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━官能━ Dolls
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1:
Я
私の名は、神崎梓。 裕福な家柄の一人娘。 後一月で22歳になる。
2005-04-18 23:45:00 -
2:
Я
誕生日を迎えると同時に私は、妻となる。相手は35歳大手企業の御曹司。
2005-04-18 23:54:00 -
3:
Я
両親は神崎の家柄を守る為に、私の意志など無視して、着々と縁談の話を進めていった。
2005-04-19 00:08:00 -
4:
Я
あと一月…。私には、当時付き合っている彼がいた。もちろんの事両親には、話していない、ぃや…話せるわけがない。私に初めて彼が出来たのが15歳だった。勉強、習いごと、は、毎日の事だったが、その時間の合間に会っていたりした。だが、いつ両親の耳に入ったのか…その時の恋も実る事は、なかった。それからも幾度なく私の恋を実らしてくれる事は、一度足りてもなかった。
2005-04-19 00:27:00 -
5:
Я
私は、結婚する事を、今だ彼に言えないでいた…。彼とは、付き合って早1年半、ほとんど毎日と言っていい程会っていた。彼は、28歳、とても優しくて、とても頼りがいがある。そんな面もあると思えば、少年の様に純で寂しがりやで…私の全てを理解してくれる。
2005-04-19 00:44:00 -
6:
Я
出来れば彼と一緒に遠くへ逃げたかった…。だが、刻々と時間は、過ぎ、皮肉にも運命の日は、明日へと迫っていた。 今日は、神崎梓、私の誕生日…。降りしきる雨の中、家の前には、迎えの車が、数台停まっていた。両親は、きちんとした正装で身をまとい、迎えの車に乗り込んだ。私も、その後を続いて車に乗り込んだ。走り揺れる車の中、ただひたすら窓に降り落ちる雨を眺めていた。
2005-04-19 09:04:00 -
7:
削除削除されますた
あぼ~ん -
8:
Я
ウェディングドレスに身をまとった私を見て、皆口々に言う。『綺麗な花嫁様だこと』『幸せですわねぇ』『ホント御美しいですわぁ』 私は、何も言わず御辞儀をして式場へと向かった。
2005-04-19 09:59:00 -
9:
Я
大きな扉の前に立ち中から漏れる音楽を聴いていた。この扉の向こうには、何が待っているのか…。輝かしい未来?そうこう考えてるうちに扉が少しづつ開いていった。 美しくまばゆい光に満ち溢れた中バージンロードを、一歩、一歩、壇上へと脚を進めていった。【もぅ、後戻りは出来ない。】このことを期に私は、心を持たない廃人へと、変狼していくのであった。
2005-04-19 16:44:00 -
10:
Я
辿り着いた部屋は、最上階、街全てを見渡せれる、ワンフロア全てを使った、特別スゥイートルーム…。私は、部屋を見渡す事なく、真っ先にバスルームへと向かった。 温かいシャワーを頭から浴びた。涙がとめどなく溢れ出る。神崎梓は、もぅいない…。今までの想い出が、脳内を過る。涙と共にその全てが流れていった…。
2005-04-19 17:26:00