小説掲示板トモダチのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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トモダチ

• 1:

  美憂

  ぁなたにはトモダチがいますか？
  私にはかけがえのないトモダチがいます――――――――

  2006-01-06 21:09:00
• 2:

  美憂

  美憂、二十歳。
  王子、二十歳。
  うちらの関係、
  《トモダチ》

  2006-01-06 21:11:00
• 3:

  美憂

  うちらが出会ったのは?の夏。
  昔からあたしはトモダチは広く浅く。−本音をぶつけれるトモダチなんていなかった。
  別に悲劇のヒロイン気取る気なんてなくて、ただ、人と近付きすぎることに不慣れなだけ。

  2006-01-06 21:15:00
• 4:

  美憂

  ?分もしないうちに《おーし》が現われた。
  「久しぶり〜！！ちょぉ聞いてぇ！さなに振られたってぇ?！」
  細くって華奢な可愛らしい男の子だった。サラサラな栗色の髪とくっきり顔が印象的だった。

  2006-01-06 21:43:00
• 5:

  美憂

  あたし以外のみんなはおーしを囲みきゃぁきゃぁ騒いでる。話しを聞くと、《おーし》は美和子の昔の男で、充貴とﾀｹの同中の子らしかった。

  2006-01-06 21:45:00
• 6:

  美憂

  その日は結局、おーしも加わり、朝までカラオケしたなぁ〜。
  
  これが《おーし》との出会い。忘れもしない?の夏の日。

  2006-01-06 21:48:00
• 7:

  美憂

  この日からいつものﾒﾝﾊﾞｰにおーしが加わる事が増えた。あたしもおーしと仲良くなったし、おーしはみんなから好かれてて弟みたいなｷｬﾗだった。

  2006-01-06 21:54:00
• 8:

  美憂

  その頃から、あたしはあまりゆりたちと遊ばなくなった。
  桜が散りかけていた頃―。
  学校からの帰り道、携帯が鳴った。

  2006-01-06 21:58:00
• 9:

  美憂

  誰？？？―登録されてなぃ番号。とりあえず出てみた。
  「もし〜？俺！陸やけどわかる？」―？？リク？？
  
  「あ〜！！おーし？？」
  「せやで★美憂冷たいわぁ〜！登録しとけよ！笑」

  2006-01-06 22:01:00
• 10:

  美憂

  番号交換したん半年以上前やし…一回もかけてこやんかったやん?
  美「ｺﾞﾒﾝｺﾞﾒﾝ！どしたんいきなり。」
  「俺、免許とってん！ドライブいけへん？」
  おーしのいきなりの誘いだった。

  2006-01-06 22:04:00
• 11:

  美憂

  その頃あたしには?つ上の彼氏がいて、なかなかの束縛厳しい人やって、行こうか迷った。けどまぁトモダチだし！いっか。て事でおーしが迎えに来るのを待った。

  2006-01-06 22:06:00
• 12:

  美憂

  おーしと二人で遊ぶのは二回目。一回目は、冬休みにゆりとﾀｹが急にﾄﾞﾀしてきて、しゃぁなしおーしと二人でカラオケ行ってバイバイした。

  2006-01-06 22:08:00
• 13:

  美憂

  そんな事をぼんやり思い出してたら後ろからクラクションが響いた。
  「みぃ〜！！！」
  ニカっと笑って窓から顔を出すおーし。
  「んまｺﾄﾞﾓみたいやなぁ〜！」って言いながら助手席に乗り込んだ。

  2006-01-06 22:11:00
• 14:

  美憂

  おーしはコンビニでジュースやおかしをいっぱぃ買ってて、「まぁ好きなん食べや」ってあたしに差し出した。おーしはモザイクに行きたいって言って、車を走らせた。

  2006-01-06 22:13:00
• 15:

  美憂

  車内では色んな話しをした。
  美和子と付き合ってた頃の話。ﾀｹと女を取り合った話。充貴が昔ﾊﾞｶばっかやってた話。
  おーしとまともにこんなに話たのは初めてやった。
  「みぃの話も聞かせてや。」「いきなりそぉ言われても……」

  2006-01-06 22:16:00
• 16:

  美憂

  「彼氏とはうまくいってるん？」
  「まぁ〜普通やなぁ！ｹﾝｶもたまぁ〜に。逢うのすらたまぁ〜に。みたいな？笑」
  おーしは悲しそうな顔で、「幸せです！って感じはしやんなぁ〜。」っていってきた。
  「まぁ〜絵に書いたよぉな幸せカップルではないかな〜」

  2006-01-06 22:19:00
• 17:

  美憂

  その頃あたしはホストと付き合ってて、まぁ付き合ってたとゆぅかただの趣味くらいにしか思われてなかったのは自覚してた。でもなんとなく離れる事も、本カノと切れて！とせがむこともなかった。
  あの頃のあたしはふわふわしてて…きっと《彼氏》って肩書きの人を必要としてただけ。

  2006-01-06 22:21:00
• 18:

  美憂

  「まぁ、みぃがそいつがいいならそれでいっか！」
  ニカっと笑っておーしがあたしの頭をポンってした。
  「おーしは彼女とどぉなん？」
  「俺？？俺はうまくいってんで〜。」

  2006-01-06 22:25:00
• 19:

  美憂

  「彼女、おーしが女と二人で遊ぶんとか怒らへんの？」
  「…怒る。苦笑」
  「まぁじで？あかんやん！笑」
  「俺、連れとかのが大事やからなぁ〜。」あぁ…確かにおーしはそんなﾀｲﾌﾟ。

  2006-01-06 22:28:00
• 20:

  美憂

  そんなお互いの恋話なんかをしながらモザイクに向かった。
  この日から週２くらいでおーしと遊んだ。
  おーしには何でも話せた。初めてこんなに仲がいいトモダチができた気がした。

  2006-01-06 22:31:00
• 21:

  美憂

  初夏の日曜日、おーしと買い物に行く約束をしてたあたしは準備をしておーしを待ってた。
  突然、彼氏《アキ》から電話がかかってきた。
  「美憂、最近全然連絡くれやんなぁ〜?学校忙しいん？」―おーしとよく遊ぶよぉになってからアキに対する依存？は薄くなってた。アキも気付いたらしぃ。

  2006-01-06 22:35:00
• 22:

  美憂

  「日曜やし、天気いいし遊びいけへん？？」
  「ごめん。トモダチと約束してんねん。別の日誘って？」
  「…おまえ、浮気してんちゃん？！」アキがｷﾚだした…

  2006-01-06 22:36:00
• 23:

  名無しさん

  き

  2006-01-07 02:26:00