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君といた1OO日
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11:
カラオケが始まると、優はいつもちぃの手を握る。
「瞳を閉じればあなたが、瞼の裏にいる事で…」
ワンフレーズ唄って、優がふいにちぃの方を向いた。
「いる?」
「はぁ?」2006-06-20 09:51:00 -
12:
優の唐突な質問に、ちぃは次のフレーズに入りそびれた。
「瞼の裏に、俺、いるんかって。」
そんな事を真剣な顔で言うから、ちぃは笑わずにはいられなかった。
「ちょ、歌わしてよ?」
笑いながら答える。2006-06-20 09:55:00 -
13:
「なぁ??」
まだ聞くか?
「優は?ちぃ、いてる?」
「当たり前やんッッ?」
周りから見えない様に繋いでいた手を強く握りしめてきた。2006-06-20 09:58:00 -
14:
本間、こんな優が大好きで仕方なかった。
二人で顔を見合わせながら笑ってると、光が欝陶しそうに何か言ってた。
こんな時間が大好きで、でも大嫌いやった。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡2006-06-20 10:02:00 -
15:
「……ッ」
お腹に激痛を感じて、目を開けた。
手の平にじわじわと汗がにじんでくる。
白い錠剤を口にほおりこんで、ミネラルウォーターで流し込んだ。
そのまま、床の上に寝転がった。2006-06-20 10:10:00 -
16:
飼っている猫のトラが、ちぃの横に寄り添って来た。
「ん??トラぁ?大丈夫やで??」
フローリングはひんやりしてて、早くベッドに行きたかったが、お腹が痛くて動く気にはなれなかった。
トラの体温が妙に暖かく感じて、そのまま寝てしまった。2006-06-20 10:15:00 -
17:
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡元とは別に住む事になった。別れるとかちゃうけど、ワンルームで1年一緒に住んでいたのは、お互いにとってはもう苦痛でしかなかった。
毎日寝ても覚めても喧嘩で、本間疲れてた。
元は職場の寮に入って、ちぃが3日に1回のペースで遊びに行った。
そのうち、ちぃが通い妻してるのが、元の職場の人にバレて泊まりに行くペースが減った。2006-06-20 10:22:00 -
18:
その時ちぃは北新地のラウンジでバイトをしながら、昼職をしていた。
起きて昼職行って、電車で仮眠して、ラウンジ行って、酔って帰って、寝て起きて…正味、1日3〜4時間しか寝てない日が毎日やった。
昼職の方は人間関係が合わなくて、毎日、元に愚痴ってた。その割り月1O前後の給料やった。でも、ちぃのやりたかった仕事やった。
そのうち、体調を壊して、仕事を1本にする事にした。
田舎から元と一緒に出てきて、一人暮しやった。生活を考えて、昼の仕事は辞めた。2006-06-20 10:32:00 -
19:
もともと地元でも水商売やったし、ミナミのキャバにもいてたし、夜を選ぶのにそんなに悩まへんかった。
「あ〜ぁ、結局また夜やね?」元に言われた言葉が忘れられへん。
あん時、昼職続けてれば、ちぃは今どうしてたんやろね?
「遅かれ早かれこうなってたやろ?」元なら、こう言いそう?2006-06-20 10:37:00 -
20:
北新地のバイトは楽やった。
クラブじゃないから、うるさくないし、バイトやから、ノルマもなかった。
言葉使いに気をつけて、お酒を飲んでれば、24時か01時にはあがれた。
元には会えへん日が続いた。些細な事で、しょっちゅう喧嘩してた。
家に帰っても暇やった。2006-06-20 10:42:00