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強がり。
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1:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
ケンジと出会ったのは18の冬。まさかあなたにこんなにも沢山の事を教えてもらえるとはあの時は思ってもいなかったょ。
2006-01-24 04:56:00 -
2:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
18になるまでそれなりに恋愛もしてきた。忘れられない人もいた。でもあたしはどこか全てにおいて一歩距離を置いていたと思う。それはあきらめというか、なんというか… 家族 友達 恋人 期待するだけどうせ自滅する。いつからだろう。笑うことしかできなくなったのは。
2006-01-24 05:01:00 -
3:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
次第に私は自分を見失い、夜眠る事が出来ずに学校にも行けなくなったりして自分の体を傷付けるようになった。そんな私を見て母は怠けていると怒り泣き喚き、兄は相変わらず暴力を奮い、父はというと全く無関心。その時そこに家族なんてものは存在していなかったと思う。
2006-01-24 05:17:00 -
4:
名無しさん
自分だけの空間。足音に脅える事もなく、生活の全てを自分がするかわりに何をしても何もされることがない空間。一人の孤独感よりも私は解放感に満ち溢れた生活を送っていた。それでも熟睡して眠れる事はなく、薬に頼って数時間の睡眠、夢にうなされたり、フラッシュバックが起こったりでいつしかリスカやODを繰り返すしかなくなっていた。
2006-01-24 05:32:00 -
5:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
それでも外に出ると平然を装い週6のバイトもなんとかやっていたある日、同じバイトのタケシにドライブに誘われ軽い気持ちでOKした。実家の時は厳しくて夜に遊びに行く事なんて出来なかったので一人暮らしをし始めてからは毎日のように夜中遊びまくっていた。
2006-01-24 05:36:00 -
6:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
バイト上がってタケシが家まで迎えにきたので外に出るとタケシの他にもう一人男が助手席から降りてきて、にこやかに「どうぞ☆」と扉を開け招いてくれた。そいつは髪が肩ぐらいまでのサラ?ストレートで顔もむっちゃ濃かった笑。だから私は笑顔で返しながらも(ホストかょっ!きもっ?)と思いつつ車に乗り込んだ。だから第一印象は最悪だった。
2006-01-24 05:42:00 -
7:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
タケシとは昔からの友達みたいに気軽に喋れる仲で、アプローチされてる感はあったが私は友達としてしか見れてなかったのでその辺はほっといた笑。車の中ではタケシが運転、その横に私、後ろにケンジという感じで結構すぐに和み、その日は滋賀の心霊スポットに行く事になった。私はそーいうのが好きだけどかなりの怖がりでトンネルに着いても中には入らず二人を写メったりしてた。
2006-01-24 05:48:00 -
8:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
一通り何もなく終え車に乗り込もうとすると「俺また後ろ一人で寂しいし〜?」とケンジが言ったので「じゃぁしゃーなしぁたしも後ろ乗るゃん☆」「しゃーなしとか失礼ゃな〜(笑)」みたいな感じで今度はタケシが前一人になった。帰り道さっきとは違い隣にいると二人での会話が増え、色々話してるうちに意外にも見た目とは違ってしっかりしてるんかな…?と思えてきて、印象が少し変わった。
2006-01-24 05:53:00 -
9:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
ケンジは色々な事を知っていて手品をやってみせたり、話を盛り上げるのがすごくうまかった。ぶっちゃけ女慣れしてる、というか女のココロを掴みやすい話術っていうか。。私は結構人を観察する癖があるみたいなのでまぁまぁそんな事も考えたりしていると場の流れで怖い話になり怖がりな私はついケンジの手首をぎゅっと掴んだ。するとケンジは「痛いからこっち掴んで」と私の手を自分の手で握り締めてくれた。
2006-01-24 05:59:00 -
10:
まぃ ◆.Lciwk7DRs
2週間後くらぃにまたタケシから誘われた。その前もタケシと二人で遊んだのだがその時にタケシから告られ元カレが忘れられないからとか曖昧に振ったので(好きじゃないとは言えず)二人は嫌で「誰か連れてきてや〜ぁたしも連れてくし☆」とか言って4人で遊ぶ事になった。バイトの友達を家に呼び、いつも通り迎えにきてもらって外に出るとケンジがいた。
2006-01-24 06:10:00