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珈琲カップを眺めながら…
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1:
あきと ◆oc1fnxqDWY
私は、珈琲カップを見る度に想いだす…楽しかった事、悲しかった事、辛かった事、そして死にたくなった事を…。
2005-10-31 12:42:00 -
31:
あきと ◆oc1fnxqDWY
と彼女は、イタズラっぽく笑った。彼女は私に何か言いたくて戻ってきたのであろう…しかし私は、すぐには尋ねませんでした。彼女が自分から…自分の力で言ってくるまでは…
2005-11-04 15:21:00 -
32:
あきと ◆oc1fnxqDWY
彼女は片付けが終わるまで、横のベンチに座りながら私を待っていました。片付けも終わり彼女の居るベンチに行くと、彼女は持っていた缶珈琲を私めがけて、ゆっくりと投げてきました『サンキュー!』と言うと彼女はニッコリ笑っていました。
2005-11-04 15:32:00 -
33:
あきと ◆oc1fnxqDWY
私は、缶珈琲を飲みながら彼女が口を開くのを待っていました。しばらく二人沈黙の後、彼女は星空を見上げながら『あきとは、今までで一番悲しかった事って何?』と私に尋ねてきました…
2005-11-04 15:40:00 -
34:
あきと ◆oc1fnxqDWY
その横顔は、どこか寂しげで、普段の気の強い彼女の顔とは、全く異なる表情であった…
2005-11-04 15:44:00 -
35:
あきと ◆oc1fnxqDWY
『一番悲しかった事なぁ…どれもこれも一杯有り過ぎて、わかれへんわぁ(苦笑)そやけど、しぃて言うたら、俺が大切に想ってる人とか、すぐに俺の前から、おらん様になる事かなぁ…』『え…?それって、すぐに彼女と別れるって言う事なん?』と彼女が尋ねてきた。
2005-11-04 15:55:00 -
36:
あきと ◆oc1fnxqDWY
『ハハァ!そんなんやったら、ええねんけどなぁ』と笑いながら言うと、『ほんだら、どういう意味なん?』と少しホッペタを膨らましながら聞いてきた。
2005-11-04 16:01:00 -
37:
あきと ◆oc1fnxqDWY
『俺の大切な人って、みんな死んでいくねん…両親も、そうやし俺を育ててくれた叔母さんもそうやし…みんな俺の前から突然おらんくなるねん…俺って、みんなを不幸にする人間なんかなぁって最近つくづく思うねん…生まれて来たらアカン人間やったん違うかなぁって…』
2005-11-04 16:14:00 -
38:
あきと ◆oc1fnxqDWY
ふと彼女を見ると目からは涙が溢れている…『なんで泣いてんねん?俺の事やのに(笑)』笑いながら言うと『変な事、聞いてゴメンなさい…』ボソっと彼女が言った…『全然気にしてないから、もう泣くな…』彼女の頭をポンと撫でた。
2005-11-04 16:34:00 -
39:
あきと ◆oc1fnxqDWY
『あきと、私も辛い事とか一杯あるねん…そやけど私、頑張ってみる!あきとに負けへんくらい頑張ってみる!』涙を拭いながら力強く彼女は言った。『そうか、けど俺みたいなショボい男に負けたらアカンで!』笑いながら言うと、彼女も笑顔でうなずいた。しかし私は、彼女が帰るまで一言も彼女の事は尋ねませんでした。帰る間際に『あきとの事、必要と思ってる人は、きっと沢山居てるよ!私もその一人やから!そやから弱気になるなよ!んじゃ10日後、また遊びに来るね!』と元気良く彼女は帰っていった。
2005-11-04 16:56:00 -
40:
名無しさん
ャバッ??ぉもろぃ??コレヵラも読みますにェ????
2005-11-06 14:40:00