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3:
二人とも本気で好きだったわけではない。ただ淋しくて、ただ一人は嫌で、ただ誰でもよかったのかもしれない。
でも今は胸を張って言える。私はあなたと出会ってよかった。これ以上の幸せはない。愛してる…2005-12-14 13:36:00 -
4:
あたし【萩原ゆうこ】は、人を愛する事を知らない。施設で育ち14歳の誕生日に施設を飛び出した。
生きるすべを選ばない。選べない。14歳のあたしがこの汚い世界で生きていくためには働く場所を選んでる暇はなかった2005-12-14 13:39:00 -
6:
処女ではなかった。処女は小学生の時に失った
誰だか知らない人に奪われた。今では思いだそうとしても、記憶は薄れるもの。よく覚えてない。思いだしたくもない2005-12-14 13:42:00 -
7:
施設を飛び出してどのくらいたっただろうか
お腹が空いたあたしは電話ボックスにいた
貼り紙を見て電話をかける
1時間以上たった時に一人の人と約束ができた2005-12-14 13:45:00 -
8:
30分ほどで待ち合わせ場所に来た男。いかにも営業車の汚い車に乗り込みホテルに向かった
さっさと事を済ました。もちろん喘いだりしない
ずっと寝転んでるだけのあたしに男は3万を置いて先に出ていった2005-12-14 13:48:00 -
9:
こんな生活がどれくらい続いただろうか。
あたしは服を買いに梅田に出た。街行く人間はきれいな身なりをして目を輝かしている。羨ましいなんて思わなかった。だけど生まれ変わったらあたしも普通になりたい。そう思った2005-12-14 13:50:00 -
10:
服を買いそろえHEPの前で信号待ちをしてた時、黒服の若い男が声をかけてきた。風俗のスカウトだと言う。喫茶店に場所を移し話を聞いた。住むマンションもすぐに用意をできると言うので私は男が紹介する店に向かった
2005-12-14 13:53:00