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君が残してくれたもの
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1:
優海
苦しかったの?淋しかったの?何で話してくれなかったの?一人が嫌だったの?
私じゃだめだった?君は一人なんかじゃなかったのに………。2006-01-19 03:55:00 -
11:
優海
タバコの火を消すと、いつものように仕事に行く準備をする。お風呂に入り、ご飯を食べ、化粧をする。毎日の繰り返し。
平凡な生活こそが幸せなのだ、と誰かが言っていたような気がする。テレビだったのか、雑誌だったのかそれとも周りにいた大人達だったのか…。それすらも忘れてしまったけれど、あの言葉は本当なのか?もしも本当ならば、あたしは幸せなはずだ…。嫌気がさすほどに平凡なのだから。
毎日が変わらない。何もない。
さぁ……仕事の時間だ。2006-01-20 01:37:00 -
12:
優海
「眠らない街」大阪に出てきて、納得することができたこの言葉。大阪ミナミには、星さえも出ない。こっちに来たころはそれが不思議でよく空を見上げていた。
ミナミの夜空は、永遠に続く夕焼けのようで、それが人々を狂わす気さえしたものだ。今のあたしは、そんなミナミの一部になってしまったのか。それとも本当に狂ってしまったのか、空を見上げることなんてなくなった。
まるで、空があることを忘れてしまったように……。
この街の住人達は少なからず皆一緒だろう。その証拠に、店につくまでにすれ違った人の一人として上を向いた人はいなかった。2006-01-20 01:54:00 -
13:
優海
カリン「おはようございます。」
消え入るような声で、そう言いながら待機室に入る。もう何人かの女の子が、思い思いのことをしながら仕事が入るまでの時間をつぶしていた。
あたしはいつものように、いつもの場所で座って、雑誌を広げる。特に興味もない記事をとりあえず読んでみる。それ以外にすることがないから。
あたしは基本的に、他人と話しをするのが苦手だ。これは今に始まったことではないのだが、夜の仕事をやりはじめてから余計に苦手になった。そんな性格だからだろう。みんな一度は喋りかけてくるのだが、二度目はない。
だからお店で話す子なんていなかったし、あたしはそれが楽だった。2006-01-20 02:11:00 -
14:
優海
そう……この日までは。
「おはよおございまぁぁす!」
待機室のドアが勢いよく開くと、底抜けに明るい声が響いた。待機をしていた女の子達がビックリして振り向く、もちろんあたしも。
振り向いた先には、天使がいた。
いや、天使のような女の子が一人たっていた。背が小さくて、華奢な体つき。透き通る程に白い肌。目は丸く大きくて、髪は栗毛でサラサラ………。2006-01-20 10:35:00 -
15:
優海
「はじめましてッッ!!リンです☆よろしく♪」
このリンとの出会いが、あたしを変えることになるなんてまだ全く気付いていなかった。
リンは本当に明るくて、可愛らしくて、あたしは何となくいらつきを押さえていた。この気持ちは嫉妬?嫉み?
リン「カリンさんですよね!?リンです☆仲良くして下さい♪」2006-01-20 10:46:00 -
16:
名無しさん
がんばってね☆
2006-01-20 13:43:00 -
17:
優海
16さんありがとう?
リンは人なつっこい笑顔であたしに話しかけてくる。昔拾った子犬のことを思い出した。
あたしの家は母子家庭で、母親は水商売をしながらあたしを育ててくれた。お世辞にも良い生活とは言えなくて、母はかなりしんどい思いをしてあたしを育ててくれたんだと思う。 誰も頼ることなんてできない、泣き言なんて言っていられない。 そんな生活は母に以上なまでのストレスを与えていたんだろう。2006-01-20 14:09:00 -
18:
優海
あたしが小学校の4年になる頃から母は少しずつ酒に溺れていった。
六年生になる頃には完全にアルコール依存症になっていた。 仕事にも行かず、ただ毎日、毎日酒を飲む日々……。
「お母さんね、もう疲れちゃったのよ……」
母はこの言葉を何度もつぶやいた。何度も…
そんな毎日が続くある日、学校から帰る道に小さい雑種の子犬がいた。特に犬が好きなわけでもないし、うちじゃかってあげれるわけもない。あたしは当然のごとく素通りすることにした。2006-01-20 14:20:00 -
19:
名無しさん
気になる?頑張ってね?応援してるよ?
2006-01-20 14:37:00