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●ちょっと素敵な物語●
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1:
名無しさん
200●年8月1日消印 『やぁ!元気にしているかぃ?!ミラノに来て俺の人生変わりつつあるよ。まぁお土産は期待しないでくれ。それでは。P.S島と仲良くしろよ。』
2006-01-23 14:35:00 -
2:
主
注意書
これは実話を元にコメディー化したものです。若干つじつまが合わないところがあってもご了承下さい。名前、団体名、会社名などはすべて仮名を使っています。2006-01-23 14:38:00 -
3:
主
島崎稔(しまざき みのる)。それなりに恋愛はしてきていますが、実らず‥ 名前だけでは男の子に間違われることもしばしば。そんな稔の自己紹介の言葉『しまって呼んでなっ』。ちょっぴり気の強い今が旬(?)の女の子。
2006-01-23 14:45:00 -
4:
主
『児玉君っこれ何?』島は仲良しの児玉君の家で何かを見付けた。児玉君とはクラスで気の合う男友達。島は男とすぐに仲良くなれるが、すぐに終わってしまう。なぜかって?そりゃあもちろん、島から話しかけて仲良くなるんだもん。島はかっこいい男にしか話しかけないんだもん。男は島を友達以上には見れないんだもん。もう一度繰り返すと島の'男友達'はかっこいいんだもん。そりゃいずれは彼女できて『もう二人では遊べない。』って言われるってば。
2006-01-23 14:51:00 -
5:
主
『おーぃ児玉ぁ!』『え?あぁ何?』児玉君は時々無視する。『しらこぃって。きこえてたやろ!この葉書何や?』『それ武部ッチから来てん。』武部ッチとは、児玉君が所属するデザイン同好会の部長。武部ッチはデザイン部をつくりたかったらしぃが人数がたりず却下。それでも強い要望で呆れた先生が、同好会なら登録してやるとのこと。つくったはいいが部員は一人‥ 暇やからーと入部したのが児玉君。島は暇なときにのぞきに行く幽霊部員。
2006-01-23 15:02:00 -
6:
主
島『バリ標準語で書かれてるけど‥』児玉君『あの人しゃべるときも標準語やん。』島『そか。ミラノーってヨーロッパ?』児玉君『うん。ミラノはイタリアやで。』島『ミラノって書いてるやん!武部君ミラノ行ってるん?』
2006-01-23 15:06:00 -
7:
主
島『イタリアー!すげえ。そーいえば夏休み入る前に部活動は夏休みなしってゆーてたな。』児玉君『さぁな。やろうと思えば活動できる思うけども。』児玉君はパックンチョの絵柄を見ながら話していた。
2006-01-23 15:12:00 -
8:
主
島『さっきからパックンチョばっか食いやがって。二人でやったら活動する意味ないね。正直。』そう。デザイン同好会と行っても、活動内容は武部ッチがデザインした色々なものを二人で評価するだけ。そもそも島がいないときは二人で何をしてるんだろう。児玉君は時々無視する。そんな児玉君と二人で何をしているんだろう。
2006-01-23 15:20:00 -
9:
主
『いやぁ‥二人じゃなくて。』
島は児玉君を冗談っぽく睨んで『私が家にくるんが嫌なんやろー?』と言った。2006-01-23 17:52:00 -
10:
主
『そーじゃなくて。消印が、どーみても大阪なんですけど!』そのとき島は児玉君のボソボソ声がききとれなくて、とりあえず返事をする。『あぁ。』
2006-01-23 17:55:00 -
11:
主
島と児玉君は毎日こんな感じで、いいかげん島も、かっこぃぃ児玉君に対して'恋愛感情'はなくなる。『んな帰ろーっと。また明日暇やったら来るわっ。』『はぃよー。』
2006-01-23 17:59:00 -
12:
主
島はさっと荷物をまとめ、脱いでいた靴下をはいて部屋の扉を開けた。
児玉君とは毎日こんな感じ。2006-01-24 11:11:00 -
13:
主
'恋愛感情'はなくなっている。いつもの島なら、恋愛感情のない男と毎日のように遊ぶことはない。児玉君は時々無視する。それなのになぜ、毎日のように家に来ているんだろう。
2006-01-24 11:13:00 -
14:
主
『また来てたんかーババァっ』扉の前にちっさい男の子が立っていた。『うっさいわ。もう帰るんじゃ。そこどけ。』ちっさい男の子は児玉君の弟。
2006-01-24 11:16:00 -
15:
主
『何で俺がどかなあかんねんっ。』『お前がどかな、うち帰られへんねんけど?』『うーるーさーい。稔おばさんっ』島の親以外で島のことを下の名前で呼ぶのは児玉君の弟だけ。無論、ババァかおばさんが付いてくるのだが。
2006-01-24 11:19:00 -
16:
主
児玉君の弟は児玉君から想像できないくらいやかましい弟で、生意気だけど、ませているガキではない。子供好きな島はそーゆうところが可愛くて、どんなに憎たらしいことを言われても、たまらなく愛しい気持ちが満ち溢れてくるのであった。
2006-01-24 13:06:00 -
17:
主
『お前二度とくんなよ!』『明日も来るわっ。お前がうちに従うまで毎日来るわぃっ。』こんなに憎たらしい口をたたかれて、さぞかしブラコンなのかと島は思っていた。
2006-01-24 14:40:00 -
18:
名無しさん
『ちょーお前らうるさいって』児玉君は不機嫌そうに部屋の中でつぶやいた。
2006-01-25 13:01:00 -
19:
主
弟はチッと言うと自分の部屋に戻って行った。児玉君がこわいらしい。『あーごめんごめん。帰るわぁ。』島は部屋の扉をガラっと開け、謝ると扉を閉め階段をおりて行った。
2006-01-25 13:04:00 -
20:
主
『あっ。こんにちは。あー。おじゃましました。』玄関で児玉君の母にバッタリ。
2006-01-26 12:53:00 -
21:
島
『はーい。またおいでね。』児玉君の母親はいつもにっこり笑ってくれる。
2006-02-03 13:32:00