小説掲示板雪降る季節のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

雪降る季節

スレッド内検索:
  • 1:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    「今までありがとう。楽しかったよ」
    俺はそんなありきたりな言葉で話を締めくくった。目の前では、三年間一緒に過ごしてきた女が涙をためてうつむいている。

    2005-12-12 01:46:00
  • 109:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    その瞬間、ひなは俺から飛びのいて、
    「やばっ、なおくんだ!!」
    とケータイだけを持って外に飛び出して行った。一人取り残された俺は、何事もなかったかのように靴を脱ぎ、部屋に入った。舞い上がっていた気持ちは、一瞬にして地底深く落とされた。なんなんだよあいつは。わけわかんねぇ。

    2006-01-15 19:17:00
  • 110:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    ドアのむこうから、かすかに聞こえるひなの笑い声は、まるで俺を嘲笑っているかのようだ。
    しばらくして、電話を終えて戻ってきたひなが、「ごめんね」と微笑んできた。俺も笑顔で「全然いいよ」と返した。
    俺はいつまで、ひなの前で自分を偽ればいい?《雪の華》、俺も大好きな唄だったのに。ひなと出逢ってから、大嫌いになってしまった。

    2006-01-15 19:32:00
  • 111:

    名無しさん

    2006-01-16 03:54:00
  • 112:

    名無しさん

    あげ???

    2006-01-20 13:11:00
  • 113:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    121サン、読みやすくしてくれてアリガト☆
    122サン、あげてくれてありがとぅ☆
    久々に更新します。

    2006-01-31 23:20:00
  • 114:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    部屋で何をするわけでもなく、俺はパソコンの無機質な画面をぼんやりと見ていた。後ろではひながこたつで寝転がって雑誌を読んでいる。会話はほとんどない。最近ではこんな状態も普通になってきた。それはお互いに、一緒にいることに慣れてきたってことで、いいことなんだろうけど、俺は逆に不安になる。慣れれば慣れるほど、ひなを手放すのが恐くなるから。
    だってひなには、俺じゃなくて、ちゃんと愛する彼氏がいるから。いつ突然いなくなるかわからないような不安定な関係。ひなはこの関係にも、もう慣れた?俺はまだ慣れないよ。

    2006-01-31 23:33:00
  • 115:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    「こたつ熱い〜。低温やけどしてまうわぁ」
    ふいにひながつぶやき、立ち上がってベッドにむかっていった。ついさっき、俺が他の女を抱いたばかりのあのベッドに。ひなはそんなこと、知るわけがない。もし知ったら…いや、知っても…きっとその心には傷ひとつつかない。傷つけたくないのに、傷ついてほしい。なんだか矛盾してるよな。

    2006-01-31 23:41:00
  • 116:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    ━━━バサッ
    静まり返った部屋に、ひなが布団をめくる音がリアルに響く。なんだか今日はひなを抱く気になれない。さっき敦子とヤッたからだろうか。するんじゃなかったよ…ほんまに。どうかしてたわ。
    俺はふと、再び沈黙した部屋に違和感を覚えた。ひなが布団にもぐりこむ音が、聞こえてこない。
    振りかえると、ひなはベッドの前に立ったままだった。その弱々しい小さな背中は、ぴくりとも動かない。嫌な予感がする。。

    2006-01-31 23:51:00
  • 117:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    「ひな…?」
    呼んでみても、返事はない。俺はおそるおそるひなに近付いた。その背中に手をかけようとしたその時…俺は、女の恐ろしさを知った。
    布団のめくられたベッドの上にあったのは、使用済みのコンドームだった。ちゃんとティッシュで覆って、ごみ箱に捨てたはずだ。出て行く時の、敦子の意味ありげな笑みが頭によぎる。ありえへん…。自分の気持ちを知りながらやり捨てようとした、俺への腹いせだったのだろう。俺が悪い。わかってる。だけど、まさかこんなことするなんて。。

    2006-02-01 00:02:00
  • 118:

    彩芽 ◆emRWXVV5T6

    頭の中は色んな考えが交差して、ぐちゃくちゃだったが、俺は冷静を装った。普通のごみのようにそれを拾い、ごみ箱に捨て、にこりと笑って、
    「俺も、遊びたい年頃やからさ」
    と言った。だけど情けないことに、その声は震えた。ひなの顔が見れない。恐い…どんな反応がかえってくるのかが。

    2006-02-01 00:16:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
雪降る季節を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。