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いつか光が見えます様に…

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  • 1:

    愛梨

    愛梨 20歳

    いつからだろう…
    こんな風になったのは

    あの頃に戻りたい

    2005-07-06 00:40:00
  • 151:

    愛梨

    「違う!夏生が居るだけで幸せやねん。今もこうして生きてるだけで…どんな夏生でも好きやねん」
    泣きながら言った

    本当に夏生が唯、そこに居れば私は幸せでした
    そう、どんな夏生でも…

    2005-07-22 10:05:00
  • 152:

    愛梨

    「ごめんな。ありがとう…」私を抱きしめながらそう言った夏生の声は震えてた

    ねぇ…夏生?
    貴方は覚えてる?

    2005-07-22 10:07:00
  • 153:

    愛梨

    夏生の入院は長引いた
    冬が来た
    冬は私の誕生日だった

    夏生はどうしても病院の外で私を祝いたがっていた

    2005-07-22 10:11:00
  • 154:

    愛梨

    12月24日クリスマスイブ
    そして私の誕生日…

    この日が私の一番嫌いな日になるなんて思っても居なかった…

    2005-07-22 10:13:00
  • 155:

    愛梨

    24日も私はいつもとかわらずに朝から病院に向かおうと用意していた

    ―ピンポーン
    インターホンが鳴り誰かと不思議に思いながら戸をあけた

    2005-07-22 10:16:00
  • 156:

    愛梨

    そこには薔薇とケーキを持った夏生が立って居た

    「誕生日おめでとう」

    その言葉と同時に夏生が倒れてきた

    2005-07-22 10:18:00
  • 157:

    愛梨

    「夏生?!夏生?!」
    私は急いで救急車を呼んだ
    心臓に手をあてると…

    動いてない…

    2005-07-22 10:20:00
  • 158:

    愛梨

    「夏生?!」
    そうしてる間に救急車が来た
    「夏生の心臓が動いてないの!助けて助けて」
    私は救急車の中でそう叫んで居た

    2005-07-22 10:22:00
  • 159:

    愛梨

    いつもの病院につき看護婦も担当医も慌ててきた
    そのまま夏生は手術室に運ばれて行った

    私には祈るしかできなかった…
    「夏生を死なせないで」

    2005-07-22 10:24:00
  • 160:

    愛梨

    どれくらいの時間が流れたのかわからないが手術室の扉が開き担当医が出てきた
    「愛梨ちゃん」
    そう呼ばれ私は担当医に着いて行った

    2005-07-22 10:25:00
  • 161:

    愛梨

    「今から言う事を落ち着いて聞いてください」
    そう言われた…

    涙が流れた

    2005-07-22 10:27:00
  • 162:

    愛梨

    「夏生くんは生きてます…」その言葉を聞き私は嬉しかった
    「でも…もう目を覚まさないかもしれない…もし目が覚めたとしても…何らかの形で障害が残るかもしれない」

    頭が真っ白になった…

    2005-07-22 10:29:00
  • 163:

    愛梨

    担当医は続けた
    「夏生くんね最近ずっと調子が悪かったんだ。愛梨ちゃんには言うなって言われててね…そして今朝夏生くん勝手に病室ぬけだしてしまって…」

    私のせいだ…

    2005-07-22 10:32:00
  • 164:

    愛梨

    私の誕生日なんかどうでもよかったのに…

    私はそのまま夏生の眠る集中治療室へ向かった

    2005-07-22 10:33:00
  • 165:

    愛梨

    硝子ごしに見た夏生は機械に繋がれ酸素マスクをしている事以外いつもと変わらなかった
    「夏生…」
    私は泣いた
    もぅ涙が枯れてしまうんじゃないかってぐらい泣いた

    2005-07-22 10:36:00
  • 166:

    愛梨

    その日私は家に帰った

    留守電を聞くと何かのお店からだった

    夏生が何か予約してたみたいだった

    2005-07-22 10:38:00
  • 167:

    愛梨

    お店の場所を聞き行くとそこはアクセサリーショップだった

    店員さんの持ってきたものはペアリングだった…
    私は唯泣く事しかできなかった

    2005-07-22 10:40:00
  • 168:

    愛梨

    今日はここまでです

    2005-07-22 10:41:00
  • 169:

    希望

    めちゃ切なぃ(つД`。)゜けどめちゃ読みゃすぃし分かりやすぃ(人´∀`)
    ガンバって下さぃね?

    2005-07-22 11:12:00
  • 170:

    名無しさん

    ??ぉレノ?

    2005-07-22 18:55:00
  • 171:

    愛梨

    希望さん、173さん
    ありがとう☆
    頑張ります

    2005-07-29 03:16:00
  • 172:

    愛梨

    夏生が眠ってから数日が経った…

    夏生は目を覚まさない
    私は何も食べれず、眠れずに居た

    2005-07-29 03:23:00
  • 173:

    愛梨

    相変わらず病院には朝から面会時間の間中居た

    夏生が動かない事以外は何もかわらなかった…

    2005-07-29 03:25:00
  • 174:

    愛梨

    毎日、夏生を見るのが辛かった
    機械まみれの夏生…
    生きてるの?唯、生かされてるだけなんぢゃ…
    そう思う事が増えていた

    2005-07-29 03:28:00
  • 175:

    愛梨

    あの日私はいつもと違った
    カバンの中には今までためこんで居た睡眠薬などを粉砕したものが入っていた
    致死量ほどはあった

    2005-07-29 03:30:00
  • 176:

    愛梨

    いつもの様に病院に入り夏生にしゃべりかけた

    「もう終わろっか?私も夏生も…」
    そう言って薬を口にした

    2005-07-29 03:31:00
  • 177:

    愛梨

    スイッチを切ってしまえば夏生は本当に死んでしまう
    それで楽になれるやんね
    私も夏生も…
    そう思いながら夏生を見ていた

    2005-07-29 03:33:00
  • 178:

    愛梨

    ―ガラガラ
    予想外の訪問者
    何か言っている…
    あ、夏生のお母さんだ

    2005-07-29 03:35:00
  • 179:

    愛梨

    そこからの記憶はない

    ―ピッピッピッ
    機械親で目が覚めた
    見慣れた白い天上に酸素マスク…

    2005-07-29 03:37:00
  • 180:

    愛梨

    あの日から3日後、私はICU(集中治療室)で目を覚ました…

    また、死ねなかった…

    2005-07-29 03:39:00
  • 181:

    愛梨

    今日はここまでです
    少なくてすいません
    中々思う様に更新ができなくてペースが遅く本当にすいません…

    2005-07-29 03:40:00
  • 182:

    愛梨

    遅くなってすぃません。
    もぅ見てくれてる人居ないかもしれないですが書いて行きます

    2005-08-09 22:22:00
  • 183:

    愛梨

    あの頃の私の精神状態はもうボロボロだった
    いくら話かけても機械音がしているだけの部屋…

    夏生とまた話せる時はくるの?

    2005-08-09 22:24:00
  • 184:

    愛梨

    そうしている間にも時間だけは経っていった…
    夏生の手はこんな温かいのに、髪も伸びてるのに
    どうして目を覚まさないのだろう…

    2005-08-09 22:26:00
  • 185:

    愛梨

    夏生と出会って2度目の夏が来た…
    独りぼっちの夏
    相変わらず私は毎日夏生の病室に通って居た

    2005-08-09 22:45:00
  • 186:

    愛梨

    8/1夏生の誕生日
    私は病室に居た。
    「夏生!おめでとう。もうハタチやん!おっさんやなぁ」そういいながら泣いたっけ

    2005-08-09 22:47:00
  • 187:

    愛梨

    するとそこに夏生のママが来た
    「愛梨ちゃん、ありがとうねぇ…おばちゃんな今までずっと愛梨ちゃんに言うてなかった事があるんよ」そう言ったママは悲しそうだった

    2005-08-09 22:49:00
  • 188:

    愛梨

    「言ってない事って何?」
    「落ち着いて聞いてな…」そう言ってママは話始めた

    夏生のパパと離婚する事になった事。夏生が眠ってから夫婦仲は悪化する一方だったらしい…

    2005-08-09 22:52:00
  • 189:

    愛梨

    話ていく間に次の言葉を聞き私は絶望した…
    「夏生の機械をとめなあかんねん」
    生命維持の機械のお金はありえないくらいにかかる。夏生パパの会社の経営状態は悪くもう払えないとの事だった…

    2005-08-09 22:55:00
  • 190:

    愛梨

    ママはそのまま話続けた…
    悲しい事実を…
    「おばちゃんな癌なんよ…進行してしまっててもう長くないねん」
    ママが居なくなる…?

    2005-08-09 22:56:00
  • 191:

    愛梨

    「ママ…機械とめる事先生に言った?あと入院しぃよ!!」
    機械の事はまだ主治医には言って居ない事、私と夏生が心配で入院できずに居た事を話てくれた
    私はママに付き添い入院の手続きに行った

    2005-08-09 22:59:00
  • 192:

    愛梨

    ママは次の日から入院する事になった…
    一緒にママの家に帰る途中、私は言った
    「私なんとかするから、夏生の機械とめんといて!」ママは困った顔で言ったっけ「愛梨ちゃん、自分の人生大切にしないと…」
    「私には夏生が大切やねん!夏生が生きる意味やねん!お願いやから…」

    2005-08-09 23:03:00
  • 193:

    愛梨

    「愛梨ちゃんのキモチはわかったよ。でもどうするつもり?」ママに聞かれた
    「明日話すわ」
    そう言ってママと別れた
    一つの決意を胸に秘めて…

    2005-08-09 23:05:00
  • 194:

    愛梨

    私は家に帰り知り合いの森さんに連絡を入れた
    「愛梨ですけど、お金が必要なんです。仕事紹介して下さい!どんな仕事でもいいです」
    「お前言うてる意味わかってるか?とりあえず今から事務所こい」
    森さんはあっちの世界の人で昔からよくしてもらっていた

    2005-08-09 23:08:00
  • 195:

    愛梨

    今日はここまでです

    2005-08-09 23:14:00
  • 196:

    まり??

    初カキコ?です? 初めまして???なんか元気ナィ様ですケド、見てるんで頑張って?さいネ??また覗きます??

    2005-08-10 00:46:00
  • 197:

    愛梨

    まりさん、ありがとう☆

    2005-08-12 00:08:00
  • 198:

    愛梨

    森さんの事務所へ向かい、全てを話した
    「本間にその男、好きなんやな。紹介したる」
    そう言い森さんはどこかに電話し始めた

    2005-08-12 00:10:00
  • 199:

    ぁき

    毎日楽しみに読んでるょ☆できたら最初みたくもっと書いて下さいm(._.)m

    2005-08-14 12:54:00
  • 200:

    名無しさん

    更新へりすぎやわ

    2005-08-15 17:18:00
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