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想い出を胸に。

スレッド内検索:
  • 1:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私ゎ今日も、ァナタとの想い出を胸に眠ります。

    2006-02-08 05:14:00
  • 2:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    チュン ピチュチュチュ
    今日もイィお天気で目が覚める。 だけど私はドコにも行けず1日中病室の中。

    2006-02-08 05:19:00
  • 3:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    コンコン―。『美琴ちゃん、おはよう。今日はイィ天気やねぇ(^-^)』
    毎日毎日、同じ時間に朝の検査がある。もぅ過ごし慣れた日常に飽き飽きしている。だけど私は此処から飛び出せない。

    2006-02-08 05:23:00
  • 4:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私の病名は
      ―白血病―。

    2006-02-08 05:25:00
  • 5:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    世界の中心で愛を叫ぶ
    この映画も病室で見た事がある。 主役の悲劇のヒロインは幸せじゃない?

    2006-02-08 05:27:00
  • 6:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    やっぱり、あんなのわTVの中の世界。

    2006-02-08 05:29:00
  • 7:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    実際はそんな物じゃナィ。つらくて辛くて苦しくて苦しくて。。。
    どうせなら、自殺でもした方が楽なんじゃナィ?って思うほど。

    2006-02-08 05:31:00
  • 8:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    毎日思う事が2つある。
    神様なんておるん?おる訳ナィよ。だって居てたとしたら何で私はこんなに苦しいの?辛いの?寂しいの?私が何かしましたか?
    私は思う。この世に幽霊とか悪霊が居るなら、真っ先に神様が呪われていると。私だったら間違いなく呪うよ。

    2006-02-08 05:35:00
  • 9:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    そして、もぅ1つ思う事、大好きな大チャンの事。

    2006-02-08 05:36:00
  • 10:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    大チャン、アナタは今幸せですか?
    私の事はほっといて、一生幸せでおってね。ズット笑っててね。
    私の事、絶対忘れないでね。

    2006-02-08 05:41:00
  • 11:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私は現在21才。 自分が白血病だと知ったのは、今カラ2年前の19才の夏。

    2006-02-08 05:48:00
  • 12:

    名無しさん

    マジ話?

    2006-02-08 05:56:00
  • 13:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    2年前のあの頃。私は世界1の幸せ物やって思ってた。 なのに神様は私カラ、全ての幸せを取っていってしまった。

    2006-02-08 05:57:00
  • 14:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ↑ 幸せ者を幸せ物と間違えてしまいました。

    2006-02-08 06:02:00
  • 15:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 16:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    12サン。書き込みありがとう(*^_^*)実話です。

    2006-02-08 06:39:00
  • 17:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    うそ。。。 赤ちゃん出来てる。。。
    実家のトイレの中、検査薬と見つめ合った私の顔は満面の笑みだった。 大チャンに早く知らせなっ!!!驚かそう(●>艸

    2006-02-08 08:14:00
  • 18:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私はスーパーに行き、持ち切れない程の食材を買い、ケーキ屋サンでワンホールのケーキを買って大チャンのマンションへ向かった。
    (おいしい物をイッパイ作って大チャンを驚かそう(^-^)今日は記念日やもん!!)

    2006-02-08 09:57:00
  • 19:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    此処は大チャンが一人暮らしするマンション。私は合鍵をもらっていて、よく夕飯を作りに来ている。

    2006-02-08 09:59:00
  • 20:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ゛―午後10時―゛
    ガチャ―『あれ?美琴きてるのぉ?ただいまぁ。今日もお疲れ様やわぁ(*^_^*)』
    美琴『おやえり。お疲れ様ぁ★☆』
    部屋に入ると大チャンの目が点になっている。
    (よしよし☆驚いてる(⌒ω⌒)大成功!!!)

    2006-02-08 10:03:00
  • 21:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    大チャン『美琴。。。俺の誕生日間違えてるやんかぁ。。。(>_

    2006-02-08 10:06:00
  • 22:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私はケーキ屋サンに、"お誕生日おめでとう!赤ちゃん!!"と文字を入れてもらっていた。それを見て大チャンは、又々目が点になっている。

    2006-02-08 10:10:00
  • 23:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    大チャン『。。。ま、まじで???』
    美琴『大まじ☆』
    大チャン『。。。やったぁ―っっっ!!!!』
    それから二人はニコニコしながら豪華なご飯を口にした。 もちろん"堕胎する"なんて言葉、二人の頭にはなかった。

    2006-02-09 04:13:00
  • 24:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ご飯を食べながら大チャンが口にした。
    『美琴のお母さんに、明日報告しに行こう。』 明日???かなり急やなぁっと思いつつ、昼間に私の家に、夕方に大チャンの家に行く事になった。

    2006-02-09 04:18:00
  • 25:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ―次の日―
    私たちは固まりながら母の前に座っている。
    母『あんた達、まだ19才やで。子供を育てる事がどんなに大変か分かってる?こんな事言うのって、ありきたりかもせん。でも1から10まで全部考えたん?』 母はかなりご立腹。口調は綺麗くても、声のトーンと顔が怖い。
    そりゃそうだ。私の母は女手一つで私を含む兄弟3人を育ててくれた。しかも私は唯一の女の子で末っ子、可愛がられ今まで育ててくれた。

    2006-02-09 04:25:00
  • 26:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    母の目には、大量の並だが溜まっている。
    美琴『お母さ
    大チャン『お母さん!!』
    (え?) 大チャンは私の声を遮り、大きな声で話出した。
    大チャン『僕が絶対幸せにします!!美琴も子供も絶対幸せにします!!19才の分際で避妊もしやんと子供作って、怒られるのは百も承知です!!でも、僕は美琴の事大好きなんです。美琴に中絶させるなんか考えられません!!お願いします!!結婚させて下さい!!』

    2006-02-09 04:33:00
  • 27:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私は泣く事しか出来なかった。
    母『私かって、美琴を大事に大事に。。。目の中に入れても痛くない位、可愛がって育ててきた。私だって美琴に中絶なんてさせたくない。。。大介くん、美琴と子供を大事にしてあげてね。美琴、わがまま言わないで良いお母さんになりなさい。』

    2006-02-09 04:38:00
  • 28:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私たちは3人そろって泣いていた。
    でもなぁ、お母さん。美琴その時思ってん。やっぱり美琴はまだまだ子供やって。お母さんが美琴の為に泣いてくれた時、お母さんと離れたくないって思った。お母さんの事なにも考えてなかったよ。でも美琴も母親になった。お母さんが美琴にしてくれたみたいに、この子を大事に大事に育てるからね。

    2006-02-09 04:49:00
  • 29:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    お母さんに報告しに行った次は、大チャンの両親に報告しに行く。
    大チャン『俺ら泣きスギやんかぁ(笑)』
    美琴『本間やなぁ、でも幸せ実感したわ。ありがとう☆』 チュっと大チャンのホッペタにキスをして二人で笑い合った。

    2006-02-09 04:53:00
  • 30:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ガチャ。。。
    義母『あら、美琴ちゃん☆あがりあがり(*^_^*)』 大チャンの兄弟は皆男の子だったので、義母は私の事を娘みたいに可愛がってくれた。
    大チャン『おかん、今日は大事な話があるねん。おとんも呼んで来てよ。』

    2006-02-09 04:58:00
  • 31:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    義母『。。。なんか、大体予想つくわぁ〜。美琴チャン、ゆっくり座っときぃ〜。 ―お父さん!!!大チャンが大事な話あるって!!おーりーてーきーてぇーー!!』
    ユニークな義母を見て緊張の糸がとけ、ホっと笑顔になった。

    2006-02-09 05:02:00
  • 32:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    見てくれている人いないと思いますが、今日はこの辺で終わりたいとおもいます。

    2006-02-09 05:09:00
  • 33:

    美琴サン

    見てますよぉ??
    続き気になる?
    完結まで頑張ってね?
    応援してます??

    2006-02-09 05:31:00
  • 34:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    絆さん
    書き込みありがとうございます(*^_^*)頑張って最後まで書くので見て下さいね。

    2006-02-11 04:59:00
  • 35:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    でも流石に大チャンの両親を目の前にすると緊張してしまう。
    《どうか反対されませんように...》
    義母『ほで大介話ってなんやのん?』
    大チャン『俺らの子供が出来たから結婚する。』

    2006-02-11 05:13:00
  • 36:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    義父はびっくりしている。でも顔が段々笑顔に変わっていった。
    義父・義母『ほんま?』
    美琴『はい...』
    義母『やったぁ!!娘と孫がいっぺんに出来たぁ!!嬉しいなぁお父さん(*^_^*)子供絶対可愛いでぇ』
    義父『そうやなo(^-^)o』 二人は笑顔で私たちの結婚を認めてくれ、この時私は幸せのど真ん中にいた。

    2006-02-11 05:18:00
  • 37:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    神様、私って悪い子でしたか?
    なんで世の中には殺人犯が溢れているのに、私を選んだんですか?
    なんで私の幸せ、皆の幸せを奪うのですか...?
    私は辛い想いをする為に生まれて来たの?

    2006-02-11 05:22:00
  • 38:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    最近の私は心が汚くなった。 なんで私?他の人だったらいいのに...
    こんな事考えたらアカン。と想いつつ、存在するはずもない神様をひたすら憎んだ。

    2006-02-11 05:24:00
  • 39:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    お互いの親の挨拶も終わり、私と大チャンはホっと胸をなで下ろした。
    大チャン『絶対幸せにするから』 ポツっと大チャンが呟いた。
    私は嬉しくて30分位大チャンにべったり抱き付いていた。

    2006-02-11 05:28:00
  • 40:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私ゎまた泣いてしまい、大チャン『美琴きょう泣きスギ―(笑)』と言われた。
    幸せだったあの頃、思い出したら涙が止まらない。

    2006-02-11 09:38:00
  • 41:

    美琴 ◆c0V6n7f/56




    2006-02-11 09:39:00
  • 42:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    もう長くない事を私の体が物語っていた。
    悪い事をした訳じゃナイのに、私のせいでお母さんが悲しんでいる。申し訳ない気持ちでいっぱいやった。
    お母さん、先に死んしまってゴメン...

    2006-02-11 09:45:00
  • 43:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    そんな事を考えいると母がお見舞いに来た。
    母『美琴、調子はどう?ゆっくり寝れた?』
    美琴『うん、調子いいよ(*^_^*)』
    本当はしんどい。だるい。苦しい。でも私の体を気遣ってくれている母の目は腫れていた。 《昨日泣いたんかな?》 私の最後の親孝行は嘘をつく事。辛い事を顔に出さない、言わない。せめて、これ以上母が悲しくならないように。

    2006-02-11 09:50:00
  • 44:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    母と話をしていると眠くなってきた。
    眠いと言うよりも、しゃべっているのが辛い。
    最近、起きてる時間が少なくなったなぁ、と思う。

    2006-02-11 09:54:00
  • 45:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    眠い事を母に伝えると『わかったよ、お母さん一回家に帰って用事してからまた来るからゆっくり寝なさい。』と言い、病室を出て言った。

    2006-02-11 09:56:00
  • 46:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    2年前の幸せだったあの日。

    2006-02-11 09:57:00
  • 47:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    朝起きた時に喉が渇いていたから、一階におりて水を飲もうとした。
    階段を降りてリビングに入った途端、足にポタポタと血が落ちた。
    『あ...鼻血。』その瞬間にものすごい眩暈がして、私は一瞬で気を失った。

    2006-02-11 10:04:00
  • 48:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    鼻血なんか良く出る。でもその日の鼻血が、不幸へのスタートの合図だった―。

    2006-02-11 10:06:00
  • 49:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    普通、白血病になった人の親などは本人に《白血病》とスグには伝えないと思う。
    だけど私の母は教えてくれた。
    なんでと思う?

    2006-02-11 10:11:00
  • 50:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    それわ、私のお腹に赤ちゃんがいるから。

    2006-02-11 10:12:00
  • 51:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    目が覚めると、病室のベッドの上だった。
    私は前から貧血ぎみだったし、気を失う前に凄い眩暈がした事を覚えていたから、ただの貧血だと思っていた。

    2006-02-11 10:15:00
  • 52:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ...でもなんで個室?なんで誰もいないの?

    2006-02-11 10:16:00
  • 53:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    そう思っていると、母が病室に入って来て私はホっとした。
    母『美琴、貧血やって。もう大丈夫?』
    美琴『うん』
    母『ほんぢゃ、家帰ろう。』
    《なんや、私の思い違いか...》ホっとした気持ちもあったが、何か腑に落ちない。《お母さん、なんでそんなに暗い顔してんねんやろ?》

    2006-02-11 10:20:00
  • 54:

    読んでるよぉ★☆頑張ってねヾ(*´▽`)ノ完結まで読むんでよろしく☆

    2006-02-11 10:27:00
  • 55:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ひかりさん。
    書き込みありがとうございます(*^_^*)頑張って完結します。

    2006-02-13 11:09:00
  • 56:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    家につくなり母に、『美琴はいつも貧血ぎみやし、今日は鼻血まで出て気失ったやろ?病院の先生が、一回ちゃんと検査した方が良いって言ってたから、明日お母さんと一緒に病院行こう。』と言われた。

    2006-02-13 11:13:00
  • 57:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    私は嫌な予感がしたけど、検査をしないと何も分からないから『うん』とダケ母に言った。なによりお腹にいる赤ちゃんの事か心配でしかたない。

    2006-02-13 11:16:00
  • 58:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    ―次の日―
    検査は長い時間続いた。
    先生に呼ばれた母の顔は《泣いた後》とスグ分かる位に腫れていて、私は(嫌な予感が的中したんだなぁ)と思った。私の頭には子供の事しかない。この子を無事に生めるのだろうか?

    2006-02-13 11:20:00
  • 59:

    美琴 ◆c0V6n7f/56

    その後、母と一緒に帰宅し二人は自然とテーブルに迎え合わせ座った。

    2006-02-13 11:28:00
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