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  • 1:

    ↓下記URLレスNo304の続きです
    こちらから読んでください。

    http://bbs.yoasobiweb.com//test/mread.cgi/yomimono/1124193696/-5

    2005-08-17 11:07:00
  • 311:

    『じゃ降りてきて!』
    家の前まで来てもらい 
    電話を切った後 部屋の電気を消し 
    手首に普段より多めの香水を振る。。

    2005-08-17 21:09:00
  • 312:

    ガチャ―‥‥
    『ごめん。遅くなって‥』
    車内は甘ったるい匂いがしてキティちゃんのぬいぐるみが いたる所にあり 彼女がいる事はすぐに分かった。
    特に好意がある訳ではないけれど至る所に私の視線は動く。。
    ドリンクホルダーに置いてある二つの飲みかけの缶ジュース。開きっぱなしにしてある灰皿には口紅のついた吸い殻。。きれいに並べてあるMDには一つずつ丁寧に綺麗な字でタイトルが書いてある。

    2005-08-17 21:11:00
  • 313:

    『何食べたい?!』
    サングラスをかけ、タバコ片手に運転する一輝が私を見ながら聞く。
    『何でもいいよ!それより前見て運転してっ!!』
    『ほんまに何でもええん?あとで文句言わない?!』
    私は首を二度大きく縦に振った。

    2005-08-17 21:11:00
  • 314:

    『分かった!じゃ俺のお気に入りの店連れてったるわ!ヒトミちゃん特別やで?!俺女の子連れてった事ないから!!』
    自信満々に言う彼に対して心のなかとは反対の台詞を口にする自分に やっぱり夜の世界に染まりつつある事を実感した。
    『ほんまにぃー?!瞳が一番??めっちゃ嬉しいぃ!』

    2005-08-17 21:12:00
  • 315:

    『ほんまやで!めっちゃ美味しいし雰囲気いいから瞳ちゃんと行きたかってん』
    少し照れ臭そうに言う彼。それが演技かどうかは分からなかったが気分は悪くはなかった。
    『えっ?ここ?』
    路上に止めた車を降りて 一輝の後ろをついて行くと狭い階段を上って行く。
    古びたビルにキシキシとなる階段。決して雰囲気がいいとは言えない見た目のビル

    2005-08-17 21:14:00
  • 316:

    『ここでいい?』
    頷き フカフカのソファーに腰を下ろすとすぐに店員がお絞りとメニューを持ってくる。
    『ぉお!一輝かぁ!!珍しい!彼女?』
    私の顔を見ながらニッコリ微笑む店員。会釈をして私も微笑む。
    『相変わらず忙しい店っすね!ヒトミちゃん中々彼女なってくれないんすよ!!』『ハハハ‥愛情足りんのちゃうか!まぁ、ゆっくりしてってや!ヒトミちゃんも‥』

    2005-08-17 21:17:00
  • 317:

    『はい!』
    ニッコリと笑う私。。
    『どう?!この店‥』
    『かっこいい!!』
    『やろ?!めっちゃ雰囲気いいやろぉー!!』

    2005-08-17 21:18:00
  • 318:

    『違う!!さっきの店員さん!めっちゃかっこいい!』
    『えっ?店員??先輩の事?何やねん。俺と来てるのに先輩かよ。。』
    ほっぺたを膨らます一輝を可愛いと思った。
    『まぁ、いいやっ!料理も旨いから食べようや!』
    次々と運ばれてくる料理は本当に全部美味しかった。

    2005-08-17 21:20:00
  • 319:

    『何、飲む?』
    グラスが空く前に次の飲み物を聞いてくるのは職業病。私も相手が客なら何度もグラスや食物を気にする。
    どんどん酔っていく私に対して彼は全くのシラフ。。
    『最後乾杯しようよ!』
    グラスを持ち 一輝の顔を真っすぐ見つめる。キャンドル越しに見つめる彼の瞳は透き通っていて何でも見透かすような眼差し。吸い込まれそうになるけど 目を離せなかった。

    2005-08-17 21:22:00
  • 320:

    『瞳ちゃん、大丈夫?!』
    真っすぐ私を見つめるまなざし。
    『うん。』
    その言葉を言うのが精一杯だった。
    私に重なる彼の身体は思っていたよりガッチリしていて男だという事を再び実感させられた。。身体とは裏腹に優しく触れる唇や手は私を何度も快感へと導いてくれた。

    2005-08-17 21:25:00
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