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☆☆記憶☆☆
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1:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
それは、私達親子の幸せな生活に音もなく忍び寄ってきた。
(サヨナラ、言うのも忘れてた…)2006-01-24 11:03:00 -
2:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
今回はフィクションなので話や登場する人物は全て架空です。
私は中野美香28才、現在はシングルマザーで母と五歳になる娘の愛と実家で暮らしていた。
ある日数年前に離婚した元夫に話があると近所の喫茶店に呼び出された。そこには再婚相手だという女が一緒に来ていた。 話と言うのは、彼女には子供が出来ないらしい。 (だからって今更娘を……愛を引き取りたいですって…?)2006-01-24 11:23:00 -
3:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
動揺した私はミルクティーに砂糖を入れたことを忘れ、二度目の砂糖を入れてしまった。 それを見ていた再婚相手が笑ってこう言った。「美香さんて相当の甘党なんですか?それとも…クスッ、ボケちゃってるんだったりして〜?」 私はムッとしながら「娘は絶対に渡しませんからっ!」とだけ言って席を立った。 (何なのあの女?ボケちゃってるだなんて…冗談にしても失礼すぎる!) 私は苛立ちを抑えながら家へ帰った。 美香「ただいまー。」母「あら、おかえりっ!何だったの?あちらさんの話って?」 美香「………。」 母「あぁ、私の孫もいよいよ山田医院の跡取りだと思ったのに、やっと楽できると思ったのにねぇ」 美香「……。ごめんねお母さん、私そろそろ幼稚園に愛のお迎え行って来るから…」
2006-01-24 11:41:00 -
4:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
いつもの嫌味から逃げるように家を出た。━━━━━━━━お母さんは変わった…。━━━━━━━━早くにお父さんを亡くしてから、私を育てる為にこのクリーニング屋で働き通しだった。 だから私が山田医院の跡取りの亮一さんと(元夫)結婚が決まった時は、「世の中悪いことばかりじゃないね!」と大喜びしていた。なのに亮一さんが外に女を作って、出戻ることになっちゃって… 以来すっかり働く気も失せて、今だに孫の愛が山田医院の跡取りになることばかり夢見てる。 そんな母にさっきの話は絶対に言えない…(だって、愛は私の宝物なんだもん!)
2006-01-24 11:54:00 -
5:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
また後で更新します!誰か読んでくれてるかなぁ?
2006-01-24 11:58:00 -
6:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
続き↓
憂鬱な気分のまま幼稚園に着いた。(ダメだっ、愛の前でこんな顔してちゃっ!) 美香「愛〜今日も幼稚園楽しかったぁ?」精一杯笑って言った。 愛「うん!楽しかったよ〜ママあのね‥」--ズキンッッ---- 美香「痛っ…!!」 愛「ママ〜?どうしたの…?」 美香「ごめんごめん。何でもないのよ!」 (どうしたんだろう私?この所たびたび頭痛に襲われる…。) 頭を抱えていると、「中野さ〜ん!!」 仲良しグループのママ達2人(マリママ、歩ママ)に呼び止められた。美香「あっ!こんにちは〜」 マリママ「このスモックありがとうね!仲良しのお友達とお揃いでマリも大喜びよ!」歩ママ「ウチもよ〜!幼稚園に行くのが待ちきれないみたい!しかも手作りとは思えない程上手だしーっ!」 美香「そんなぁ〜(照)喜んでもらえて良かったです!」 (徹夜した甲斐があったわ!) 愛「ねーママ今日みんなでマリちゃんちに行くの〜!」 美香「え?でもママお仕事があるし…」 マリママ「いいじゃない!帰りは私がお宅まで送ってあげるし!」 美香「いつもすいません2006-01-24 12:42:00 -
7:
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あぼ~ん -
8:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
そして私は1人で家に帰って来て、クリーニング屋の仕事の合間にバックを作っていた。 するとお客様が入って来た。美香「いらっしゃいませ〜!」 「ねーこの前のセーターもぅ出来てるかしら?控え伝票なくしちゃったんだけど、わかるわよね?」 美香「あっ、はい…。」 (えっと…顔はよく知ってるんだけど名前が出てこない…。) すると丁度いいタイミングで母が奥から出てきてくれた。 母「あら〜林さん!赤いセーターでしょ?もうできてるわよ!」 (そうだ!林さんだ!数十年来の常連さんの名前をド忘れするなんて…) 「ボケちゃったりしてるんだったりして〜!」 --------えっ?------ 突然聞こえた声に驚いて入り口の方へ目をやると、、、 亮一さんの再婚相手???何で?どうしてここにいるの? ビックリした私があたふたしていると、 林「あっ、アレよっ!あの赤いセーター」 美香「はっ、はいっ!」セーターを受け渡し終わると、もうあの女はいなくなっていた。 (まずいな、疲れが溜まってるのかな?)
2006-01-24 13:02:00 -
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あぼ~ん -
10:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
最近、多忙な毎日な上に徹夜なんかしたせいかな…?何て思い気にするのはやめた。 母「あっ!後コレっ、明後日の2時頃配達してくれる?」 美香「うん、わかった2時ね!」 (気を引き締めなくちゃ!) 忘れないようにメモをとって、目立つ所に貼っておいた。美香「これでよしっ!」
2006-01-24 16:35:00 -
11:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
そして2日後…… 母「ちょっと美香っ!?何やってんのよっ?今日の2時に配達頼んだでしょっ??」 美香「あっ!!!!」 母「もー、しっかりしとくれよ!自分でメモ貼ったくせにー」 (やだ!すっかり忘れてた…!) 美香「ちょっとボーっとしてたみたい!今行こうと思ってたのよ?」私はとっさに言った。 母「ついでに愛のお迎えも行っといで!」 (そうそう、アレ持って行かなきゃ!やだ…ないっ!?ここに置いてたのに!) 美香「ねー!お母さんアレどこやったの?」母「え〜?アレって何よ?」 美香「アレよアレっ!私が作った…、1つずつラッピングしてあったでしょ?」私は一瞬物の名前まで忘れてしまった自分に驚いた。 すると、、、 美香「キャーッッ!!!」 窓の外にまたあの女がいた! そう亮一さんの再婚相手……。 (なっ、何で彼女が庭に……?) ━━━ドクン、ドクン、ドクン━━━━。私はその場に真っ青な顔して立ち尽くしていた。 母「ねぇ美香、あんたが探してるのってコレじゃないの?」--- ビクッ!!----美香「そっ‥それよりお母さんっ、にっ…庭に…」 母「えぇ?庭?庭
2006-01-24 16:57:00 -
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あぼ~ん -
13:
里奈 ◆3vDZCZDkIM
ちょっと休憩入れます(^_^)また夜更新しますねっ!
2006-01-24 17:05:00 -
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里奈 ◆3vDZCZDkIM
続き↓
頭の中が混乱した。。。ボーっとさっきの出来事を思い出しながら歩いていたら、いつの間にか幼稚園に着いていた。 愛「ママーっ!」砂場で遊んでいた愛が私に気がついた。マリママ「あら、中野さん!」歩ママ「こんにちわ〜!」 美香「あっ!みなさん丁度よかった!バック出来ましたよ!」 マリ、歩「わぁ〜い!!見た〜い!」 --ガサガサ----- 2人は包みを開いた。マリママ、歩ママ「何コレ…?」 美香「え…?」 中から出てきバックを見て私は驚いた! ちゃんと縫い切れてなく、付けたハズのファスナーも取れかかっていた。 (嘘…!?何で……?) マリママ「……嫌なら嫌って言ってくれればいいのに…。」 歩ママ「ねぇ…何もこんな…。」 美香「ちっ‥違いますっ!!私、知りませんっ!私はちゃんと…。」 マリママ、歩ママ「お返しするわっ!」 美香「待って下さいっっ!私は本当に…」 (どっ‥どうして…?)2006-01-25 00:03:00 -
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あぼ~ん -
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あぼ~ん -
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あぼ~ん