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太陽の笑顔
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1:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
ルナ
この町でのあたしの名前…。
18歳、ホステス。2006-06-23 03:05:00 -
2:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
もう何年になるだろう。
この町に来て。
16歳で、田舎を飛び出したあたし。行くあてなんてなくて…ただ、ただ都会への憧れだけでこの町に来た。
そう…この大阪…ミナミ。2006-06-23 03:08:00 -
3:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
「失礼しまぁ〜す♪ルナです♪」
お決まりの笑顔と仕草でお客様に差し出す名刺。
もう何枚渡したのかなんて記憶に残っていない。
感情なんてとっくの昔にどこかに忘れてきちゃったのかな?今のあたしは、次々に名刺を差し出す、スマイルロボット。2006-06-23 03:13:00 -
4:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
「おつかれ〜!バリ疲れたわ〜!!」
同僚のリナが、足元をふらつかせながら更衣室に入ってきた。
「リナ〜あんただいぶ酔ってんちゃん?大丈夫なぁん??笑」
「いけるいける!!今から飲みに行くねんし〜♪あっ!!ルナも一緒にいこや!!」2006-06-23 03:18:00 -
5:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
リナは、彼氏のお店に飲みに行くと言う。
あたしは少し考えた。リナの彼氏の話しは、前々からちょくちょく聞いていたから。
彼女の彼氏は、ホストなのだ。
ホステスの男版であるホスト。あたしは、自分がホステスなのにホストには良い印象をもっていなかった。2006-06-23 03:22:00 -
6:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
ホストと言えば、女を騙して骨までむさぼる…なんて昼ドラのようなイメージがあるのだ。
「あははっ!!ルナ!あんた本間おもろいわ!!昼ドラの見すぎちゃん!?笑」
「………笑いすぎやわ。よしっ!!ほな一回だけ行こか!!」
これがあたしの地獄の入り口だった…。2006-06-23 03:26:00 -
7:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
リナと化粧なおしをしてからホストクラブへと急いだ。
「なんや緊張すんねんけどー!!」
「ルナが緊張!?ありえへんしやー♪笑 まぁ、初回飲み方だいやし、ビールでもキュッとやっときや!!」
そんな会話をかわしているうちにお店についた。2006-06-23 03:30:00 -
8:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
「イラッシャイマセ━━!!」
扉を開けた途端に響くバカでかい声に一瞬ひるむ。
リナは慣れた足で、案内なれた席の方に歩いて行く。
店内は、薄暗い証明の中にブラックライトが光り、トランスが流れている。箱的には、そこそこなのだろう。流行っているのか、ほとんどの席が埋まっている。2006-06-23 03:36:00 -
9:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
「リナ!!おはよう!!友達か?」
髪の毛をきっちりセットした、いかにもホストな男が話しかけてきた。
「おはよう♪うん!店で一緒のルナやで!!話したことあるやろ?」
「あぁ!ルナちゃんか!!はじめまして☆俺、シュウ。よくリナがルナは可愛いって聞いてるで♪」2006-06-23 03:43:00 -
10:
ルナ ◆RjbVzNSpeA
きっと彼がリナの彼氏なのだろう。何だかリナがいつにも増して可愛く見える。
「はじめまして♪あたしもよく聞いてるで♪男前やって!!話しで聞くより男前で、うちメロメロなってまうわ〜笑」
「あははっ!!るなちゃんおもろいな♪とりあえず、何飲む?」2006-06-23 03:47:00