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珈琲カップを眺めながら…

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  • 1:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    私は、珈琲カップを見る度に想いだす…楽しかった事、悲しかった事、辛かった事、そして死にたくなった事を…。

    2005-10-31 12:42:00
  • 21:

    名無しさん

    続き気になる

    2005-11-01 12:20:00
  • 22:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    そして一ヵ月半も過ぎた頃、いきなり笑顔全開の彼女が私達の前に現れた!『久しぶり♪』と照れくさそうに言う彼女は、どことなく痩せた様にも見えた。『久しぶりやな!何してたん?こいつなぁ〜姉ちゃんが来えへん言うてメシも喉通らん様な状態やってんで♪』とイタズラ顔満開でトオルが言った。『寂しがってくれてたんや♪うれし!』と笑顔の彼女。しかし、私には分かる。彼女の笑顔が、いつもの笑顔じゃない事に…作られた笑顔であるという事に…

    2005-11-01 12:29:00
  • 23:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    あれから彼女の身に、何かあったのは間違いないだろう…しかし私から尋ねる事はしない。彼女が私を必要とするならば口を開くだろう…ただ今の私が出来る事は、彼女の気を、まぎらわしてあげる事。その事だけに全神経を集中させた…

    2005-11-01 12:42:00
  • 24:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    24さん読んで頂いて有難うございます。また夜に更新しますので宜しくお願いします。

    2005-11-01 12:45:00
  • 25:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『久しぶりに手伝ってもいい?』と照れくさそうに尋ねる彼女。私は笑顔で、うなずきました。彼女と初めて会った時は、口のききかたも知らない生意気で派手な女やなって思った。けど彼女の本当の心の中は優しく何色にも染まっていない、純粋で透き通った心を持っている。しかし時折見せる寂しげな顔…私は、それだけが唯一気掛かりであった…。

    2005-11-02 05:27:00
  • 26:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『輪投げ一回300円!ハズレ無し!今してくれる人に限り!輪を三つサービスしますよ!』元気良く声を出す彼女。みるみる、お客が集まって来た。笑顔いっぱいの彼女は『あきとクビにして私を雇ってくれたらいいのに♪』と得意げな顔をしている。私は、そんな彼女の姿を見て、少しだけ安心しました。

    2005-11-02 05:51:00
  • 27:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    そろそろ店閉まいの時間だ。『今日は手伝ってくれて有難うな。もういいよ。後は大丈夫やから!』『うん!じゃぁ帰るね!次会えるんは、10日後やね♪また手伝いに来るね!』そう言って彼女は帰っていきました。

    2005-11-02 06:09:00
  • 28:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    はぁ〜今日は疲れたわぁ…私が店の後片付けをしていると、『喉乾いたやろ?』と缶珈琲と缶ジュースを両手に抱えて、彼女は笑顔で戻って来た。

    2005-11-02 10:36:00
  • 29:

    100円玉の恋の作者サンなんですね。この話も凄くおもしろいというか、引き付けられます。頑張ってください!

    2005-11-02 15:35:00
  • 30:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『なんや…まだ帰ってなかったんや』と笑顔で尋ねると、彼女も微笑みながらコクッと、うなずいた。彼女は、どっち飲む?と聞いてきたので私は、珈琲しか飲めないと言うと、『なんやぁ、おっちゃんみたいやなぁ

    2005-11-04 15:12:00
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