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■しょっぱい男■

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  • 1:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

     
    今なら毎晩泣き腫らした目の理由もわかるのに…

    2005-12-02 00:31:00
  • 51:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    ある日突然知らない番号から電話があった。相手は翔子だった。用件は今日会いたいとのこと。そういえば最近学校でも翔子の姿見ないよな〜…俺は早紀と宏明より先に帰ってそのまま翔子の家に行った。翔子の家のインターホンを押すとおばちゃんが出てきて驚きながら俺を翔子の部屋へ通してくれた。

    2005-12-13 01:15:00
  • 52:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    久しぶりに見た翔子いつものように化粧バッチリでか髪の毛もグリングリンだったが前よりも痩せていた。とりあえず出されたコーラを一気飲みする。喉がピリピリとして少し涙目になった。「章太ぁ?」翔子が少し元気の無い声で言った。俺が「ん?」と返事しても翔子は黙ったままだった。

    2005-12-13 01:41:00
  • 53:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    あまりにも続く沈黙が嫌で俺から話すことにした。「そう言えばさっき俺が家な来た時おばちゃんえらいビックリしてたで。」翔子は一旦コーラを飲み話しだした。「翔子な〜家に人いれたこと無いねん。だからちゃう?」そう言われて考えてみればいつも翔子の家までは送ってきてたけど中に入るのは初めてやった。

    2005-12-13 04:00:00
  • 54:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    「なんで?」別に散らかっているわけでもないし俺の部屋に比べたらでか過ぎるぐらいやった。でも女の子っぽい部屋でもなく簡単に言うと殺風景なかんじ。「なんか自分のテリトリーって邪魔されたくないやん?」いつも俺の部屋にズカズカと入って来ていた翔子が言うから笑ってしまった。

    2005-12-13 04:05:00
  • 55:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    翔子はおもむろに立ち上がりコンポの電源を入れた。聞こえてくるのは翔子の大好きな【雪の華】「翔子ってこれ好きよな〜」俺がそう言うと翔子はタメ息をついた。「これな、章太と初めてカラオケ行った時翔子が歌ってたら章太が「俺この歌バリ好き」言うたからやで。その日からこの歌が一番好きになってん。」俺は胸の辺りがチクンと痛くなった。

    2005-12-13 04:11:00
  • 56:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    俺が黙っていると翔子はタバコを口にくわえた。翔子は前までタバコを吸う奴じゃなかった。銘柄を見ると俺と同じセブンスター。いきなり俺の目をじっと見る翔子。「章太の好きなところは〜まず優しいところ!自然と道路の端歩いてくれるしいつも家まで送ってくれるし。なんやかんや言うても翔子のわがまま聞いてくれるし。」俺は何度も頷きながら話を聞いていた。

    2005-12-13 04:18:00
  • 57:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    「次は真面目なとこ。翔子ほんまはめっちゃ不安やってん。章太の周りって女多いし浮気とかしそぉって…でも全然違ったよな。それやのに縛ったりしてごめんやで。」だんだんと翔子の声が涙声になって行くのがわかった。そんな自分を打ち消すかのように「もっとあるけど章太調子のりそうやしやめとくわ!」そう言って意地悪そうに笑った。

    2005-12-13 04:23:00
  • 58:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    「章太ぁ?」俺が返事をすると翔子はまた黙ってしまった。嫌、本当は声が出なかったんやおもう。ひたすら嗚咽を堪え笑う翔子を俺は放っておけなかった。「また、連絡してこいや」俺が抱き締めながらそう言うと翔子は何度も胸の中で頷いた。

    2005-12-13 04:27:00
  • 59:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    俺が家に帰るとやっぱり宏明がいて今日のことを相談しようと思ったけどやっぱりやめた。「ヒロなんで最近家帰らんの?」俺がそう聞くと宏明は聞いてと言わんばかりに目を輝かせ俺の隣に座った。「千明とな喧嘩してん。あんな〜…」理由は面倒臭いから適当に聞き流した。これは暫らく俺ん家おるな。そう確信した。

    2005-12-13 04:33:00
  • 60:

    涼 ◆5EJ71eKlNQ

    季節は春になり桜の花びらが頭にヒラヒラと舞う。気付けば宏明は俺の家に移り住むようになり宏明のおかんいわく「章太の家やったら安心や」とのことだった。まぁ俺からしたら家事やってくれて楽やし助かってる。

    2005-12-13 04:38:00
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