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愛したあなたへ…
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1:
梢
初めてで下手くそですが、頑張って書くので、良かったら読んで下さい☆〃あたしがすごく愛してた人との、実話です…
2005-08-17 20:58:00 -
2:
削除削除されますた
あぼ~ん -
3:
削除削除されますた
あぼ~ん -
4:
削除削除されますた
あぼ~ん -
5:
梢
その当時、あたしは不倫をしていた。もちろん最初は知らなかった。1ヵ月後に知った。でもその頃には、別れられなくなっていた。…愛しすぎて。
2005-08-17 21:01:00 -
6:
梢
付き合ってもうすぐ1年目を迎えようとしていた。でもあたし達はその間に何度も喧嘩し、別れると言い、そしてまた寄りを戻すとゆう感じだった。
2005-08-17 21:04:00 -
7:
梢
あたしは学生時代はわりと真面目で、彼氏はいたが、そこまで気持ちは入ってなかったと思う。
2005-08-17 21:06:00 -
8:
梢
そんな付き合いが、必要以上にあたしを燃えさせたんだろう。
2005-08-17 21:11:00 -
9:
梢
でも悩みはいっぱいあった。まずは不倫という事。そしてお互いわりと近い場所に住んでいたので、人目を気にしないといけない事。大分歳が上の人だったので、若者らしいデートが出来なぃ事だ。
2005-08-17 21:14:00 -
10:
梢
そんな愚痴を言うと、決まっ別れ話になった。あたしもまだ若いんだし…みたいなわがままがあったし、『別れよう』とすぐ言っていた。
2005-08-17 21:16:00 -
11:
梢
その頃彼は奥さんと別居していた。奥さんは派手な人で、彼名義で借金をいっぱいしていた。多分彼も精神的に疲れていたのだろう。
2005-08-17 21:19:00 -
12:
梢
別れ話になると、決まって『俺はおっさんや。梢はまだ若いし、もっと良い人がおる。だから俺は身を引くわ。』と言っていた。
2005-08-17 21:21:00 -
13:
梢
もう何度別れただろう。でも何日かして、お互い淋しくて連絡を取る。そして会う。会えばエッチをする。そしたらまた、別れられなくなるのだ。
2005-08-17 21:26:00 -
14:
梢
いい加減、あたしも疲れていた。何度繰り返すのだろう?他に良い人いないかな、と真剣に思い始めていた。
2005-08-17 21:30:00 -
15:
梢
そんな時だった。勇と出会ったのは…
あたしの働いているお弁当屋さんの向かいで、タコ焼きを焼いていた。2005-08-17 21:32:00 -
16:
梢
あたしの働いている所は商店街で、働いている人のほとんどは、おじさんおばさんだった。だから働いて1年くらい経つが、勇みたいな子は見た事がなかった。
2005-08-17 21:34:00 -
17:
梢
勇は身長175センチくらいの細めで、髪は金髪だった。しかしあたしが気になったのは、やはり顔!…ジャニーズの横山祐に似ていて、あたしは一目見て『カッコイイ』とお店で騒いでいた。
2005-08-17 21:38:00 -
18:
梢
そしてその日のお昼休憩、あたしはタコ焼きを買いに行った。梢『すいませーん。タコ焼き1つ下さい。』勇『あれ?向かいの弁当屋の子ちゃうん?』
…近くで見てもやはり男前♪…て、あれ?梢『あたしの事知ってるん?』勇『だってここから見えるやん!』2005-08-17 21:44:00 -
19:
梢
ニッと笑って勇が言った。笑うと八重歯が出る。…かっかわいい(>_
2005-08-17 21:46:00 -
20:
梢
あたしはもちろん、自分の存在を知ってもらう為に、わざわざタコ焼きを買いに行ったのに…知ってくれてた♪
別に暇な時に、向かいのお弁当屋をボーッと見てたくらいだろうが、あたしはとても嬉しかった♪2005-08-17 21:49:00 -
21:
梢
その日は、梢『ありがとっ!また来るなっ!』勇『本間にまた来てやっ!』くらいの会話で終わった。
2005-08-17 21:50:00 -
22:
梢
買って来たタコ焼きを食べながら、顔がにやける…そんなあたしを見て、お店のおばさんが、『何笑てるん?気持ち悪いで!』と言った。
2005-08-17 21:53:00 -
23:
梢
そのおばさんの名前はKさん。お店では1番仲良しだ。Kさんはあたしくらいの子供がいたが、30代に見えるほど、若くて綺麗だ。そして何より、めっちゃおもしろい。
2005-08-17 21:56:00 -
24:
梢
Kさんには、不倫の彼氏の事も話していた。『上から説教みたいな事をする気はない。ただ先のない恋愛やな。』と言われていた。K『タコ焼き屋の子ええやん♪』
2005-08-17 21:59:00 -
25:
梢
…あたしがお店で『カッコイイ』と騒いでいたのも、今さっきタコ焼きを買いに行ったのも知っている。
2005-08-17 22:01:00 -
26:
梢
梢『弁当屋の子やろ?て知っててくれた〜♪』
K『うそっ?向こうも気にいってるんちゃうん?』
梢『それはないわぁ★でも近くで見ても、やっぱり男前やった!』
K『へぇぇぇ。ええやん。あの子いっときって!』
…そう言うだけ言って、Kさんは仕事に戻って行った。2005-08-17 22:07:00 -
27:
梢
そういえば2日前、あたし彼と別れたし、フリーなんや。昨日のあたしは、まだ連絡するのは早いなとか、彼はいつ連絡してくるやろうとか、戻るであろう的な考えだった。今でももちろん、これで新しい人が出来た、…とかは思っておらず、ただ悩んで泣いてばかりいた毎日の中で、唯一の楽しみ♪くらいの気持ちだった。
2005-08-17 22:16:00 -
28:
梢
ただ彼とは、ほぼ毎日のように喧嘩、そして別れてはまた戻る、みたいな状況で、疲れていたのは確かだ。
2005-08-17 22:20:00 -
29:
梢
あともう1つ。最近うちの両親が、あたしが付き合ってる人の事を、やたらと聞いてくる。もちろん不倫だなんて言えない。『普通の人やで。また話すわ。』と毎回はぐらかしていた。あたしはどこかで見られたんちゃうやろか…とかなり心配だった。あたしは両親が大好きやし、悲しませたくない。だからもう止めよう…
2005-08-17 22:26:00 -
30:
梢
勇がどうこうではなくて、ただ彼との事を考えたら、まずいつ離婚するかは全くわからない不倫という関係だし、歳の差もある。親にも言えないし、マイナスの事ばっかりだ。もちろん今でも愛しているし、そう簡単に離れられるかもわからない。しかしこの先また戻っても、不倫は不倫。歳の差も埋まる訳がない。また喧嘩するだろう…そして別れてまた戻って…
2005-08-17 22:33:00 -
31:
梢
いくら愛していても、幸せとは言えない付き合い。『もう本間いい加減やめなアカンな…』今までの中で、1番強くそう思った。
そんな事を考えながら、あたしは仕事へ戻って行った。2005-08-17 22:36:00 -
32:
梢
夕方までのあがりの時間までは、色々な事を考えながら仕事をした。タコ焼き屋を見ると、勇と目が合う!…反らしてしまった★何とも言えないドキドキした気持ち。その日のあがりまで、勇とは数えきれないくらい目が合った。
2005-08-17 22:40:00 -
33:
梢
勇はいくつなんやろう…どこに住んでるんやろう…彼女はいるんかな…
あがりになる頃には、勇の事ばかり考えていた。彼の事を考えて、悩まなくてもいい時間を、勇がくれた。別に勇と付き合いたいとかじゃなくて、ただ彼と別れられたら、それでいい。淋しくなる気持ちを、紛らしてくれればいい。2005-08-17 22:46:00 -
34:
梢
そんな事を考えながら、その日はあがりになった。帰る時タコ焼き屋をチラッと見た。…また目が合った。すると勇は、バイバイと手をひらひら振ってくれた。あたしも笑顔で手を振って、家へ帰って行った。
2005-08-17 22:50:00 -
35:
梢
あたしは家へ帰って、まずはお風呂に入った。お弁当屋の仕事を終えて帰ると、体中から、油っこい臭いがする。急いで頭と体を洗い、お風呂をあがると、あたしはまた化粧をする。居酒屋のバイトに行く為だ。
2005-08-17 23:05:00 -
36:
梢
お弁当屋のあがりが4時、居酒屋は6時からなので、その間には必ずお風呂に入るのだ。お弁当屋は週6回、居酒屋は週3、4回入っていた。
2005-08-17 23:08:00 -
37:
梢
準備をして居酒屋に向かう。
居酒屋に着くと、もうすでに人が入っている。…今日は金曜日だ★店長がやってきて、『今日は忙しいでぇ!覚悟しといてなぁ!』と言った。どうやら団体の予約が入っているらしい。そういえば今ボーナス出たくらいやもんな…彼が言ってたし。2005-08-17 23:14:00 -
38:
梢
その日は本当に忙しくて、あがりの時間まで、ホッとする間なんて、全くなかった。飲み物や料理のオーダーを、持って行ってはまた追加、そして空いた席を片付けると、すぐさま新しいお客さんが座る…そんな状況だった。
2005-08-17 23:18:00 -
39:
梢
終わった時にはくたくただった…
ただ今日は、いつもは2、3人で来ている、ハタチくらいのカッコイイお客さんが、団体のお客さんだった。10人くらいいた。…その中の一人に、かなりしつこく、『自分めっちゃタイプやわ。付き合ってぇや!』と言われた。その人もカッコイイ感じで嬉しかったが、何せ強引に腕を引っ張って、抱き着こうとしてきたり、何となく引いてしまったので、別にどうこうはなかった。2005-08-17 23:23:00 -
40:
梢
ただ彼と付き合って1年間、自分が周りに目を向けなかっただけかも知れないが、今日は勇に会えた♪そしてカッコイイ人にも構われた♪そんな事が素直に嬉しくて、やっぱし同じ歳くらいの子はいいな!今の彼とは別れよう!…改めて思ったのだった。
2005-08-17 23:27:00 -
41:
梢
家に帰ると、もうあたしはくたくただった。化粧だけ落として、布団に入った。寝る前に少しだけ彼の事を考えた。そういえば電話なかったな…いつもなら、あたしからかけようかな?彼はもう気持ちの整理がついたのかな?なんて淋しくなってしまう。しかし今日はとりあえず疲れていた為、知らないうちに寝てしまっていた…
2005-08-17 23:31:00 -
42:
梢
━次の朝━
ヤバイ(>__2005-08-17 23:36:00 -
43:
梢
タコ焼き屋の方を見ると、勇はすでに来ていた。『朝早くから頑張ってんねやな。』と思った。目は合わなかったが、スッピンなので良かった。
2005-08-17 23:40:00 -
44:
梢
お弁当屋は、昼にお客さんが買いに来るので、それまでが忙しい。お昼の休憩までは、バタバタとしていた。
そして昼…さすがに今日もタコ焼きを買いに行くのはきもいだろうと思いながら、そろそろ昼休憩の時間だ。2005-08-17 23:43:00 -
45:
梢
すると…
何と勇の方から、こっちにお弁当を買いに来た!勇『今日は俺が来たで〜♪』梢『ありがとう♪…てかあたしスッピンやし★』…なんとなく言い訳してみた。勇『全然カワイイやん♪』2005-08-17 23:46:00 -
46:
梢
またニッと笑って、勇は帰って行った。
あたしは嬉しくて、昼休憩に化粧をしようと思えば出来たが、まぁいっかと、1日中スッピンで過ごした。勇の事ばかり考えながら…2005-08-17 23:49:00 -
47:
梢
勇と出会って3日後の月曜日、勇がまたお弁当を買いに来た。その時、チョットと手招きをされたので、『どうしたん?』と表に出ると、勇『俺今日早くあがれるねん!終わってから遊びにいかん?』と誘われた。
2005-08-17 23:58:00 -
48:
梢
今日は居酒屋は休みの日。何より勇から誘われたのが嬉しくて、あたしはOKした。ここ何日かで、勇とはかなり打ち解けていたし、勇が好意を持ってくれてるのが、何となくわかっていた。やはりまだ16歳で、少し照れながらも、真っ直ぐにあたしに向かって来る勇に、やはりあたしも好意を抱いていた。
2005-08-18 00:02:00 -
49:
梢
お互いの仕事が終わってから、お互いの店から少し離れた所で待ち合わせをして、あたしの車へ向かった。勇はまだ免許を持っていないから。
車を走らせて、カラオケへ向かう。2005-08-18 00:05:00 -
50:
梢
勇ははっきり言って、上手くはなかった★でもGLAYやサザンや、あたしの好きな歌ばかり歌ってくれた。彼はカラオケが嫌いだったし、たまに行っても、あたしの知らない歌ばっかりだったので、すごく勇とのカラオケは楽しかった!そして夜、二人は車を走らせて、ドライブをした。
2005-08-18 00:13:00 -
51:
梢
車を海の近くに止めて、二人でいっぱい自分の事を話した。昔の恋愛話をして、今までエッチした人数を聞いた。勇は二人…16歳のくせに(>_
2005-08-18 00:20:00 -
52:
梢
そして勇は改まって、『俺、梢ちゃんとエッチしたい』と言った。照れながら…あたしはかわいくて仕方なくって、大人ぶって『いいよ』と答えた。
見つめ合って…初めて勇とキスをした…
そして車をラブホテルへ向かわせた…2005-08-18 00:25:00 -
53:
梢
ホテル街へ入る。平日なので、どこも空いている。勇は『俺ラブホテル初めて!』とはしゃいでいた…かわいい♪あたしは彼とは一回り以上離れていたので、いつも子供扱いだった。だから勇の前では、とにかくお姉さんぶりたかった。
2005-08-18 01:19:00 -
54:
梢
服装もお姉系だし、そんなあたしを勇は、『めっちゃ色っぽくてカッコイイ』と言っていたから。
そのホテル街の中でも有名な、雑誌に載っているキレイなホテルを選んで、中へ入った。
勇はかなりドキドキ?ウキウキ?した感じで、パネルを指差し、『ここがいいっ!』子供のように言った。2005-08-18 01:25:00 -
55:
梢
部屋を選び、エレベーターであがり、部屋に到着した。ガチャッ…鍵を閉めたとたん、急にドキドキしてきた…
勇は『スロットあるやぁん!』と千円を出す。…緊張感のない奴だ。2005-08-18 01:29:00 -
56:
梢
でもそんな勇を見て、あたしの緊張もほぐれた。話をしたり、テレビを見たりしていた。そしてそろそろお風呂に入ろうという事になり、梢『勇先入りいや』と言うと、勇『わかったぁ』と言って、お風呂の方に消えて行った。
2005-08-18 01:33:00 -
57:
梢
勇がお風呂に入っている間、ぼんやり考えていた…まだ会って3日やのに…今までのあたしには、有り得ない事だった。
でも不思議と、緊張はなくなっていた。…むしろ、勇とこの先どうなるのだろう、とワクワクしていた。彼の事は、頭の片隅にあった。しかし『別れる』と言っているし、彼の方からも連絡がなかったので、なんとなく終わったんかな…と感じていた。2005-08-18 01:39:00 -
58:
梢
『お先〜!梢ちゃんも入り〜!』勇があがって来た。何故か?服を着て出て来た?そうしてあたしも、お風呂へと向かった。
あがる時、どんな格好で出るか悩んだが、備え付けのガウンを着て、下着は付けずに出た。2005-08-18 01:47:00 -
59:
梢
勇はベッドに横になりながら、テレビを見ていた。あたしを見て、『おぉっ』と興奮した感じで言った。
…ここからが勝負だ!勇の横に行き、『そろそろ寝な明日やばいんちゃう?』とくっついて言う。
…勇はかなりドキドキしているようだ。…伝わってくる。2005-08-18 01:52:00 -
60:
梢
自然な流れでキスをする。車の時とは違い、抱き合いながら。しかし勇は、そのまま何もしてこない。結局かなりあたしがリードして、二人は結ばれた。
後で聞くと、まだ数えるくらいしか、エッチをしてないらしい。それを聞いて、ますます勇をかわいいと思った。2005-08-18 01:58:00 -
61:
梢
お風呂から出る時も、かなり迷ったと言う。悩んだあげくに、しっかり服を着て出て来たらしい。…笑ってしまった。
お互い知らないうちに寝てしまったが、眠りは浅く、朝までに何度も目が覚めては、少し話して、また眠る。エッチも朝までに、後2回した。2005-08-18 02:02:00 -
62:
梢
朝起きて、仕事に行く準備をした。またエッチをした。そして、仕事場に向かって行った…
さすが、若い子はすごい。彼は1回しか無理だったから。何度も求められる事は、あたしはとても嬉しかった。
かばんに入れっぱなしだった携帯には、彼からの着信が、3件入っていた…少し胸が痛くなった。2005-08-18 02:07:00 -
63:
梢
その日はなんだか照れくさかったが、勇はまたお弁当を買いに来てくれた。その時にこっそり、『俺、梢ちゃんの事、真剣好きやし!付き合って!』と言った。あたしが『うん』と言うと、『やった〜』と言って、帰って行った。
今日からあたしの彼氏は勇。彼の存在は、元彼となったのだ。2005-08-18 02:15:00 -
64:
梢
少し寝不足だったが、お弁当屋をあがったら、今日は居酒屋がある日だ。その日は勇と話す機会もなく、顔を合わさずに、あたしはお弁当屋を後にした。
2005-08-18 02:19:00 -
65:
梢
相変わらず、居酒屋は繁盛していて、あたしはバタバタしていた。そしてお店が終わり、帰る準備をして、携帯を見ると…
━不在着信17件━
元彼からだった…
あたしは異常な数の不在着信に、何かあったんかと心配になり、元彼に電話をした。2005-08-18 02:24:00 -
66:
梢
プルルルル…『ハイ』暗い声だ。梢『もしもし?どうしたん?』元彼『なぁ、死にそうやねん。今から来てくれへん?』確かにしんどそうだったし、あたしは『わかった』と言って電話を切った。
車を走らせて、10分ほどで到着した。あたしは新しい彼氏が出来た事を、ハッキリ伝えようと思っていた。もうあなたとは、戻る事はないと…2005-08-18 02:31:00 -
67:
?みゆ吉?
読んでまふ-??
めた続きが
楽しみ-?
頑張って(`・?・)ノ?*。2005-08-18 02:40:00 -
68:
梢
ピンポーン…返事がない。何度か鳴らすが、返事はなかった。鍵が開いていたので中に入る。『おぉぃ!』中は真っ暗だった。リビングの電気を付ける…
と!心臓が止まるかと思うくらいビックリした!
…元彼はソファの上に、焦点が合わない目で、ボーッと座っていたのだ。
電気が付いて5秒ほどして、ハッとして、『来てくれたんやぁ…』弱々しい声で言った。2005-08-18 02:44:00 -
69:
梢
?みゆ吉?さん、初カキコありが???…あまりにカキコがなくって、誰も読んでナィんかな??と凹んでました??本間嬉しぃデス??
2005-08-18 02:47:00 -
70:
梢
ハッとテーブルの上に目を奪われた。包丁が置いてある…急に背筋がゾッとした。来んかったら良かった…
沈黙が続く。あたしはもう1度、『何があったん?』と言った。
元彼は、何を言っているのかわからないような小さい声で、話し始めた。ぼんやりと宙を見ながら、少し思い出話なんかもされた。元彼は10分くらい、ひたすら話し続けた、小さい声のまま。あたしに話すというより、自分自身に話しかけるように…2005-08-18 02:56:00 -
71:
梢
あたしはだんだんイライラしてきた。『だから何が言いたいんよ!?』怒って言った。すると元彼は、ワーッと泣き出して、『もっ回やり直してくれ!』と連呼する。少しなだめながら、とりあえずあたしは、この状況の意味を聞きだした。
2005-08-18 03:01:00 -
72:
梢
泣きじゃくる元彼…こんな姿は初めて見た。
元彼もあたしと同じように、今回こそは別れよう!と、今までより強く、思っていたと言う。だからいつもは、次の日には連絡が合ったが、今回はなかった。しかしやっぱり淋しくなって電話をしたが、昨日あたしは勇とホテルにいて、出なかった。終わったんかな…と思うと、すごく悲しくなったらしい。今日1日は、本当に気が狂いそうなほど、あたしの事を考えていたらしい。2005-08-18 03:10:00 -
73:
梢
前までのあたしなら、こんな行動さえも、愛されてると嬉しく思い、寄りを戻していただろう。しかし勇とエッチをして、今日告白してくれた。自分でもびっくりするくらい、あたしの気持ちは、勇に移っていた。
2005-08-18 03:13:00 -
74:
梢
フゥーッと溜息をつき、決心していた言葉を言う。『あたしはもう、戻らんって決めた』━すると!!━元彼はテーブルの上の包丁を取り、『お前と別れるんやったら死ぬ!』と暴れ始めた。あたしは必死で止める!
もう何時間経ったのか…落ち着いて話しては、あたしの意思を聞き暴れる…その繰り返しだった…2005-08-18 03:19:00 -
75:
梢
明日も朝から仕事やのに…あたしはまたイライラしてきた。そもそも元彼も、『俺はお前が大事やからこそ、お前の将来を大事にしたい。だから俺は、おらん方がええんや』などと言っていた。口だけかよ…と思うくらい、あたしは今日で冷めてしまったらしい。元彼はあたしが『わかった、戻ろう』と言うまで、この状況を続けるだろう。あたしは考えれば考えるほどイライラして、『明日早いし、帰る!』と言い放ち、元彼の家を後にした…
2005-08-18 03:26:00 -
76:
梢
車を走らせながら、煙草をふかす…フゥーッ…何か疲れたな。昨日から目まぐるしく、色々な事があった。家に着いた頃には、もう朝日が昇っていた。
2005-08-18 03:32:00 -
77:
梢
どうせ1時間ほどしか寝れない。もう起きていようと思い、元彼との思い出を浮かべた…
元彼は、歳のわりに、すごく若い子にモテた。実はバツ1で、すでに1度離婚している。原因は元彼の遊びすぎらしい。そして今別居中の奥さんとは、子供が出来たので、結婚したらしい。しかし元彼の女遊びはおさまらない。きっと奥さんも、それが原因で、元彼名義で借金するようになったのだろう。あたしが初めて元彼に会った時、実際あたしも『いいな』と思った。そして初めてデートする事になった時、もうあたしは元彼に夢中だった。2005-08-18 03:41:00 -
78:
梢
しかし元彼の遊び癖は、相当のものだった。あたしとの初デートの日も、途中で連絡が入り、他の女の所へ行ってしまった。あたしはショックで、元彼がいなくなってから、一人泣いていたのを覚えている。そして2度目『この前は悪かったし』と誘われて、やはり好きで会う事にした。その日は無理矢理エッチをしようとしてきた。あたしは泣いて拒んだ。…今思うと、最低な男だな★
2005-08-18 03:47:00 -
79:
梢
しかしその時はまだ、元彼はあたしを好きじゃなかったから…元彼の前で、泣きながら『あたしは好きやから、あたしの事も好きになってくれな、付き合うとかエッチはありえへん!』と言った事によって、少しずつあたしに向かい合ってくれるようになった。元彼は本気で人を好きになった事がない、女はみんな落として、やってポイが当たり前の人だったから、あたしを落とせへんのが、かなり人生初の経験やったらしい。
2005-08-18 03:54:00 -
80:
梢
でもお互いが、愛し合うのは、何がきっかけだったのか…1ヵ月くらい経った頃には、元彼はあたしを愛してくれていた。奥さん以外の全ての電話番号を消して、『もう梢以外の女には興味ない』とまで言ってくれた。そしてお互いにエッチをする度に、なおいっそうはまっていった。
2005-08-18 03:59:00 -
81:
梢
最初は心配もしていたが、元彼は疑う要素もないくらい、あたしを大事にしてくれた。良く言っていた。『俺初めて、愛するって意味わかったわ』と。きっと元彼は、別れるという経験も、初めてだったんだろう。だから少し、最後はみっともなくなってしまったが。いつからか別れ話が出るようになってからは、いっぱい悩んだ。でも今は、元彼との楽しい思い出ばかりが浮かんだ。
2005-08-18 04:05:00 -
82:
梢
あたしもきっと、初めて愛したのは、元彼じゃないかなと思う。学生時代の彼氏は、きっとすごく好きだったけど、愛してるまではいかない。
…そんな気持ちを教えてくれた元彼。本当にありがとう。心からそう思った。2005-08-18 04:11:00 -
83:
梢
そしてあたしには今、勇がいる。元彼と別れて掴んだ愛。絶対元彼以上に愛し合って、幸せにならないと。…そう誓った。
2005-08-18 04:15:00 -
84:
?みゆ吉?
めさおもろい??
ふあ-いと?(ノ・?・`)?2005-08-18 14:24:00 -
85:
名無しさん
ょんでるょ?
2005-08-18 15:12:00 -
86:
梢
?みゆ吉?さん、名無しさん、ありがとデス??初めてで、読みにくぃ所もあると思ぃますが、これからもヨロシクです??
2005-08-18 22:57:00 -
87:
梢
そしてしばらくしたら、あたしはお弁当屋へ行く準備をした。何か頭がボーッとするが、最近寝不足だからな…仕方ない。
そして仕事場へ向かった。2005-08-18 22:59:00 -
88:
梢
仕事場へ着く。タコ焼き屋を見ると、勇はすでに来ていた。
あたしはすぐさま仕事にとりかかる。
午前中は慌ただしく過ぎていった。
お昼の休憩はもうすぐだ。また勇がお弁当を買いに来た。あたしは毎日タコ焼きだと飽きてしまうが、うちはお弁当の種類も多い。勇のお昼はうちで買う、というのが、日課になったらしい。2005-08-18 23:04:00 -
89:
梢
表へ出て、今日初めての会話をした。勇『今日な、渡したいもんあるし、帰り店寄ってくれへん?』あたしは了解した。
そして昼からもなんなく過ぎて、あたしはあがりになった。帰る準備をして、タコ焼き屋へ向かう。2005-08-18 23:08:00 -
90:
梢
勇は目が合うとすぐに、もう一人の店員に何か話して、すぐにこちらへ来た。勇『ちょっと喫茶店でも入ろか?』あたしは仕事中ちゃうの?と思ったが、さっき店員に断ってきたし、と思い、喫茶店へ向かう。
2005-08-18 23:11:00 -
91:
梢
喫茶店の席に着くなり、勇は『じゃ〜ん♪これあげる〜♪』と、あたしに紙袋を渡した。?と思いながらも『ありがとう』と言い、開けてみた。
…中にあったものは、プリケーだった。
梢『何これ?何で携帯なん?』勇『俺な、まだ16やし携帯持てんやん★前は親に借りてもうてたけど、使いすぎで止められてん★もう働いてるし、プリケーくらいなら買えるから!プリケー同士の方が、やりやすいやろ?俺専用にしてや!』2005-08-18 23:18:00 -
92:
梢
別にあたし、携帯あるし…とも思ったが、『俺専用』という言葉が嬉しくて、笑顔でありがとうを言った。
そして早々に喫茶店は出て、二人でプリクラを撮る。もちろんプリケーに貼るのだ♪
勇は『ほな俺仕事戻るわ!』と、プリクラを貼った携帯を、嬉しそうにほっぺたにくっつけながら、戻って行った。2005-08-18 23:23:00 -
93:
梢
あたしは商店街をブラブラし、そこでかわいいストラップを見つけた。お揃いで付けよう♪と2つ買った。
しばらくして家に帰った。今日は居酒屋は休みだ。久々にゆっくり出来る。2005-08-18 23:26:00 -
94:
梢
━夜━ご飯も食べ、ゆっくりしていると、プリケーが鳴る…プルルルル…『もしも〜し』もちろん勇からだ。『俺今仕事終わったぁ。ヘトヘトやぁ。』梢『お疲れ〜!もう家帰るねんろ〜?』勇『仕事場の人んとこ泊まるねん。俺ん家遠いし。』梢『そうなん?ほなまた明日な』と電話を切る。
2005-08-18 23:35:00 -
95:
梢
そしてその日はボーッとテレビを見て、知らないうちに寝ていた。テレビで元彼と良く一緒に見ていた番組を見て、少しせつなくなったりした…
何日かは普通に過ぎていった。勇とは、あたしが仕事があがるとタコ焼き屋に寄り、30分ほど一緒にいてから帰る。そんな感じだ。電話やメールは、普通にしていたし、仕事中の暇な時にもしていた。あたしは順調だと思っていた…2005-08-18 23:42:00 -
96:
梢
しばらくして、デートの約束をした。あたしが居酒屋が休みで、お互いが早くあがれる日に。なぜか知らないが、タコ焼き屋の店員の子も連れて来ると言った。
そしてデートの時間…2005-08-18 23:45:00 -
97:
梢
勇はNくんという人と一緒だった。良く見る人だ。勇より2つ上で、色々教えてくれる先輩だそうだ。最初は3人で楽しく話していたが、急にNくんは真面目な顔をして言った。『こいつな、仕事中も梢ちゃん梢ちゃんうるさいねん』…あたしは単純に嬉しかった。しかし次に『仕事がいい加減になって困る』…そう言った。
2005-08-18 23:51:00 -
98:
梢
どうやら勇は、毎日あたしのあがりの時間に、無理を言って出て来ていたらしい…あたしは休憩やとばから思っていたが、『すぐ戻ってくるし』と言っていたらしい…後は仕事中の電話やメールの事を言われた…あたしは『気つける、ごめんな』と言った。言いたい事を言ったからか、すぐにNくんは帰っていった…
その為に来たんかよ!と思った。2005-08-18 23:57:00 -
99:
梢
Nくんが帰り、勇と話す。あたしは『仕事は仕事で真面目にやって』と言った。勇は『ハイハイ』と軽く言い、『あいついらん事言いやがって』と言った。あたしは本間にわかってんやろか?と少し不安になった…
そして2人でブラブラしていると、勇の携帯が鳴った。勇は携帯をパカッと開き、誰からかを確認すると、電話には出ずに、ポケットに押し込んだ。そのあとも、しつこく携帯は鳴っていた…2005-08-19 00:03:00 -
100:
梢
10回ほど携帯は、切っては鳴り、切っては鳴りしていた。痺れを切らして勇は『何やねん!』と怒鳴る!『お前には関係ないやろ!』とか、『もうほっといてくれ!』とか言っている。…気になる★すると勇は、『お前に替われって』と携帯を差し出した。梢『?』勇『俺の親や!』…恐る恐る『もしもし』と言う…
2005-08-19 00:09:00