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君の存在
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1:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
あたしにとって、あんたは何?
あんたにとって、あたしは何?
時は流れても、消える事のない、君の存在……2006-01-25 02:45:00 -
55:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
振り返らなくても分かる…拓の声だ…美和『何かあった?今日1日、奈湖変やったし…』心配そうな美和の問い掛けに、答える間もなく、拓がこちらへやって来た。
拓『ちょっと待てや!』奈湖『…』拓『何か怒ってんのか!?』その一言で、あたしは今日初めて、拓の目を見た。2006-01-29 00:09:00 -
56:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
拓の目を見た瞬間…あたしの目から、ポロポロと涙がこぼれ落ちるのが、自分でも分かった。昨日から今日にかけての、不安、苦しみ、嫉妬…拓『お前、今からちょっと、俺ん家来い!』ただならぬあたしの様子を見て、拓は言った。
2006-01-29 00:12:00 -
57:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
黙っているあたしに、美和が言った。美和『何かあったんなら、ちゃんと話し?あたしの事は、気にせんでいいから!』拓は美和に、拓『ごめんやけど、ちょっと話したいし、1人で帰ってくれる?』と言うなり、あたしの手を引っ張り歩き出す。あたしは無言のまま、拓に手を引かれるがまま、拓の自転車が止めてある場所まで歩いた。
2006-01-29 00:17:00 -
58:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
拓『とりあえず、家で話そ。乗って!』あたしは言われるがまま、拓の後ろに、立った状態で乗った。拓が自転車をこぎだす。家までの数十分、お互い無言のままだった…
そして拓の家に到着し、拓の部屋に入った。
バタンッ…ドアが閉まる。2006-01-29 00:29:00 -
59:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
拓『奈湖…どうしてん?何かあったんか?』(ナニカアッタ…?)拓の不思議そうな声に、あたしはやっと、口を開いた。奈湖『昨日…えみって子と会った…』嘘やって欲しい気持ち半分、諦め半分って感じで、拓を見つめた。
2006-01-29 00:33:00 -
60:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
えみの名前が出た瞬間、拓の顔つきが変わるのを、あたしは見逃さなかった。(やったんや…)えみに言われた時よりも、もっともっと強い、衝撃だった。拓『ごめ…』奈湖『何でなん!?何でそうなったか、分かるように説明して!!』
2006-01-29 00:37:00 -
61:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
きっとすごい顔で、拓を睨みつけていたと思う。拓は少し黙って、重い口を開く。拓『あんな…』奈湖『嘘とかいらんしな!どういう状況で、何でそうなったかだけ、さっさと言うて!』そして拓は、ポツリポツリと話し出した。
2006-01-29 00:43:00 -
62:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
あたしが塾で忙しい間に、久しぶりに、友達大勢で遊んだ事。たまたまえみの家で、みんなで飲んでいた事。そしてえみの気持ちを知っているみんなが、拓とえみを、2人きりにした事。そしてえみが、『エッチしよ』と、誘ってきた事。
2006-01-29 00:46:00 -
63:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
拓『正直そん時、お前の顔が、思い浮かんだ。でも、えみが脱ぎ出して、俺のん触ってきて…』奈湖『…もういい…分かった…』
2006-01-29 00:50:00 -
64:
奈湖 ◆VE2vvcSGSs
そして冒頭でも書いたように、あたしは拓の部屋を出て行った…
中学3年、15歳、あたしと拓は別れた…2ヶ月ほどの付き合いだった。
でもこれからの人生、拓と係わり合いながら生きて行く時間は、想像もしないほど長い…2006-01-29 00:57:00