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幸せの色。
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1:
◆ObanGQEW7M
10月―ミナミ
寒い、昨日までとは打って変わって寒い。
アキは自転車で店まで向かっていた。
アキの家から、アキがレギュラーで勤めているキャバまでは自転車で10分くらいだった。2005-11-02 04:59:00 -
61:
◆ObanGQEW7M
「オレもそれはあると思うな。」
マサキもうなづいた。
「しかも携帯見たんでしょぉ〜!?水商売で携帯なんて見ちゃだめって事くらい暗黙の了解じゃん!」
彼女は独特の話し方で、まくしたてるように早口で言った。2005-11-03 00:34:00 -
62:
◆ObanGQEW7M
マサキもヒカリサンも、うんうんと納得している。
「そっかぁ〜…なんか目からウロコ。」
アキの一言にマサキが笑った。
「落ち着いた?」2005-11-03 00:36:00 -
63:
◆ObanGQEW7M
「うん…ありがとう……でも、アキ結局カレシの事傷つけてばっかで…すごいごめんねって気持ちで…次付き合う人には、絶対同じ事しちゃだめやなって思うし…」
「アキチャン、切り替わり早いなぁ〜!次の人の事まで考えてるって、やっぱカレシに冷めてたんちゃうん。」
ヒカリサンはすかさずアキにつっこんだ。2005-11-03 00:41:00 -
64:
◆ObanGQEW7M
ヒカリサンの一言で皆が笑った。
アキもヒカリサンもマサキも、結構酔っていた。
後から来た2人はユキサンとダイチといって、ダイチはグロウの隣のバーの店長らしい。ユキサンは新地のホステスでダイチの彼女。2005-11-03 00:44:00 -
65:
◆ObanGQEW7M
アキが驚いたのは、ヒカリサンとマサキとユキサンが同い年で、アキとダイチが同い年だという事。
「絶対見えない!!」
と力を込めて失礼な事を言うアキに対してもダイチは嫌な顔ひとつせず笑った。マサキより、落ち着いてるかも。2005-11-03 00:46:00 -
66:
◆ObanGQEW7M
5人はグロウで、そうとう飲んだ。マサキがグロウの閉店時間だと言ったらユキサンはダイチの所で飲もうと言ってくれた。
ダイチの所はグロウとは全然違って白く、カラオケもある。
「アキチャンの為にワイン開けちゃう〜♪」2005-11-03 00:49:00 -
67:
◆ObanGQEW7M
ユキサンは上機嫌で白ワインを開けた。
お酒好きなアキにとってワインは苦手な方だが、もうお酒の味も分からないのか2、3杯一気した後、カラオケをしながら焼酎も何杯か一気した。
30分くらいダイチの所で飲んだ後、失恋パーティはお開きになった。2005-11-03 00:52:00 -
68:
◆ObanGQEW7M
アキとヒカリサンとマサキは、またグロウに戻った。
カウンターではなくソファに座り、飲み過ぎただのどうだの話していた。
アキは黒いレザーのソファに横になった…瞬間
「ねぇねぇ、ごめん2人とも!…吐きそう。」2005-11-03 00:55:00 -
69:
◆ObanGQEW7M
ダイチの所では気持ち悪さなんて全然なかったはずなのに、グロウに戻った瞬間、アキのアルコール分解量はピークに達していた。
ヒカリサンとマサキは慌てて袋を用意したりテイッシュを用意したり…2005-11-03 00:57:00 -
70:
◆ObanGQEW7M
一通り吐いた後、アキは朦朧とする意識の中で、カズヤの話をした。
こんな時に思い出してしまうのは、どんな時も一緒にいてくれたカズヤ…。
ふっきれたと思っていたのに、アキの頭のなかにカズヤが溢れてくる。2005-11-03 00:59:00