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絆-Kizuna-

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  • 1:

    頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m

    2005-06-26 01:28:00
  • 511:

    冷蔵庫から缶ビールを二本取り、私とレイは乾杯した。いいことがあると缶ビールでもめちゃくちゃおいしく感じる。こういうお酒なら毎日でも飲めるな。
    「これで良かったのかな?アタシ、彼女から健にい取ることになるんだよね。人傷つけるのっていい気はしないね」
    レイが複雑な顔をしてそう言った。
    「うん・・・でも仕方ないよこればっかりは。誰も傷つかない恋愛が一番いいんだろうけどさ。幸せつかむなら何かを犠牲にしなきゃなんない時もあると思う。だから傷つけた人の分も絶対幸せになんきゃ。でも恋愛って深いよねーホント」

    2005-08-09 04:13:00
  • 512:

    何かを犠牲に・・・か。私も人を傷つけた。晃太のそばにいたかったから。
    私は英二を傷つけたんだよね。人を傷つけてまで手にした恋愛はこんなものだったんだろうか。そうじゃないよね・・・必死になって守らなきゃいけないはずなのに。大切にしなきゃいけない気持ちなのに。
    何を見失ってしまったんだろう。つまらない嫉妬や強がりで目の前が曇って見えなくなってたのかな。

    2005-08-09 04:20:00
  • 513:

    嬉しそうにメールを返すレイを見ながら恋愛の儚さを感じた。
    女の子は恋愛すると分かりやすいなぁって。すぐドキドキしたりちょっとした小さい出来事でも飛び上がりたくなるくらい嬉しかったり。
    たった一言で一日中幸せな気持ちでいれたり。この人とずっと一緒にいたいって何より大事に思ったり。
    でも喧嘩するとムカついて大ッキライってソッポ向いたり言いたくないことまで言っちゃったり。ヤキモチ焼いて悔しくなったり。不安が募って苦しくなったり。泣いても泣いても涙が止まらなかったり。
    そういうのが当たり前になるんだよね。

    2005-08-09 04:34:00
  • 514:

    人は生まれてから死ぬまでの間たくさんの人に出会って色んな恋愛をするけど、最後の本当の運命の人に出会うまできっと気付かないんだろうな。
    何があっても壊れない気持ちが見つかるまで。私もたくさん恋はしてきた。おままごとみたいな中学生時代の付き合いから始まったっけ。
    それから何人か付き合ったりもしたけど・・・。ちゃんと本当に付き合ったなぁって思えるのは英二だけだ。三年間ずーっと思ってた。英二と結婚するんだって。
    でもそうじゃなかった。今の私には晃太がいる。だから先のことなんて分からないんだよね。

    2005-08-09 04:43:00
  • 515:

    一ヶ月後、一年後、三年後、五年後・・・どうなってるかなんて誰にも分からない。でも晃太を選んだのは他の誰でもなく私なんだ。今は自分の気持ち信じなきゃ。
    それから私とレイはくだらない笑い話をしながら朝まで語り続けた。眠気がきたのも忘れてて二人してそのままリビングで寝てしまっていた。
    (ピンポーン)
    お昼過ぎにチャイムの音で目が覚め、レイを起こさないようにインターホンのカメラ画像を見ると晃太が写っていた。
    「あ、ハイ・・・」

    2005-08-09 04:50:00
  • 516:

    「由里?ごめん寝てたよね」
    「あ、ううん大丈夫」
    「昨日さ、えっと、ごめん。謝りに行ったのにあんな帰り方して」
    「うん。全然大丈夫。っていうか由里もごめんね。ただのヤキモチだった。今オートロック開けるね」
    「あ!いいよもう球場行かなきゃなんないから。さっき電話したんだけど出なかったからさ、気付いたらここまで来てたんだ。だからもう行ってくるよ時間ないし。あ!ベランダ出て」

    2005-08-09 04:56:00
  • 517:

    ベランダ?そう思いながらインターホンの受話器をおいてベランダに出ると、下から晃太が手を振っていた。元気だなぁなんて思って手を振り返した。
    「いってきまーす」
    晃太は近所迷惑ってぐらい大っきな声で叫ぶと手を振りながら車に乗り走って行った。
    こういうことサラっとできちゃう晃太ってやっぱりいいなぁ。ただ謝りにだけ来て帰ってくなんて・・・。かっこつけじゃないんだよね。かっこ悪いことだって気にしないでできちゃうんだもん。

    2005-08-09 05:05:00
  • 518:

    「何してんのー?」
    寝ぼけた声でレイが私に言った。顔にはカーペットの跡がついていた。
    「ん?あ、今ねー晃太来てたの。仲直りしたよ♪やっぱり晃太超カッコイー。っていうかレイ顔ブツブツの跡ついてるよ(笑)」
    「ハハハっ朝からおノロケかー♪アタシも由里も昨日の落ち具合と雲泥の差だね」
    本当にそのとおりだ。

    2005-08-09 06:30:00
  • 519:

    「ねー今日さぁ、お店休んで野球見にいこーよ♪それからムーンいこっ♪」
    「えー?本当に?」
    そんなこんなでレイの一言から今日の予定は一気に決まった。私は晃太に見に行くとメールを入れると、この前みたいにチケットを出してくれると返事がきた。それから軽くご飯を作ってレイと食べていた私は昨日マネージャーに言われたことを思い出した。
    “お前とレイはうちの二枚看板なんだ”って。

    2005-08-09 06:37:00
  • 520:

    私達が休めば利益が落ちる。そう言われたも同然だった。でもホステスってゆう仕事の終着点がすぐそこにきているなぁと感じていた。
    バリバリ働いて売り上げをあげていることに楽しみや満足感を感じていた頃とは全く変わってしまった。晃太も「やめてほしい」とはハッキリ言わないけど、そう思っているのが痛いほどよく分かる。
    レイはどう思っているかは分からないけど、今の私達はお互いの存在があるから辞めずに続けてるんだろうなぁって。

    2005-08-09 06:44:00
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