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■しょっぱい男■
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1:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
今なら毎晩泣き腫らした目の理由もわかるのに…
2005-12-02 00:31:00 -
28:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
さすが宏明は情報がまわるの早いな。そう思いながらとりあえず厚着をして宏明の家へ向かった。宏明の部屋に入るなり密室で充満されたアルコール特有の匂いが鼻に突き刺さった。ベロベロに酔っ払った宏明が俺に抱きつく。「ひろが章ヤンの彼女になったるわ」そう言って笑いながらまた他の誰かに抱きついていた。
2005-12-02 18:32:00 -
29:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
「ばぁッ!」そう言って髪の長い女が俺の目の前に座り込んだ。みんな酔ってしまって寝ていると思っていた俺は急な女の出現に驚きすぎて右手に持っていたビールの缶を落としてしまった。え、誰この子?その女は暗くてあまりよく見えなかったが相当綺麗な顔立ちをしているように感じた。
2005-12-06 03:08:00 -
30:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
長いセンター分けの髪をいじりながら女が言った。「あたし香織ってゆうねん。自分は?」俺は正直面倒臭かったがちゃんと答えた。「秋山章太」香織はにっこりと笑いながら「知ってる」とだけ言ってどこかへと消えていった。
2005-12-06 03:12:00 -
31:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
知ってるんやったら聞くなよ。訳わからん女。すると香織は戻ってくるなり俺にビールを渡し「2人で飲みなおし〜」そう言ってプシュッと勢いよく缶をあけた。「章太は彼女のこと好きなん?」少し酔ったのか赤いほっぺに手をあてながら香織は突然聞いてきた。
2005-12-06 03:17:00 -
32:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
翔子のことを正直好きかなんてわからない。でも嫌いじゃない。「まぁ女のメモリー全部消すぐらいやし好きなんちゃう?」俺は適当に無難な言葉を探し並べたてた。香織は一瞬フッと笑いながら「最低やな」と鋭い目で言い放った。
2005-12-06 03:22:00 -
33:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
香織の鋭い目は一瞬にして俺を凍らせた。俺バリ中途半端。格好悪い。俺は財布を持って宏明の部屋をあとにした。帰りぎわ香織が謝ってきたが香織が悪いわけじゃない。ただどうしようもなく自分が嫌になっただけだ。
2005-12-06 03:28:00 -
34:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
次の日少しズキズキする頭痛を堪えながら学校へ行った。案の定宏明は二日酔いで遅刻。アホやな。翔子はというと俺の後ろにピッタリと張りついて離れない。しかし話し掛けてもこない。こうゆう時って俺から話し掛けるべきなん?「翔子、あんさ…」そう言った途端俺の視界は真っ白になった。
2005-12-06 03:33:00 -
35:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
目が覚めるとそこは学校の保健室で隣には…早紀がいた。え!?今の状況が把握できない。俺は起き上がろうと頭を持ち上げた途端全身の力が抜けてもう一度布団に倒れた。頭がポーッとする。すると突然大きな怒鳴り声が聞こえて来た。「あんたが昨日章太呼び出したからやで!しかも女おったとかありえへんやんけ!」翔子だ。
2005-12-06 03:40:00 -
36:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
「そんなキーキー怒鳴る暇あるんやったら自分の行動見なおせば?」反論しているのは宏明だった。「お前消えろや!もう二度と章太な近寄らんといて。」俺が起きていることに気付いていないのか二人の喧嘩はますますヒートアップしていった。「あ〜ぁ、章ヤンがあんたといたくない理由がわかるわ。」すると翔子は言ってはならないことを口なした。
2005-12-06 03:44:00 -
37:
涼 ◆5EJ71eKlNQ
「お前気持ち悪いねん。男やろ?目障りやねん。変態おかま」宏明はそれ以降何も言い返さなかった。翔子は俺の彼女。翔子は俺の彼女。そう頭の中で何度も理解しようとしたが無理だった。気付けば俺は全身の力を振り絞り立ち上がって翔子の胸ぐらを掴んでいた。
2005-12-06 03:48:00