…でもまぁイイか!喧嘩したし。なぁんて思いながら、布団に入った。すると…
プルルルル━携帯を探す。プリケーを見つけるが鳴っていない。もう1つの方だ!着信は元彼からだった…あの日以来の電話。悩んだが、『もしもし』と出た。2005-08-19 01:40:00 -
112:
梢
元彼『おぅ!元気かっ?』梢『ボチボチな♪そっちは?』あたしは心配だった…元彼『まぁ誰かさんに振られたおかげで、元気とは言えんけど。何とか生きてるわ!』すごく明るい声で言った。そして急に真面目な声になり、元彼『この前は悪かったな』と言った。梢『ええよ。気にしてない。』元彼『まぁ、小芝居や思てくれ。』そして続ける。『そういやな、今日ツレと飲みに行ってな、チョイ酔っ払いやねん。』
2005-08-19 01:51:00 -
113:
梢
嘘だ…元彼はお酒が苦手で、一口くらいしか飲めない。多分明るいテンションを保つ為に、言ったんだろう。そして、『梢はカワイイからな!早新しい彼氏見つけて、幸せなりな!そんでもし悩む事とかあったら、俺で良かったら連絡してこい!いつでも聞いたるさかいに!』…そんな会話を5分ほどして、電話を切った。
2005-08-19 01:56:00 -
114:
梢
電話を切ったら、あたしは少し涙ぐんでいた…会話のはしばしから、元彼はまだあたしを愛してくれているのがわかった。しかしもう、『俺はお前の幸せを応援する!』と言っていた。あたしは勇の事は、言えなかった…
元彼のおかげで、安らかな気持ちで、眠りにつく事ができた…2005-08-19 02:02:00 -
115:
梢
━次の日━昼まで勇の姿が見当たらない…遅刻?休み?と思っていると、あたしの休憩時間に、勇がお店に来た。深くキャップを被っていて、タコ焼き屋の人には、見つかりたくないんだろう…何となく思った。『梢の仕事あがりまで、待ってるし。連絡して』そう言ってドコかへ行った…
2005-08-19 02:08:00 -
116:
梢
仕事が終わり、勇に電話する…『はぁい!』やたら後ろが騒がしい。勇はお店近くのパチンコ屋にいた。そこまで歩いて向かう。店内で勇を探すと、スロットの方で、かなりのドル箱を積んでる男がいた…勇だ。
2005-08-19 02:12:00 -
117:
梢
横の空いて席にドスッと座ると、勇があたしを見る。『おう!』とだけ言い、スロットを回す。梢『仕事はっ?』…無視だ。梢『聞いてんの?』あたしが怒鳴る。勇『梢も打ちいや!』…何て男だ★イラついてきたあたしは、勇の手を掴み、動作を止めた。
2005-08-19 02:20:00 -
118:
梢
梢『仕事は?て聞いてんねん?あとな、昨日勇が掴んだとこ、青タンなってんねん!それも腹立ってんねん!』青タンを指差しながら言う。勇はあまりに切れているあたしを見て、手を止めて話をした。勇『俺な、昨日仕事やめてん』梢『はっ?』勇『あの店におるとな、梢との時間があんま作れへんやん、うっさいし』梢『そんな理由でやめたん?』勇『大事な事やんけ。俺もっと梢とおりたいもん。まぁ他にも色々あってんけどな…』
2005-08-19 02:28:00 -
119:
梢
色々あった…という言葉が引っ掛かったが、あたしは単純に勇の気持ちが嬉しかった。そしていい気になったあたしは、『これはどうしてくれんの?』と青タンを指差し言う。勇は『ごめん…』と言い、泣きそうな顔で、『俺の事嫌いなった?』と言った。そして『本間謝るし。嫌いならんといて…』
あたしは真剣に謝ってくれたのと、あまりに勇がかわいかったのとで、『もういいよ』と言った。2005-08-19 02:34:00 -
120:
梢
勇は勝っていたし、やめる様子もなかったので、あたしは帰った。『帰るわ!』と言うと、えらくあっさり『バイバーイ』と言われたので、軽くむかついた。
そして家に帰り、3時間くらい経っただろうか…勇から電話があった。2005-08-19 02:38:00 -
121:
梢
梢『もしもし』…最初は普通に話していた。が、勇が急に改まって、『あんな、今から会えへん?』と言う。別に暇だったので、『ええで』と言うと、『悪いけどな、お金貸してくれへん?』と申し訳なさそうに言った。…負けたんか?積んでたのに…と思いながらも、『いくら?』と聞くと、『1万』と勇は答えた。
2005-08-19 02:43:00 -
122:
梢
あたしは『わかった』と言い、すぐに家を出て、さっきのパチンコ屋へ向かう。
10分ほどで着き、勇に電話をする。プルルルル…『もしもし?あんたも今からおいで!』…聞き覚えのある女の声で怒鳴られる。後ろで『あいつは関係ないやんけ!』と、これまた怒鳴っている勇の声が聞こえた。2005-08-19 02:54:00 -
123:
梢
『今タコ焼き屋におるからな!あんたも勇と付き合ってんやったら、おいでや!』ガチャ、プーップーッ。
タコ焼きなら歩いて行ける。さっぱり意味のわからないあたしは、どういう事か知る為にも、タコ焼き屋へ向かった。
あっ、そうや!あの声は、勇の母親の声や!2005-08-19 02:58:00 -
124:
梢
タコ焼き屋へ着いた。もう閉店したらしく、看板の電気が消えていた。恐る恐る中へ入って行くと、勇、勇の母親、そしてNくんがいた。母親はあたしに気付き、『あんたか?あんたも関係あるし、ここ座り!』と怒鳴って言った。
2005-08-19 03:05:00 -
125:
梢
あたしが座った瞬間、母親はまた怒鳴った。『こいつな、店の金パクリよってん!』梢『はっ?』母親『あんたと遊ぶ金欲しさにな、こいつは店のレジから、金盗んどったんや!』…目が点になるほど驚いたあたしを気にせず、母親はまくし立てる。『もともと手癖の悪いやつやけどな!あんたとの飯代やホテル代の為やろ?あんたにも責任あるんちゃうん?』…あたしは呆然となる。ホテル代って、1回しか行ってへんし↓黙るあたしに、母親は『すぐ股開いて。情けない。』とぶつくさ言って、『もうあんたが保護者役してな!』と、怒って帰って行った…
2005-08-19 03:15:00 -
126:
梢
母親がいなくなり、急に静かになる…沈黙が続く…見兼ねたNくんが、『まぁ悪いのはこいつや』と勇を指差し、『そんで盗んだ6万4千円どないするねん?』と言った。勇はゴソゴソとポケットに手を入れ、7万を差し出した。Nくんがお札を数え、『お釣りやな』と席を立つと、勇は『いいです』とだけ言った。
2005-08-19 03:21:00 -
127:
梢
その後はNくんと話していたが、あまり何を話したかは覚えていない…勇は黙ったままだった。最後に、『まぁこいつの事、よろしく頼むわ!』と言われた。
そして勇と二人、お店を後にした…2005-08-19 03:29:00 -
128:
梢
無言のまま、とりあえずあたしの車へ向かう。あたしはさっきの話が、すごくショックだった。いっぱいいっぱいの頭で、『何でそんな事したん?』と勇に尋ねた。勇はガバッとあたしに抱き着き、『本間ごめんなさい』を繰り返し、『年下やし、振られるのが恐かった』『少しでも一緒にいたくて、お金が欲しかった』と泣きながら言った…
2005-08-19 03:36:00 -
129:
梢
頭が回らない…が、勇の気持ちは嬉しくて、勇をギュッと抱きしめた。しばらく二人は、抱き合っては目が合い、キスをする。…そんな事を繰り返した。
2005-08-19 03:40:00 -
130:
梢
勇と出会って、まだ1ヵ月も経っていない。勇はいつ頃から盗んでいたのか…しかし先ほどのNくんの話を思い出すと、Nくんと会った前日に、勇にはバレてるぞと怒り、親の方にも、まだ未成年の為、今回は見逃すが、次した時は、警察に連絡するという事を、伝えたようだ。あっ…それで家に電話したんか…とあたしの中で繋がった。
2005-08-19 03:48:00 -
131:
梢
そしてNくんと会った日。勇は前日怒らへたのにも関わらず、あたしとのデートの為に、また盗んだ…Nくんは夜にレジを閉めた後に、気付いたと言った。…そして今日に発展した。
2005-08-19 03:52:00 -
132:
梢
冷静に考えると、何て奴だ★と思うが、その時のあたしには、そんな冷静さはなかった。むしろ『あたしがどうにかしな』的な考えで、好きは深まったんじゃないかな…
結局二人は、離れるのが淋しくて、ラブホテルへと向かった…2005-08-19 04:00:00 -
133:
梢
初めての時には気付かなかったが、勇の腕には、Sと墨があった。『何これ?』と聞くと、『自分でしてん』…確かにイビツだ★『俺の名字、末永やからな!でも今は、梢のSやから!』と嬉しそうに言った。
こんな事でさえ、その時のあたしには、運命めいたものを感じた…
そしてあたし達は、この先堕ちていく…2005-08-19 04:12:00 -
134:
名無しさん
ほんま気になる
2005-08-19 04:50:00 -
135:
梢
138さん→気にしてくれて嬉しぃデスo(^-^)o
今から更新するので、これからもヨロシクねっ♪2005-08-19 20:54:00 -
136:
梢
次の日、あたしは朝から起きて、仕事の準備をする。昨日も2回した…また寝不足だ★勇が目を覚ます。『梢、早起きやなぁ…』梢『仕事いかなアカンしな』勇『もう休みいや!それよりこっち来てっ!』…休める訳ナイやろ!と思いながら、勇の横へ行く。
2005-08-19 21:01:00 -
137:
梢
勇『梢、もう本間好き〜!』…甘えた声で抱き着いてくる。そして上に乗ってきた。梢『時間ナィしアカンて!』…そう言いながらも、結局また、3回目のエッチをする。
ハァ…気持ち良かった♪
…何て思ってる場合じゃナイ!遅刻する!2005-08-19 21:06:00 -
138:
梢
ぶつくさ言う勇を、急いで服を着させる。
慌ただしくホテルを後にした。
車を仕事場へ向かわせる。
車の中で、『仕事どうするん?』と聞く。勇『まぁボチボチ探すわ。梢と時間合う仕事がええなっ!』梢『まぁ頑張って探しや!』
そう言いながら、勇を仕事場の近所に降ろし、あたしは仕事に入った…2005-08-19 21:13:00 -
139:
梢
仕事は普通に終え、『終わったら電話してや!』と言っていた勇に電話をする…勇『昨日のパチンコ屋来て!』…仕事探したんか?と思いつつ、パチンコ屋へ向かう。
また勇は2箱ほど積んでいた。2005-08-19 21:19:00 -
140:
梢
あたしを見ると、『そろそろハマリそうやし、換えるわ、待ってて!』と、換金所へ行った。
勇が戻って来る。『飯でも食いに行こか?』梢『わかった』
そしてご飯を食べて、その日は家へ帰ったのだ。2005-08-19 21:49:00 -
141:
梢
仕事の事を聞こうか悩んだが、とりあえず様子を見ようと思い、ほっておいた。
そんな状況が、何日か続いた…あたしが仕事を終えて電話をすると、勇はたいていパチンコ屋にいた。負けた時は、あたしが仕事を終えるのはいつかいつかと、せかす電話をかけてきていた。
いい加減気になる…
梢『仕事は探してんの?』2005-08-19 21:54:00 -
142:
梢
勇はびっくりした顔で、『探してんねんけどなぁ…』と言って、『それより飯食いに行こ!俺腹へったし!』と、話を切り換えた。
探してる…という言葉を信じ、まぁいっか、あたしにお金借りる訳ちゃうし…と流した。…そういえばこの前は貸してと言われたが、足りたようで、貸してません!2005-08-19 21:59:00 -
143:
梢
パチンコで負けた日もあるのに、お金はどうしてるんやろ?…と不思議に思いつつも、ほっておいた…
そして気がつけば、もう1ヵ月ほど、勇は仕事をしていなかった…
パチンコに大勝ちした日は、決まってご飯を食べに行き、ホテルへ行った。あたしの外泊も増え、親はいいようには思っていなかっただろう…2005-08-19 22:03:00 -
144:
梢
ある日も勇は5万ほど勝って、いつものようにご飯を食べて、ホテルに向かった…
二人でボーッとテレビを見ていると、勇の携帯がなる。プルルルル…勇は携帯を開き、誰からかを確認し、面倒くさそうに出た。『何…?』かすかに携帯から、女の怒ってるような声が漏れる…嫌な予感★勇『お前に替われやって!』…やっぱり!2005-08-19 22:09:00 -
145:
梢
梢『はい、替わりました』母親『あんたな!いい加減にしいや!暇があったらセックスばっかして!何考えてんの?』梢『何かあったんですか?』母親『どうした?よう毎日毎日一緒におって、そんな事ゆえんなぁ?あいつな、毎日地元戻って来ては、おじいさん所いって、2万ほど取っとるんやで!ない時なんか、わざわざ近所まで借りにいかしてるらしいやないの!』
2005-08-19 22:15:00 -
146:
梢
どうやら勇は、家には帰らず、毎日父方の祖父の家に帰り、次の日家を出る時には、『金くれ、返すし』と言っていたらしい。しかし毎日毎日、年金暮らしの祖父に、そんなにお金は続かない。すると勇は『近所で借りて来い!』と、借りさせていた。祖父は勇が切れるのが恐くて、言いなりだったが、限界を感じ、家に電話があったと、母親は言った…
2005-08-19 22:25:00 -
147:
梢
母親『そんでな、あの子仕事見つかったん?』梢『いいえ、まだです…』母親『ふん、やっぱりな!』梢『…?』母親『そうや!あと同級生にもお金借りてて、うちに電話あったし!あんたらが何してようが勝手やけど、こっちに迷惑かからんようにやりっ!』
…そう言って電話は切れた。2005-08-19 22:29:00 -
148:
梢
あたしはかなりムカついた。何で毎回毎回、あたしが責められるんやろう…だから勇に『どうゆう事よ!?』と切れた。勇『別にほっとけ、あんな親』…相変わらず勇はのんきだ。テレビを見ている。…あたしに迷惑かけて、悪いトカ思わんのか?プッツンきたあたしは、テレビの電源を切り、『どうゆう事か説明して!』と大声で言った。
2005-08-20 01:29:00 -
149:
梢
勇『何で消すねん!』勇もムカついた様子で言う。梢『あんたはあたしと、どうしたいんよ!?はっきり言って、毎日仕事もしんと、パチンコばっかして!あんたの不出来を、何であたしが言われなアカンのよっ?』勇『だから、うちの親は、頭おかしいねんって…相手にすんなや』梢『それでもな、あんたが仕事して、人にお金の迷惑かけんとやってたらええ事やろ!』…勇はウッ…という顔をしている。
2005-08-20 01:37:00 -
150:
梢
そしてあたしは言ってやった。『もうそんな男やったらいらんわ!』すると勇はすごい顔であたしを睨み、『今いらんって言った?』と低い声で聞いた。梢『そやな!こんな事続くんやったらかなんし!』
バキッ…2005-08-20 01:41:00 -
151:
梢
勇はテレビのリモコンを床に投げた…と音がすると同時くらいに、あたしの胸ぐらを掴み、『いらんってどうゆう事やねん!?もう1回言ってみぃ!』あたしは勇の腕を払いのけ、突き飛ばした!梢『まともに話も出来んのかっ!』勇『痛いなぁ!ふざけんなっ!』バチッ…平手で左側の頭を叩かれる。…もう限界だ↓あたしも負けじと、勇の頭を叩き返す!
2005-08-20 01:48:00 -
152:
梢
何か、勇の中のスイッチが入った気がした…
また胸ぐらを掴まれ、あたしは肩を押したら、グイッ…髪の毛を引っ張られる。二人は睨み合う。そのあたしの反抗的な目がむかついたのか、すごい力でお腹にパンチされ、あたしは倒れ込んだ…そのあたしに容赦なく、勇は足で思いきり背中を蹴飛ばした…2005-08-20 01:54:00 -
153:
名無しさん
楽しみ〜(*^_^*)
2005-08-20 12:25:00 -
154:
まぁ?
?頑張って???
2005-08-20 12:46:00 -
155:
梢 ◆VE2vvcSGSs
157さん、楽しみにしてもらって…感激デス!!メッチャ励みになる〜☆〃
まぁ?さん、また?カキコありがと????これからも頑張って書くので、応援ヨロシクデス???
トリップ付けるょぅにしました。ちゃんと本人デスので。2005-08-20 20:31:00 -
156:
梢 ◆VE2vvcSGSs
そして勇は立ち上がって、『おもんないわぁ』と言い、ソファ-にどかっと腰をおろした。梢『…痛い』情けない声で言う。…無視だ。起き上がって勇の方を見ると、煙草を吸っていた。
2005-08-20 20:35:00 -
157:
梢 ◆VE2vvcSGSs
梢『少しは落ち着いたん?』勇『何がやねん?』梢『お互いもうちょっと、落ち着いて話しようや…』あたしはもう痛いのはゴメンだ★なるべく勇を怒らせないように話す。
2005-08-20 20:40:00 -
158:
梢 ◆VE2vvcSGSs
ここが外なら、あたしはどうにか逃げて、家へ帰っただろう…しかしここはラブホテル…勇をまくのは無理がある★梢『怒らんと話してな。とりあえず仕事はどうすんの?』勇『…』梢『勇がな、パチンコもしんと、無駄使いもしんと、それとかまだ学生やとかな。それなら仕事仕事って言わんで?』…以外に勇は、いつになく真剣に、話を聞いている。
2005-08-21 06:05:00 -
159:
梢 ◆VE2vvcSGSs
梢『でも勇はもう、いくら若くても、社会人やろ。自分が稼いだお金やったら、誰も何も言わんやん?最低限、仕事だけはしてえや』勇『…わかった』そして勇は、落ち着いた様子で続けた。『俺な、梢の近く住みたいねん。実家はうざいし、じいさん所行ってるやん?そこでも嫌な顔されんねん。だから嫌われてるなら、もうええわぁ思って、けっこう好き勝手した…心ん中では、悪いなて思ってんねんで、俺じいさん子やし』
2005-08-21 06:13:00 -
160:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇は小さい頃から、父親と二人暮らしだ。長距離運転手の父親は、あまり帰って来なくて、いつも祖父の家に預けられていたらしい。そして家を出たい勇は、寮付きの仕事を探していたらしい。しかしまだ16歳。そうそう簡単には見つからない。…少し話してくれて、勇の気持ちは理解した。梢『わかったよ!』勇は『ごめんな…』と言いながら、あたしの元へ、力なく歩いて来た…あたしは勇をギュッと抱きしめる…
2005-08-21 06:20:00 -
161:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇『どついて本間にごめんなさい…』泣きながら言った。梢『もういいよ。』さらにギュッと抱きしめた。
あたしはこれで少し、二人の関係が、前進したと思っていた…少しは変わってくれるかな…なんて思っていた。
甘い考えだが…2005-08-21 06:23:00 -
162:
梢 ◆VE2vvcSGSs
そしてエッチをして、その日は眠りについた…
━次の日━あたしはたまたま仕事が休みだったので、昼くらいまでホテルにいた。勇とは体の相性が良かった…と思う。毎回3回はしていた。そのたびに、あたしは勇が愛おしくなっていた…あたしがしっかりして、勇を変えてあげな!2005-08-21 06:33:00 -
163:
梢 ◆VE2vvcSGSs
タイムアウトの時間になり、バタバタと出た。梢『今からどうするん?』勇『じいさんに梢の事紹介するわ!ついてきて!』そして二人で、祖父の家へと向かった…
━到着━ピンポーン…返事がない。祖父の家は、綺麗なマンションの二階だった。ピンポーン…ピンポーン…出ない。30分ほどかけて来たのに…そうすると勇が、『ちょっと付いてきて』と言い、1階へおりた。2005-08-22 10:27:00 -
164:
梢 ◆VE2vvcSGSs
ちょうど上を見上げると、祖父の部屋の下だ。すると勇は、1階のベランダの柵に登り、スルスルと柱を登り、祖父の部屋のベランダへ到着した。梢『…』いつもしてんのか?手慣れた様子だった。ベランダの窓が開いており、中に入る。しばらくして勇がベランダから顔を出す。勇『梢!鍵あけたし、玄関からおいで!』
2005-08-22 10:33:00 -
165:
梢 ◆VE2vvcSGSs
良かった…登ってこいって言われなくて…そして玄関に向かうと、勇が待っていた。梢『お邪魔しまぁす』中へ入ると、祖父がいた。いたんや…梢『こんにちは』勇『俺の彼女!』祖父は『あぁ』と愛想なく言い、チラリとあたしを見ただけだった。
2005-08-22 10:37:00 -
166:
梢 ◆VE2vvcSGSs
気まずいなぁ…勇『じいさん!親に俺来てる事ゆうたやろ?言うなてゆうてんのに』祖父『だって…もうお金ないし、勘弁してくれや』弱々しく言って、『あんた彼女なら、勇がもうこっちに来おへんように頼むわ』と、深々と頭を下げた。
2005-08-22 10:45:00 -
167:
梢 ◆VE2vvcSGSs
梢『ちょっと待って下さい…』祖父が勇を、あまり好いていないのは、何となく伝わった。勇だとわかったから、玄関も開けなかったんだろう。何となく勇がかわいそうになる…梢『なんで勇は来たら駄目なんですか?』祖父はゆっくりと話し始める。自分が勇が小さい頃から、甘やかしすぎた事。今は年金生活で、お金の余裕はない事。勇に近所にお金を借りに行かされて、最近は近所の人達に、良く思われてない事。
2005-08-22 10:54:00 -
168:
梢 ◆VE2vvcSGSs
すると勇が口を挟む…『近所のやつて誰やねん?何か言うとるんか?むかつくなぁ!』祖父『お前なぁ…あ、後ベランダ登るんやめとけ。誰が見てるやわからん』勇『ほな玄関開けろやっ!』あたしはいつもこんな感じなんかなぁ…とボーッとしていた。
2005-08-22 10:58:00 -
169:
梢 ◆VE2vvcSGSs
祖父『とりあえずもう来んといてくれ!母親からもうるさく言われるし、もうかなわんのや』勇の母親、父親の再婚相手で、あたしにも何回か文句を言ってきた人…あの人は確かにうるさい↓勇が『やっぱあの女うざい…』ボソッと言った。祖父はチラチラと時計を見ている。あたしは『そろそろ帰ろう』と言うと、祖父は『そうしてくれ!』と嬉しそうに言った…
2005-08-22 11:06:00 -
170:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇は『もう来おへんわ!手切れ金くれや!』と言った。それはアカン…という気持ちはあったが、祖父の勇への愛情のなさに、少しイライラしていたあたしは、放っておいて、先に外へ出た。フウーッと溜息をつきながら、『これじゃぐれるかもな…』そう思った。
2005-08-22 11:11:00 -
171:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇が出て来た。手に持った1万5千円をヒラヒラさせ、『取ったった!』とあたしを見て、ニッと笑った。…本当はそんな心境じゃないだろうなぁ。何となく思った。笑顔を返して、車に乗り、あたしの地元へと帰って行った…
2005-08-22 11:15:00 -
172:
梢 ◆VE2vvcSGSs
その日はお互い、何となくイライラしていたのだろう…二人してパチンコへ行った。あたしは銀行へ行って、お金をおろして、お互いが自分のお金で打った。結果は二人してボロ負けだった。勇は明日から、お金どうするんやろう…そう思いながらも、お互い家へ帰った。
2005-08-23 01:16:00 -
173:
梢 ◆VE2vvcSGSs
家へ帰ると、親はご立腹だった↓母親『最近ちょっと外泊多いんちゃう?』実際元彼の時と比べ、確実に外泊は増えていた。元彼は何やかんやで、『親が心配するで』とか、『月に1回泊まれるだけでも幸せや』とか言って、あたしをきっちり家へ帰していた。あたしはもっと一緒にいたかったが、今思えば、そういう優しさが有り難かったな…しかし勇は違う。自分が家に帰りたくないから、お金があれば、必ずホテルへ行こうと言う。たまにうっとうしくなったし、帰りたい事もあった。明日から少し控えよう…
2005-08-23 01:23:00 -
174:
梢 ◆VE2vvcSGSs
次の日、あたしは朝から仕事へ行った。商店街の周年で、1日中バタバタしていた。勇から電話やメールがあったが、返す暇もなかった。メールに『何で無視やねん?』と最初は入っていたが、何件かある最後の方は、『浮気してんか?』とか、『返事くらい返せや、アホ』などと入っていた。仕事やのに…うざいなぁ↓あたしは終わるまで、無視し続けた。
2005-08-23 01:31:00 -
175:
梢 ◆VE2vvcSGSs
結局終わる時には、10件以上のメールと、不在着信は全部勇で埋まっていた。本間にうざい…正直思った。そしてその日は、仕事のあがりが1時間遅れて、あたしは急いで、居酒屋のバイトへ向かった。車で居酒屋へ向かう時に、1度勇に電話したが、出なかった。『もうええわ』
2005-08-23 01:37:00 -
176:
梢 ◆VE2vvcSGSs
居酒屋へ着くと、店長に呼ばれる。店長『悪いけどなぁ、今週フルで入ってくれへんか?学生がテスト期間やねん』昨日パチンコで負けた痛手と、しばらく勇とのデートは控えようと思っていたあたしは、『わかりました』と快く引き受けた。
その日の居酒屋も忙しいく、電話を気にしている暇もなかった。2005-08-23 01:44:00 -
177:
梢 ◆VE2vvcSGSs
終わった頃には、あたしはくたくただった。今日は1日中、動き回っていた…着替えて携帯を見る。数え切れないほどの、電話とメール、全て勇からだ…それをチェックしている最中に、電話がなる…プルルルル…
梢『もしもし?』2005-08-23 01:49:00 -
178:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇『何でお前は出えへんのじゃっ!?』ひどく切れている…梢『仕事忙しかってん』勇『そんなずっと忙しい事なんかあるかっ』仕事してない、お前に言われたくない…めっちゃムカついた。梢『あたし1回かけたやん?』勇『俺何回かけたと思ってんねん?ちょっと今から来いっ!』あたしは切れた…
2005-08-23 01:54:00 -
179:
まぁ?
?読んでるょ??頑張れ?
2005-08-23 01:58:00 -
180:
梢 ◆VE2vvcSGSs
梢『本間しんどいし無理!後あたし親に言われたし、しばらく泊まりとか出来んし。居酒屋も毎日入らなアカンから、しばらく会えへんから!』…言ってやった。勇『はぁ?ふざけんな。俺はお前が終わるん待っててんぞ?もう終電ないやんけ?だからホテル行くから来いや!』誰も待ってて何て、言っていない…昨日の今日やのに。自分勝手すぎる。梢『無理やし!』そう言って電話を切った…
2005-08-23 01:59:00 -
181:
梢 ◆VE2vvcSGSs
電話を切った後も、絶え間なく携帯は鳴りっぱなしだった…あたしは話す気にもなれず、放っておいた。家に着いた頃には、もう鳴っていなかった。メールをチェックする…『他の男とおるんやろ?』『浮気か?なめやがって!』『お前ん家押しかけるぞ!』…あたしん家知らんくせに↓他にも数々の、あたしを罵るメールばっかりだった。ちょっとおかしい…初めて勇に、不信感を抱いた。
2005-08-23 02:06:00 -
182:
梢 ◆VE2vvcSGSs
まぁ?さん?Thanks???最近ダラダラ書ぃてる感じで、全く話進まんし、ツマランやろぅ???
なるだけ頑張って、話進めまぁ?す???
カキコ本間、励みなりやす???2005-08-23 02:12:00 -
183:
梢 ◆VE2vvcSGSs
寝る前に、勇にメールだけ送っておいた。『別に浮気とかしてないから。本間に最近外泊しすぎやし、親に怒られました。しばらくは仕事頑張りたいから、勇も早く仕事見つけて』…返事はなかった。終電にも乗れずに、一体何してるんやろう…
2005-08-23 02:17:00 -
184:
梢 ◆VE2vvcSGSs
不思議と浮気の心配はなかった。毎日毎日一緒にいて、勇はそんなそぶりもなかったし、あたしと一緒にいたい!そんな感じだったし。まぁ適当に時間潰して、始発で帰るんやろな…そう思いながら、眠りについた…
2005-08-23 02:21:00 -
185:
梢 ◆VE2vvcSGSs
朝起きると、メールが入っていた。『お前のせいで、夜通しコンビニおって、始発で帰ったわ!』…やっぱり。それにしても、嫌みなメールやな。『本間早く仕事探し』そう返事しておいた。
2005-08-23 02:25:00 -
186:
梢 ◆VE2vvcSGSs
その1週間は、目が回るほど、昼も夜も、仕事は忙しかった。相変わらず勇からは、『会おう』という内容のメールが多く、返事が遅れると、『浮気か?』『家行くぞ!』と続いた。うんざりしながら、『忙しい』『早く仕事見つけて』といったメールを返しておいた。
2005-08-23 02:29:00 -
187:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇と会わずに過ごして、ホッとしているあたしがいた。その反面、やっぱり気にはなったし、好きなんやろうなぁ、あんな奴でも。なんて思っていた。3日くらいで、勇のメール攻撃は落ち着いた。ようやく気付いたのか、『真剣に仕事探すわ』という、前向きなメールが届いた。良かった…わかってくれたんや!
2005-08-23 02:34:00 -
188:
梢 ◆VE2vvcSGSs
それからは普通にメールのやり取りをして、1週間が過ぎていった…ようやく居酒屋のフル出勤も終わる。そんな時、勇からメールが届く。『仕事決まったよ!次いつ会える?』あたしは喜んで返事をした。『あさってのあたしが昼の仕事終わった後に会おう!』
そうして次に会う日が決まった。2005-08-23 02:39:00 -
189:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇との約束の日。あたしは朝からウキウキしていた。久しぶりに会える♪やっぱり好きなんやなぁ…しみじみ思った。
仕事中、元彼から電話があった。忙しくて、後から気付いた。でも放っておいた。もうすぐ勇に会える♪2005-08-23 02:42:00 -
190:
まぁ?
つまらんことないよ??一生懸命?更新してくれてるし?少なくとも私は?楽しみにしてるから無理せず自分のペースで?頑張ってね??
2005-08-23 02:45:00 -
191:
梢 ◆VE2vvcSGSs
会うなり勇は、『梢!会いたかったぁ!』と抱き着いてきた…めっちゃかわいい♪そうしてご飯を食べに行った。梢『仕事何に決まったん?』勇は『工場』とだけ言った。まぁいいか。やっと見つかったんやし。と思い、他愛もない話をして、お店を出た。
2005-08-23 02:47:00 -
192:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇は『今日は泊まれる?』と聞いてきたが、『まだ親うるさいし』と断った。勇はあまりいい顔はしなかったが、『あっそ』と納得はしたようだった。勇の終電までの30分ほど、駅前で話をしていた。勇が、『携帯見せて?』と言った。あたしは普通に携帯を差し出す。何するんやろう…
2005-08-23 02:53:00 -
193:
梢 ◆VE2vvcSGSs
まぁ?さん?そぅ言ってくれて、安心したぁ???
何かモリ?書ける時と、全く進まん時あるし????
でも読んでくれてるって事に、すごぃ励まされるょ???
今日は後1コか2コで、もぅ寝ますぅ???2005-08-23 03:00:00 -
194:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇は携帯を開き、着信記録を見た。梢『えっ?何するん?』携帯を取ろうとした…バンッ!携帯を地面に投げ付けられた…勇『治樹て誰やねんっ?』怒鳴って、あたしの胸元を掴んだ。梢『元彼やけど…』バチッ!…言い終わらないうちに、平手が飛んできた。あたしはヨロヨロッとなる。そんなあたしのお腹に、勇のキックが入った…ボコッ!っ、息が出来ない…
2005-08-23 03:08:00 -
195:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇を落ち着かせたいが、言葉が出てこない…すると勇は、あたしの首を、両手で思いっきり握る…力が入る…『っ、苦しい…』勇はさらに力を入れ、『やっぱり浮気しとったんか!?』と怒鳴った。『っ、離して…』と言うと同時に、人が来た。『何してるんやっ?』
2005-08-23 03:13:00 -
196:
梢 ◆VE2vvcSGSs
勇はびっくりして手を離した…今やっ!あたしは携帯を拾い、5メートルほど先の車へ走った!乗るなり鍵を、急いで閉めた!一気にエンジンをかけ、車を出した!『助かった…』勇が追ってきたが、幸いにも道は直線で、しばらくすると見えなくなった。携帯はひっきりなしに鳴っていたが、無視した…
2005-08-23 03:18:00 -
197:
梢 ◆VE2vvcSGSs
家に着く。鏡を覗くと、左目の横が、青くなっていた。周りに何て言おう…
煙草を吸いながら、ボーッとしていると、しばらく大人しかった携帯が、また鳴り出した…勇からだ。梢『もしもし』勇『やっぱり浮気しとったんやな?』梢『してないよ。電話も出てないし』勇『ほな何で逃げるねん?』お前が殴るからやろう…と思った。梢『あたしの話、聞こうとしいひんやん』勇『何やねん?今聞くわ』じゃあ最初から聞けよ…2005-08-24 01:41:00 -
198:
梢 ◆VE2vvcSGSs
梢『元彼からの電話は出てないし、最近のあたしは、勇以外の男とは、誰とも連絡取ってへん。』勇『じゃあ何で会わんねん?』梢『それは説明したやろ?』…イライラする。勇『俺の事はどう思ってんねん?』梢『好きやけど、最近は仕事しんとことか、すぐ殴るとことか、嫌な部分が多すぎる。一緒におっても楽しないし』勇は黙っていた…
2005-08-24 01:47:00 -
199:
梢 ◆VE2vvcSGSs
梢『まともに仕事して、殴った事反省するまで、もう会わへん!』勇『反省はしてる…ごめん。俺には梢しかおらんから。頑張るし、嫌いにならんといてくれ』梢『しばらく頭冷やして!』…そう言って電話を切った。
2005-08-24 01:52:00 -
200:
梢 ◆VE2vvcSGSs
この頃は、完全にあたしの方が、立場が上だった。殴ったりはするが、勇が本気であたしを好きなのもわかっていたし、どうしたら直るんやろう、と考えていた。
しかし、そんな立場が逆転する…2005-08-24 01:55:00